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1. 野性の証明
《ネタバレ》 これは『野性の証明』じゃないだろう・・・。
原作は大好きです(関連作品の『黒の十字架』も)。その魅力はなんといっても、巨悪・大場総業相手に味沢が野性を開放し大暴れするところ・・・と思うんですが、なぜそれを再現しなかったのか。プロットは途中まで原作に沿いながら、後半で改変した理由は分かりませんが、主演の高倉健さんのイメージに従ったからかな?味沢の俊敏な猛獣のイメージって、高倉さんの渋い演技とはかなり合わないと感じますし。ラストの女の子に見放される場面も改変されてるし。自衛隊の協力をはじめ、スペクタクルにはふんだんにお金をかけているだけに、尻すぼみがもったいない作品。[DVD(邦画)] 5点(2010-09-12 00:11:07)《改行有》
2. 八つ墓村(1977)
《ネタバレ》 「犬神家の一族」と比べて推理要素が薄いからつまらないという理由で低い点数を付けていましたが、ホラー映画としてこのたび見直すと感想が変わりました。営利目的の殺人ではありますが、実際は、『先祖の因果が子孫に影響した』ように描かれています。「怪談累ヶ淵」みたいな見えない呪いを感じてゾクゾクしますね。[DVD(邦画)] 8点(2009-06-29 00:16:48)
3. 柳生一族の陰謀
今回も千葉真一が十兵衛ですが、ラスト近くまでこれじゃ柳生一族(というか但馬守)の陰謀に利用されたピエロだよ、と失望しかけていたところ、あの首の一件で改めて自分的ヒーローに位置付けられました。但馬守の狂乱もカタストロフというに相応しい。[DVD(邦画)] 10点(2003-06-30 01:30:00)
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