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1. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
気になる部分が多すぎて、どうにも没入できなかった。
アトラクションばかりでヒューマニズムの欠落した映画。
登場人物の性格に魅力がないように思える。
主人公もヒロインも悪役も嫌な奴ばかり。
人間描写に不自然さが多く違和感をぬぐえない。
暴力的なシーンが多く、人がたくさん死ぬのもほめられない。
西洋人が現地人を見下したように見えるシーンがいくつもあるのも嫌だ。
カーチェイスは何人怪我してるんだというような迫力だし、
発掘現場や海軍ドックはすごいと思うけど、
オチはなんだそりゃという感じだし。
最初に大口開けて死んでるの見た時点で引いた、死体があんな顔するか。
この映画の非写実主義の象徴のような気がしたわ。[DVD(吹替)] 6点(2009-03-27 20:56:51)《改行有》
2. レニングラード大攻防1941
1941年9月、ドイツ軍に包囲されたレニングラードでは、戦闘のための火薬が不足していた。
火薬の専門知識を持つニコノフは、海を隔てた海軍基地から
レニングラードまで海路で火薬を運び込む任務を与えられた。
戦場の苛烈さや、戦時下でも明るさを失わず生きる人々を、ユーモアも交えて描いた映画。
まぁ、邦題とかパッケージは嘘つきですね。
邦題から想像するような、ソ連軍とドイツ軍が正面対決するようなシーンはないし、
大攻防とかスペクタクルとか呼べるほどのシーンはないです。
戦車は出ません。ドイツ軍はほとんどは機種不明の攻撃機だけ。
ソ連軍は野砲、対空砲と海軍艦艇が出ます。
ニコノフの指揮する輸送部隊が、ドイツ軍の空襲を受け危機に立たされながらも
任務を進めていく過程を描いています。
シリアスなばかりでなく、水兵がふざけるシーンとかもあって青春映画っぽいところもあります。
ソ連作品ということで想像するような、思想的に偏ったようなところはなく、
人物の描写も素朴で好感が持てます。
映画の内容はよいので、DVDの画質があまりよくないのが残念。[DVD(吹替)] 6点(2008-10-09 23:56:27)《改行有》
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