みんなのシネマレビュー |
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1. 私の中のもうひとりの私 五十路となっての振り返りともなれば、裏切り裏切られ、傷つけ傷つけられはあるでしょう。 知的な各人の剥き出しの痴的な会話にウンザリです。 誰が監督か承知で敢えて観たお目当てジーナ・ローランズとジーン・ハックマンのキスシーンお宝映像に点数の全てを。[DVD(字幕)] 3点(2025-04-30 20:03:53) 2. ワイアット・アープ(1994) お目当てジーン・ハックマンの「人生は喪失の連続だ、挫けてどうする、耐えるのが人間だ」このシーンに尽きます。全得点。 後は父親が見たらどう思うのかと感じる体たらくな一代記で、抑揚無く長時間垂れ流すラジー賞も納得の駄作。[DVD(字幕)] 2点(2025-04-08 13:47:52)《改行有》 3. 私がやりました 邦題に ♪私はやってない潔白だ♪ がよぎりました。 本作はその逆で展開に興味が尽きることが無く、イザベル・ユペール登場からは画面に釘付けでした。 冷静に考えれば「そんなアホな~」な結末ですが、充分に楽しめました。 女性の権利云々の件はクドさのないピリッと効かせるもので監督のセンスを感じるところです。[DVD(字幕)] 7点(2025-03-09 21:54:59)《改行有》 4. ワールド・ウォー Z 起承転結の「起」が無く、何か知らんけど街なかがエライ事になってるつかみに口アングリ。 軍隊蟻を思わせる人間壁よじ登り描写に「オーッ」となったもののやはり盛り上がれず。 研究所内での対ゾンビがなかなかのスリルで、ブラッド・ピットと差し向かいのシーン(ゾンビ所員は美味しい役どころでしたね)とそれを見詰める研究所員に胸熱でありました。点数の全てを。[インターネット(字幕)] 5点(2025-02-01 11:31:31)《改行有》 5. ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦 ベルリンの壁建設ドンピシャのタイミングで作られた本作でのビリー・ワイルダー監督が東側と西側陣営に向ける冷ややかな視線は真骨頂。監督特有のユーモア部分のまろやかというかマッタリしたところが感じられなかったのはジェームズ・キャグニーの存在に依るところが大かと。 出世欲に取り憑かれたコカコーラ西ベルリン支社長を演ずるキャグニーは、お顔体型共に62歳相応にふっくらしているものの、台詞回しと眼力は往年と変わりなく、超ハイテンショントークでの出ずっぱりな姿に感動しきり。いやぁ物凄かった。 半切りのグレープフルーツを手にするのに「民衆の敵」の迷?シーンが蘇ります。 キャグニーに合わせて他のキャストもキビキビしており、展開も超怒濤、剣の舞が更に拍車をかける。 結末のオチがこれまた素晴らしい。キャグニーのホロリとした直後のコーラを手にして「シュレマーァァァァァ」は最高!!! 惜しかったのはホルスト・ブッフホルツ演ずるオットーで、肩に力が入り、過ぎたるは及ばざるがごとし、だったところが-0.1点。 壁封鎖のタイミングの良さで当時はヒットしなくて後年に再評価を受けたという本作は、ドタバタコメディとしてワイルダー作品としてキャグニー出演作として紛れも無い傑作です。[DVD(字幕)] 9点(2024-05-27 01:14:29)(良:1票) 《改行有》 6. ワーロック(1959) リチャード・ウイドマーク、アンソニー・クイン共演に期待特大となりましたが、共に煮え切らない役どころで、彼等と決闘するヘンリー・フォンダも何か無機質でサッパリ盛り上がりません。勧善懲悪で良かったのに変な色気を出して捻りを効かせたつもりのストーリーは独り善がりで何ともはや。こんなウイドマークは観たくなかったガックリ度合い半端ない作品。[インターネット(字幕)] 4点(2024-05-04 22:27:46) 7. ワイルド・ファイト エックス 兄弟、親子、夫婦の葛藤がそこそこ見応えあり、プロモーターの悪徳っぷりに神経逆なでされまくり、奴の吠え面かく姿にスカッと爽快。格闘模様と聴衆の熱狂がワンパターンで作品の主にならずドラマの添え物になっていたのが残念でしたが、安っぽい邦題とは裏腹に楽しめた掘出物の一品でした。[DVD(字幕)] 7点(2024-01-22 01:57:52) 8. ワース 命の値段 実話なんですね。 演じるのがマイケル・キートンなので、血も涙も無いヤツかと思いきや、 ぬる燗のような一言一句に聞き入ってしまいました。 気の遠くなりそうなミッションをやり遂げた皆様に拍手。[DVD(字幕)] 7点(2024-01-08 02:23:30)《改行有》 9. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版 《ネタバレ》 初見。時間があったので一気見しましたがグッタリ。監督は当初10時間を6時間にして3時間前後編を考えていたそうで。もう無茶苦茶。ダラダラ時間使っているのに、肝であるマックスの心の内が抜け落ちているのはどういうことか。 お目当てジョー・ペシが2時間近く経って登場したと思ったら1シーンのみだった・・・ってそんな殺生な・・・ モリコーネの音楽以外あっという間に忘れてしまうであろう作品でした。[DVD(字幕)] 4点(2023-10-01 19:13:51)《改行有》 10. 悪いことしましョ!(2000) 人懐っこく気の良い冴えない孤独な青年が悪魔の力を借りて成りたい自分に変えて貰う。五変化におけるブレンダン・フレイザーの芸達者ぶりにびっくり。さらに初体験エリザベス・ハーレイのコスプレに「素敵~」眼福でした(この人は現在も「奇跡の57歳」と呼ばれる美貌と体型の持ち主だとか)二人の掛け合いが愉快でカラリとした味わいが心地良い。 間違った選択ばかりで年月を費やした私にとって元気づけられる神様のお言葉からの着地点もなかなかのもの。 大いに楽しめた作品でした。[DVD(字幕)] 8点(2023-05-14 18:34:02)《改行有》 11. わたしは最悪。 仕事とつきあう男を取っ替え引っ替え自分に正直に生きる30歳ユリア。自由奔放な生き方の何処が最悪なのか分かりません。 いろいろな選択をしながら歳を重ねる事を思わされる作品。生理的に汚いシーンが多かったのが難点。[DVD(字幕)] 5点(2023-03-19 01:02:47)《改行有》 12. 私はゾンビと歩いた! 編集がマーク・ロブソンと言うことで鑑賞。 戦前のゾンビものが興味深かったのですが、心が病んだ物言わぬ美しい女性の生ける屍状態を指すようで、彼女を操るブードゥ教が少しだけ不気味だったという肩透かし。愛憎話もメインと言えない盛り上がりに欠けるものでパッとしない作品でした。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-11 19:50:26)《改行有》 13. 鷲は舞いおりた 原作未読。昨日観たミンスミート作戦と比べて今作のドイツ軍作戦の拙さを思わされます。どこまでチャーチルに迫れるかという見どころが安っぽく描かれているのが不満です。ただ、上司と部下の関係に於いてシュタイナー大佐とヒムラーの人間の本質が浮き彫りにされているところは印象深いものがありました。[インターネット(字幕)] 6点(2023-01-02 18:03:46) 14. 我等の生涯の最良の年 《ネタバレ》 戦勝国アメリカ復員兵3人の再出発へのドラマ。長過ぎました。ダラダラと語られて段々と嫌になってハッピーエンドでも何の感慨も無く。名作の誉れ高かっただけに意外でビックリしています。ご贔屓ではありますがフレデリック・マーチのオスカー受賞は異議あるところです。[インターネット(字幕)] 5点(2022-12-26 00:58:26)(良:1票) 15. わんぱく戦争 《ネタバレ》 冒頭、郷愁誘う音楽に期待値急上昇。隣村同士児童の小競り合い。指揮官がいて知恵袋がいて作戦があって、裏切りに捕虜に捜索隊にと盛り沢山。全編に溢れる微笑ましさと「貧乏人に恥をかかせるのが平等なのか!」等のシリアスさの塩梅が絶妙。特筆ものの胸キュンキュンな弟おちびチャンが忘れられない掘り出し物お薦めの秀作。[インターネット(字幕)] 8点(2022-11-28 14:21:24) 16. ワルツ・オブ・ザ・トレアドールズ ピーター・セラーズ老将軍の見た目役作りは通常運転で流石ではありますが、艶笑コメディとして色気も無く笑えるところも無く。イギリステイストの悪い面を感じる残念な作品・[DVD(字幕)] 3点(2022-11-17 02:18:34) 17. ワイルド・アパッチ 先住民と騎兵隊の単調な追いかけごっこがダラダラと続き、眠気覚ましというかアクセントというか、度が過ぎた残虐描写が挟まれます。白人様の一方的な目線に白けてしまいます。この手の作品この手の役柄がはまり役バート・ランカスターが訳知りオヤジを通常運転で演じておりました。アルドリッチの反骨精神が見つけられませんでした。[DVD(字幕)] 3点(2022-11-03 23:35:32) 18. ワイルドバンチ 《ネタバレ》 145分ディレクターカット版で。ウィリアム・ホールデン VS ロバート・ライアン冒頭の対決だけしか見どころ無く。以降、ダラダラダラダラ・・・ラストの対決を思っての我慢が報われず。監督持ち味のような独り善がりな作品に舌打ちするところです。[DVD(字幕)] 3点(2022-08-17 06:21:26) 19. 若妻物語 ロドニー&サビーナのバカップルが全編に亘ってキャンキャン吠え立てているだけ。コメディなのですが、癇にさわるばかり。特にサビーナのアホっぽい顔と語り口でのしょ~~~~~もない言動には胸糞の極み。ヘプバーン登場してました、ほんのチョットだけ。どうでもいいキャラクターでした。彼女がいたからこそ詐欺邦題として後々まで名を残す作品[DVD(字幕)] 2点(2022-03-24 01:28:38) 20. 笑う男(1928) 「恐怖と幻想の世界」の中の1本で写真からおどろおどろしい怪奇ものとして手つかずだった作品。 17世紀イギリスにおいて謀反人として処刑された男の幼児が父の愚行を一生笑うように子供の人身売買組織に笑い顔に整形され捨てられるという冒頭の展開にこれは復讐譚なのだろうか? 旅芸人の一座に拾われた幼児が拾った乳児(盲目だった)に対する心遣いに涙が滲み「えっ?」 一座のスターに成長した二人のいたわり合う純愛模様に、笑わせるのと笑われる違いに悶える姿に、座長の慈愛に、横暴極まりない王家の遣り口と闘う姿に、ハッピーエンド、バッドエンドの予想がつかないテンポの良い展開に手に汗握る硬直状態。 何度も泣かされた中で一番泣かされたのがジャーマンシェパードのホモ君。鑑賞史上最も男気ある犬の君に加点。泣き納めだったラストショットが目に焼き付きます。 恐怖も幻想も無い人間ドラマ文芸作品として極上の逸品です。[DVD(字幕)] 10点(2022-03-21 18:20:45)《改行有》
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