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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 柳生一族の陰謀 《ネタバレ》 いやぁ面白かった! それにしても、このラストは・・・(笑) 二度と使えない手のラスト。 むっちゃくっちゃ孤独な人、柳生宗矩。 自分のルーツ的な人たちまで抹殺することになってしまう。 でも根来衆と柳生一族の関係は定かではないらしい(ネット情報ですけど・・) イカス設定に痺れる。 お国と忠長の恋愛関係とか、 柳生の新陰流に対し、神影流の小笠原玄信斎を忠長の師範役にもってくるとことか・・ でも雪之丞はどこにいった?[ビデオ(邦画)] 8点(2023-08-06 02:49:39)《改行有》 2. ヤコペッティの大残酷 《ネタバレ》 一言で言うなら、精液の匂いのする映画だった。ヤコペッティは、自分が子どもの頃、映画館に通っていたとき、やたら彼のドキュメンタリーのポスターがあったが、どれも子どもの見る内容ではなかったので、あれは何だろうと思っていた。あれから40年、発掘良品でとうとう鑑賞してみた。ひどい映像ばかりだが、カメラマンは有名なパゾリーニの撮影担当者らしい。ストーリーも歴史的宗教的な意味があるのだろうけど、それをふまえず観ると、ただのエログロナンセンスである。原案はボルテールの哲学小説「カンディード」から来てるらしい。哲学・・かなぁ、これ(笑)。途中、ホドロフスキーの「ホーリーマウンテン」を思い出したが、彼の方が女性からもてるだろうなぁと思った。最後は、男側の身勝手な世界観をたっぷり描いた後に、若者も同じような苦労をするなどと説教じみたことを言うから、ご苦労さんと心の中でつぶやいてあげた。[DVD(字幕)] 5点(2016-06-11 22:08:13) 3. 八つ墓村(1977) 黒沢明が「七人の侍」を創るとき、「カツ丼の上にビフテキと蒲焼をのせた映画を創る」と言っていたそうだが、これは野村芳太郎がやはりそんな感じでとびっきりの映画を創ろうと思ったんじゃないか、というくらい贅沢な邦画ミステリー。非常に物語は重厚で、映像も日本のきれいな風景や家屋をきちんと撮影して、まぁまぁ贅沢なこと。ここまで映画の世界に身を置いて、広がりある世界に連れて行ってもらえたって感じのする映画ってあんまりないよ~。どこか箱庭の中のおとぎ話ってかんじのする映画が多いように思います。この作品はどこか羽伸ばして、旅先でいい思い出ができて、気分転換になった~といえる映画です。[DVD(字幕)] 8点(2013-01-13 17:52:26) 4. 約束の土地 《ネタバレ》 楽して手に入れた金は身につかないよ、きっと。現代でもあてはまるのかな?相場で稼いだ人はたくさんいるだろうに、リーマンショック以降の金融業界の人たちは復活も早かったですもんね。でもワイダ監督もこんな重厚な社会派映画を創れるなんてすごいです。前半、経営者といえど、簡単に従業員に手を出したり、リストラしたりすると良くないってことが描かれており、後半は事業が成功して、不倫情事におぼれて、旦那の怒りを買い、すべてぱーっという哀しい人間ドラマでした。でもカルロの女性の趣味は良いのか、悪いのか?前半、登場人物の多さにカルロの下半身がだらしないのかどうなのか、自分には分かりにくく、後半のあの展開にびっくりです。奥さんのアンカがすごく素敵だったのに。結局、カルロの没落する運命は逆らえなかったのでしょうか?味わい深い作品でした。音楽が印象的でした。[ビデオ(字幕)] 8点(2010-03-04 16:40:53)
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