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プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 かなり深刻な題材を扱いながらも、たまに笑いを入れて重くなりすぎないよう微妙な温度感まで調節された脚本と演出が素晴らしく、高評価にも納得の作品となっています。 ただし、面白かったかと言われると微妙。ラースの抱える心の闇がほとんど描かれておらず、また、ラースの異常行動に対する住民たちのリアクションも行儀が良すぎて、もうひと山を作れていないような印象を受けるのです。ドロドロの葛藤を描くべきとは言いませんが、たまにラースを傷つける人が現れて、順調に進んでいた治療が逆戻りするかもしれないというハラハラ感を出してもよかったのではないかと思います。 また、ラースの心境にフォーカスしても、マーゴとの距離が近づいた途端にビアンカを葬るという解決方法には違和感を覚えました。彼にとってラブドールのビアンカは現実の女性と同等の存在。都合が変わったからと言って、ビアンカを殺してしまうという選択肢はモラルに反しているように思いました。ビアンカはラブドールであることをラースに認識させた上で、次のステップに進ませるという解決にした方が、個人的にはスッキリしたと思います。[DVD(吹替)] 6点(2016-01-26 16:20:03)《改行有》

2.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 ピーター・ジャクソンはかねがね「指輪物語とキングコングを撮ることが私の監督人生における目標だ」と語っていましたが、2005年までにその両方の目標を達成してしまい、さらにはニュージーランド時代のフィルモグラフィに首尾一貫性がなかったこともあって、『キングコング』後の動向は非常に注目されていました。一時期は、低予算のゾンビ映画を撮るのではないかという話もありましたが、結局、ジャクソンが選んだのは『乙女の祈り』の流れを汲んだ暗いファンタジーでした。大作ではなく中規模作品を選択したこと、似たような映画を撮れる監督が少ないジャンルを選んできたことなど、本企画については逃げを打ったなという印象を受けた覚えがあります。。。 そうして完成した映画は、かなり微妙でした。決してダメな映画ではありません。死後の世界のビジュアルは圧倒的だし、俳優陣から渾身の演技も引き出せています。納得できるかどうかはともかくとして、オチもちゃんとつけているし、ベテラン監督ならではのレベルの高い仕事を楽しむことはできます。ただし、映画を綺麗にまとめるということに終始して、ドラマに切実なものが感じられなかったことも、また事実。本作のテーマは、暗い過去に囚われ過ぎず、前を向いて生きていきましょうということなのですが、ドロドロとした暗い部分の描写が決定的に不足しているのです。主人公・スージーは、犯人を殺してやりたいほど憎んでいるはずだし、この世に対する未練も多くあったはずなのに、それら負の感情がうまく表現されていません。これでは、前へ進もうとするラストの決断も活きてきません。。。 そもそもの問題として、このテーマであれば、後に天罰が下るにしても、現実世界で犯人が見つかってはいけないと思うのですが。犯人を突き止めることと、新しい道へと歩み始めること、被害者家族がその両方を実現したのでは、本作の核心部分がブレてしまいます。結局犯人は特定されず、事件は迷宮入りしたが、被害者家族は事件に囚われ続けることをやめ、次のステップへ進む決断をする。本来はこうあるべきだったと思います。。。 上記以外の細かい欠点としては、現実世界での犯人探しに説得力がなかったことや(勘や印象で犯人を決めつけてしまう)、存在意義を感じない登場人物が多かったということも気になりました。スーザン・サランドンなんて、完全に持て余してたし。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2014-04-14 01:22:53)《改行有》

3.  ラスト、コーション 枢軸国の占領地域を舞台とした潜入スパイものであり、過激な性描写をハイライトとし、さらには敵・味方を越えた男女の情念が交錯する物語。ポール・バーホーベン監督の『ブラックブック』と非常に酷似した概要を持ちながら、なぜこうも違うのかという程にまったく別の作品となっています。これが作家性というものなのでしょうか。。。 二転三転するストーリーを畳み掛けるような勢いで繰り出した『ブラックブック』に対して、本作は一直線に進む物語をじっくりと、ひたすらにじっくりと描きます。バーホーベンのやり方と明確に違うのが刺激的な描写を極力抑えているという点で、トニー・レオン演じるイーの日常の姿をまったく映さないということに、アン・リーの個性を感じました。イーは中国人でありながら日本の傀儡政権の重鎮を務め、同胞の拷問や処刑を主な職務とする人物。極端な言い方をすると、人殺しが彼の仕事なのです。イーは職務から相当なプレッシャーを受けているらしく、人格の維持すら困難な状態となっています。普段はクールに振舞って個性を消しているものの、チアチーとの密会の折に素顔を覗かせる場面では、同一人物とは思えないほどの感情の振れ幅を見せるのです。もしバーホーベンであればイーの人物像に関心を持ち、彼の残酷な日常を克明に描写しようとしたはずですが、アン・リーはあえてこれを隠しました。彼はあくまでチアチーの見たもののみを描写することに拘り、視点を分散させなかったのです。このバランス感覚こそがアン・リーの良さなのですが、同時に面白みのないところでもあります。彼の映画は良くも悪くも官僚的で、破綻なく丁寧にまとめられてはいるものの、全体のバランスを崩してでも描きたいものがないので面白みに欠けます。もう少し遊びがあればグッと面白くなったはずなんですけどね。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-01-26 22:04:02)《改行有》

4.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 映画としてはめちゃくちゃに面白いです。謎含みのドラマにはぐいぐい引き込まれるし、タイムリミットサスペンスとなるクライマックスにもドキドキさせられて、さすがはアラン・パーカーという仕事を堪能できます。ただし、映画の根幹にある主張にまったく納得できなかったので、社会派ドラマとしては失格だと思います。この映画、死刑と冤罪がごっちゃになっているのです。死刑そのものが存在してはならないという議論と、司法制度の運用方法が悪いために冤罪が発生してしまうという問題は別次元の話であり、「冤罪が起こるから死刑は廃止しなければならない」という話はちょっとズレています。ならば、死刑以外であれば冤罪が起こっても構わないのか?教え子へのレイプ疑惑によって仕事も家族も友人も失ったゲイルの姿を見れば、いかなる犯罪であっても冤罪が起こってはならないことは明らかです。死刑の議論とは、例えばケビン・スペイシーが「セブン」で演じたジョン・ドゥのような、他人の命を弄ぶことに何の抵抗も抱かない凶悪犯を生かしておく必要があるのか?他人の命を軽んじた者には命をもって償わせるべきではないのか?という議論であるべきなのです。また、活動家としてのデビッド・ゲイルの行動にも納得できませんでした。彼は死刑廃止運動のために命を投げ出しましたが、人生や命とは自分ひとりのものではありません。デビッドを捨てた妻や、教職を追われる原因を作った元教え子などは、彼を死に追いやった責任で一生苦しみ続けるでしょう。また、後に冤罪であることが判明するとはいえ、デビッドの息子はもっとも多感な時期に「レイプ殺人犯の息子」として育たねばなりませんでした。死刑廃止運動で命の大切さを説くデビッドが、自分の周りには多くの人間がいて、勝手な行動をとればその人たちに大変な迷惑がかかるということに気付かなかったというのは、ある意味大変な皮肉です。そもそも彼の行為は、規格外の使用法をして「この製品は不良品だ」と難癖をつけるクレーマーレベルで、意図的に冤罪を引き起こしておいて「死刑制度の問題点を指摘する」と言われても説得力がありません。[DVD(吹替)] 3点(2011-02-04 22:34:45)(良:3票)

5.  ラスト サムライ 何と言っても合戦が物凄い。役者に徹底した稽古をつけ、500人のエキストラにも訓練を施しただけあってその迫力はケタ違いで、史上空前の合戦シーンを楽しむことが出来ます。それだけでも本作は存在価値ありでしょう。日本映画界も何年かに一度、巨費を投じた時代劇を製作するのですが、ただ大勢が走り回っているだけで迫力とは程遠いものがほとんど。その点、スペクタクルを作ることに慣れているアメリカさんは見せ場の作り方が非常に的確です。また、適度に汚しを加えた鎧のかっこよさも目を引きますが、この点でも、ピカピカのダサイ鎧を登場させる日本映画界とのセンスの違いを実感できます。。。お話については、本作の監督と脚本家は根本的な部分で大きな勘違いをしています。彼らはサムライを滅びゆく部族のようなものだと考えているのです(サムライとインディアンを同一視していることからも明らか)。そして本作が面白いのは、根本的な部分を勘違いしているにも関わらず、全体としてはそれほどおかしな出来になっていないということ。これはエドワード・ズウィックとトム・クルーズの真摯な姿勢の賜物で、日本人俳優からの指摘をきちんと作品に採り入れていったことで、作品は破滅を免れています。「意見を採り入れる」とは言うは易し行うは難しで、本作の脚本を書いたのはアメリカ人であり、いくら中立的に作っているつもりでも、無意識のうちに日本人キャラにもアメリカ的な言動をとらせてしまっていたはず。そんな脚本において日本人からの修正を受け入れていると、「そこを変えられると物語に支障が出るよ」という局面も多分に発生したことでしょう。にも関わらず彼らは日本人の意見を丁寧に拾っていったのです(ニンジャのくだりだけはどうしても譲らなかったらしいですが)。ただし監督達の勘違いが吉と出ている場面もいくつかあって、序盤のサムライ登場シーンなどはサムライを極端に神秘的で崇高なものだと考えていた監督のおかげで、目を見張るほどかっこいい場面となっています。日本人では、サムライをここまでかっこよく演出することはないでしょう。。。なお、本作についてよくある批判として、織田信長の時代から銃を扱ってきたサムライの武装が刀と弓矢だけってことはないだろというものがありますが、伝統的な武装のみで蜂起した神風連の乱が本作の舞台となる1876年に発生しており、あながち間違いとも言えないようです。[映画館(字幕)] 7点(2010-08-14 01:56:42)(良:1票)

6.  ラッキーナンバー7 《ネタバレ》 【超ネタバレしています】巻き込まれていたと思っていた主人公が実は首謀者だったというオチの付け方は面白いのですが、設定があまりに強引なので「騙された!」という感覚よりも「これだけ無茶な設定なら何でもありだよな」という印象の方が強く残りました。ちょっとズルイかなと。他の映画では見たことのない長い長いネタバラシもイマイチ。脚本レベルでは面白かったのでしょうが(だからこそ豪華キャストが集まったのかも)、映像にするとさすがに間延びしすぎです。一言二言のヒントを与えられることで脳内に引っ掛かっていた情報がピタっと重なる瞬間がドンデン映画の醍醐味だと思うのですが、これだけダラダラ説明されるとスッキリ感も何もありません。。。人格者のイメージが強く、過去に一家惨殺をやった人間には見えないモーガン・フリーマンとベン・キングスレイをヤクザの親分に配置するというキャスティング段階でのミスディレクションも、それほど効果を発揮していません。20年で彼らの人格がどう変わったかの説明が不足しているため、凶暴なチンピラと威厳ある親分の像が最後まで一致しないのです。復讐相手のキャラクターが不安定では復讐劇は盛り上がりません。一方いかにも殺し屋なブルース・ウィリスと、巻き込まれ役が板についたジョシュ・ハートネットは良かったし、ルーシー・リュウが出演作中唯一魅力的に見えており、悪いところばかりではありません。ねじれた笑いも決まっており、監督はこういう映画に向いた感覚を持つ人だと思います。あともう少し突っ込んでいれば面白い映画になったのかもしれません。[DVD(吹替)] 4点(2009-12-28 02:14:20)(良:2票)

7.  ランボー/最後の戦場 第一作はアメリカの暗部を扱ったマジメな映画だったもののこれが意外と不評だったため(同年の「ロッキー3」の3分の1しか稼げなかった)、「2」以降は正反対のドンパチ路線に変更。スタさんはアメリカ万歳映画の人というのが一般のイメージですが、この人には明確な政治思想はないのだと思います。その時々で、敵とするのに調度良い相手を選んでいるだけなのでしょう。このアバウトさがさすがイタリアの種馬なのですが、その傾向は本作にも当てはまります。ミャンマーというホットな軍事政権を相手としていますが、彼らの圧政や少数民族への弾圧は「ランボー4」をやるための舞台にすぎません。なのでミャンマー軍の度を越した残虐ぶり、登場人物としての固有の人格すら持たされない純粋悪としての描写には呆れてしまいます。90年代に香港でよく作られていた日中戦争ものにおける日本軍の描写と大差ないレベルです。こういうスタさんの浅はかなところは、ソ連を悪者にしていた頃から何も変わっていません。一方で監督としての腕前も全盛期と変わっておらず、こちらには良い意味で驚かされます。スタさんは「ロッキー4」を最後に20年以上も監督をしていないのですが、ジョージ・ルーカスやテレンス・マリックの例が示すように、これだけ長期間監督業から離れていると、普通は感覚が衰えるものです。しかしスタさんの演出は衰えるどころか逆に良くなっており、これは野生の勘なのか、実は物凄く頭が良いのか、非常に不思議なところです。例えば川上りの最中で海賊に襲われる場面。ランボーはギリギリまで話し合いで解決しようとするものの、ダメだと判断した瞬間に銃を抜き、数秒で海賊を全員殺してしまうくだりの演出のキレには素晴らしいものがあります。ここでの間の取り方や緊張感の煽り方、それまで舐めた目で見られていたランボーが、実はとんでもない奴だと判明するというカタルシス、アクション映画に必要な感覚を十二分に味わわせます。同時に、ミャンマー上陸前にこのエピソードを入れておくことで、「これからシャレにならない場所へ行こうとしている」という構成上の前振りの役割も果たしています。その後は「プライベート・ライアン」と「アポカリプト」を合わせたような一大地獄絵図が繰り広げられますが、これまでさほど残酷な映画を扱ってこなかったにも関わらず、ここで見せる演出のインパクトも凄まじいものがあります。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2009-10-21 20:12:58)(良:1票)

8.  ラスト・キャッスル 「ダイハード」が極めた行き当たりばったりの対処型アクションではなく、頭を使った作戦の元に展開する計画的アクションにハマりました。地味な映画なので、その分クライマックスへのカタルシスを存分に味わうことができます。ここ最近のアクションに食傷気味の私としては、なかなかありがたい映画でした。8点(2004-07-08 17:21:43)

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