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1. ムーンライト
《ネタバレ》 オスカー作品賞!というタイプではないと思うけど、素直によくできた良作。アメリカの観客にとって説明過多にならない程度の省略なのだけれど、日本ではちょっと文脈がわからない部分が多いかも。でも、この省略のおかげで、スラムに住むゲイの黒人少年の半生といういかにもドラマティックな内容が、パーソナルで内省的な作品にうまく昇華したと思う。何より印象的なのは色彩感覚。ほぼ全員が黒人キャストだからこそ際立つ肌の色の描き方(そのトーンの多様性も含む)や、太陽や月の光の美しさ。『それでも夜は明ける』でも思ったけれど、最近の「黒人映画」は、各シーンの構図や配色がいちいち絵画的で、残酷な物語なのに(だからこそ)本当にうっとりするくらい美しい。その「絵」を見るだけでも見る価値あります。ストーリーは、主人公とそれを取り巻く人々(母親、父親代わりになるフアン、「初恋」の相手ケヴィン)のあいだの関係性の変化を丁寧に描いていて、これも好印象。オスカー脚色賞は納得。派手でドラマティックな展開ではないけれど大切にしたい一作です。[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2017-04-21 16:51:10)
2. ムーラン・ルージュ(2001)
オープニングからバズ・ラーマンの作り込まれた世界にどっぷり。私には選曲が絶妙でした。特に、Your Songの使い方が効果的。ニコール・キッドマンの吹っ切れぶりも楽しかった。最初は、「キワモノ映画か?」と思わせておいて、ラストには、登場人物みんなが愛おしく感じてしまうから不思議なものです。9点(2004-03-08 11:06:56)
0 | 1 | 0.15% |
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1 | 2 | 0.30% |
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2 | 6 | 0.90% |
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3 | 34 | 5.11% |
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4 | 47 | 7.07% |
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5 | 119 | 17.89% |
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6 | 131 | 19.70% |
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7 | 171 | 25.71% |
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8 | 94 | 14.14% |
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9 | 44 | 6.62% |
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10 | 16 | 2.41% |
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