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1. ワイルド・ギース
多分、「戦争の犬たち」と同じ年に映画館で観た作品だと思うが、先日、馴染みのレンタル・ショップに置いてあって、久し振りに見る機会を得た。が、「戦争の犬たち」よりも、やっぱり本作の方が印象的だったらしい。細部とまではいかないが、殆どおおまかなストーリーは覚えていた通りだった。軍事訓練や軍事行動、政治的な兼ね合いや裏切りが、本作の方がより鮮明だったせいだと思う。特に、マフィアのバカ息子に麻薬を食わせるシーン(ロジャー・ムーアだった)や、脱出の時に零れたひとりが「私を殺してくれ」と叫ぶシーン(あれは、リチャード・ハリスさんだったんだなぁ)は、印象的というか、衝撃的だったみたいだ。改めて見て、何げに凄いキャストだったことにびっくり。それに、リチャード・ハリスの子供役の子役(男の子)が、それこそ天使のように可愛かった。「白と黒の戦いが終われば、黒と黒の戦いが始まる。今のままではアフリカに自由はない」メッセージ性も強い作品だった。変に女が絡んでこないとこも、いい。けど、本作の「Ⅱ」が作られていたとは知らなかった。7点(2003-05-04 14:02:51)
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