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1. ユリゴコロ
《ネタバレ》 最近ハマっているアマプラでの邦画鑑賞はまだまだ続きます、こんなに邦画ばかり見続けるのって初めてで自分でもびっくりしてます。
で、サイコパスな吉高由里子が見られそうなので鑑賞、しかしいくら映画といえどもスルーできない違和感を感じて原作のあらすじをざっと読んでみたら、
かなり原作とは違うとこがあるってことがわかりました。
前半はよかったです、オープニングあたりの穏やかそうな亮介の危険な追い越しや調理の仕事、オムレツはいい伏線になっているし、2回目の鑑賞で左利きにも気付く。そして彼と同じく「ユリゴコロ」の続きが知りたくてしょうがなくなります。
切れ味よさそうなナイフが常に身近にある調理専門学校とか、こっちは不安でしかないのにそのナイフがそこへいくんだと。このあたりはちょっとキツくて正視できないけど。けれど子供を産んでからはよくあるラブストーリーになってしまいまして、肩透かしをくらいました。
ユリゴコロを得るための殺人がユリゴコロを守るための殺人になってしまうんですね。
ヤクザとする意味もよくわからない、一般人のクズ男ひとりじゃだめなの?ヤクザの事務所のあの惨状は、まるでエイリアンが瞬殺したのかってくらい現実味がなくユリゴコロのイメージみたいなものも当てはまらないんです。
美紗子は50代になっているはずなのに木村多江じゃ姉にしか見えないし、千絵との繋がりも無理がある。現在の美紗子に関して無理矢理感が半端ないんです。
原作では美紗子の肉親がしっかり絡み、洋介は美紗子は死んだものとなってたと思うんですが、映画ではそうじゃなかったような。どうしてこうしちゃったのかなあ。
「彼女がその名を知らない鳥たち」も本作もメンタルに問題がある上、殺人者となった女を守る、尽くす男が存在するんですが、
実際は関わりになりたくない部類ですし逮捕されれば間違いなく医療刑務所に収監されますよ。
う~~ん、なんだかイタイ女の願望とも思えてしまうんですよ、尽くして世話する男が出てこないストーリーを私は希望します。[インターネット(邦画)] 6点(2022-04-03 16:02:29)《改行有》
2. 誘拐の掟
《ネタバレ》 登場人物の設定や繋がりがなかなか良いなと思いました。
麻薬の売人の家族ばかり狙う猟奇殺人、犯人は麻薬に対して並々ならぬ恨みがあるのかと思ったんですが、単に金銭目的のサイコパスで、男が腕力では確実に勝てる女ばかり狙う。情け容赦なくリーアム・ニーソンにセイバイされてよい犯人でした。
全体的に乾いた質感でハードボイルドな雰囲気はとても良いです、犯人と電話交渉するマット・スカダーが非常にカッコイイです、いろいろあっても有能な警察官だったことがここでわかるんですが、クライマックスである犯人との直接対決がいまいち盛り上がらなかったのが残念だなあと。断酒会での女性のスピーチもなんかよくわかりませんでした、あんまり関連性を感じないというか。
次のターゲットは変更となった矢先、真っ赤なコートの美しい娘が登場となった時のスローモーションと犯人の表情とあの音楽、唯一笑えたシーンでした。始終枯れた雰囲気の映像の中の鮮やかな赤に懐かしさのあるあのサウンド、あの曲の効果がすごいなと。「ハーディ・ガーディ・マン」て曲なのね。なんかやけに印象に残るシーンでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-20 14:55:42)(良:1票) 《改行有》
3. ゆりかごを揺らす手
《ネタバレ》 あら、困った人ね。逆恨みもここまできちゃあ、異常ですわ。一時のヒステリーじゃないことは母乳を出し続けていたことでもわかる。旦那を誘惑するならまだしも、よそ様の子に自分の母乳を飲ませて手なずけるなんて、やることが陰湿すぎ、かつ不潔です。だって自分の子が自分以外の人間の乳首を吸うなんて、たとえそれが私の実の母でも許しませんことよ。安易にベビーシッターなんて雇うもんじゃないですな。
ペイトンも被害者ですね。ええ、あの猥褻医者の旦那のです。けれど恨みはクレアに向くわけです、ここがまさに女なのよ。
例えば浮気した亭主にではなく、相手の女に向かう凄まじい嫉妬、憎しみと同じなんです。なのでクレアの旦那が誘惑にのっていたらこの女二人の立場、状況は一変するわけで、そうなると話が成立しなくなっちゃうんですね。クレア夫婦はラストまで家庭と子供を守る良識ある夫婦、善良でなければいけないわけです。
医者の立場を利用してワイセツ行為すりゃ訴えられるは当たり前で、そうなったらさっさと自殺って・・・ペイトンの旦那がいちばん悪い。
だからペイトンのあの最期はかなり乱暴だと感じました。
ところで脇役で出ていたジュリアン・ムーア、この人はこういったポジションでずーっといく女優さんかなと思っていたけど、ジリジリと着実にキャリアを積んで、トップ女優になっちゃいました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2004-10-11 21:57:57)(良:1票) 《改行有》
4. ユージュアル・サスペクツ
《ネタバレ》 いや~参りました。全く予想がつきませんでした。どこからどかまでがホントかウソか、それを見つけたくて何度観たかわかりません。たとえ結末がわかっていても、何度観ても飽きない作品である、というのが素晴らしい。あの面通しのシーンは感動モノです。「おーっ!こ、これはナニヤツ!」と小躍りしたベニシオ・デル・トロ。いち早く姿を消してしまったのが、なんとも残念ではありました。
えっとつまりは仕返ししたわけなんですが、あの集められた常連容疑者たち、あそこまで手の込んだ仕返しされるほどのことしましたかね。最近思うようになったんですけど、カイザーソゼってみんなに恐れられてるわりには器の小っさいヤツだななんてね。まあ、物語がみんないなくなってからの事後報告なんで、好きなように言えるわけでやっぱりどこまで信じていいのかわからないんですけどねぇ。よくよく考えたらふざけた映画です(笑)究極のダマシ映画。あっちの人は「Kobayashi」が日本人の名前だと知ってる人が少ないみたいですね。だからこの事トリビアとしてあげられてますね。日本人ならピート・ポスルスウェイトが「Kobayashi」で出てきた時点で気がつかなきゃいけないわけですな。・・・ワタシ気がつきませんでした、スミマセン。[CS・衛星(字幕)] 10点(2003-11-22 00:21:52)《改行有》
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2 | 36 | 2.81% |
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3 | 45 | 3.51% |
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4 | 79 | 6.17% |
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5 | 157 | 12.26% |
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6 | 237 | 18.50% |
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7 | 316 | 24.67% |
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8 | 217 | 16.94% |
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9 | 105 | 8.20% |
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10 | 57 | 4.45% |
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