みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ローズマリーの赤ちゃん 《ネタバレ》 この映画を見るまでは、ホラーらしいホラー映画を見たことがなかったので、映画館で大変な衝撃を受けたことを覚えている。何でもないストーリーに見えて、ぐいぐい引き込むすばらしい力を持っている。それまでは私は何でも物事を常識的に考え、悪魔が存在するなどとは夢にも思っていなかった。[映画館(字幕)] 8点(2012-03-29 21:02:29) 2. ロミオとジュリエット(1968) 《ネタバレ》 この「ロミオとジュリエット」は映画や舞台で何度も上演されたが、ホワイティング16歳とオリビア・ハッセー15歳の主役は、映画史上最も若いロミオとジュリエットであった。それだけ新鮮で瑞々しく原作の年齢に一番近いものであった。 当時オリビア・ハッセーの美しさは際だっており、映画上映前からすこぶる評判が高かった。それに今までの「ロミオとジュリエット」はどうしても、舞台劇(戯曲)のイメージが強く、この映画で初めて映画らしい映画になったのではないかとも思う。 テーマ曲も美しく、映画の雰囲気を余すところ醸し出している。ただ難を言えば、やや現代風になりすぎて、およそ中世らしくないことかもしれない。 [映画館(字幕)] 8点(2011-04-27 16:22:05)《改行有》 3. ロシュフォールの恋人たち 《ネタバレ》 何十年も昔、サウンド・オブ・ミュージックからメリー・ポピンズ、シェルブールの雨傘と立て続けにミュージカル映画を見続けていた時代に、つまづいた映画がこの映画だった。どうしても好きになれなかったのである。今回DVDが発売になって改めて鑑賞し、どうにか点数アップしたが・・・。 この映画はどちらかと言うとウエストサイド物語に似ている。ストーリーより歌と踊りという感じだ。それが私に合わなかったのかもしれない。しかしそれも何十年ぶりかに見て、許せるようになったのかもしれない。 それぞれの恋人たちがめぐり逢いハッピーになるのに、ドヌーブとペランだけはと思っていたら、最後にヒッチハイクで乗り込んできた・・・。昔見たときはこの結末を見ていなかった。 それともうひとつ、チャキリスはウエストサイドで知っていたが、変なおじさんがジーン・ケリーだったとは今の今までわからなかった。不覚 [映画館(字幕)] 7点(2011-04-16 08:22:01)《改行有》 4. 路傍の石(1964) 《ネタバレ》 私は子どもの頃に、映画「路傍の石」を見たが、この映画ではない。制作された年代からすれば、おそらく1955年の映画ではないかと思う。(路傍の石は戦前1回、戦後3回制作されている) 以来数十年、ようやく探し求めたのがこの1964年版のDVDであるが、極めて重要な「汽車が走ってくる鉄橋の枕木にぶらさがるシーン」が割愛されている。このシーンがあるからこそ、次野先生の自分自身を大切にせよという「吾一とは我は一人だ」の意味が生きてくると思うのだが・・・。 しかしそれを除けば、さすがに文部省推薦映画らしいできばえである。「奉公」とか「辛抱」などという言葉を知らぬ世代にはぜひ見てほしい映画である。[DVD(邦画)] 7点(2011-03-17 22:15:34)《改行有》
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