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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. リベリオン ガン=カタを発明したのは大きい。 それと引き換え、世界観に無理があり、ストーリーに至っては冗長。 エンディングの盛り上がりの無さは異常。 これなら近未来SFに拘らなくても良いし、90分まで削れば良作になったのでは?[DVD(字幕)] 4点(2022-10-19 12:13:45)《改行有》 2. リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 ストーリーは良くできている。前半で祖父が死ぬも全編に渡ってその存在が空気をまとい、道中で家族の一人ひとりが次々挫折を味わいながらも娘が最後の希望になって一致団結する。ところが、終盤のコンテストを滅茶苦茶にした展開がどうも受け入れられないのは、たとえ虚栄のコンテストだとしても「他人に迷惑かけるな」という考えが日本では根深いからだろうか(人の足を引っ張ればまとめて罰せられる"五人組"という連帯責任だ)。何かを得るには挫折は避けられない。馬鹿にされて終わるのかもしれない。でも、最後に笑えればそれでいい。家族は多くのものを失ったが、本当に大切なものを手に入れた。[DVD(字幕)] 5点(2018-09-30 00:57:17) 3. リリイ・シュシュのすべて ケータイ小説を彷彿とさせる、中二病観念的残酷青春映画。負のエネルギーが充満する要素が中学生たちに重くのしかかり、美しい田園地帯が残酷さを際立たせる。自分にはリリイ・シュシュはいなかったが、生き甲斐と言えるもの、居場所があったから、自殺したくてもそこから免れた。映画に幸せや救いを求めるのなら見ない方が良いだろう。現在の中学生はこれ以上に残酷で虚無感に満ち溢れた、救いのない世界を生きている。理解できない、融通が利かないから目を背けるしかない。そういう無責任を監督は観客に突き付けたかったのではないか。「じゃあどうすればいいの? 答えをすぐ映画に求めるなよ」みたいな禅問答。私もまたそこから目を背けた傍観者だ。悲しくて救いがなくても、死が救いという場合もある。沖縄編は冗長でいらない。[DVD(邦画)] 4点(2018-07-24 21:34:32) 4. RETURNER リターナー 『M:I-2』、『マトリックス』、『E.T.』、『ターミネーター』・・・それぞれの美味しい要素を取り込んだら、水と油が混ざらない、表面的なパチモン映画になってしまった例。もちろん模倣と意識しているだろうが、元ネタのような面白さもスピード感もない。ハリウッドに挑戦しようにも、そもそも相手にすらされていない。現に15年以上経った現在でも、ハリウッドに迫るクオリティを獲得できないどころか、むしろ劣化しまくっているではないか。志の低い、粗製乱造の漫画実写化ばかりの邦画を見るに、これからも変わらないまま日本という狭いマーケットの中で自滅していくのだろう。だからダメになる前に稼ぐだけ稼ぐ魂胆なんだろうけれど。[地上波(邦画)] 2点(2018-03-08 19:10:37)
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