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プロフィール
コメント数 73
性別 男性
自己紹介 映画をいっぱい観るようになったのは、大学生になってから。
映画を創作できること自体とてもすごいことだと思うので、
なるべく誠意のあるレビューを書こうと思っています。
好きな映画のレビューだけ書こうと思っていたのですが、
ちょっと個性が埋没してしまいそうなので、おいおい酷評も
入れちゃおう。

☆好きな監督☆

黒澤 明
山中貞雄
溝口健二
エルンスト・ルビッチ
フランク・キャプラ
ビリー・ワイルダー
アルフレッド・ヒッチコック
ミロス・フォアマン
チャン・イーモウ

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評価順1
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1.  落第はしたけれど 《ネタバレ》 小津監督と言えば、戦後、その文体において、もっとも「非ハリウッド的」と世界に認知されている巨匠であることは周知の事実でしょう。ところが、この映画でみられる、パンを注文する影絵のシーケンスや、学生が並んで腕組みをしながらグルリとおどけてみせるダンスなど、いわばパントマイム的な表現技法の数々は、まさに当時のハリウッド喜劇そのものです。当時、小津監督ほど明確にハリウッドから影響を受けた監督は他にはいないのではないでしょうか。つまり、小津監督は最もハリウッドから影響を受けた監督であるにも関わらず、最も「非ハリウッド的」な監督でもあるのです。このあたりの議論は尽きることがなく、とても興味深いものがあるのですが、ここで僕が重要だと思うのは、むしろ、戦前、戦後を通じて小津作品に共通しているもの、つまり、その一貫性を探ることにあると思うのです。本作における、一人だけ落第した学生とその横で就職難に苦しむ及第生たち。どの道困難な世相を反映したこれらのプロットは決して明るいものではありません。しかし、これらの現実をねじ曲げず、直視する眼差し。そして、最も重要なのはその現実を受け入れる「包容力」がしっかりとフィルムに刻み込まれていることです。娘の結婚や自立していく息子との別れ、それによる必然的な家族の崩壊。戦後の作品においても、一貫して描かれているのは、これらの必然的な現実を受け入れる「包容力」に他なりません。決して「悲壮感」では無いのです。文体は戦前、戦後で違えども、本作のような戦前の作品が、戦後の名作群の土台となっていることは間違いないでしょう。何事も受け入れていくという、この「包容力」は、僕の体内で優しさにもなり、癒しにもなり、勇気や活力に昇華され、大きな前進力に繋がっていきます。こうゆう映画を創作出来る小津監督は、映画のみならず、その人生を「楽しむ」達人であったろうと思います。何度でも観たくなる映画の一つです。8点(2005-01-19 22:57:35)(良:2票)

2.   《ネタバレ》 楓の方が首をきられるシーンでの躍動感と凄み、大炎上する城、ラスト近くで三郎が矢に倒れるシーンでの衝撃など、見応えのある場面が点在していますが、途中で何回か息切れをしてる感があります。新人や素人の役者を使い、自然な演技を求めたというものの、逆にあまりにもお芝居が堅く、効果的ではない気がします。『影武者』にも言えることですが、違和感すら覚え、作品に入り込めない一つの要因になっているような気がします。また、秀虎が発狂する場面も「大殿が狂われた!」と衝撃的な演出で成功していますが、この後、この狂った様をピーターとの絡みで何度も繰り返し描かれるとさすがに流れが悪い。もちろん狂言の様式を取り入れた台詞のやり取りは往年の力量で、個々のシークエンスとしては評価できますが、あまりにも同じ要素を持ったシーケンスが次々と繰り返されるのは評価の分かれるところ。ただ、この作品は一文字家の家紋が「日」と「月」を象った、「明」であって、秀虎はまさに黒澤の分身との意が強い。その意味では、他の作品に比べて、特に個人的な趣向が直接的に作品に反映されている、いわばライフワークと考えてもよく、多少のしつこさは致し方ないところか。とにもかくにも、この作品は黒澤監督がやっと自分の為に映画を作れた作品であると位置づけたいのですが、こうした重要な作品に黒澤の最良の分身であった三船がいない、ということはやっぱり悲劇であったという気がします。往年の作品に比べて、何か悲壮感が漂うこの作品も、三船であったならば、何か違った演出を試みたのではないか、と思われてなりません。 7点(2003-10-28 00:52:56)(良:2票)

3.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 傑作たるゆえんはやっぱりキャメラになると思います。鮮烈な光と影のコントラストの美しさもさることながら、森の中を走り回る三船の躍動感はまさにキャメラワークによってもたらされたものでしょう。特に終盤の森と三船の立ち回りは素晴らしい出来です。爽快さや格好良さとは無縁の立ち回りですが、刀を手に土の上を這いずり回る「必死さ」を見事に表現しています。9点(2003-10-14 23:19:46)

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