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1. 友罪
重く暗いテーマを扱っていて、出てくるのは屈折した人間ばかり。演技派ぞろいの役者陣のなかでも、元犯罪者でも今は更生した人なのかそれとも依然として悪人なのか、今はまともなのかまだ狂っているのか、どうにもつかみどころのない不気味な役を演じた瑛太の演技に注目。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2018-11-03 17:08:02)
2. 誘拐の掟
《ネタバレ》 アルコール依存症を克服し自助グループに通う元刑事と、親に捨てられひねくれた黒人少年との心の交流が描かれる。いっぽうで、次々と猟奇犯罪を犯すゲイのカップルの心理についてはほとんど描かれていない。ストーリーはそこそこ入り組んでいるため、視聴後ネットであらすじを漁って納得した部分も多し。2000年問題が騒がれる一昔前のニューヨーク。「セブン」のように雨が降っているシーンが多く、主人公も寡黙で、声も小さく、しっとりした雰囲気が全体に漂っている。奥さんをこよなく愛する麻薬の密売人、病気の妻を看病し娘を愛する同じく麻薬の密売人。大した謝礼はもらえないのに人情から危険な仕事を引き受ける主人公。密売人の娘の少女が付け狙われるときに流れる抒情的な音楽が違和感あり。結構楽しめる私立探偵もの。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-18 21:24:19)
3. 遊星からの物体X ファーストコンタクト
《ネタバレ》 恐怖映画としてはなかなかの出来だ。中盤までは、誰が味方で誰が敵かわからない心理的な不安感でじわじわとくる。後半は、かなりグロいゲテモノが襲ってくるB級モンスター映画になる。先進的なUFOにのってる宇宙人があんなイカみたいな化けものってのは違和感があるが。[DVD(字幕)] 8点(2013-05-04 21:18:43)
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