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プロフィール |
コメント数 |
519 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
60代のおっさん
好きな言葉
期待はあらゆる苦悩のもと(シェークスピア)
人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる(ツルゲーネフ)
座右の銘にするのはどっちだ |
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1. 夜の大捜査線
《ネタバレ》 これは傑作でしょうね。黒人差別の話でもないし、犯人探しでもないし、友情物語でもない。でも、その要素だけは脇役としてシッカリ感じてもらえるように描いているのがいい。60年代の作品という事を念頭に置いて下さい、しかも米国南部の話。音楽も抜群にマッチしている。と、大絶賛している気分なのにいまいちノリが悪い。そうそう。いつもの邦題だよなあ。夜の大捜査線?違うよなあ、言うなれば、「熱帯夜殺人事件黒人刑事の活躍」うん、これが良い。[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-02-11 23:31:27)
2. 夜霧の恋人たち
良く言えば、こだわらず感性を大事にする生き方。悪く言えば、意思も向上心もなく流されやすい生き方。他人だったら笑って見ていられるけど、身内だったら小言の一つや二つは言っているな。自分の価値観で考えてしまうからなのだが、あの吹っ切れた表情に、少しはうらやましい気もする。しがらみも束縛も気にしないで生きていたい。7点(2004-11-05 18:46:05)
3. 用心棒
世界の三船が魅力を十分に発揮している。これは、黒澤作品と言うより三船の作品という印象だ。表情と台詞の一つ一つに男の心意気が感じられる。悪いやつらに対する嫌悪、弱い者への気遣い、ちょとした照れやユーモアまで、見事に演じている。浪人の人間性が観るものへはっきり伝わってくる。そして、言葉がいらない刀さばきの完璧さ。全編を通した知的な戦略が、少ない斬り合いのシーンをより引き立たせている。9点(2004-04-26 23:17:35)
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