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1. 容疑者Xの献身
演出はオーソドックスで、新味に欠けていました。見ごたえの大半は、キャスティングのよさ。堤真一は舞台で写楽の役などもやってましたが、何かにとりつかれたようなキャラクターのときの燃え方がすごい。ほかのキャストも悪くはなかったのですが、彼の存在感が大きすぎて、彼の一人勝ちのような作品。タイトルは「容疑者X」(元々の小説のタイトルはこちらだったとか)がふさわしく、主演「堤、松雪」であって、福山、柴崎は刺身のツマといった趣の作品でした。[映画館(邦画)] 8点(2008-10-23 00:03:40)
2. 酔いがさめたら、うちに帰ろう。
ここでの高評価に期待しすぎてしまったかもしれません。私の感想はあにやんさんに一番近いかな。アルコール依存症の人とその家族の、一番核になるはずの「苦しみ」=「葛藤」が感じられないのが、一番残念。それと、日本人の男性監督って、女性の描き方がほんとに下手。ナマミの女がダメ男に愛をそそがずにいられない、その葛藤が何も描かれず、彼女は主人公氏の単なるミューズにすぎない。男にとっては「何もかも許してくれて、いつも笑顔の女」が便利なんだろうけど、それじゃあ女の共感は得られないですわ。第一、本物のサイバラ+カモシダ夫婦像ともほど遠いし。これじゃ原著者カモシダ氏も納得するのかどうか。亡き人には何も聞けなくて、残念。浅野の演技、人物造形はよかったし、永作博美は好きな女優だけに、いろいろ残念な作品でした。[映画館(邦画)] 4点(2010-12-25 00:07:35)
3. 容疑者(2002)
身勝手な父親が「私だってつらかったんだ」みたいなこと言う。サイテー。
ところで、あのくらいの時期の赤ちゃんは、初めて会った人にはたいていわけへだてなく「人見知り」します。優しい人をかぎわけてニコニコし、福祉の人には泣きわめく、なんて「器用」な芸当、できるわけがない。全然リアリティーなし! あのあたりから完全にシラケちゃいました。
途中まで「日本の2時間ドラマみたい」と思ってましたが、日本のドラマ制作者に対して失礼な話でした。2時間ドラマよりひどい、久々の駄作。2点(2004-05-29 23:50:01)《改行有》
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