みんなのシネマレビュー |
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2. 夕陽のガンマン 《ネタバレ》 賞金目当てや復讐劇で人がバタバタと死んでくのはこのジャンルならではの映画の世界観。音楽もかっこよくて、日本の時代劇にも通ずる爽快感。ピストルか日本刀かの違いだけで、エンターテイメントとしての殺しのシーンというのはどこの国でもどの時代にも必要なんだろう。単純にその所作をカッコイイと思うし、ヒーロー性を感じ(必ずしも善ではないが)そこに痺れる。ここ最近ではコンプライアンスとか何とかふざけた風潮が偉そうにはびこり、本作のような単純な殺し合いだけのものなんてのは見れない時代だなと改めて思った。これ見た結果「殺し」を真似しようと思う人間がいるのだろうか。もういい加減一部のくだらないPTAみたいな人種に気を遣うような事はやめたらいいのにと、本作の感想ではないような事を考えてしまったなぁ。ラスト金銭的に丸儲けのクリントイーストウッドと、カッコよさを独り占めしたリーバンクリーフのバランスが絶妙に良かった。[インターネット(字幕)] 7点(2021-05-28 11:14:04)(良:2票) 3. 郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981) はい、想像してたのとは全然違います。[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-09-08 18:15:29) 4. ゆりかごを揺らす手 《ネタバレ》 最後はターミネーターのようになってしまったペイトン、怖すぎ。殺さずに改心させるという選択肢はなかったのか。そしたら再婚してもいいし、子供がどうしても欲しいのであれば里子をいただいて育てもいい。子供を育てるというのは決して容易いことではないが。でもちゃんと生きていれば良いことだってあるのに。まあ既にジュリアンムーアを殺しているからその時点では遅かったという事になってしまうかもしれないが。人を恨んだり復讐したりなんて、自分が不幸になるだけです。絶対ダメ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-16 18:08:55) 5. 夢売るふたり 西川美和という人はかなりのハイパーなクリエイターであると思う。原作脚本監督でこんなに深い作品を作り上げてしまうのだから。女性ならではの視点とか、そういうことは既に超越している。確かに登場人物は様々な「女」であり、描かれているのは様々な女の「業」である。いろんな種類の女がいていろんな愛し方があって、それでも皆生きていく。詐欺師と詐欺られる女の話から、結局は生きるしかないんだよという普遍的な理論まで語っている。もちろん大きなテーマだけでなく、全ての登場人物をそれぞれ人間臭く、ちょっとしたシーンにも血を通わせ細部まで作り込んでいる。風俗嬢の紀代ちゃん、ウエイトリフティングのひとみちゃん、ラーメン屋の店主など、何かいい。俳優さんはこんな監督に撮ってもらいたいと思うんだろうなと思う。 [映画館(邦画)] 8点(2012-11-19 16:57:56)(良:1票) 《改行有》 6. 許されざる者(1992) 《ネタバレ》 「人殺しは人間の過去も未来もすべて奪うという事」。老ガンマンが若者に諭すように放つセリフ。現実世界では周知の教訓だが、映画の中では簡単に人が死に過ぎる。戦争モノのような最悪なシチュエーションは別にして、西部劇、刑事モノ、事件モノは、撃たれ、殴られ、刺され、とにかく一瞬で人間が死に絶えてゆくことが多い。この作品がそれと少し違うのは、ヤル側も怯え、苦しみながら、かなり真剣に人殺しをする。これはもしや、イーストウッドがこれまでに映画の中で殺してきた無数の被害者や、その他映画の中で簡単に殺され続けた被害者たちへの鎮魂歌なのではないか?などと勝手な解釈をしてみたりした。ここにはいろいろな「許されざる者」が登場する。善い人間と悪い人間の他に「許されない人間」というくくりがある。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-12 17:05:06)(良:2票)
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