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1. 真夜中のカーボーイ
《ネタバレ》 何をどう頑張ってもうまくいかない時がある。それは仕事のことだったり、他人との付き合いだったり、とにかく全てが空回りしてしまうことだ。だが、その流れがちょっとした人との出会いで変わることもある。田舎から一攫千金を夢見てやってきたカウボーイと社会の最下層に位置づけられているはみ出し者との出会いがその一例である。初めはお互いが信用し合うこともなく、むしろ生きていくための道具としか見ていなかった間柄だったが、次第に心が打ち解けていく。それはお互いが似ているからだったのかもしれない。命の次に大事にしていたラジオを売るシーン(もしかしたら命より大事だと思っていたのかもしれないが・・・)、ジョーがホテルから投げ出された後に数秒映し出される電球が一部かけた太陽のシーン、なんともいえない悲壮感が漂っている。タクシードライバーのようなニューシネマの特徴なのか、この映画には爽快感を与えるシーンは無い。でもかえってそれが心地よくも感じるのは自分だけだろうか。[DVD(字幕)] 9点(2009-03-01 23:27:02)
2. マジェスティック(2001)
《ネタバレ》 ツッコミどころの多い(いい意味で)作品だった。フランク・ダラボン作品特有の決して急がず激しくはないのだが、しっかりとしたストーリー展開に大満足。そして、この作品の主人公はジム・キャリーである必要だったのか。わざわざコメディー王を笑いのないドラマ作品に出演させる必要があったのか。自分は◎だと思う。普段とは違った雰囲気を出すことによりルークとピーターの別人ぶりをよりリアルにさせているような気がする。[DVD(字幕)] 9点(2007-08-01 06:00:31)
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