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プロフィール
コメント数 2265
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1.  ライアー ライアー 《ネタバレ》 12年前くらいに鑑賞し、当時衝撃を受けた作品です。3ヶ月くらい前に再び鑑賞しました。 ジムキャリーの演技はいつ見ても良いです。この映画を見てから、ジムキャリーの出る映画はほとんど見るようになりました。暗闇でのキスを、子供の願いのせいにしようとした最後のシーンが一番好きです。[DVD(字幕)] 10点(2011-07-04 16:09:23)《改行有》

2.  ラストスタンド 《ネタバレ》  ひさしぶりのシュワちゃん映画。最高です。歳を取ってもこの貫禄と安定感。安心して見ていられます。  そしてなんだろう、なんか期待しちゃうんです。なんかワクワクしちゃうんです。これが『華がある』ってことなのかなぁ。  もちろん映画自体もとっても面白い。FBIでさえ手玉に取る麻薬王を、田舎の保安官たちが返り討ちにしちゃうっていうのが痛快で良いじゃないですか。え?ありきたり?あきりたりでも面白いんだからいーじゃないか。  みんなが戦う覚悟を決める動機付けとなった若き保安官ジェリーの犠牲は可哀そうでしたけどねー。  そのぶん、みんなの心がひとつになって、弔い合戦へと突入してゆく。こーゆーわかりやすくもアツい展開が最高。  映画は、これで良いんですよ。  斜に構えたり、奇をてらったりする映画が氾濫する昨今、気持ちよいくらいのド直球。1周まわって面白い。  ストーリーがストレートなぶん、アクションには随所に工夫が。武器が多彩。キャラも多彩。戦う場所も多彩。もうずっと楽しいのです。稲穂レースはちょいダルカッタケド・・・。  ご都合主義と非難されるかもしれませんが、ジェリー以外に犠牲者が出なかったのも良かったな。  でもけが人をいっぱい出すことで、それなりのリアリティもあって、すごく映画としてのバランスが良い気がします。  個性あふれるメンバー構成、良かったなぁ・・・。銃器マニアの人、最高です。  私にとっては、こーゆー映画こそが至高のアクションエンターテイメントです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-05-20 23:00:53)《改行有》

3.  ラブコメ 《ネタバレ》  ラブコメはラブコメでも昭和のラブコメ。ノリが古臭くてかなりツボ。  終始ゆるい雰囲気。映画にドラマチックな展開や刺激や非日常を求める人には向かないでしょう。  脚本が悪いのか演出が悪いのか、香里奈の演技が過剰で真紀恵のキャラが不自然。言葉遣いも不自然。なんか無理矢理キャラ作りをしているような感じ。  そんなちょっと引っかかる部分はあるけれど、私はこーゆー映画が好き。  まずわかりやすい。そしてテンポが良い。出てくる人はクセがあっても基本良い人。  バーのマスターや探偵、西島さんはコメディパート担当で、良い味出しています。  北乃きい、好きなんですけど、この映画では最初出てきたときあんまぱっとしませんでした。ですが見ているうちにだんだんかわいく見え始めます。  そんで香里奈。基本男勝りキャラで、素の自分は美晴の前でしか出すことができない。そんなキャラがベースなんですが、時折『はい』って素直に返事するギャップがかわいい。  とまあ個人的に良かったポイントを列挙してみたのですが、うん、これといって人に勧める決め手がありません。  だけどこーいった要素がバランスよくミックスされることで、すごく美味しい料理に仕上がっている気がするのです。  これからの二人の幸せな未来を感じさせる終わり方もグッド。  ちょっと甘々の採点かもしれませんが、こんなゆるめのハッピーストーリーがあったっていい。[DVD(邦画)] 8点(2021-04-20 10:47:08)《改行有》

4.  ラン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》  ゾンビものの中では良作。『新薬の副作用に関するニュース⇒変異の噂⇒避難の呼びかけ』の流れがうまい。ゾンビが町中に溢れ、パニックになっていく様子が最高。前半~中盤までは突き抜けた面白さです。  被験者3万人の中で、唯一症状が出ていない人類希望の星アンジェラ。製薬会社裏の仕事担当コール。アンジェラの彼氏、水上警察のジョー。脱出用のヘリを確保しに行くアンジェラの兄。4つのスタート地点が全員バラバラ。無事に全員合流できるのか。その過程がサスペンスフルで面白い。  後半になると人間ドラマの割合が増え、映画のテンポが悪くなります。もちろん、人物の背景を描いてくれたほうがより感情移入しやすくなるのは事実です。ただ、この映画は後半その割合がちょっと多すぎた、もしくは長すぎたかもしれません。しかもすべて『語り』で済ませちゃう。そこは映像化してくれたほうが良かったと思います。例えば、ジョーが麻薬依存の少年を射殺してしまったことを悔いているのであれば、そのシーンを映してくれるだけでも、彼に対する印象はまた変わったかもしれません。  パニックムービーではトラブルメーカーも必須。ただこの作品のトラブルメーカーはトラブルメーカーすぎてちょっと不自然かもです。正直大分イライラしました。自分勝手な女性が最後コールに足を撃ち抜かれるシーンはスカッとします。  中だるみがもったいないですが、総合的に見ると完成度の高いゾンビムービー。  気合の入ったゾンビ映画としてオススメできます。[DVD(字幕)] 8点(2020-11-27 09:24:53)(良:1票) 《改行有》

5.  ラブソングができるまで 《ネタバレ》  『あなたにも書ける恋愛小説』とプロット的には同じですね。個人的にはあちらのほうが好きですが、こちらも好き。鑑賞したタイミングに10年以上の差があるので、そもそも比較はできないかもしれませんが・・・。  『二人で一つの目標に向けて力を合わせる。』というシチュエーションが大好きな私にとって、非常に相性が良い作品。更には、作曲シーン、作詞シーン、レコーディングのシーンなど、一つ一つの作業をきちんと見せてくれる丁寧な脚本。ストーリーに水を差さない程度に、コメディの要素もちゃんとあり。ソフィー(ドリュー)が緊張して声が超ちっちゃいとか、凄く面白いです。  ドリュー・バリモアの容姿は、そんなに好みのタイプではないのですが、彼女の作る表情や空気感、セリフの言い方など、彼女の演技はとてもお気に入りです。そしてラブコメと言えばヒュー・グラント。この人が演じているだけで、どの作品もなんか面白いです。また、この二人は基本的に『他者に対して寛容な雰囲気』を持っているので、見ている間ずっと心地良いのです。  ストーリーは王道。ひねりなし。ストレート一本勝負の気持ち良いラブストーリー。また、過去を引きずる2人の再生物語でもあり、サクセスストーリーでもあるので、元気がもらえます。アレックスのマネージャーとソフィーの姉家族が、第三者的視点で雰囲気を盛り上げてくれます。歌姫コーラの存在とそのスタッフの存在もスパイスになって良いですね。  コメディとドラマがちょうど良いバランスの、万人に愛される良作エンターテイメント作品です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-10-03 14:15:49)(良:1票) 《改行有》

6.  ラストマン・スタンディング 《ネタバレ》  評価ひっっく!まじですか。  ・・・と思ったら、なるほど、これはリメイク作品なのですね。完全にオリジナルだと思って見ていました。  だからなのかはわかりませんが、私は凄く面白かったです。ブルース・ウィルスのお手本のような、それでいてちょい悪風なヒーローっぷりが最高にかっこいいです。こーゆーキャラ大好きなんですよね!  そんで、無敵に見せかけておいて、中盤でぼこぼこにされるとか、実は腹に1発くらっていたとか、適度なピンチっぷりが雰囲気を盛り上げてくれるじゃないですか。  ジョン・スミス(ブルース・ウィリス)と酒場の店員と、保安官と女性三人、これ以外の登場人物をきれいさっぱり消しちゃったのもすっきりしていて爽快です。ちょっとずつ街から人がいなくなっていく様子も良い。車の修理屋がいなくなり、最後は棺桶屋っていうのがほんとに良い。祭の終わりって感じですね。  オリジナルを知らないがゆえ、私にとっては今作がオリジナルとなりました。ですので、あくまで今作を観た感想のみでのレビューです。面白かったですか、って聞かれたら、間違いなく面白かったです。久しぶりに期待を超えてくれた作品です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-02 10:14:15)(良:2票) 《改行有》

7.  Love Letter(1995) 《ネタバレ》  「Love Letter」というひとつのテーマにそって、さりげない伏線をさりげなく回収し続ける手法は、美しすぎる映像とあいまってこの作品をひとつの芸術にまで高めているような気がします。  この作品では、ラブレターはさまざまな様式をとっているんですね。それは文面であり、声であり、図書カードでした。  どんな姿であっても、大切な気持ちを大切な人へ届けるとき、それはすべてラブレターであるというわかりやすいメッセージがとても心地よく胸に響きます。  山で声に出して亡き恋人へ送る「お元気ですか。私は元気です。」の形なき手紙も、少年樹が少女樹へ宛てた図書カードも、それはそれは素晴らしいラブレターでした。  不器用でシャイだった少年樹にとって、好きな人に想いを伝えるなんてことは並大抵の気持ちではできないでしょう。あの図書カードを渡すのがきっと精一杯だったんでしょうね。ですが、残念ながら、その裏の絵を少女樹に見てもらうことはできなかった。そこでいったんは途切れてしまったはずのラブレターが、なんと渡辺博子からの天国にいる樹へ宛てた手紙によって、ついに大人になった少女樹のもとへ届いてしまうというラストは最早奇跡。  現実世界ではまず起こりえないような感動的なエピソードを創ってしまえちゃうってのは、映画の大きな魅力ですよね。[DVD(字幕)] 8点(2013-06-23 15:02:15)(良:3票) 《改行有》

8.  ラブ IN ニューヨーク 《ネタバレ》  テンポが良く、バランスが良く、ラストはある種の爽快感で終わることができる楽しい作品です。30年も前の映画にしては、それほど古さも感じませんね。娯楽映画としてはとても良い映画ではないでしょうか。  個人的にははっきりしたサクセスストーリーが好きなのですが、この映画の場合は、ただのサクセスにしなくて良かったと思います。助手が足ひっぱったり、トラブルもってきたり、ベリンダとはケンカになったり、商売敵に殺されかけたり。挙句警察にブタ箱に入れられて、婚約者にはつば吐きかけられる。でもそこから、最後の巻き返しが始まる。注文間違えたのに文句を言うシーンと犬を追い返すシーンは最高でしたね。  疲れたときに見ると元気でそうです。[DVD(字幕)] 8点(2011-11-22 03:37:13)《改行有》

9.  ランド・オブ・ザ・デッド 大好きです。面白い。テッド号強い。硬い。頭の良い黒人ゾンビだけ、ゾンビに見えない。周りのゾンビから、「オマエなんてゾンビじゃない。」とか思われて食べられちゃえば面白かったのに。でもゾンビって、なんで最後まで食べないのだろう。本能で生きているのなら、それこそきちんと最後まで召し上がっていただかないとねぇ。まさか、仲間を増やしたくてかじっているだけ?[DVD(字幕)] 8点(2011-07-07 20:04:02)

10.  ラン・オールナイト 《ネタバレ》  飲んだくれでみんなにバカにされている人間が凄腕の殺し屋。よくあるプロットなんですが、昔から私はこーゆー『実は…』なヒーローに弱い。アウトローに憧れてしまうのはもはや男の性(サガ)かもしんない。  マフィアのボスの息子がどーしよーもないクズ。このクズのせいでみんなが殺しあうことに。ストーリーラインだけを見ると理不尽で救いようがないんですが、最後はハッピーエンドにつなげてくれるので後味は悪くありません。組織に、ボスに尽くしてきた結果、生きる意味さえ持てないかのような生活を送っているジミーが、最後は最愛の息子とその家族を守るために命を懸けることができたのだから何も思い残すことはないでしょう。  この映画で不満なのは警察の中途半端な立ち位置。  『街全部が敵だ。』みたいなことを言うので、警察の大部分がマフィアに買収されているのかと思いきや、話が進むにつれ『いや、そうでもないのか?』って感じです。少なくとも息子を拉致った二人の警官はマフィア側。でももしかするとその二人だけの可能性もあります。だとしたら息子が通報した際にまっさきに駆け付けた警官がその二人っていうのはあまりにマフィア側に都合が良すぎないだろうか。  それにしても私にとってリーアム・ニーソンはブルース・ウィリスと並んで最高にかっこいい親父ヒーローとなりました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-27 22:13:21)(良:2票) 《改行有》

11.  ラブ・アゲイン 《ネタバレ》  安定ラブコメ。突然妻から離婚をつきつけられるキャル。バーでぐちっていたら、イケメンジェイコブ登場。なんだかんだの師弟関係成立。『よーし、かっこよくなるぞー』ってなちょいサクセスストーリー的展開がまず面白い。ヴィジュアルの次はナンパ指導。そこはどーなのって思ったのですが、これが中盤のいざこざにうまくつながっていて面白い。  うん、よくできたラブコメです。脚本が良いのか、監督が良いのか。なんてことないストーリーが、凄く楽しく感じられるタイプの作品。登場人物が個性的で、みんな楽しそうなのが良いです。セリフのやりとりも面白い。  『みんな。ガンじゃなかった。ただの離婚だ。』と喜ぶ上司。湧き上がる拍手。ニューバラを捨てちゃうジェイコブ。ひっかけた女は息子の担任。コメディセンスが完全に自分好みなんですよね。大分笑っちゃいました。  基本的に悪人がいないので、刺激は少なめですが安心して見られる作品。その中でも、私は主人公のキャルがお気に入り。仕事もできるし家族思い。夜中にこっそり庭に忍び込んで庭の手入れをするシーンが超好き。まあ、はっきり言ってかなり良い父親なだけに、奥さんが離婚を望むはっきりとした理由は欲しかったかもしれませんね。いわゆる倦怠期、中年の危機ってやつなんでしょうが、それだけで離婚するかなぁ・・・。  基本はコメディなんですが、夜中に家の庭にキャルとエミリーが電話をするシーンが胸に染みます。実は用なんてないのに、電話をしてきたエミリーに感動するキャル。さりげない名シーンです。  最後の卒業式での演説。あれだけがちょっと苦手。大勢の前でプライベートな話題を堂々と話すっていうシチュエーションが昔から苦手なんですよね。急に作り物っぽく見えちゃって。それだったら、庭での全員集合で全部決着つけて、『はい、おわり。』ってしてもらったほうがすっきりです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-11-25 04:05:48)(良:1票) 《改行有》

12.  ラッキーナンバー7 《ネタバレ》  はじめのうちはストーリーがとびとびで、何が何やらワケがわかりません。ジョシュ・ハートネット演じるスレヴンがメインになってからは、急にストーリーがすっきり見やすくなります。  後半、ネタバレが始まるまでは、ミステリアスな雰囲気が強くて、個人的にかなり好きな味わいがあります。巻き込まれ型サスペンスに見せかけた計画犯罪というアイデアがなかなか面白い。ようわからんかった序盤のすべてが、終盤ではきれいにつながりかなりスッキリします。  タイトルから『オーシャンズ11』みたいなものを想像していたのですが、中身は凄惨な復讐もの。人が結構死ぬんだけど、なぜかコメディのようにも感じる不思議なテイスト。ラストは隣人のリンジー(ダジャレか)と結ばれて、爽快感さえ感じる終わり方。  実はリンジーも何かの仕掛けかと思っていたのですが、本当に砂糖を借りに来ただけのただのおとなりさんでした。第三者と思っていた警官が母親殺しに加担していたことや、グッドキャットに撃たれたリンジーが生きていたのは素直に驚きますね。  なかなかの良作クライムムービーでした。[DVD(字幕)] 7点(2018-01-24 12:01:11)(良:1票) 《改行有》

13.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》  個人的に苦手な『群像劇』ですが、この作品は各エピソードの起承転結がはっきりしていて面白いですね。  1つ1つのエピソードも、変にひねっていなくて、直球勝負のものが多いです。  よって、『新しさ』はほとんどなくて、『あるあるネタ』を楽しむ感じ。どれも使い古されたネタではあるものの、その分ある種のノスタルジーを感じながら見ることができます。  一時期少年誌などでよく連載された、『一話完結タイプの恋愛ショートストーリー』を見ている感覚に近いです。  それぞれのエピソードが、それぞれのクライマックスへ向けて少しずつ進んでいくので、中だるみすることもありません。  王道でいくと、『首相とメイド』、『作家とお手伝いさん』、『花嫁と花婿の親友』、『少年と少女』。  やや変化球なのは、『テスト撮影のモデルの男女』、『病気の弟を持つサラとカール』。  この作品では、『愛』は様々な形を描きます。それは恋人同士に限ったものではありません。往年のロック歌手とそのマネージャーの友情だったり、病気の弟と姉の家族愛だったり、義理の父親と息子の親子愛だったり、その愛の形は多岐にわたります。  だからこそ多くの人の心の琴線に何かがふれ、ここまでの好評価を受けるに至っているのではないでしょうか。  レビューを見ていても、心に残るエピソードは人それぞれというのがよくわかります。  私にとっては、『部下から慕われる上司ハリーとその妻カレン』、『花嫁ジュリエットと、彼女への思いを封印しようとするピーター』、この両エピソードは心にぐっとくるものがありました。  それ以外は、ただ楽しく、微笑ましく、鑑賞しました。どのエピソードも優しさに包まれているので、嫌な感じは一切しません。  大切なのは、劇中でどのエピソードも、どの愛の形も、否定はされていないってことでしょう。  その事実こそがまさに『ラブ・アクチュアリー』なのかもしれません。  ただ、クリスマス映画ということに異論はありませんが、裸が多いので、ファミリー向けとは言いがたいのが辛いところですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-12-13 06:08:28)(良:3票) 《改行有》

14.  ラットレース 《ネタバレ》  単純明快なストーリーから、広がっていく世界観が面白いです。登場人物の個性や見せ場、トラブルの割合なんかがほぼ均等で、がちゃがちゃコメディなのに大変バランスよくまとまっていると思います。ちょいちょいはさまれる、富豪たちのミニギャンブルも奇をてらっていて面白い。  1つ1つのギャグに関しては、大笑いできるレベルではありません。ですが、ここまで軽快なテンポで見せられると、飽きることはないですし、ノリの良い曲を聴いているときのような、楽しい気分になれます。  ちょっと勿体無いのは、全員が違うコースで進むため、お互いに競い合ったり妨害をしあったりというシーンが、極端に少ないこと。妨害やトラブルの発端になるのはすべて第三者であり、それがすべて偶然というのが、この作品の面白いところでもあるわけですが。  にしても、こーゆーアイデアだとラストのオチが難しいんじゃないだろーかと思っていたのですが、二転三転するラストには大満足。なんか良い話でまとめちゃうのは嫌いじゃないです。自分のことしか考えず、ずっと非常識な行為を繰り返してきた人たちが、最後に見せる良心に、心がほっとします。  観終わったあとに清涼感さえ残る、斬新ながらも王道をいく良質のコメディでした☆  ちなみに僕は、みんなが全然スタートせず、ドナルド・シンクレアが何回も『スタート!スタート!』っていうところが一番笑いました。[DVD(吹替)] 7点(2015-09-28 13:43:35)(良:1票) 《改行有》

15.  ラビナス 《ネタバレ》  『人喰い』の話。人を食べるとその人の『力』も手に入れてパワーアップできる話。ついでに傷も治るって話です。  最もタブーとされる『人喰い』のテーマを、ここまで娯楽性の高い作品にしてしまったのはある意味すごいことかもしれません。のんきな音楽と凄惨な内容のアンバランスさが大変良いです。  前半はホラー&ミステリーの要素が強く、ホラー映画特有の、不安で不穏な空気を堪能することができます。具体的に言うと、『ハート大佐やボイド大尉一行が、コルホーンの案内で洞窟に救出に向かうまで』です。洞窟に入っていくときは最高に怖いです。  コルホーンが正体を現してからはテイストが一変します。どちらかと言うとサスペンスアクションの要素が強くなりますね。一本の映画で二度おいしいという捉え方ができなくもないですが、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の時同様、前半の完成度が高すぎたため、そのままのホラーテイストで最後までいってほしかった、っていうのが正直な感想です。  コルホーンが新しい上司として赴任してきてからは、コルホーンとボイドの心理的な駆け引きがメインとなります。どちらかと言うとドラマチックになっていきます。まあこれはこれで面白いわけですが。  ハート大佐がゾンビのように蘇ってきたのはなかなかお茶目なサプライズ。でもなぜか心を入れ替えて、『私を殺してくれ』って言いだす急展開。  スローソン将軍率いる三人のうち、一人がノックス少佐風のシチューを食べちゃうラストはありきたりですけど良いですね。悲劇は終わらない・・・[DVD(字幕)] 7点(2015-04-14 13:37:28)《改行有》

16.  ラン・ローラ・ラン 《ネタバレ》  海外ドラマ『トゥルー・コーリング』を思い出す演出。  何か行動を大きく変えるのではなく、小さな変化で結果が大きく変わるというところがミソでしょう。  映画というよりかはゲームのリプレイを見ている感覚。今作を観て、世界には“If”があふれているものだと思いました。音楽が個人的に大変好みです。遊び心も好き。  ただ、同じフィールドで違う展開を楽しむだけの作品ですから、『飽きる』という意見は、わからなくもないです。それに、ゆっくり落ち着いて映画を観たいときには不向きな作品でもありますね。それでも娯楽作品としては◎でしょう。  少々残念だったのは、ローラの強さ・性格がブレてしまったことでしょうか。特に父親とのファースト・エピソードで完全にブレちゃいましたね。強いキャラでいきたいのであればもう少し強さを前面に押し出しても良かったのでは。  ですがそんなことよりも最も致命的なのは、父親、マニ、ローラといった主要人物に、何と言っても魅力が足りないことでしょう。いや、これがドイツではウケるのかもしれませんが、きっと私達日本人の感覚とはずれています。マニとローラは何となく応援したくはなっちゃうんですけどね。  ついでに言うと、道行く人の運命までもが大きく左右されちゃうってのはかなり強引だったかもです。その着眼点は面白いと思いますが。  ・・・ってゆーか、あんなところからやり直さずに、ローラが車で迎えに行くところからやり直せば簡単に解決できるのに・・・とか考えたらだめなんでしょうね。きっと。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-16 00:17:19)(良:1票) 《改行有》

17.  ラウンダーズ 《ネタバレ》  ギャンブルならではの緊張感が伝わってくる良質のギャンブル映画。ただ、ポーカーがわかっていることが前提のストーリーですので、ポーカーのルールをまったく知らないと、この作品の面白さが半減してしまうかもしれません。せめて、ワンペア~ロイヤルストレートフラッシュまでの手の強さの順番と、その手を作るのがどれくらい難しいか、…くらいの予備知識は必要でしょうか?ただカードの引き方や、レイズの仕方、パスのルールなんかは僕も知らないものでしたので、その辺は知らなくても作品を楽しめることはできると思います。  ただ、こーゆー題材だからこそ、誰が見てもわかる工夫ってのが、もしかすると必要なのかもしれないですね。  今作では登場人物同士の力関係もまた面白いものがあります。エドワート・ノートン演じる主人公の友人ワームは、迷惑かけるだけの存在に終始してしまって、いささか残念でありました。『ワームは僕らの名前を売らずに、刑務所に入った。そのおかげで、僕は高校を卒業することができた。』ってエピソードを語らせておきながら、劇中ただ主人公を苦境に立たせるだけの役割だったのは正直不満です。せめて、主人公がラストで尻拭いをした後のワームとのもう1エピソードくらいは欲しかった。  ジョン・マルコヴィッチ演じるテディは素晴らしかったです!悪役・敵役ではありますが、外道ではないです。悪の美学を感じさせてくれます。勝負が終わってからの、『こいつはイカサマもしていない。金をやれ。』の一言はかっこよすぎます。  最後に、教授。彼の存在、彼の人生談により、『人生の目的』という大きなテーマをさりげなく提示しています。ただ、本作では主人公の置かれている状況が切羽詰りすぎているため、そんな悠長なことまで思考がまわらないのが現実です。見終わったあとは、夢を追いかける主人公への高揚感よりも、すべてが丸く収まったことに対する安堵感のほうが大きかったですね。[DVD(字幕)] 7点(2014-10-13 01:51:14)《改行有》

18.  ラストサマー2 《ネタバレ》  洗面所で顔を洗っているときに誰かが後ろを通る・・・。そのわかりやすすぎる怖がらせ方がGoodです。奇をてらったホラーも好きなんですが、ありふれた手法を使うホラーも好き。それはお化け屋敷に行く感覚に近いです。つまり、はじめから見たいものは決まっているわけで、それを見せてくれれば大満足なわけです。  ただ、『殺人鬼タイプ』の作品は、どうしても犯人が姿を見せてしまうと怖さが半減してしまいますね。姿を表すまでは、違う次元の存在なんですが、姿を現した瞬間に、神秘性がなくなり、被害者達と同じ空間に立ってしまうからでしょうか。  ただ、今作においては、犯人が実は二人いたってのが意外性があってめっちゃ良かったです。  それにしても、クイズに間違われたときは、どう思ったんでしょう。  『簡単なクイズにしないと、間違われたら困るからな~。ブラジルの首都は?ブラジリア!よし、これならさすがに間違わないでしょう。』  『ブラジルの首都は?』『え~と、・・・リ、リオデジャネイロ!』  『(がーん、まじっすかー。どーしよー。・・・いいや、正解にしちゃえ)今リオって言った?正解です!バハマの旅プレゼントー!』[DVD(字幕)] 7点(2014-09-29 11:20:44)(良:1票) 《改行有》

19.  ラストサマー 《ネタバレ》  ポップコーンムービー、B級ホラーサスペンスとしては合格ラインでしょう。  例えば、ヘレン(サラ・ミシェル・ゲラー)の部屋に、犯人が入っていくまでのシークエンスなんかは、すれ違いをうまく使っていてハラハラします。  要は、正体不明の殺人鬼が精神的に若者達を追い詰めていく様子がきちんと定石を踏んでいるのが良いんじゃないでしょうか。もちろんそのことが『新鮮さ』や『意外性』を犠牲にしちゃっているところはありますが、『いつものホラー』『いつものサスペンス』を楽しめる安心感があります。  私は同じ映画を繰り返しは観ませんが、同じタイプの映画は全然楽しめる主義です。そういった意味では、今作は観たいものを観せてくれる良質の作品でした。  マイナスポイントとしては、犯人の動機がよくわからないことや、何故殺されちゃったのかがまるでわからない人がいるために、ストーリーの整合性が破綻しちゃっていることが残念です。そしてラストの犯人も意外というよりかは反則のような気がします。ミステリーっぽい雰囲気を匂わせている分、そこを楽しんじゃった人はラストで怒っちゃうかもしれませんね。  そういった理不尽で意味がわからないところも含めてのB級ホラー。  正直、あっぱっぱーな導入部分から、人身事故までの流れがほとんどピークだった気もしちゃうわけです。それにこういう作品って、「去年の夏」ってタイトルを冠しているからしょうがないんですが、人生が最高に絶頂の時期に殺人鬼が襲ってきたほうが、盛り上がる気はするんですよね。みんなの人生がやや落ち目になってからの事件勃発っていうのが、変な物悲しさを漂わせちゃったりしています。  まあ、その辺割り切ってしまえば、雰囲気がホラーとして結構楽しめるので個人的にはアリです。[DVD(字幕)] 7点(2014-08-16 01:25:24)(良:2票) 《改行有》

20.  ラングーンを越えて 《ネタバレ》  ビルマという国の当時の状況を知ることが出来る社会派のドラマとして、かなりの見応えがありました。その一方で進行していく、一人の女性の再生の物語もとても良かったです。ラストでローラ(パトリシア・アークエット)がけが人の治療にあたったときは、不謹慎とは思いつつも、ある種の高揚感のようなものさえ感じます。  家族を理不尽な事件で失った辛さが、演出の問題でしょうか、導入部分ではそれほど心に伝わってきませんでした。だから、情勢が不安定な国で勝手に観光しようとするローラに多少イライラしちゃったんです。ですが、ストーリーが進むにつれ、ローラの辛さに共感し、ローラの勇気ある行動を心底応援するようになりました。  並のホラーやサスペンスよりよほど恐怖心や不安感を刺激される、サスペンスとしての出来もかなり秀逸です。  個人的には、傑作とまではいかないまでも、全てのひとにオススメできる良い作品だと思います。テーマはなんか重くて難しそうなのに、絶妙なバランスでかなり見やすい作品に仕上がっているのが素晴らしいです。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-18 04:08:09)(良:1票) 《改行有》

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