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プロフィール |
コメント数 |
304 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
つたない文章力で自分なりのレビューを心がけます。映画館で観た作品は自然と評価が高くなりがちです。 |
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1. 6才のボクが、大人になるまで。
人物の成長というドキュメントと物語というフィクションが境界なく混ざり合っているので、観る側がそれぞれの登場人物の実人生をも想像し、話しの進行との相乗効果で物語、もっというと人間の人生を味わい深いものにしていた。
またそれぞれの人物が独立して生きていて、物語、他者(親子や姉弟という関係)に奉仕していない。そこもリアリティーに繋がるし、物語自体が常にどこか冷めた視点を持ち、登場人物の誰かしらが批評的な立場をとっているので、視野が狭い甘い話になっていないく話に厚みが出ていた。
その時々のそれぞれの心情、成長の切り取り方も絶妙で、セリフだけでなく、行動、仕草、表情から上手く切り取っていたので、自然に自分自身の人生を振り返り、重ね合わせ、追体験した気分になった。また時には、これからの自分の人生をも想像した。
人生の酸いも甘いも、彼らと体感できる素晴らしい映画だった。[DVD(字幕)] 8点(2015-10-29 08:58:44)(良:1票) 《改行有》
2. ローカル・ヒーロー/夢に生きた男
《ネタバレ》 いつもバイクで走り回っている人、船の名前を何度も書き直している人、屋根の修理人、あの中では浮きまくってるパンキッシュな姉ちゃんなど、一人一人が強烈なキャラクターでそれぞれがあの村には必要不可欠な存在。景色や建物、人を含めた全ての要素のどれか一つが欠けてもあの素晴らしい村は成り立たないような気がしました。村全体の団結力が強い、かといって閉鎖的ではなく外部からの人も温かく受け入れ、いつの間にか溶け込ませてしまい町の風景にしてしまう。ありそうでなさそうな、なさそうでありそうな不思議な魅力が一杯の理想郷でした。[DVD(字幕)] 8点(2008-02-27 20:23:53)(良:1票)
3. ロスト・チルドレン
《ネタバレ》 見た目が大人だろうが、子供だろうが心が強いものは強いし、弱いものは弱いということでしょうか。普通ではない見た目やどこかに一癖ある人物が多く、そういう場合大体はそういった人物に焦点が当てられ魅力を持ってたりするんですけど、この映画は唯一といっても良いぐらいごく普通の見た目で、特に特徴がないミエットが持っている魅力、力強さがずば抜けてました。いろんな意味を含めて人間は見た目だけでは決まらないということでしょうか。
内容抜きにしても、この独特の世界観や映像は凄くて、それだけでも見る価値はあります。[DVD(字幕)] 6点(2009-11-15 16:53:22)《改行有》
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