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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2594
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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21.  ミクロの決死圏 40年も前の映画なので映像に古臭さを感じるのは仕方ないと覚悟していたが、思惑を一転する優れた映像世界に驚いた。当然ではあるがほとんどCGなどに頼らない特撮による体内の描写は、美しさと独創性に溢れている。ストーリー展開にも緊迫感がバランスよく散りばめられた極めて娯楽性の高い秀作。8点(2004-02-04 18:47:40)(良:1票)

22.  ミッション・トゥ・マーズ 宇宙への無限性という、宇宙哲学を語る上では王道的な主題をクオリティの高い映像と共に見せつけてくる秀作であった。宇宙空間の虚無とか未知を精神世界のそれとリンクさせる展開は非常に興味深く、一生命体としての感慨深さを感じた。ティム・ロビンスが早々に消えてしまうのには残念だったが、極めて完成度の高い映画だったと思う。[DVD(字幕)] 8点(2003-12-12 01:19:22)(良:1票)

23.  ミッション:インポッシブル 20年前のこのスパイ・アクション映画は、もはやオールディー的な味わいを醸し出し始めている。 公開当時は、最新のアクション映画として、主演俳優の格好良さを含めてそれなりに満足はしたものの、スパイ映画としてのストーリーテリングにやや物足りなさを感じた。 ただ今回シリーズ最新作の公開を前に改めて観直してみると、娯楽映画としての味わい深さを随所に感じることが出来た。 それは、20年という時を経ても色褪せない普遍的な“巧さ”によるところが大きく、それは即ち今作の監督であるブライアン・デ・パルマの流石の手腕によるものであることを、今更ながらに思い知った。 初見時は、僕自身の映画に対する知識量が少なかったこともあり、キャスティングの巧さを今ひとつ感じられていなかったが、映画冒頭から登場する主人公チームの面々が豪華だ。 そしてのその豪華チームがいきなり初っ端から全滅するわけだから、ストーリーテリング的にもやはり巧い。その後の展開も、このキャスティングの妙を生かしつつ、スパイ映画としての王道的展開をしっかりと踏んでいる。 デ・パルマ監督らしく、カメラワークも当然安定しており、アクションシーンの見せ場もただ派手さだけを追求するわけではなく、緊張感と新鮮味を併せ持っている。 名匠による映画づくりの“確かさ”が、全編にわたって反映されている。 そして、この映画が成功し今なお人気シリーズとして続編が作り続けられている最たる要因は、やはりトム・クルーズの主演俳優として、またプロデューサーとしての存在感の大きさに尽きる。 この第一作時の彼はもちろん若く格好良い。ただそれよりも、20年の月日を経ても主人公としての立ち位置を揺るがすこと無く、格好良くあり続けていることは尊敬に値する。プロデューサーとしてシリーズの商品価値を上げ続けていることも、素晴らしいことだと思える。 シリーズ最新作の鑑賞が益々楽しみになった。[映画館(字幕)] 8点(2003-10-05 23:45:16)《改行有》

24.  見知らぬ乗客 初冬、久しぶりのヒッチコック映画を鑑賞。 列車に乗り合わせた厚かましいくらいにフレンドリーな男が、徐々にその異常な本性を現していく様が怖い。 序盤のシークエンスのみでは、列車内で初めて顔を合わした二人の男のどちらが、この映画の主導権を握っていくのか判別が付きづらい。 というのも、私生活においてトラブルを抱え、明確な「殺意」を表すのは、フレンドリーな“見知らぬ乗客”の方ではなく、主人公のテニスプレイヤーの方であり、彼が激情のあまり殺人を犯してしまうのかとミスリードされる。 しかし、次の展開では、見知らぬ男の方の狂気が、不気味に、淡々と映し出され、主人公と同様に、我々観客も戦慄させられる。 このあたりのストーリーテリングのテンポや間の取り具合が、1950年代の映画としては非常にサスペンスフルで洗練されていると思う。 殺人の舞台となる夜の遊園地や、犯行の瞬間をメガネのレンズ越しに映し出す演出など、流石はアルフレッド・ヒッチコックだと思わせる映画術がしっかりと冴え渡っている。 序盤は「交換殺人」というキーワードを主軸にしたサスペンス映画の様相だったが、男(見知らぬ乗客)の本性が現れてからは、この男がストーカー的に主人公の前に出没し続け、殺人を強要していくスリラー映画として、映画作品自体がその“本性”を現す。 その映画的な塩梅も、古い映画世界に相反するようになかなかフレッシュだった。 テニス会場のラリーの応酬に対して一斉に左右に首を振る観客席の中で、一人微動だにせずこちらを見つめてくる男の不気味さや、ラストの“超高速回転木馬”のスペクタクルに至るまで、終始観客の心理を鷲掴みにして離さないヒッチコック監督の映画づくりを堪能することができた。 そしてその“ラリーの応酬”や、ちょっと“廻りすぎなメリーゴーラウンド”は、映画の中で対峙する二人の男の「運命」を象徴させているようで、そういう隠喩表現も巧みだ。 キャストの中では、サイコパスな殺人者を演じたロバート・ウォーカーがやはり印象的。 非常に真に迫った名演だと思えたのに、名前を聞いたことが無いことを不思議に思ったが、この映画の後に32歳の若さで急死したとのこと。 どうやら少年時代から心に傷を追った生い立ちだったらしく、俳優になった後も妻の不倫やアルコール依存等が重なり、精神的な不安と混乱を抱え続けていたようだ。 そんな彼にとって、この作品の役どころはある意味まさに「適役」だったのだろうが、俳優本人の人生の不遇を思うと複雑な思いにかられた。[インターネット(字幕)] 7点(2020-12-05 00:58:55)(良:1票) 《改行有》

25.  蜜蜂と遠雷 「才能」を持つ者と持たざる者、その境界を描いた話が好きだ。 無論、私自身には特別な才能などなくて、「天才」なんて存在はあまりにも縁遠いものだけれど、物語を通じて、彼らが辿り着く境地に触れ、その視界の一端を垣間見れたとき、何とも芳醇な気持ちになることができる。 そこには、嫉妬や諦観、拭い去れない羨望も入り混じり、かつて自分自身が心から「才能」を欲した過ぎた日々のことも思い出させる。 恩田陸のベストセラーを知らぬまま、本作の予告編を観たのだが、瞬間的に「ああコレは好きなやつだ」と思えた。そして、主演は松岡茉優。そりゃあ観ないわけにはいくまいと思った。 人物たちの背景描写を最低限度にとどめ、本編の大半をコンクールの数日間における若きピアニストたちの「共鳴」で描き連ねた構成は潔く、この物語が持つ性質に対して真摯だったと思う。 主人公をはじめ、メインで描かれる4人がどういう人生を歩み、どういう葛藤を現在進行系で抱えているのかが、非常に気になるし、その描写があったとしてもとてもドラマチックに映し出されていたと思うが、それらを排し、彼らの人生模様そのものを「音楽」で伝えようとしたことは、この映画の在り方として圧倒的に正しく、原作の本質を捉えていたのだろうと思う。 原作は未読だが、恐らく相当に映画化が難しい題材であり、文体であったろうことは想像に難くない。 そもそもがチャレンジングな映画企画だったと思うので、もっと偏った独善的な踏み込みを見せることができれば、更に特別な映画になり得たんじゃないかとも思うけれど、それはあまりにもリスキーなことだろう。 それでも、若い演者たちを中心に、「音楽」そのものの多面的な表現に挑み、映画作品としてきちんと成立させてみせたことは、称賛に値するし、ちゃんと面白かった。 特に、主演の松岡茉優の存在感と佇まいはやはり素晴らしく、クライマックスの「演奏」は、それが「演技」であることを忘れさせるくらいに圧巻だった。 勿論、私自身はピアノなんて弾けるはずもないが、劇場の手すりに置いた手が、鍵盤を打つかのように小刻みに反応していた。 そういう反応を引き出す「音楽」をスクリーンに映し出せた時点で、本作は映画としての価値を示していると思う。 天才ピアニストの一人を演じた森崎ウィン、誰だっけなーと思ったら、「レディ・プレイヤー1」の「俺はガンダムで行く」の彼だったか。流石はスピルバーグに抜擢されただけあって、フレッシュながらも安定した存在感を放っていたな。[映画館(邦画)] 7点(2019-10-08 22:37:25)《改行有》

26.  皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ 一風変わったイタリア産ヒーロー映画。 ハリウッドにおける“マーベル”、“DC”の二大コミックそれぞれのユニバース作品群は隆盛期のピークを迎えているが、所変わればヒーロー像も変わるもので、癖と雑味が激しいイタリアンヒーローの立ち振舞は、とても興味深かった。 社会のど底辺に生きるどチンピラが、突然“超人パワー”を手に入れたらどうなるか。 当然ながら突如として「正義」に目覚めるわけもなく、豪胆にもATM強盗を犯す様がまず潔い。 その後も、ヒーロー映画らしい颯爽としたシーンなどまるで無く、苦痛と苦悩にのたうち回りながら、本当に少しずつ己の運命を見定めていく愚か者の不器用さが何とも切ない。 “ヒーロー”である主人公以外の登場人物たちも、皆どこか心を病み、こじらせている。 ヒロインは陰惨な生い立ちの過去を覆い隠すかのごとく、何故か実在の日本産のロボットアニメ「鋼鉄ジーグ」に心酔し、心の拠り所にしている。 一方の悪役も、歌手になりきれなかった夢を引きずりつつ、狂気的な凶暴性を増大させていくという、ワケのわからないキャラクター像を構築している。 主要キャラクターに限らず、登場人物たちの全員が何かしらの“屈折”を抱えているように見え、それは即ち現在のイタリア社会が根底に抱えている病理性に通じているようにも感じた。 心身ともにズタズタに傷ついた愚かなヒーローは、ようやく運命を受け入れ、無様で愛おしい毛糸のマスクを身につける。 そして、眼下に見下ろす夜の街にジャンプし、映画は終幕する………が、飛翔能力があるわけではないので、きっと彼はいつものように地面に叩きつけられたことだろう。 アイアンマンやスーパーマンには敵うはずもないけれど、こんな“鋼鉄の男”がいたっていい。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-15 08:35:23)(良:1票) 《改行有》

27.  ミッドナイト・イン・パリ 主人公の婚約者を演じるレイチェル・マクアダムスの腰のラインが、さりげなくも妙に色っぽい。他にもマリオン・コティヤールをはじめ幾人か女優が出てくるが、どの女性もそれぞれ印象的に映る。 ウッディ・アレンという人は、相変わらず女好きで、だからこそ女優の魅力を最大限に引き出してくる。数々の女優が、彼の映画にこぞって出演したがるわけだ。 このところのウッディ・アレンはヨーロッパづいているらしく、ヨーロッパの各国の主要都市を舞台にした作品を連発し続けている。バルセロナに続いてロンドン、今作のパリ、来年にはローマを控えているらしい。 まるで一年ごとにバケーションで転々としながら、そのついでに「映画でも撮っておくか~」的な感覚でさらっと作っているようにも見える。ただ、そのくせ集まるキャスト陣はあまりに豪華で、作品自体もしっかり面白いのだから小憎らしい。 そのウッディ・アレンらしい小憎らしいほどの軽妙さが、この映画にも溢れている。 結婚を控えた主人公は小説家志望の売れっ子脚本家。敷かれた人生の行く末に揺らぎつつ、深夜のパリを徘徊する。そこに待っていたのは、憧れ続けた1920年代のパリ。 めくるめく懐古の深みの中に陥りながら、主人公は自分の進むべき道を見出していく。 タイムスリップものなのか、ファンタジーなのか、はたまた主人公の妄想劇なのか。 決して映画の世界を一方向に定めず、敢えてどうとでも捉えられる曖昧な世界観を構築し、夜な夜な徘徊する主人公の心理の如く“ふらふら”としたストーリーテリングが絶妙。 ウッディ・アレンの遊び心に促されるままに、束の間、主人公同様に古き良き深夜のパリを堪能すべきだろう。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-23 15:59:33)《改行有》

28.  M:i:III 《ネタバレ》 映画を始めとする作劇上の用語に「マクガフィン」という言葉がある。 何かしらの物語を構成する上で、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる仕掛けの一つ。登場人物たちにとっては重要なものだが、作品の構造から言えば他のものに置き換えが可能で重要なものではないものの総称である。(Wikipedia他調べ) この人気スパイ映画シリーズ第三弾は、この手の映画の常套手段である“マクガフィン”を、敢えてただの“マクガフィン”としてのみ存在させることで、スパイ映画の王道を踏んでいる。 初見時はその企みに対して、ただ単にベタなだけに見えてしまい、マクガフィンの正体が説明されないことに対しても納得がいかず、不満足に繋がってしまっていた。 だが、改めて見返してみると、敢えてストーリーに膨らみを持たせず、むしろ薄っぺらなものにした製作陣の意図が明らかになった。 この映画はストーリーの妙を楽しむものではなく、スパイ映画らしい豊富なガジェットや作戦の裏側をつぶさに見せることによる娯楽性を楽しむべき映画なのだ。 そういう意味では、往年の映画を愛するJ・J・エイブラムスらしい映画愛に溢れた作品だとも思える。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-09-06 15:43:57)(良:1票) 《改行有》

29.  宮本武蔵 般若坂の決斗 新免武蔵が宮本武蔵と名を改め流浪の旅を始めるくだりを描く。前作の荒々しさから一新して、剣術の極みを志す武蔵の確固たる眼差しが印象的。人間としては一皮むけつつも、剣の道、命の精神に対し葛藤する様も興味深い。宮本武蔵に着いて行く少年・城太郎を演じた子役の芸達者ぶりも光る。[DVD(邦画)] 7点(2004-05-16 11:31:04)

30.  宮本武蔵(1961) 吉川英治の原作はまだ読んだことがないのだが、井上雄彦「バガボンド」のファンの者としては、まさにその映像化である映画世界として興味深かった。今作は、武蔵(たけぞう)が宮本武蔵へと目覚めるまでのくだりを描いており、武蔵の狂おしいまでの猛々しさが鮮烈に映し出される。個人的には、精神面のディティールで「バガボンド」の方が優れているという感は否めなかったが、中村錦之助演じる武蔵像はワイルドさと弱さを併せ持ち良かった。7点(2004-05-01 13:06:18)

31.  壬生義士伝 《ネタバレ》 新撰組隊士吉村貫一郎という存在に、これまでにはない侍の在り方とその崇高さを見たように思う。演じた中井貴一の濃厚な演技と、彼に対する斉藤一を演じた佐藤浩市の格好良さに惚れ惚れする。何よりも愛する家族への忠義を優先させる侍という点では、確かに「たそがれ清兵衛」に似通った部分はあるが、今作の方が新撰組、幕末の動乱が舞台になっていることで映画としての説得力と迫力に溢れていたと思う。他の俳優陣の秀逸な競演、力のある殺陣と全体的な満足度は高いが、やはり終盤の間延び感が気になるところだ。鉄砲構える官軍に単身突っ込んで行く壮絶なシーンの後の、主人公の死に際の語りはあまりに長く、映画のバランスとしては余計だったと言わざるを得ない。(劇中の)現在と過去の交錯シーンも多過ぎたと思う。優れた幕末当時の描写の合間に挿入される現在の描写は展開的に不恰好であった。9割近くは非常に秀逸な作品であるだけに、演出面での詰めの甘さがあまりに惜しい。[ビデオ(邦画)] 7点(2004-03-05 03:08:31)

32.  耳に残るは君の歌声 ひとりの少女を主人公に、混迷し混沌とする社会を印象的に描く。主演のクリスティーナ・リッチの暗い世の中を見据えた眼差しがとても印象的。脇を固めるケイト・ブランシェット、ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロらの演技もそれぞれ良かった。しかしドラマティックで濃厚な大河ドラマだっただけに、もっと映画の尺を長くすればさらに濃密な映画に仕上がったはずである。7点(2004-01-26 18:17:43)

33.  水の中の八月 Fishes in August NHKのハイビジョンスペシャルドラマとして放映された作品。思春期の少年たちの恋心や苦悩に満ちた夏休みを瑞々しく描く。全編通して主人公が水と接するシーンが多く、その水の使い方が映像的に非常に巧みだった。想いを胸に秘めながらも成長していく主人公のひと夏の姿が印象的。[地上波(邦画)] 7点(2003-12-03 12:15:40)

34.  ミクロコスモス 個人的には虫は嫌いなんだけど、この映画に映し出された虫たちはとても生命体としての力強さに溢れ、人間の営みと変わらぬドラマ性を見せてくれる。これが、本来の虫の姿なのであろうが、それを粘り腰で映し続けた監督の労力は計り知れない。[映画館(字幕)] 7点(2003-10-31 12:11:49)

35.  ミンボーの女 今まで誰も描いてこなかった日本の社会の裏模様を描き出すのが伊丹監督の得意とすることであるが、誰も描いてこなかったということは、それだけ映画にして面白い要素が少ないということで、そういう題材をこれだけのエンターテイメント性とドラマ性に溢れた作品に仕上げるというのは、やはり物凄い手腕であったと言える。7点(2003-10-17 14:31:10)(良:1票)

36.  ミクロキッズ 小さくなって自分ちの庭で大冒険を繰り広げるというアイデアはとてもファミリー向けでよかった。必死になって小さくなった子供たちを探すリック・モラニスの様が笑える。7点(2003-09-29 11:51:52)

37.  ミリオンズ ふいに手にした(空から降ってきた)数百万の大金にふりまわされる大人たちの中で、ひとりその“純真”を貫こうとする少年のお話。 ファンタジーとシニカルが融合した希有な世界観に、イギリスの美しいんだけどどこか雑多な空気感がよく合う。 主人公の少年を演じた子役の可愛らしさと存在感は大きく、しっかりと作品の“顔”になっている。 少年の純粋さと敬虔さを前面に押し出した物語の構図は悪くはなかった。けれど、もう少し展開自体に“毒っ気”があった方が、もっとストーリーが締まったと思う。 随所で善行から逸脱する部分があるにはあるが、なんとなく中途半端で不十分。とっても“良い子”な主人公が目立ちすぎて、ストーリーに面白味が加わりきれていない感じがする。 結果、決して面白くないことはないんだけど、印象の薄い映画に仕上がっている気がする。 監督のダニー・ボイルはもちろん優秀で、独自の世界観は確かにあるけど、心に響くものがもう一つ足りなかった。[DVD(字幕)] 6点(2006-09-12 17:04:30)《改行有》

38.  水の女 独創的なUAの風貌と存在感は映画的に映え、印象的だった。彼女と浅野忠信の絡みは外面的にも内面的にも濃厚で、異様なまでの空気感に引き込まれる。ストーリー的には抽象的で説得力に欠けるが、映画の雰囲気としては秀逸なものが見れる。個人的にはYUKIにもっと出て欲しかった。[映画館(字幕)] 6点(2004-01-28 00:11:04)

39.  みんなのいえ お試し契約中の某動画配信サービスのラインナップの中に今作があった。 この映画は劇場公開時に映画館で鑑賞済で、それまでの三谷幸喜作品らしくない間延びした展開が期待にそぐわなくて「失敗作」というレッテルを貼り付けたままになっていた。 普通ならそんな映画を観返そうなんて思わないのだけれど、自分自身がまさに「家」を建てているこのタイミングでは流石に興味を引かれ、再鑑賞に至った。 やはり間延びして、冗長な部分は全編通してあり、決して優れたコメディ映画ではないが、三谷幸喜自身も自分が家を建てた時の経験を元に作った喜劇だけあって、“実情”に迫った可笑しみは散りばめられていたことに改めて気づいた。 一軒家を実際に建てつつ行われた撮影も効果的で、“棟上げ”シーンで登場人物たちが表す高揚感などは、それを目の当たりにしているからこその自然な感情が表れていたと思う。 無知な僕は、自身の地鎮祭での鍬入れ式の際に、他の人が発していた「えい!えい!」という掛け声を半笑いのまますっ飛ばしてしまい、後々後悔する羽目になってしまった。 ああ、あと数ヶ月早くこの映画を再鑑賞していれば良かった。[映画館(邦画)] 6点(2003-12-20 12:41:29)《改行有》

40.  身代金 メル・ギブソンの大根役者ぶりも手伝って全体的には凡庸な感じの誘拐サスペンス映画だったけど、犯人役を演じたゲイリー・シニーズの存在感が大きく作品の質を盛り立てていた。6点(2003-10-14 14:13:50)

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