みんなのシネマレビュー |
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21. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 確かにこれほどまでに大規模なプロジェクトってのは数えるくらいしかない。が、しかし、正直な事を言わせて貰えば、1作目、2作目、3作目と見てきた中でこれが一番微妙だった。確かに見せ場はちゃんとあるし、長さを感じさせない展開ではあるが、映画史に名を連ねる史劇超大作を見てきた自分にとってはどうも人間対CGのクリーチャーに臨場感を求める事が出来ない。この映画を製作するにあたりCGその他それに類する技術が不可欠であった事は認めるが、生身の人間たちが繰り広げる血沸き肉踊る戦闘シーンの気迫等には到底及ばない。それにストーリーも、原作のように名作と謳われるまでには至っていない、というかやたらに長い戦闘シーンのせいで人物の描写、物語の根幹にあるものが蔑ろにされてされて全く深みが感じられない。そもそも小説が名作になる条件ってのはストーリーもそうだが、やはり読み手が、そこに書かれている世界観を想像したくなったり、「次は一体どうなるんだ?」といったような意欲をそそる言葉づかいや言い回し、表現方法をしてこそ「名作」というものになるんだと思うし、それをそのまま映画にしたところで、根本的に表現の方法が違う映画が傑作に仕上がるわけがない。これによって「バッド・テイスト」や「ブレインデッド」等のカルト・ムービーを撮っていたジャクソン監督がアカデミー賞を取るような大物監督になってのはファンとしては嬉しいとも思うが、その反面で彼の映画愛溢れるB級作品を見られないと思うと、また悲しいものがある。6点(2004-02-17 17:17:30) 22. ロジャー・ラビット いかにもアメリカ人が喜びそうなドタバタコメディですね~。ある意味トゥーン(アニメ)の裏事情なんかも知れて面白い?みたいな感じです。子供向けとは思うんですが意外にストーリーはしっかりしてると思いますよ。しかしやはりこのノリについていける人とついていけない人がいるのもうなずけます。僕?それなりには面白かったですよ。6点(2004-02-05 02:43:13) 23. ロッキー5/最後のドラマ ロッキーが現役から引退し、トレーナーになるので、今までとは少し変わっている設定。今回はどちらかといえばロッキーの闘いに対する情熱、そして家族の事に重点を当てて描かれていると思います。引退しているので、リングの上では闘いませんが、大事なのは心だということを教えるためのラストのストリート・ファイトもなかなか見ごたえがあると思います。 6点(2003-12-07 03:23:18) 24. ロッキー3 今回は、前回までのトレーナーだったミッキーから、激しい闘いの中友情が芽生えたアポロに変わってます。ミッキーの死はいただけないが、自分が全力を尽くして闘い敗れた相手がいとも簡単に負け、立ち直れないでいる相手を見たくないがために自分の技術を教え込むアポロには一言、友情の言葉を感じました。リターンマッチは前回よりは盛り上がらないけど、その後の“約束”を果たすシーンは良いシーンだと思います。6点(2003-12-07 03:10:39) 25. LOFT ロフト(2005) 《ネタバレ》 予告編だと結構面白そうに思えたんですが、そこは予告編マジックということで、実物はさして面白くありませんでした。 まあ、プロット自体はそれなりなんですが、見せ方と云うのがどうも。↓の方も言ってますが、ミイラと寝起きを共にするってなかなかできないんじゃないでしょうか。あの抑揚のない編集者も見ていてやる気あんのかと思ってしまいました。 黒い服を着た女性の幽霊も、はっきり出てくるまではまるで遊んでいるかのようにそこらをうろうろしてますし、出たら出たで「あ、安達祐実だ」としか思えませんでした。ここはやっぱり死国ねーちゃんこと栗山千明を使うべきですよッ!! と判らんことをのたまっていました。 ラストもラストで、キスで終わりにするもよし、あの終わり方も良いけど、死体発見→ギャー→水に落ちる…ってコントじゃあるまいし…。 どこまでが本気でどこまでがふざけてるのか(多分全部本気でしょうが)判らなく内容でした。[DVD(邦画)] 5点(2007-11-02 09:58:40)《改行有》 26. ローグ アサシン 《ネタバレ》 やはりジェット・リーのアクションを期待してしまうと肩透かしを感じます。しかも恐ろしいほどに。 とにかく闘いません。闘っても、衰えがどうしても見えてしまいます。まあ、そういう演出なのかもしれませんが。 それに今回は敵もパッとしません。 ジェイスン・ステイサムは嫌いじゃないですけど、彼の相手としては明らかに役不足です。 そして驚愕の展開。まさかそういうことだったとは思いませんでしたが、いくらなんでも無理あるでしょうという感じです。 まあ、小ネタで笑える、というのはありますが、アクション、展開すべてひっくるめて、やはりすっきりしない、というのが見終わった後の正直な感想でした。[映画館(字幕)] 5点(2007-10-16 00:41:07)《改行有》 27. スティーヴン・キングのローズレッド<TVM> またこれも長いですねぇ。これもテレビ映画だから仕方ありませんが、流石に前後編あわせて255分はなかなか辛いものがありますね。しかし、その分ローズ・レッドの歴史や登場人物の描写、それぞれ起こる怪奇現象や事件などが丁寧に描かれてますね。“どんどん部屋が増殖していく屋敷”のモデルは、恐らく実在するウィンチェスターの屋敷でしょうけど、さっき通った廊下がなくなっていたり、部屋の配置が変わっていたりというギミックはなかなか面白かったと思いますし、役者陣も、ジュリアン・サンズの演技等なかなか良かったと思います。ただ、ミイラ化した亡霊はまだ許せますけど、CGで作られた幽霊はちょっといただけないですねぇ。という事で点数は5点。5点(2005-03-06 23:39:47) 28. RONIN ジャン・レノが銃を構える姿って物凄く決まってますね。勿論デ・ニーロも負けてはいませんけど。依頼人の正体を聞かずに与えられた仕事を鮮やかにこなすプロフェッショナルたちを浪人としたのは斬新だと思います(日本人でもないのに四十七志の詳細を知ってるのは相当凄いですね)し、疾走感抜群&長テイクのカーチェイスシーンも見ごたえあります。…が、どうもそれだけのような気がします。設定や話の展開は結構いいのですがどうも淡々と進んでいくような気がしてイマイチな感じを受けました。でも見てそれほど損をしたわけでもなく前記の通り話は結構好きなものだったんで、点数は、微妙な線という事で5点にしておきます。5点(2004-02-29 03:53:50) 29. ロード・トゥ・パーディション 時代背景はアンタッチャブルやワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカなどと同時期、内容はそれらに比べるとかなり薄っぺら。何よりトム・ハンクスの髭が似合わない。組織のボスに復讐するシーンで、周りの音を全てカットして物悲しい音楽だけが流れる部分は、どことなく美しい印象を受けるが、全体としては特記すべきすべきところは殆どないし、(まだ見てはいないが、友人などの評価から想像して)ゴッド・ファーザーを超えたとは到底思えない。5点(2003-10-21 01:04:03) 30. ロミオ・マスト・ダイ リー・リンチェイ(ジェット・リー)が話の途中で食われるのが痛い。にしても、今回は、(恐らくマトリックス・リローデッドでの元ネタであろう)横に円を描きながらの連続キックや、荒れ狂いながら戦うリーが見られただけでもよしとするか…5点(2003-10-06 01:50:23) 31. ロボコップ3 ついに空まで飛んじまったか…嫌いじゃないんだけど、やっぱりロボはウェラーじゃないと!ルイス殺しちゃ駄目だよ!オムニの横暴を市民に訴えるシーンと、警官隊がレジスタンスと共にリハッブに立ち向かうシーンは印象に残ったけど、それ以外はイマイチ。やっぱり1が最高傑作だよ5点(2003-04-04 20:29:09) 32. ロボコップ2 前作とは打って変わってただのSFアクションな映画。自分の過去の記憶に苦悩しながら、正義だのという陳腐な感情からではなく、自分の呪われた運命にケリを付ける為に自分を殺した者達に復讐するという、重苦しいながらもその中にあったあの独特のかっこよっさが微塵も感じられない。新型ロボコップも、あれじゃただの殺戮マシーン(前作のED209もだけど)。あんなんで市民が救えると本気であのオッサン達は思っていたんだろうか?最後の死闘は派手で面白いが、全体としてはグロさがアップしただけで、作品自体は落ちた気がする5点(2003-04-04 20:17:45) 33. ロスト・ソウルズ 上映時間98分なのに2時間半くらいに感じたのは俺だけでしょうか?最初から最後まで盛り上がらないしラストも中途半端。もう少し掘り下げればきっと面白くなったはず。それにしても欧米の方のオカルト映画は反キリスト物が多いな。キリスト圏の人なら怖いのかもしれないけど我々はどちらかと言えば無宗教派なので彼らのような恐怖は感じがたいだろうな。でも仮に俺たちがキリスト教だったとしてもやってる事はほぼオーメンの焼き直しみたいなものだから、そんなに怖くも無いだろう。4点(2003-12-04 01:32:33)
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