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1. 六月の蛇
せっかくベネチアで審査員特別大賞獲ったのに、新聞各紙の見出しは「北野武、受賞ならず」ってそりゃ無いだろう・・・涙。塚本の受賞をもっと華々しく扱ってやれ!こんなスゴイ映画作ったんだから!正直言って『鉄男(1)』以来、「嫌いじゃないんだけど、でもなあ」ってのが感想だった。しかし今回は違った!映像演出脚本ともに文句なし。そう、今まで何が不満って脚本が不満だった。誰かいい脚本家つけて監督した方がいいんじゃないか?とずっと思っていた。ところが本作品は脚本がとても良くできている。その上で炸裂する塚本ワールド!美しくてエロティックで観ているこっちが息苦しくなるほどの圧迫感。これを演出力と言わずして何と言う!※※以下ネタバレあり注意※※緊縛された夫が見世物小屋(?)で強制的に見せられる悪夢。閉塞感薄気味悪さ、撮影編集効果音あいまった迫力!塚本にしか描けない世界と言い切っていいだろう!だけどまさか、こんなリアリティ寄りの映画でも蛇チンコが出てくるとは!(笑)そんな塚本ワールドを炸裂させながらも・・・ラスト、妻への愛に目覚めた夫が乳房を切り取られた胸板にキスをする。現実には、丸々と残された乳房・・・切ない。まさか塚本晋也に切ない思いをさせられるとは夢にも思いませんでした(笑)10点あげたいけど蛇チンコが万人受けするはずも無いので-1点・・・いえ、私は好きなんですけどね。9点(2003-12-21 03:00:09)(良:1票)
2. ロッキー
《ネタバレ》 イメージでしか知らなかった。今回真面目に見てびっくりした。スタローンがなかなか可愛い顔をしている・・・すげえカッチョ悪い顔だと思ってたのに。ってそういうことじゃなくって、こういう映画だったのか、とビックリ。体育会系格闘映画かと思ってたら、自己証明映画だったんですね。試合にあたって『チャンピオン攻略法』みたいなトレーニングや作戦が出てくるのかと思ってたら一切ナシ、ただ殴りあうだけってのに意表つかれました(笑)今こんな作りしたら「ありえん!」と突っ込まれそう。時代というかやったもん勝ちってとこか。無名の選手が挑むというのは確かにアメリカ的だけど、作品自体はヨーロッパ的な映画という印象。渋い!7点(2003-12-20 04:38:02)
0 | 2 | 4.65% |
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1 | 3 | 6.98% |
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2 | 2 | 4.65% |
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3 | 3 | 6.98% |
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4 | 6 | 13.95% |
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5 | 1 | 2.33% |
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6 | 4 | 9.30% |
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7 | 6 | 13.95% |
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8 | 4 | 9.30% |
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9 | 6 | 13.95% |
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10 | 6 | 13.95% |
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