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1. メットガラ ドレスをまとった美術館
《ネタバレ》 展示業界も色々考えることがあって、大変ですね。
このドキュメンタリー、面白い!
真実は小説よりも奇なりと言いますが、
ドキュメンタリーは映画よりもドラマチックなり、という感じです。
「鏡の中の中国」展を開くにあたり、
西欧が中国文化をどう展示するか、誠実性が問われたり、
政治的な問題に触れたり、展示業者の葛藤が面白い。
デザイン的に色々言った後、この彫刻は中国の何かなの?としれっと
言ってしまうとこに、吹き出した。
しかも、オープンまで間に合わないとか言って来たり、
難問山積。
それでもラストは、
みんな笑顔で幕!
めでたし、めでたし。[DVD(字幕)] 7点(2024-01-24 21:16:11)《改行有》
2. メッセージ
《ネタバレ》 静かな映画だった。この映画を観た夜、澄んだ夢を見た。そう、映画は夢なのだ。それでもこれだけの大作を創り上げるドゥニヴィルヌーヴ監督のパワーはどこから生まれるのだろうか?案外、怒りを通りこしたものなのかもしれない。果たしてそれは何だろう?僕はそれを確かめたいから、彼の新作を待ち望むようになってしまいそうだ。[DVD(字幕)] 10点(2017-10-22 06:51:45)
3. メランコリア
これはキューブリックの感性を上回る作品でした。映画の進化が著しく、秀作が目白押しの気がしますが、その中でもこの作品は凄かった。映像的にも、音楽的にも、演出的にも。いろんな意味付けが可能なのでしょうが、映画好きな自分には、自分の中で「映画的」という形容詞ができあがってます。まず結婚式に時間をたっぷり使います。実に豪華な顔ぶれ。ここはここで群像劇的な色合いで、ジャスティンの女性心理をじっくり描きます。そして一転、姉のクレアの惑星接近に動揺する彼女をじっくり描きます。いろんな意味付けができるのでしょうが、自分はこの二つの視点を持つ映画の「映画的さ」にひたりました。ラースフォントリファーの世界にひたったんですねぇ。そして「映画的」をたっぷり感じ取りました。彼の容赦のないラストを持ってくるストーリーには辟易もしますが、この作品で大好きな監督になったことは間違いないです。最初の数分を観て、ネットでDVDを購入しました。[DVD(字幕)] 10点(2012-10-01 00:20:24)(良:1票)
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