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1. モーターサイクル・ダイアリーズ
劇中何度も垣間見せる、ゲバラの圧倒的なピュアさ。彼は崇高な大志を抱いていたとか、壮大なビジョンを持っていたとか、生まれながらの特別な革命家では無かったのだ。旅を通じて多くの人々に出会い、多くの文化に振れ、単純に同じ人間が分断されている事に疑問を抱いたのだろう。単純に、支配と被支配、裕福と貧困、国境と国境に分けられている事を許せなかったのだろう。”渡れない境界など無い”事を、現実に証明した姿。「世の中はどうしようもなく複雑なもの」と半ば諦めてしまっている自分が恥ずかしくなると同時に、その汚れの無い意思こそが困難を実現させ、現在も多くの人を惹き付ける理由なのだと実感する。
以前、北野武監督がテレビのインタビューにこう応えていた。「1枚の絵画は、それだけで人を数十分間立ち止まらせる。理想の映画の形はそういうもの」。
この映画を見終えて浮かんだ言葉がこれである。無骨に紡がれていく映像、しかしその風景は繊細。所詮、人間が一生の間に行ける土地、出会える人の数は限られている。だから人は映画や小説を通して、他人の人生を体験する。その中で素晴らしい作品は、この映画も含め、自分の記憶と変わりなくいつまでも心に残り続ける。まさに最高のロードムーヴィー。8点(2004-10-09 19:14:18)(良:1票) 《改行有》
2. モンスター(2003)
このセロンにオスカーあげなきゃ殺される。7点(2004-10-03 15:26:34)(良:1票)
3. 主水之介三番勝負
1965年制作ということで東映時代劇の衰退期。何とかしようと言う気持ちからか、酒の中から回想シーンが始まるなど奇抜な演出が所々盛り込まれている。それでも時代劇のお決まりを打ち破ることは全くなく、良く言えば定番、悪く言えばマンネリの展開が繰り広げられていく。一番印象に残るのは悪役を演じる近衛十四郎さん。柳生十兵衛という超正当派ヒーローの印象が強いが、黒い格好の悪役も様になっている。何と言うか、本当にダーク。もしかしたらこっちの方が似合っている、なんて可能性も。殺陣は間違いなく日本時代劇史上最高レベル、乗馬も華麗にこなしていく。他の大スターに比べればあまり有名ではないが、自分の中では最も好きな時代劇俳優。・・・なんだけど、この映画はラストの殺陣がしょぼすぎる。ストーリーなんてどうでもいいんだから最後はしっかり締めてもらわないと。『リーサル・ウェポン4』みたいな後味である。ってどうせずっとレビュー数一人なんだろうなぁ。4点(2004-05-16 09:08:47)
4. モーニング娘。新春!LOVEストーリーズ<TVM>
これだけ演技が出来て無くても、これだけつまらなくても、正月のスペシャルドラマの主役を張れてしまう。それだけのパワーを持っているモーニング娘ってのは凄いんじゃないかなぁ。いや、1点ですけど 追記:結構観てる人いるんですね1点(2003-12-27 16:18:06)(良:1票)
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2 | 9 | 2.00% |
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3 | 15 | 3.33% |
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4 | 22 | 4.88% |
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5 | 43 | 9.53% |
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6 | 80 | 17.74% |
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7 | 132 | 29.27% |
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8 | 115 | 25.50% |
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9 | 26 | 5.76% |
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10 | 4 | 0.89% |
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