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プロフィール |
コメント数 |
780 |
性別 |
男性 |
年齢 |
56歳 |
自己紹介 |
観た映画はできるだけ褒めたい。 |
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1. 無法松の一生(1958)
《ネタバレ》 ずっと観たかったんだよね。
三船敏郎の松五郎は、喧嘩っ早いけど、非を認めたらすぱっと謝る。気持ちいいくらい謝る。
笠智衆演じる親分さんが場を収めるくだりは、観ていてほんとに気持ちよかった。
ちょっとやりすぎだけどね。
縁あって少年を助けたことで、吉岡一家との付き合いが始まるのだけど、車引きが無学で世間様から軽く見られている描写は、今見るとかなり切ない。松五郎から見たら、吉岡の奥さんは決して手を出せないお姫様みたいに見えただろうなあ。
年老いた松五郎が、久しぶりに会った同業者に身を固めろと言われるあたりから、やっと松五郎が奥さんを意識し始めるシーンが入るんだけど、もう少しそれを匂わせるシーンがあっても良かったんじゃないかな。「ひとりぼっちで寂しい」なんてセリフがあるけど、松五郎がそれを聞いてどう思ってるかなんてカット、ほぼないんだよね。
どうやったって手の届かない恋だからって、あんまりストイック過ぎるよなあと思いながら、三船敏郎の漢っぷりを観てた。
そしてラスト。
なんだよ、やっぱり親分さん出るんじゃねえかよ。ずるいよ。こういう役やらせたらこの人にかなう人いないんだから。
車引きで奥さんと息子名義の貯金五百円って、どれだけ奥さんに惚れてたんだよ。
切ないなあ。
手だって一度も触れてないんだぜ。
これが漢気なんだろうけど、つらいなあ男って。
いや、いい映画。[インターネット(邦画)] 8点(2025-05-18 22:58:35)(良:1票) 《改行有》
2. ムーンフォール
《ネタバレ》 まあ、エメリッヒ監督なので、ストーリーには正直期待をほとんどせずに、映像を楽しもうと割り切って鑑賞したのが功を奏したかも。
月が巨大建造物というもう荒唐無稽にもほどがある設定はかなり好きだし、監督お得意の都市を散々に破壊しつくす映像もかなりのクオリティで迫力は満点。
難点を上げるとすれば、やはり月版「アビス」というか、月版「コンタクト」的な設定が少々目に付くかな。類似している割に底が浅いので、感動の曲線が追い付いて来なかった。シャトルの打ち上げを早々にあきらめてとっとと逃げ出すNASAの職員とか、妻を信じて核弾頭を打ち込む人類救済作戦を自分一人の判断で阻止する将軍とか、ちょっとリアリティもヒロイズムもなくて、現代的っちゃ現代的だけど、そこは少々雑な印象。
ただ、シリアスなシーンでコメディ要素を挟む博士はいい味出してた。
そこに加点。[インターネット(字幕)] 6点(2022-08-09 08:06:02)《改行有》
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