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プロフィール |
コメント数 |
271 |
性別 |
男性 |
年齢 |
83歳 |
自己紹介 |
定年後、以前にまして映画を観るようになりました。シニア料金制度万歳です。やや人とは異なったと自覚する死生感を持っているので、少々変わったコメントをアップするかも知れません。 宜しくお願いいたします。 |
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1. 乱
《ネタバレ》 PCのモニターを1920x1080の23インチ・グレア液晶に買い換えた最初に、「乱」を観てみようと考えたのは、あの八幡原の決戦開始前のショットの美しさが、どのように再現されるのかを確認したかった為でした。しかし、始めのショットから、画面の美しさに驚嘆してしまいました。黒澤監督の最初のカラー作品である「影武者」は、画面は綺麗ではあったのですが、まだカラー映画に慣れきっていない不確か性みたいなものを感じていました。「乱」では、それらが全て浄化され、純粋に美しいとしか表現し得ない美しさでした。どのショットをみても練り込まれ洗練された日本の美を感じました。これでは世界の人々が賞賛するのは当然であると感じたのは、やや遅きに逸したと悔やまれました。唯々、圧倒されてしまい、他の映画をみるファイトもかなり失せてしまった今日この頃です。
[DVD(邦画)] 10点(2013-06-28 18:02:55)《改行有》
2. ラスト・ターゲット(2010)
《ネタバレ》 冒頭からのガンファイトでは、何故女を射殺しなければならなかったのかが理解出来ず
戸惑っていました。その後は美しい北イタリーの風景が印象的で、何となく緊迫感が
抜けてしまっていました。殺し屋だけど、特注の銃製作も引き受けるといった今まで
にみたことも無いような主人公で、たんたんとした感じで観ていました。女の殺し屋
と、最後に対決するのであろうとは思っていましたが、あんな結末とは以外でした。
ただボスとの対決ですぐ死んでしまうのではなく、わざわざ女に会いに行くとは少々
甘すぎるということで減点となりました。
[DVD(字幕)] 4点(2011-11-07 08:33:39)《改行有》
3. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 あ~あ!また一人よがりの米国戦争アクション映画でした。
実際にミャンマーでは、あのような意味のない大虐殺が行われている
可能性は大きく、その為未曾有の大災害にも援助の手を拒否して
きたのだと邪推しました。対する米国側も殺す!殺す!
まさに大虐殺のスプラッター映画でした。それにしても機関砲の
威力は凄まじいものがあるという事がよく理解できました。
狙撃兵の「スクールボーイ」が持っていたのは多分バレットM2A1で
その威力も凄いと言う事でした。▼何方かも指摘されていましたが
確かに今回はスターローンは、ムキムキの筋肉美を見せ付けませんでした。
老いによる衰えが目立ったためなのでしょうか?それにしても親父が
牧場をやっていたとは、初耳でした。[映画館(字幕)] 4点(2008-05-26 16:54:43)《改行有》
4. 楽園をください
《ネタバレ》 まず、何故こんな題名になったかが不思議です。
元題では、あまりに毒々しいと感じたのでしょうか?
しかし、元題とはイメージを覆して、美しい米国南部の風景が
いっぱい出てきて嬉しくなってしまいました。それにしてもローレンス町襲撃、
その後の北軍との遭遇戦などの戦斗シーンは、中々迫力がありました。
南軍の敗残兵の物語は幾つかあり、「アウトロー」などもその一つでしたが、
多くは強盗団や賞金稼ぎになってしまった経緯も少しわかったような?
エバンス家でのディナーの後に、当主が「北軍の奴等は、教会を立てる前に学校を建て、
そこで読み書きを教えた。そして、その中で、人は皆自由にものを考え、
平等に生きることが出来るという事を教えた。南部では、自分のことだけを考えていた。
これでは南軍は負けてしまう」と言った事が、南軍敗北の大きな理由であったという事は、
初めて知りました。捕獲した北軍兵士の手紙を読むところも中々考えさせられ良かったです。
ジュエルという女優さんは、本当は歌手なんだそうで、付録に入っていたプロモビデオでは、
本当に心に染み込むような歌を歌っていて、御得感満点でした。[DVD(字幕)] 8点(2008-05-07 18:59:43)(良:1票) 《改行有》
5. ランボー
《ネタバレ》 1982年の劇場封切りで観て、今までに観たことも無いようなアクション映画で、ビックリした記憶があります。最近見直して、幾つか感じた事を纏めてみました。▼ランボーナイフを始めとして、M16A1,M72,M60といった銃器も出てきて、まるで戦争映画を観ているようでした。また、ランボーのサバイバルテクニックは、非常に納得のいくものでした。腕の傷を自分で縫合した場面では「ゴルゴ13」を思い出しました。▼ロケが行われたのは、カナダのブリティシュ・コロンビア州で、ネルソンという街でも行われたそうですが、本当に緑が美しく実際には映画の殺伐とした内容とは対照的にのんびりとした所であるとの情報ももらいました。破壊されつくす街はセットだったそうで、実際の街が破壊されたわけではなかったそうです。▼最後のランボーの独り言が、この映画での聞かせどころだったのでしょうが、やはり戦争実体験のない小生には、ピンときませんでした。[DVD(字幕)] 7点(2007-10-21 18:05:48)
6. ラスト・オブ・モヒカン
《ネタバレ》 お気に入りの映画の一つです。また最近になり観直しましたので、改めての感想です。
ヒロイン・コーラ役のマデリーン・ストーンの気品ある端正な美貌は、何回観ても惚れ惚れします。幼馴染のヘイワード少佐とのお茶の場面もヨーロッパ・テイストの美しいものでした。ヘイワード少佐が着任するために通った道も、まるで絵のような(映画だから当たり前ですか?)美しさでした。▼殺伐として、かつ切ない本映画の中で唯一「ほっ」とする主人公達3人が友人の丸太小屋で夕食をごちそうになる場面で、結婚を薦められ「男の子を生め!」といわれ、ひざの上に抱いた男の子をさして、「こんな強い男の子では、こちらがまいってしまう」という台詞はお気に入りの一つです。▼インディアンのマグアに最初に襲われる場面では、英軍が一斉射撃をするのが分かっているので、その一斉射撃を樹の影でかわした後に攻撃するといった細かい戦法まで示し、さらに本当に頭皮を剥ぎ取る場面、大きなトマフォークを投げる場面、マスケット銃をピストルみたいな使い方まで出てきたのには、さすがマイケル・マン監督!と思いました。▼歴史に残るウィリアム・ヘンリー砦の戦いでの砲撃戦は、「良くこんな場面が撮れたものだ」とビックリしました。臼砲が出てきていたのには、思わず「二百三高地」を思い出しました。▼嫉妬に狂い、ホーク・アイを反逆者に祭り挙げたヘイワード少佐が最後にコーラの身代わりになり火あぶりにされる場面では、最後に英軍男児らしい潔さをみせて、なかなかやるもんだと感嘆しました。▼全編を通じて、バックに流れていた音楽は、時に勇ましく、時に切なく、映画の情感を非常に盛り上げていました。▼この映画の根底には、滅び行く種族の悲しみが溢れていたのは勿論ですが、大恋愛映画でもあり、かつ人間として生きて行く困難さ(?あまり良い言葉が思いつきません)も流れていたような気がしました。[DVD(字幕)] 10点(2007-10-14 11:16:18)(良:1票) 《改行有》
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6 | 32 | 11.81% |
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7 | 34 | 12.55% |
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8 | 27 | 9.96% |
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9 | 21 | 7.75% |
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10 | 16 | 5.90% |
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