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プロフィール
コメント数 614
性別 男性
自己紹介  洋画は字幕版も吹き替え版も両方観た上で感想を書くようにしています。
 ネタバレが多い為、未見映画の情報集めには役立てないかも知れませんが……
 自分と好みが合う人がいたら、点数などを基準に映画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  リバー・ランズ・スルー・イット 《ネタバレ》  自分は「レジェンド・オブ・フォール」(1994年)を「ブラッド・ピットの俳優人生で、最も美しい瞬間を収めたフィルム」と評しましたが……  その場合、対抗馬として真っ先に思い浮かぶのが本作ですね。  もしかしたら、彼の美しさという意味では本作の方が優れてるかも知れません。  何せ劇中でも「ポールは美しかった」と評されてるし、その言葉が大袈裟でも何でもなく、本当に「美しい」としか思えないんだから凄い。  そんな彼に負けず劣らず、モンタナの川景色も素晴らしいし、水の流れる音やリールが巻かれる音にも癒されるんですよね。  自然の美しさを描く際には、ついつい視覚的な方面にばかり偏ってしまうものですが、本作は「音の美しさ」にも拘りを感じます。  主人公兄弟の父が牧師という事もあり、意外と宗教色が強い内容なんだけど、あまり説教臭さを感じない作りになってるのも嬉しい。  「真面目な兄」のノーマンですら、家業を継いで牧師になったりはしなかったし「破天荒な弟」であるポールの方はといえば、牧師とは真逆のアウトローとして描かれていますからね。  あるいは映画の冒頭にて「宗教と釣りの間に、はっきりとした境が無かった」と語られている通り、釣りという行いそのものが、主人公一家にとっての宗教だったのかも知れませんが……  自分としては、教会で説教を聞いたり祈ったりする必要がある宗派よりも、川で釣りするだけの宗派の方が、ずっと素敵じゃないかと思えて仕方無いです。  そんな本作は終盤にて「自由奔放に生きていたポールの、突然の死」が描かれる訳だけど、そこに大きな驚きは伴わず、観客としても自然と受け入れられるような作りだったのも、凄い事ですよね。  中盤、留置場に迎えに行く場面などで「ポールの危うさ」を描いておいた脚本も上手いと思うし、それより何より「この弟は、いずれ取り返しのつかない事をやらかしてしまう」「ある日ふっと何処かに、いなくなってしまう」と感じさせる人物を演じ切った、ブラッド・ピットが素晴らしい。  これはもう演技力とか、そういうテクニック的な次元の話ではなく、この時代、この映画の中だけに収められた「儚さと眩しさが交ざりあったような、不思議な存在感」があってこその、奇跡のような配役だったと思います。  釣り以外にも「人生で一度だけの兄弟喧嘩」とか「列車用のトンネルを車で通る」とか、忘れ難い場面が色々と備わっているのも、映画としての奥深さ、味わい深さを感じますね。  悲劇が起こる前日、兄のノーマンが「一緒にシカゴに行かないか?」と弟を誘うのも、弟を救いたい兄なりの精一杯の優しさ、そして「俺にはお前は理解出来ないし、お前を変える事も出来ないけど、せめて傍にいてやりたい」という、切ない願いが伝わってくるかのようで、好きな場面。  兄弟の少年時代から、青年時代、そして弟を失った兄が老人になった姿まで、丁寧に描かれた本作品。  子供の頃に観ても、大人になった今観返しても、充分に楽しめたのですが……  いずれ老人になった時に観返したら、どんな感覚を味わえるだろうかと、今から楽しみです。[DVD(吹替)] 8点(2023-06-26 23:23:52)(良:2票) 《改行有》

2.  理由(1995) 《ネタバレ》  こういったストーリー展開の場合、観客はどうしても「無実の黒人青年」に肩入れしてしまう訳で、それを逆手に取った巧みな脚本だったと思います。  けれど、本作に関しては伏線が足りなかった印象も受けましたね。  終盤にて「実は本当に少女を殺していた」と明かすのであれば、もっと納得出来る材料を予め提示しておいて欲しかったです。  ローレンス・フィッシュバーン演じる警官に関しても、事前に「嫌な奴」として描き過ぎていた為なのか、終盤に共闘してくれても盛り上がるものを感じなくて、非常に残念。  思うに、前半にて登場人物の善悪に関するミスリードを徹底的に行っていた弊害なのではないでしょうか。  作中で最も悲劇的な事件であろう「少女の殺害」の動機が弱過ぎるのも気になります。  主人公の妻に対する復讐が目的だったなら、こんなに遠回りしなくても、もっとスマートな方法があったのでは? という疑念が拭えなくて、全ては「観客の意表を突く為のどんでん返し」ありきの後付けに思えてしまいました。  冒頭にて、如何にも同情を誘う存在であった「孫の無実を信じて、主人公に真相解明を依頼する老母」が、終盤は丸っきり姿を見せなかった事も不満。  主人公達が助かってハッピーエンドな空気で終わりたかった気持ちも分かりますが、物語を盛り上げる為に彼女を登場させた以上は「本当に孫が悪人だったと知って、嘆き悲しむ老母」という姿も、しっかり描いておくべきなんじゃないかな、と思った次第です。  上述のように、観賞後は色々と気になる点が多かったりもしたのですが、観ている間は素直に楽しめましたね。  この映画、ズルいよなぁ……と思いつつ、作り手の力量を認めさせられる。  そんな一品でした。[DVD(吹替)] 5点(2016-05-27 20:26:59)(良:2票) 《改行有》

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