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コメント数 791
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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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1.  道(1954) 《ネタバレ》 傑作。 年に何本か買う大昔の映画でたいてい出くわす、序盤のだるさとすべてが説明的であろうとすることとの重畳的な映像効果。確かに、私の中の現代映画をイメージした規矩準縄による、異質なものとの差違を簡単には乗り越えることを許さない時間が続いた。しかし、それはまあ古い映画を見ると必ず感じることであるし、それが醍醐味の一つともいえる。 この映画でももちろんそれは当然感じたが、そもそもが異質な人間たちを描写しているため、異質感はマスキングされてだんだん不感症になってくる。当時それを狙った演出なんかされていないだろうけど、50年以上たった今生きている人間が見たとき、狙っていないはずの、存在しないはずの効果が出現している。っていうかスゴイじゃん。 ラストシーンの、ザンパノの嗚咽に込められた様々な気持ちをどれだけ汲みとれたかはわからない。わからないし、どこまでの感情を意図しているかを考え始めるといろいろな痛さが涌いてくる。その痛さって、どんな記憶から涌いてくるんだろう。 こんな波瀾万丈の人生を送った覚えは全くないのに、どうして砂にまみれて身を捩るザンパノから痛みを感じるかわからない。恋でも愛の話でもないが、悪でありすぎることも善でありすぎることもない、人間の本性をきちんと受け手に投影して、痛みを感じさせるというのは傑作の証明だろう。 こういう映画にまれに当たるから、スンゴイ安売りしている白黒映画を買ってみるのはやめられない。[DVD(字幕)] 9点(2009-11-14 00:17:04)(良:1票) 《改行有》

2.  ミッドナイト・ラン 88年の映画で最高の出来ではないかと。 画面からにじんでくる、アメリカの都会的でない部分の凄くカサカサな雰囲気が何ともいえません。 ストーリーは単純明快ですが、感情的なやりとりは複雑きわまりなく、十年くらい前にみたときでもその対比が凄く新鮮でした。 アクションシーンが安っぽく、B級なイメージがまた良いんですよね。 この後の人生とかの想像をさせる伏線が今の脚本技術の水準からは物足りないですが、良い映画ですよね、いろんな感動があります。 全く同じスタッフで、現代の技術で地味なリビルドをしてほしい映画の一つです。[DVD(字幕)] 9点(2008-09-06 13:51:09)《改行有》

3.  Mr.インクレディブル 《ネタバレ》 「俺の能力は」ニッキーは突然語り出す。大学の食堂で彼は、僕に衝撃的な事実を語り出す。能力て。いったい何なんだ、空でも飛ぶのかよ、実は夜の横浜がホームグラウンドの自警団でもやってるのか。イヤイヤまて、落ち着け。これでも喰って落ち着け、とプラスチックの器を引きずって差し出す僕は学食の名物丼を勧めながら、変な宗教に手を出したのかと心配になったことを悟られないよう、実は自分を落ち着かせたのだった。 「ラーメンが旨いかどうかを店構えで判別することが出来るんだ」  出来るんだ。じゃねーダロ。相当な可能性を秘めた十代最後の僕らは、今、ラーメンが旨いかどうかという特殊能力の話できっちり小一時間無駄にしている。  まだ貿易センタービルが建ってたこの時代は、情報の伝播速度は高速化されたとか言いつつ、今では考えられないようなデザインのHPしか存在しない世界だ。学生の僕らはそんな時代の情報能力を駆使し、しまくって都内のあらゆるラーメン屋を踏破したわけだ。実に贅沢な時間を過ごしてしまったことを実は少し後悔していたりもするのだが。  ニッキーの能力、「ラーメンが旨いかどうかを店構えで判別する」特殊能力。これは、正直驚いた。あらゆるラーメン屋でその能力は遺憾なく発揮され、百発百中だったのだ。  Mr.インクレディブルはかつての異能者で、実際は今も異能者である事には変わりないのだが、異能者であるという様態を社会的には許されていない立場に居たわけだ。様々な逆説的な、ドラマチックな紆余曲折を経ることでそれを発揮しても良いという舞台を得ることが出来た。彼は幸せもんだ。  ところがニッキーは能力を失ってしまうのだった。期末考査の朝、彼はクソ暑い中苦々しく洩らした。 「あの能力が昨日消えてしまったんだ」  悲しげな目を僕に向ける彼だった。好きな子が出来て他のことが考えられなくなってからこうなったとかだが、深刻な彼に僕はアドバイスをした。 「あのな、そんな能力全く役に立たないぞ。確かに凄いんだけど勉強したらすぐ別の能力身につくから安心しろ」  この後彼はコツコツ努力という能力を手に入れるわけだが、ニッキーは今でもラーメン屋の店先を見るたび空白感と好きだったあの子のことを思い出すのだった。    これだけの特殊能力があっても、ハリウッドのヒーローくらいの特別な能力がなければ、話が落ちない。現実は無慈悲だ。[地上波(吹替)] 8点(2012-09-15 01:29:05)《改行有》

4.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 憂鬱な雰囲気に打ちのめされそうになりますね。 見てるこっちはどうすりゃ良いのさ?っていう置いてけぼり感がたまらないです。 生活に潜む大昔に遭遇した犯罪行為が今の人間の生活を壊していくのが恐ろしい。 いったい誰を憎めばいいのか分からない。 少年に対する性犯罪がこういう人たちを作るって言うのはあまりに現実的。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-10-09 21:23:48)(良:1票) 《改行有》

5.  ミュンヘン 映像の綺麗さと、物語の醜さのコントラストが秀逸でした。今世紀になってからは、メリハリの有りすぎる主張や展開はアメコミのリメイクに一手に任されている感じがします。その分こういった映画は、まじめさとエンターテイメントのすれすれの所を真剣に狙って作られているのではないかと。 また結論を受け手に全部丸投げにしないというのも好印象です。映画を観ているだけでプロの脚本家が大金を掛けた映画の結論以上のモノを想像できるかというと多くの場合そうではないですから。ただ、ドキュメンタリー的な映画だと思って見始めると拍子抜けします。 政治的な要求を、政治家になるなり要職に就くなり、アメリカで文化的な活動をするなりきちんと手段が存在するにもかかわらず、殺人で手軽にすまそうとするテロリストは完全な悪であり一分の理も義も酌量も感じません。政治的な要求に対する一切のコストを払わず、情を挟めば殺して良いなどと言う論理が存在するのはテロリストのコミュニティの中だけです。 ですが、そんな完全悪とはいえ相手は人間。じゃぁ罰する手段は死でもって、となりますが、誰がどういう理由とモチベーションで立ち向かえばいいわけ?という矛盾を突く主題が ぴりりと小気味良い。[DVD(字幕)] 8点(2008-08-15 14:50:17)(良:1票) 《改行有》

6.  宮本武蔵(1961) 《ネタバレ》  吉川英治の武蔵は今では青空文庫に収録されている。それほどの古典かと少し驚きを禁じ得なかったりする。で、小説の方でもこの映画でも、武蔵前武蔵後というか、たけぞうが宮本武蔵に昇華する瞬間にいたる倦怠感と期待感は内圧と応力を知らぬうちに密封して、その爆ぜる様の大きさと激しさを読み手が試されるような緊張感がある。  そう言う巧妙さがあって、どこまでも宮本武蔵だった。満足。[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-06-09 20:42:15)《改行有》

7.  ミスト 《ネタバレ》 面白かった。 この映画、虫みたいなヤツとか触手とか出てきた瞬間「待て待て、これじゃキングだろw」とか突っ込みまくったりした。ちなみに宇宙人とか出てきて最終的には全員死ぬか主人公だけが人類の生き残りになるとかやるんだろうなキングだったらさ、とかバカにしてみたりもした。そしたらホントにキング映画でやんの。 で、キングなのに中盤から様子がおかしい。なんかだんだんクリーチャーがどうでも良い立ち位置にどかされて、キモいおばちゃんが存在感を放つ。で、このおばちゃん、キリスト教とか宗派とか全然関係ないただのキチガイだったりする。いくつかのレビューに宗教とかキリスト教とかがテーマという記述があるが、宗教でもキリスト教とか全然無関係で、アメリカ人とかも関係ない。あんなアメリカ人見たことないわと思ったりした。映画で変人が出てくると何でも一般的なアメリカ像にしてしまうのはとても日本的だなと。アメリカ人がアメリカ人に見せるために作ってるんだからそんなわけ無いでしょ。 だけど、そういうことよりもこの映画を観ていて恐ろしかったのは、だんだんあの地震を思い出し始めたことだ。地震の後、原子炉が崩壊していた。この映画の絶望感とは比較にならない諦観が自分を押しつぶしてしまったのを思い出す。で、あの当時やはりあのおばちゃんのように、「何が何だかよくわからないインチキな知識で周囲を扇動し始める人」が現れた。あのおばちゃんは現実にいっぱい居た。 恐怖感が耐えられる限界値を上回ると、ああいう形で諦めを形にしてしまう人もいる。人間の本質ではないが、数割のそういった人が実在するのも事実だ。そういった人たちが諦めた人間同士でそのヒエラルキーを構築し始めるのは驚愕だった。そう言う意味でとてもリアルな映画だった。 で、ラストに今まで思っていた事へ剛速球で回答がくる。「なんか自衛隊とか米軍の方が強い様な気がするけどキングだし猛威ふるっちゃってるな」とぼんやり思っていた。そしたらホントに米軍が見事解決しちゃってる。そう言うエンディングか。あのキチガイおばちゃんが居なければ、こうならなかっただろうな。今だってそうだけど、その立場にそぐわないのに他人が生きるのを諦めさせようとする人間と、そうでない人間はいつでも戦っているんだ。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-01-03 07:19:47)(良:1票) 《改行有》

8.  Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》  この妙な安心感はなんだろう。微妙に違うんだけど、たぶんあれか。  南の方から空気に季節の変わり目の匂いがほんの少し交じり始めて、男女共にときめいたりそうじゃなかったり。もう少し待っていると気温が鬱陶しくなって来る。  縄張りの中に居るつがいのメスも子供を産んでしまうと旦那だったオスの顔に獰猛な唸り声をなすり付けている。  あんたが立っているその座標から一ミリでもこちらに近づいたら噛み殺すからそのつもりで、と言う意味なのははたから眺めている僕にも伝わってくる。 旦那としても、イヤイヤちょっとそばで昼寝でも、位のつもりだったのだろうがのっぴきならない。  子育てとプライドの激突、彼らの中ではあくまでも。眺めてる僕からはなんてかわいい奴らなんだの風景である。本気で殺り合ってもまあ死なない。  そう言う平和な雰囲気。似たような温さ。本人は必死。それが何と無く似て感じてしまった原因なんだろう。でもボロ雑巾になってフラフラと帰ってきた彼を見ると、マヌケさが何とも言えないのと、セリフもなく射殺されたキャラのことを思い出して複雑な気持ちになる。  これと比べたら明らかに米製歴史ドラマの合戦とかの方が残酷だったりするけど、そのドラマもこの映画もなんでか猫の喧嘩みたいにアハハで済んでしまう。[DVD(吹替)] 6点(2012-11-07 20:57:37)《改行有》

9.  M:i:III 《ネタバレ》 オーソドックスの良さって言うのはあったと思う。 このシリーズは007より面白くってなんか悔しい感じがするんだ。[地上波(吹替)] 6点(2011-12-30 03:25:36)《改行有》

10.  ミスター・ベースボール 意外と面白かったとおもう。 軽い雰囲気と暖かい話が微妙にリアリティを持っているっていうのが、この時代の色だったかなと思う。 野球パートは結構面白かったし、何となく同意してしまいたくなる部分もあった。それと現実のメジャーリーガーともなんか違うような雰囲気がまた「映画としての野球」という見せ方としては正解だったのかなと感じた。 日本文化の扱い方もこういう勘違いのされ方というのは、ちょっと調べれば良いだけのことなので結構やらせ的な部分もあるんだと思う。これは当時のアメリカの人たちが持つイメージから離れすぎないことも大事だったんだな、とうなずいたりした。いくら正確に日本を表現してみても、観たことも想像したこともない国が一体どこの国だかわからないと言うことになってしまうためだろう、どこのアジアの国でも必ず実在のその国ではなく、デフォルメされた国や町だったりするのはそういう事情ではないかと思う。考え過ぎかもしれないけれど。 ただ、恋愛パートや人情パートなど要素が多すぎて映画と言うより2時間ドラマっぽいような雰囲気に感じてしまったのが惜しかった。これって今の脚本技術でも難しいんじゃないかと思う。意外と面白かったけど、二度はいいやというパターンだ。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-05-31 01:07:13)《改行有》

11.  耳をすませば(1995) つまんなくないし、嫌いじゃないんですけど。 サムイとまでは言わないですけど、気恥ずかしい以上の具合で引いてしまう。 メルヘンチックすぎる。[地上波(邦画)] 6点(2008-10-19 17:55:14)《改行有》

12.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 学生時代に深夜放送で何回も見た記憶がある。何回みても良さがわからない。ストーリーが、壊れたプロット上何食わぬ顔で進んでいくのにいつもイラッとさせられた。この壊れ加減が心地良いか不愉快なのか、そこで印象は変わるだろう。 ただ、激しく不愉快だけどもとりあえず観る。ここがむかつくんだよ、ここがあざとい。ここはオマケだろ。等々、内容の詰まった観賞が出来る。これは楽しめているって言うことだよ。そういうことを言ってくれる人もいるかとは思うが、好きじゃない。 そう言ってはいるが、深夜にでもやっていたらまた観てしまうんだろう。[地上波(字幕)] 3点(2008-09-02 00:57:20)《改行有》

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