|
プロフィール |
コメント数 |
34 |
性別 |
|
自己紹介 |
じっくりと作品世界に浸れる映画が好み。 |
|
1. ワンダフルライフ
《ネタバレ》 ドキュメンタリー的な部分と、ドラマ部分(どうしても、劇映画としてまとめるために取ってつけた印象…)が噛みあわない気がするのは、これ以降の是枝監督作品と同様。けれど、この映画では「生前で一番の思い出を選んで下さい」と言うモチーフ、問いかけが、ドキュメンタリーのインタビュー形式とぴったり合っていて、自然に引き込まれました。是枝監督の作品では未だに一番好きな映画です。他者の思い出を再現する為にアレコレと工夫し、議論する「現場」の描写は、映画の撮影現場の暗喩を越えて「働く」ことや「暮らすこと」そのものにも思えます。「俺たち何の為にこんなこと~」ボヤく寺島進をはじめ、それぞれ内心で自問自答を繰り返す登場人物達が、みんな印象的でした。「胎児の頃の記憶が残っているケースもある」と言う雑談を聞いたあと、無愛想な小田エリカが風呂に潜る一連のシーンが好きです。選べなかった(見つからなかった?)大事な記憶を探そうとする姿に、つい感情移入…。ARATAの役職を引き継いだ、ラストでの小さな変化が、希望を感じさせます。(記憶、定かでないものを捉まえようとするモチーフには何故か弱いようで…)正直、クセが強い映画ですが、一度入り込めば、観るたびに映画の中の小ネタや自分の印象の変化を発見出来る面白さがあると思います。ARATAはじめ、役者陣も力みがなくて良かった。ざらついた建物の質感、空気が張りつめた冬の情景がキレイでした。静かで、不思議に明るい音楽もヨカッタです。8点(2004-09-18 02:29:50)(良:1票)
2. ワールド・ウォー Z
《ネタバレ》 初見は映画館で、後日DVDで観直しての投稿です。
まさにジェットコースタームービーといった内容で、劇場で観てこそ本当に楽しめる作品でしょう。
といいながらもDVDで再見して改めて感心する点も多々ありました。
まずはアクション映画として基本がしっかりした映像。
構図やカメラワークがよく考えられており、大スクリーンや3D環境でなくともスケール感が伝わってきます。
スピード感の表現も、「とにかくカメラを動かして誤魔化し、観客は置いてきぼり」といった失敗がなく、
猛スピードで迫るゾンビの怖さを、主人公側の視点から存分に味わえます。
もうひとつ評価したいのは、伝統的なゾンビ映画のお約束とも言えるスプラッタ描写がほとんどなく、なおかつ怖さや緊張感はしっかり出ているところ。
映像のグロさを見せつけずに怖さ、緊張感があるのは、演出力の高さゆえだと思います。
そして、全編猛スピードで走るゾンビから如何に早く逃げるか、そんなスピード競争だけで終わらないのも面白い。
クライマックス、自ら体内にウィルスを取り込んだ主人公がゾンビと間近で対面するシーンは、スピード競争よりも緊張感がありました。
全体的に、パニックアクションとして良く出来た映画だと思います。
反面、日本公開時の宣伝で強く押し出されていた「家族を守る為に云々」というドラマを期待すると肩透かしを食らうかも知れません。
純粋にジェットコースターのスリルを楽しみたい方にはオススメします。[映画館(字幕)] 6点(2014-08-03 15:52:23)《改行有》
0 | 1 | 2.94% |
|
1 | 3 | 8.82% |
|
2 | 1 | 2.94% |
|
3 | 2 | 5.88% |
|
4 | 8 | 23.53% |
|
5 | 4 | 11.76% |
|
6 | 4 | 11.76% |
|
7 | 5 | 14.71% |
|
8 | 6 | 17.65% |
|
9 | 0 | 0.00% |
|
10 | 0 | 0.00% |
|
|
|