みんなのシネマレビュー |
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2. レッドクリフ Part I 《ネタバレ》 私の中ではジョン・ウーは「男たちの挽歌」だけの監督で、有名になってからは金の無駄遣い・駄作請負人という位置付けでしかない。大体ジョン・ウーに史実に基づく人間ドラマが撮れる訳無いは最初から分かっていた事。横山光輝氏の「三国志」を読んでいるので、どうしてもそれと比べてしまう。呉の周瑜を主役としたのは良い、「Ⅰ」の一番の見所は如何にして孔明が呉を説得するかだろう。何という言葉の力の無さ・脚本の弱さであろうか。普通に考えて5万そこそこの軍隊が80万を相手にするかの選択である、重臣・国王・周瑜とその性格に合わせて説き伏せていく様が全く描かれていないので到底納得出来ない。趙雲が劉備の子供を助け、劉備がただ抱きついたのも違う。あそこは子供より趙雲の命を気遣わなければならない。あと劉備が草鞋を作っているなど論外。曹操の方にも力を入れろよ、何故有名な将軍が出てこない? 次に期待した戦闘であるが、完全に”格闘漫画”に成り下がっている。流石に広大な中国だけあって80万とか日本の戦国時代と比べても一桁違う大群なのである、「ロード・オブ・ザ・リング」の様な迫力ある合戦を見せろと。余りにもくだらない小手先の兵法に開いた口が塞がらない。主力部隊と違うとはいえ此れが何千・何万の戦いか? 矢が飛び交わない合戦などあり得ないし、三国志の合戦の場合特に将軍は一騎打ちという仕来りもあり絶対に最初から馬から下りて戦ってはならない。関羽が「自分より強い」と認めている張飛が蛇矛という槍を持っていないのももどかしい。孔明は既に1万そこそこの軍勢で10万の曹操軍に2度も勝利しているのである、地理を読み敵を誘い込み伏兵・火計・水計と仕掛けるのが得意なのであり、そういうのを期待していたのである。あの大群の船(完璧にCGだが)も、あれだと壮大さより曹操は多勢に無勢でとっとと攻めればいいだけと考えてしまう。それでも役者は皆合っていたし三国志を知らなくとも普通に楽しめる出来になっている。ただ音楽だけは最悪。[DVD(字幕)] 4点(2009-03-20 16:04:03)(良:2票) 3. レイダース/失われたアーク《聖櫃》 《ネタバレ》 冒険アドベンチャーの最高傑作であり原点というべき作品。スピルバーグが一番油が乗っている時期という事もあり、全体から躍動感のようなものを感じられる。本来10点でも良かったが、当時子供ながらに最後のSFだけは余りに呆気無さ過ぎて不満だったのでこの点数。今観れば、その結末で仕方ないのは分かるのだが。ヒロインはスペイン風で実に魅力的である。ハリソン君もバリバリであった。 [DVD(字幕)] 8点(2008-11-16 17:57:17)《改行有》 4. レディ・ジョーカー 《ネタバレ》 原作クラッシャーと言えば「模倣犯」の森田芳光であるが、この平山秀幸という男も大概酷く、「OUT」「魔界転生」と魅力的な原作をことごとく消化不良にしてきた、無能という言葉がぴったりの監督である。タイプで言うと”見殺しタイプ”とでも言おうか。こういう無能な監督をのさばらせているから、いつまで経っても邦画は駄作ばかりなのだ。原作は面白いであろう「日本沈没」「デスノート」も監督の経歴を見るだけで観る気も起こらない。今回で言うと、観客に対する説明責任を果たしていない。最後、俳優・製作者が皆無気力になって投げっぱなしにするのである。題名の「レディ・ジョーカー」という不憫な子がキーワードでは無かったのか、最後何故見捨てる?口の軽い奴はヤクザの脅しに屈する筈なので金がそのままということは無いだろう。汚職警官から犯人が漏れるなど、一番つまらない展開である。ああいうスリーパーは最後のドンデンとして取っておくもの。過去の差別の経緯も、時間が経ちすぎて何が脅しになるのかさっぱり分からない。相変わらず説教臭い長塚京三、人質として大人しくしているのかと思えばアレである。唯一、なるほどと関心したのがすぐ人質を解放した点であるが。もう少し、起承転結という基本を大事に出来ないものか。 [DVD(字幕)] 2点(2006-07-22 05:29:57)(良:1票) 《改行有》 5. レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード 《ネタバレ》 前作は、颯爽と現れ、嵐のように暴れ死んでいった助っ人2人が完全に主役を食っていた。無論今回の一番の興味は助っ人だったのだが、完全に期待と違った。最初から単なる子分で、しかもブサイク。幼稚な武器が出た時は完全にテンションが下がった。よってジョニー・デップもどうでも良かったが、その通り空回りしていた。また、ダラダラした音楽が緊張感を削ぐ。結局、良かったのは女性が生きていた冒頭のみ。2点(2005-01-27 02:49:01) 6. REC【レック】(2000) 《ネタバレ》 韓国版「ラストサマー」といった感じ。ストーリーは終始破綻しまくっており、矛盾点を挙げればきりが無い。殺人鬼より、主人公達の方がよっぽどえげつないのだ。ならば、せめて怖いかというとこれも中途半端で、唯一バスの天井からヌウ~と現れるシーンが不気味だったぐらい。ホラーなのだから、もっと女優を如何に怖がらせ殺害するかに重点を置くべきで、サービスシーンも含めて全て物足りないと感じる。韓国女優は相変わらず綺麗だった。3点(2004-07-11 10:56:47)(笑:1票) 7. レッド・ドラゴン(2002) リメイク前のを観ていたので、すべて先が読めて楽しめなかった。ストーリーが良いのでレクター=アンソニーでリメイクしたい気持ちは分かるが、作るならもっと”リメイク”を強調せないかん。それに前のパンスト男の方がインパクトがあった。 4点(2003-11-06 08:38:10) 8. レッド・ブロンクス 《ネタバレ》 ジャッキーの映画はCMを観れば面白いか分かるもんだが、まさかこんな最悪の作品に出会うとは思わなかった。別につまらないのはええねん。人をミンチにしといて、その敵に対して中途半端な慈悲をかけ最後笑ってエンディングを迎えるという感性がわからん。未だにトラウマになっているわ。 0点(2003-10-13 05:52:53)
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