みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. モンパルナスの灯 顔と首が異様に長いモディリアーニの肖像画は非常に印象的、良さはと聞かれても絵画にはさっぱりの私には答えようがない。美しい絵がいい絵と言われていた時代であればなおのこと理解されなかったのは仕方ない。酒と女に溺れ放蕩の生活を送っていたとばかり思っていたら、こんなに美しい女性がいたのだなあ。だが私が一番印象に残ったのはリノ・ヴァンチュラが演じる画商モレノ。いち早くモディリアーニの才能を見抜きながら、絵の価値が上がる彼の死を待ち望む、そしてそのラスト、あまりにも悲しく、あまりにもむごい。リノ・ヴァンチュラの真価を発揮した映画だと思う。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-15 22:24:59) 2. もぐら横丁 新進作家と言えど小説が売れるまでの貧乏暮らしは大変だ。借金の取り立てをかわしつつ質屋通い、これがひとえに奥さんの仕事なのだ。その若き奥さんを演ずるのは島崎雪子、最初は作家佐野周二の娘かと間違うくらいなのだが、これが実に良い感じ。この映画全体もほのぼのとした雰囲気が実に良く、貧乏生活なのに少しも暗いところがない。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-10-07 19:27:46)《改行有》 3. 桃太郎侍(1957) 子どもの頃見た映画だが、何せ後の高橋英樹主演のテレビドラマシリーズの印象が強すぎてよく覚えていないと言うのが本音。昔は正義の味方が悪者をやっつける時代劇映画がよく流行っていた。その定番とも言えるような映画。[映画館(邦画)] 6点(2012-09-10 05:34:56) 4. 猛獣使いの少女 美空ひばりと同年齢であり、彼女と同様天才少女歌手としてデビューした江利チエミの初主演映画である。このとき江利チエミ15歳ながら堂々としたもの、映画は当時実際に来日興業を行っていたサーカスの一団の協力を得て作られた。千秋実の好演が光る。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-07 07:37:00)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS