みんなのシネマレビュー |
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2. マリグナント 狂暴な悪夢 つか、怖かった!前半はモんノ凄ぅんごく! ――さて、ジェームズのワン監督! もう、ガキの頃に観たホラーのドキドキ感を想い出させて貰えた。 まず、カメラワークとアングルが(個人的に)素晴らしいと思った。 ともかく、ホラー映画としては聊か「こんなのホラーじゃない!嫌だ!」と思う人間もいるかもしれないが俺は好き。 引いた目で見ると、テーマも確りしてたしね。 後半は「ジャンルが変化した創り」だったので楽しく観れたのも嬉しかった。 まるで「80年映画の同窓会」だったね…この映画は。 いや、最初はホラー突貫の監督かなーと思ってたら…実は、ヒーロー映画どころか何でもやれる監督。 あと、死霊館のシリーズは折角、全部揃えてるし、一気に全部ぶっ続けざまに観てみるかな…なんて考えてしまった。 けど、流石ヒーロー映画をも造ってるだけあって、なかなかの展開だった。 結論から言うと…この作品こそ80年代映画の集合体の色目強く!ホラーだけじゃなく、モンスターとかアクション映画も含めてって意味で。 だから、観てて(怖かったけど)、色々想い出しちゃって凄く楽しかったなぁ…。 もし興味があったら、アレ。 是非とも観て欲しい感じです。 観終わると懐かしい気持ちが出るよ。 いや、マジで。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2023-01-03 17:58:31)《改行有》 3. マッドマックス 怒りのデス・ロード ――真似の出来ない奴らがいる。 かのブルース・リー、ウルトラマンでの古谷敏さんの体躯。 そして、メルギブソンが演じるマッドマックスだ。 数え上げたらキリが無いほど他にもいるが…そういう人材ってのが居る。 もう神に愛されたっていうか、そういう人間たち。 今回は、自宅で眠ってるBlu-rayを並べ替えてた。 まだ観てないのが優に200本を超えてると思うんだが……いや、自慢でも何でもなくて、俺はアホの墓標だなーと思う。 そこで、アレだ。 今回はマッドマックスが不意に観たくなり、何を観るかをず――――っと考えてたんだが…そんな時に発見したのは「マッドマックス/怒りのデス・ロード」だ。 前に、映画秘宝で紹介していて「こりゃ観るしかない!」と購入したんだけど…ここ数年ずっと忙しかったんで観るのを先延ばしにしてた。 購入したのは「スチールブック」で彩色版とBlack&Chromeの両方が入ってるヤツだけど……コレって、映画館でやってたのかな? スチールブックと言えば、アレだ。 同じスチールブックで「マーヴェリック」のBlu-rayがAmazonで受付してたんで注文しようと思ったら…速攻で売り切れてやんの! また、アホウみたいな値段(つか転売価格)になってるし…転売ヤーらの餌食になってる。 はぁ~…どこに行っても、迷惑をかけまくる奴が多いな…昨今。 さて、ずーっと観たかったBlack&Chromeを閲覧したが…やっぱ、よく出来てる。 ただ、俺的にはオーストラリア臭とバイオレンス、そしてスピードが漂ってた過去の「1」と「2(ロード・ウォリアーズ)」の方が好き。 でも、まぁ…3はアリだけど同じカテゴリーに並べられないっつーか…(関わってないけど)スピルバーグ的な臭いが強いからね。 怒りのデス・ロードで主演を務めてるトム・ハーディーも頑張っては居るけど…走る時にガニ股じゃ駄目な気がするのよ、俺的には。 やっぱりメル・ギブソンの走ってるバランスっつーか、格好良さには叶わないなー、とマジで思う。 あと、この映画って…死ぬほど観てる俺から言わせりゃ、「2(ロード・ウォリアーズ)」のリメイクなのは皆が知ってる通りだけど、2のマックスはフュリオサ大隊長役の「シャーリーズ・セロン」だな、マジで。 これは、どう考えても、2と同じ同じアングルで映ってるシーンもあるんで…(多分)ほぼ間違いないと思う。 さて、白黒で観る感想だが一長一短。 俺が白黒で観直して凄いなーと思ったのは、(2007年)に公開した「ミスト」が、まず頭に浮かぶ。 最初はカラーで観たってインパクトのせいかもしれないけど、バケモノとかは白黒の方が色合いまで想像させられて、もの凄い恐怖感があったし、白黒ってのが濃霧(ミスト)感が溢れてたと思う。 けど、今回の怒りのデス・ロード【Black&Chrome】に関しては車やウォーボーイズ(山海塾みたいな白い戦闘員)のタトゥーのディティールの詳細が際立ってたってのは有るが、俺的にはやっぱりカラーの方がいいと思う。 あのウォーボーイズってのは、原色な健常者に対し「色を失ってるモノトーン感」が重要なので、あの異常さはカラーの方が絶対際立ってると思う。 あ、勿論イモータン・ジョーもその部類だけど。 つか、ジョーって…いま(あの)宗教団体の問題が出てるから、彼の発言を聞いてると…宗教的な本尊っつーか教祖の指示とか…それを受ける側の心の持ちよう、何を喜びとするように教え込まれてきたか?なんかがジンワリと感じられて…「ああー、こんな作品でも、宗教の簡単なメカニズムが解ってくるんだなー…」なんて考えてしまい、怖いなーと思った次第。 さて、「マッドマックス/怒りのデス・ロード」だけど…カラーもモノトーンも含めいい映画ではある。 けど、マッドマックスは俺にとってメル・ギブソンしかない。 スタッフが頑張ってる「いい映画」だけど、マッドマックスとしては「(俺にとっては)違う映画」ってのが感想。 うーん…中学の時に観たあのアクション…スタントにも「絶対にアレ死んでたよな?!と皆でワイワイ話してたシーン。 そして、最高にカッコいいマシーン「V8インタセプター」に痺れて… それが「2の冒頭で全面破壊」っつー、監督の思い切りの良さに超ビビった。 あと、アレだ。 ヨッペから前売り券を貰って「サンダードーム」を観に行ったのも思い出す。 マッドマックスと共に奔ってたなぁ…マジで。 ――暴力とスピード。 やっぱり凄い作品なんだよな…。 男に尊敬と畏怖を感じられてこそ、マッドマックス。 その金字塔は揺らぐ事は無い。 俺の永遠の世界だ。 .[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-09-11 14:49:30)《改行有》 4. 魔女見習いをさがして 元々”おジャ魔女どれみ”は名前くらいしか知らん。 ほぼ観てなかった作品です。 いわゆる「男の目線」で生きてきた俺。 なので(記憶違いじゃなきゃ)ライダーとか戦隊とかの流れって感じで、チラ見する程度だった…かな。 んで、観るキッカケは、Youtube。 そこで、声優で出演してる松井玲奈のインタビューを観た。 彼女が語る作品に対しての愛情や”どれみを通じて育った子供時代”を語ってた。 喧嘩した友達に「どれみで培ったやり取りで仲直りした」とか……うん、ライダーやウルトラマンで育った俺には(作品は違うが)通じるものがある。 何よりも、涙を流してまで作品を語る気持ちは胸に通ずるものがあった……これは(恥ずいけど)行くしか! って事で、おジャ魔女のファンじゃない俺だけど… 切なくも楽しく見れた。 映画としてや、演出、そして好みはあるだろうけど、俺は純粋に感動したかなぁー…。 おジャ魔女でも、ヒーローでも… 子供の頃「何か」に憧れたなら、きっと届くだろうエンディングだろう。 「う、うわ…俺…俺、おジャ魔女どれみを観て泣くんかぁぁ!!」 アレに涙するのを… うん、恥ずかしいと思わず生きていきたいものです。 また観に行こう。[映画館(邦画)] 8点(2020-11-27 10:23:13)(良:1票) 《改行有》 5. マンディ 地獄のロード・ウォリアー なかなかのカルトっぷりを発揮しとる作品。 そして、文芸からアクションまで、多数のジャンルを渡り歩いてきたコラスケイジの到達点とも言える。 ランブルフィッシュで初めて見て、アパッチやら、コットンクラブやら、リービング・ラスベガスやら… そしてワイルド・アット・ハート後の、ザ・ロック、コン・エアーとかフェイス・オフのような娯楽作もいいなーと思ったけど… やっぱり今作のような狂気を滲ませるキャラが特筆して似合うと思った次第。 ※ウィッカーマンも結構好き♪ んで、作品の評価だけど…人によっては、この映像の雰囲気に好みが解れるだろうけど、俺は前半はめっちゃ好き。 ただ(勝手に広げた妄想のせいで)後半はマイナス点で、残念だけどこの点数です。 物凄くダークサイドに落ちた作品だけど、もっとメリハリをつけ、焦点を絞って作ってりゃ凄かったんじゃないかなー…と思ったり。 もう少し下品だったらネクロストーム社の「アダム・チャップリン」になるんだが、そこまで下品にはならないように留まってるね。 なんにせよ、まったく人に勧められないけど、俺は結構スキ。 特に、前半の雰囲気が、他の作品で酷似してないと思われ堪らなくスキ。 ラスト車の中で、狂ったような笑顔が票に幸せそうでスキ。 前半=8点 後半=6点 って事でこの評価。 新作のカラー・アウト・オブ・スペースも面白かったな…。 あ、一応同じ制作会社なのかな?…カラー的な雰囲気も何か似てて納得。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2020-08-20 22:39:47)《改行有》 6. マザー!(2017) たった今(10分くらい前に)観終わって、脳内整理する前に投稿。 これ点数は0か10しかないだろ、と思った。 だったら、記憶に残る衝撃を貰ったのでこの点数に。 色々と難解なキーワードを読み解くのは、また後で…とりあえず覚書。 強烈な言葉は「貴方は私を愛していない、愛されてる自分を愛してるだけ。」…うん、効く。 この言葉、もっと前に、もっと胸に深く刻んでおけば俺の人生、ちょっとはマシになってたかも。 あと、作風の空気感の変化よ…。 冒頭、朝の風を感じるヒヤッとした心地良さから一転…終盤の汗と硝煙の匂いを感じさせるジメジメとした湿気。 まさに心地良き夢から悪夢に転嫁。 全体的な映像もそう。 何かを象徴する映像なのは容易にわかるが、それがいったい何なのか?を考える以前に俺が見る悪夢そのもの。 そういう映像に出会えると、本当に心に突き刺さるし、他のメディアと違う映画の偉大さを思い知る。 新年早々こんなもん観てしまった…凹みそうだわ。(笑) んでも、だからこそ映画と人生は素晴らしい。[ブルーレイ(吹替)] 10点(2019-01-01 04:05:36)《改行有》 7. マスク(1984) DVDで安売りしてたこの映画を侮っていた。 しかしスタッフを見ればこの感動は、凄く納得出来た。 この監督ってば、あの名作「ペーパームーン」の監督もしてるんだね。 こういう「障害者モノ」って、わざとらしい湿気とか、特別扱いが俺様ちゃんは嫌なんだけど、この作品は違う。 あくまでも普通の人間として扱う視点が素敵なのだ。 …で、映画の感想は一言。 「マジで泣けた」…感動したきゃとにかく観れ。 コレには「押し付けがましい友情」も、「湿気だらけの感動」も無い。 等身大のどうしようもない人間同士が欠点を補って生きて行く様がある。 生きていく事は、こんなにも素晴らしいのだ。 そして…それを自覚した時に限って「失う瞬間」が来る。………だが、それでいい。[DVD(字幕)] 10点(2005-11-13 13:32:49)《改行有》
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