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1.  リップヴァンウィンクルの花嫁 《ネタバレ》 偽りに満ちた世界で、 真白だけは自分を信じ貫いた。 家出したきり母に連絡しなかったのは、 末期ガンだと知られ 悲しませたくなかったのではないか。 自分に出来る事はAV出演で金を稼ぎ 母に残す事だけと考えたのだろう。 母は外聞を気にするあまり 生前の真白と向き合ってやれなかった事を 自らも裸になる事で悔いた。 この時、立ち会った安室もまた 母娘の深い愛情を目の当たりにし 心を揺さぶられた。 七海は真白の心中相手に選ばれてしまったが 真実の愛を育んだ結果、 巻き添えにはされなかった。 他人を信じようともせず 見栄だけで生きてきた七海は、 真白に本当の愛を教わったのではないか。 七海は、鉢の中のベタと同じように、 或いはリップヴァンウィンクルのように、 独りぼっちになってしまったが、 屈託なく大きな声で安室と会話し別れたのが 印象的だった。 相変わらず人それぞれの事情や腹の内までは 分からない世界ではあるが、 真白との出会いで、 信じる強さが身に付いたように思った。 (当初、ランバラルと安室は同一人物とも思ったが、 ランバラルは真白で、アムロの超えられない壁 の暗示なのかも知れない)[インターネット(邦画)] 8点(2023-02-26 04:11:43)《改行有》

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