みんなのシネマレビュー |
|
1. わたしのゆくえ 《ネタバレ》 どう考えても探偵業を生き甲斐にはしていない様子のヒロイン。調査対象のチャラ男は地味な彼女とはまるで接点がなさそうだけれど、どうやら既知の間柄のよう。彼女の前職は塾の講師のようですね。さしずめ彼は教え子か? 個人的に尾行して偶然の出会いを演出してまでしてチャラ男と接触しようとする彼女。それはシンプルに温めていた好意によるものなのか?それとも偶然調査対象になった知人への警告なのか?或いは、変化を求めるあまりの暴走なのか?結局彼女は話しかけて社交辞令的に飲みに誘う程度のアクションをするに留まり、再び日常に戻って行く。 タイトルは、将来の展望もなく日々を消費するだけの生活に疲れたひとりの人間が、人生の舵を切ろうとしたものの結局は元の進路に戻って行くという虚無感のようなものを表しているのでしょうか? ショートフィルムならではの謎かけ的展開とエンディング。絶望とまではいかないまでも、ある意味現実路線と言うか、あまり明るい未来を彼女に感じることの出来ない物語でした。[インターネット(邦画)] 4点(2025-04-14 00:06:48)《改行有》 2. 私はたぶん絶対にかわいい 《ネタバレ》 約15分のワンカット撮影。リアルな会話劇です。会話の中身はスカスカ。と言うより二人の関係がスカスカ。 今日のこの時まで男の結婚を知らされていなかった女。男のことを元カレと女は言うけれど、男の方は付き合っていることにさえ懐疑的。そのくせ半同棲。否、紙袋一つに余裕で入る衣類。たまにお泊りしていた程度か。 女の方は男のことを恋人と思っていたようではあるものの、男の結婚宣言にはほぼ無感情。男がクルマを降りて一度は毒舌的に独り言ちるがそれ故のタイトルか。せめてもの抵抗?ただ、直後にはドライブスルーでダブルチーズバーガー。2個のオーダーは習慣?それも敗北感があって悲しいかも。 リアルなようでいて個人的にはリアルでも何でもなく感じる二人の関係性。あぁそうですか、勝手にしてください、としか思えなかったです。 いっそクルマを降りて歩き出す男をしばらく眺めていた直後にクルマが急発進してスクリーンはブラックアウト、みたいなホラータッチだったら惹かれたかも。それじゃ全く別物になっちゃうかな。[インターネット(邦画)] 3点(2025-04-11 11:46:57)《改行有》 3. 我らの罪を赦したまえ 《ネタバレ》 この歴史は詳しくは知りませんでした。戦後世代、しかも遠く離れた日本の地においては、余程興味を持って積極的に学ばなければ詳しく知ることはないかも知れません。勿論、本作を観て全てを知ったなどとは思いません。 当時のナチスドイツであれば当然の如く達したであろうこの非道な判断。障がい者を養うためには通常以上に経費がかかることを教える教師。上からの命令に抗えず教える教師には障がいのある我が子がいる。ジレンマに負けて教壇を去ることも許されない。そんなことをすれば捕えられ、場合によっては命を失うかも知れない。だから教え続ける教師。そして生徒の中には、経費がかかるのだったら殺すしかないと答える者までいる。おそらくは素直に合理的に答えているだけであろう生徒。恐ろしい教室です。そしてそれが社会の縮図になろうとしている。 教師の家にもナチスは来る。母親として教師は我が子を逃がす。逃げた少年は、途中で同じく逃げ隠れている子を見つけ、その子のために囮になって追手を引き付け結果殺されそうになる。本能的な当然の行動として、勝ち目のない相手と戦う少年。そして遂には奪った銃で追手を射殺してしまう。 殺されるからその前に殺す。究極の判断に至った少年の心情。そしてその後の運命。更には残して来た母親の運命。先行きの全てに暗雲が立ち込めます。 戦時下の狂気が引き起こす過ち。過去を知って決して繰り返すことのないように、などというシンプルなテーマではなく、タイトルからして少なからず宗教的な側面を持たせつつ、もっと深い、人間や人間社会の本質に触れている作品として受け止めました。[インターネット(字幕)] 8点(2025-04-04 11:21:21)《改行有》 4. ワウンズ: 呪われたメッセージ 《ネタバレ》 序盤から中盤ちょい前ぐらいまでは、不穏な空気間に満ちていて「一体何が起きるのだろう?」みたいな期待感をもって集中出来ましたが、チラ見せしておいて先に進まない感じが続き、主人公の行動や言動には全く感情移入出来ず、一連の行動や言動は既に邪悪なものに惹き込まれてしまったからなのだろうとは想像しつつもどうにも歯痒いばかり。 一体少年たちは何だったの?オカルト書籍を実践したら何かを呼び出してしまった?そして、その呼び出されたものがスマホを通じてウィルに取り憑いた?キャリーも取り憑かれた?エリックに至っては宿主にされた? これだから悪魔系の作品は煮え切らない。何でもありの存在で、作品の終わり方も何でもあり。あのトンネルみたいなのは何?魔界に通じる穴? 種蒔きだけして突然終了の感が強い作品。序盤が良い感じだっただけに余計に残念な後味が残りました。雰囲気だけは悪くなかったので甘めの4点献上です。[インターネット(字幕)] 4点(2024-11-01 23:57:13)《改行有》 5. ワッツ・インサイド 《ネタバレ》 人が入れ替わるという作品は洋の東西を問わず何作もありますが、本作はそれの集団発生版。しかも、人格が入れ替わっているがために過去の秘密が暴かれていく。映像的な表現も一工夫も二工夫も施されていてオリジナリティを感じることは出来ました。 が、何せ集団発生するし連続してシャッフルするしで、誰が誰だかを把握するのはかなり困難。正直なところ私は一回では分らず見直しが必要でした。(サブスク様様です) ネットで検索すると「誰々(実は誰々)」みたいに見た目と中身を書いてくれている方とか人物相関図を付けてくれている方とかいらっしゃって、観終わってからそういったレビューやブログを拝読すると漸く全体像が把握出来たという具合です。(有難や) つまり、アイディアは面白いし物語としてのオチも面白いのですが、ややこし過ぎて難解なのが最大の欠点の作品かと。メインテーマに直結する部分を敢えて難解にしているのは作品的にマイナスかなと思うところです。 とは言え結構楽しめたので甘めの7点献上です。[インターネット(字幕)] 7点(2024-11-01 17:46:26)《改行有》 6. 私を殺さないで 《ネタバレ》 不慮の死を遂げた女性が、蘇生した後は不死身の体と戦闘能力を身に着けたものの、その維持のためには生きた人間を食いつないでいかなければならないというお話。ゾンビのようでいて確かな人格は保っているのでバンパイアのようでもあるヒロイン。しかも、彼女のような存在は数多く、その存在の抹殺を図る秘密結社まで登場するという、何だか既視感に溢れるとともにテーマ性が今ひとつ不明な作品。 そして、ゾンビ作品的グロさとバンパイア作品的なエロさを存分に兼ね備えている作品でもあります。特にエロさの部分は結構強めで、ヒロイン役のアリーチェ・パガーニさんが惜しげもなく晒す美しい裸体と、イケメン扱いながら賛同しかねる彼氏(イタリア人との審美眼の相違か?)とのセックスシーンばかりが印象に残りました。アリーチェさんのことは良く知りませんが、この手の演出のある作品に多数出演しているのでしょうか?そうでなければ何故この作品で所謂「体当たり演技」を受けたのか理解に苦しむところです。 エンディングは、ヒロイン生き残りました、さてこれからどうなるのでしょう?的で、シリーズもののパイロット版風な結末です。シリーズ化されたのかは知りませんが、何故ヒロインのような存在が生まれるのか?何故それを根絶させようとする勢力が存在するのか?といった物語の根幹部分が明かされないままで今ひとつ製作意図が解らない作品。とは言え、スリリングな展開とおどろおどろしい色彩で退屈することなく鑑賞は出来ましたので4点献上が妥当かなと思った次第です。 ちなみに、タイトルは私には理解出来ませんでした。深い意味があるのでしょうか?本作からは読み取れませんでした。[インターネット(字幕)] 4点(2024-10-09 14:54:00)《改行有》 7. ワン・モア・タイム ~あの日、あの時、あの私~ 《ネタバレ》 全体的に色遣いが華やか。アメリアの18歳ファッション(女友だちも含めて)とか部屋とかパーティー会場だとか、所謂サイケと言うか2002年っぽくないな~、もうひと昔ふた昔前の色かな?と言うイメージですけれど、当時のスウェーデンってこんな感じだったのでしょうかね? クルマに轢かれたショックでタイムスリップ&ループという仕掛けは目新しくないですし、何度も何度もやり直してもそこから抜け出せないというのも定番的。ただし、やり直せば結果は変わる(必ずしも良くはならない)んですけどね。それでも抜け出せない。じゃ、一体どうすれば? 割と早めに彼女は気付くんですけどね、幼馴染のフィオナの存在に。けれども正解は得られない。てか、自ら正解を遠ざけてるって感じ。その辺の二人の駆け引き的な部分がちょっとしっくり来なかった感じはします。もどかしいと言うか。ま、そこんところが本作の肝ですのでササっと進んじゃいけないのは解りますけれど。 誰だって後悔してることはいくつもあると思う(自分と他人を一緒にするなと言われそうですが)のです。肝心なのは自分中心の、自分にとって良くなることだけを考えた後悔ではなく、キチンと大切な人と向き合って、その人の身になって自らを戒めねばばいかんのだよ、ということなのでしょう。そんな当たり前のことを改めて指し示している作品だと思いました。 ラスト、アメリアとフィオナに芽生えた(思い出した?或いは気付いた?)のは真の友情なのかそれとも恋心なのか。傑作青春映画、ラブコメ作品とまでは言いませんが、観終わってみて思わずホロっとさせられる佳作でした。[インターネット(字幕)] 7点(2024-09-29 14:12:17)《改行有》 8. ワン・デイ 23年のラブストーリー 《ネタバレ》 ネットの動画サイトで本作を観て号泣する自撮りをアップすることが流行っているとの情報を聞き、どっちかって言うと感情移入して号泣しがちな自分的にも泣けるだろうかと思い鑑賞。しかし、裏切られた感じです。 まず第一に主役の二人にま~~~~~ったく感情移入出来ない。寧ろ嫌い。特に男の方は顔立ち、語り口、生き方等々どこを取っても嫌いです。そんな男に惹かれる女の方も必然的に嫌いです。二人ともズルい!いや弱い?良く言えば自分に正直過ぎ? なので、感動の物語との事前情報を聞きつつも気持ちが入らない。泣けることが期待出来ない。終盤に向けての衝撃的な展開も普通に先読み出来てしまったし、ラストシーンも想定内。何とも残念でした。 物語が毎年の記念日ごとに綴られて行くという手法、肝心な部分であっても他の時期に起きたことは割愛するというスッキリした演出、その時々の二人の関係やそれぞれの心境などが見事に演じ分けられていること、美しい街並みやドラマチックな抱擁シーン等々、作品としての魅力は沢山あるのに、肝心の物語の筋と主役のキャラクターが足を引っ張ってしまった感じです。 決して駄作とは言いませんし、これじゃ誰が観ても感動出来ないなどとは言いませんが、個人的には只管残念な作品に5点献上です。 (追記) 最初に書いた動画サイトでの話は最近のことなので、もしかしたら本作のネットフリックス版が対象なのかも知れませんね。最近のリメイクなので。でも、基本的に同様の内容のようなのでそちらは観ないと思います。15エピソードには耐えられそうもないので。[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-21 12:51:32)《改行有》 9. 私はゴースト 《ネタバレ》 結末について考えさせられる作品。かなりの低予算の中で製作されたようですが、美しい映像と深みのある脚本に惹き付けられました。 幽霊視点の作品というのは決して珍しいものではないと思いますが、多くは死者が生者を見つめる物語。この作品は、そうではなくて死者が自分自身を見つめる(流れの)作品です。自らの死について考え、そこから見出した答えによって未来(死後の世界があってこその未来ですが)を導き出す物語ですね。 霊媒の語り掛けによって自らの死の真相とそこに至るまでの悲しい記憶をたどるヒロイン。彼女はそれによって救われる筈だった。しかし、結末はより悲しいものになってしまったようです。 彼女の別人格(あるいは彼女に憑りついていたもの)は救われ、主人格である筈の彼女は闇に飲み込まれて行く。悲しく救いのない結末と捉えるべきなのか、それとも別人格である筈の狂暴性を秘めているかのような男が、実は主人格(あるいは憑りつかれていた者)であって救われたと捉えるべきなのか、短めの尺の中で深みのある物語となっていると思います。 冒頭紹介されるエミリー・ディキンソンの詩「霊は墓や家だけでなく人の心にもとり憑く」。随分な意訳に思えますが、この翻訳がこの作品のテーマを言い得ているのですね。彼女について深くは知らないのですが、ヒロインの名前と言い、この作品の根底に流れているのは彼女の詩の世界なのでしょう。 何となく鑑賞した作品ですが、想像以上の佳作に出逢えました。[インターネット(字幕)] 9点(2022-10-26 10:31:55)(良:1票) 《改行有》 10. ワイルドカード(2014) 《ネタバレ》 もう、ひとつの型が出来上がった感じのジェイソン君。今作でもお約束通りに最強ぶりを発揮してくれます。 が、イマイチ残らないですね…その辺りが残念。作り手は彼のカッコ良さを大切にして欲しいな。アクションスターは皆それぞれに「型」がありますけれど、あまりに「型」にはまりすぎてしまうと飽きられてしまう。コアなファンだけのヒーローになって欲しくない。頑張れジェイソン君。おまけの7点献上です。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-06 23:26:10)《改行有》 11. ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 ストーリー的には面白いですね。斬新とは言いませんけど、冒頭近くであっさり頓死してしまう若き学者さんの薀蓄ある一言が、結局患者ゼロを特定できなかったブラピに響いて来る。結果、逆転の発想でウィルスと戦わずウィルスから隠れるという戦術に出た人類。おそらく9割がたの人類は死んでしまうのでしょう。でも、耐え忍べばその先には未来があるはず。そんなエンディングからは少なからず希望が見えて来ます。 圧倒的な映像。私はあえて2Dで鑑賞しましたけれど、こんな映像は過去にあったでしょうか?イスラエルの映像が衝撃的過ぎます。「蜘蛛の糸」を実写化したらこんな感じ?あぁ旅客機の爆破シーンも凄まじかった。緊張度と映像のクォリティは流石の大作ですね。 ただ、仕方ないとは言え感染者を殺し過ぎかも。生きてるのに焼いちゃうし… そもそもゾンビゾンビと言われてますけれど、あの感染者達って生きてるんじゃないのかなぁ?死んでないと思うんですけどね。 ま、いろいろ言いたいことはあるにせよ、やっぱし圧倒的な映像に降参です。[映画館(字幕)] 7点(2013-08-19 00:27:01)(良:1票) 《改行有》 12. ワイルド7 連載時期をリアルタイムで知っている私としては何とも懐かしい。もっとも当時の私は「マガジン」派だったので熟読はしてませんでしたが。その後のTVドラマ、更にその後のOVAも殆ど記憶にありません。ですから、結構新鮮に鑑賞することが出来ました。 アクションはいいですね。日本映画としてはかなりのハイレベルではないでしょうか?荒唐無稽なストーリーも、そもそもの設定が設定ですから良しです。深田恭子演じるエピソードも映画化には必要かな? あれ?ってことは文句なしなのかな?う~ん、いまひとつ手放しで評価できないなぁ…やっぱやり過ぎだからかな?[DVD(邦画)] 7点(2013-06-02 18:34:48)《改行有》 13. ワールド・オブ・ライズ 《ネタバレ》 巨匠の作品だけあって、決して飽きさせることなく2時間超の長尺を楽しませてくれます。 ただ、邦題が合わない。原題のままの方が良いのでは?と言うのは、この作品、冒頭のテロシーンからは、まさにワールドワイドなテーマを取り上げた骨太の社会派作品を期待させてくれるのですが、物語の進行に伴ってだんだん話が小さくなってくる。最後の最後は主人公と恋人のお話みたくなってくる。何だかスケールの小さな作品に感じてなりませんでした。辣腕のCIAエージェントである主人公らしからぬ思考であり、また行動と思えてしまうのです。世界の行く末さえ左右するような国と国、組織と組織の命を賭けた騙し合い。それが描かれているはず、と言うより実際に描かれているのに、それが真正面から伝わって来ないのです。それは全て後半に主人公の色恋沙汰が出て来るから。違うかなぁ…? そんな訳で、今ひとつ釈然とせずラストを迎えてしまいました。なので素直に高得点と出来ない7点献上です。[DVD(字幕)] 7点(2011-01-10 22:46:16)《改行有》 14. ワルキューレ 正直な気持ちとして楽しめましたよ。その理由としては、ドキュメンタリー的に鑑賞したこと、それから何より私自身がこの史実について殆ど無知であったこと。 緊迫感があってスピーディな演出は、例え作戦失敗(ヒットラー存命)という結果が判っていても、ハラハラドキドキ感をもって楽しめると思います。また、ドキュメンタリータッチゆえに必要以上の裏事情や人間ドラマを織り込まなくても済んでしまう。つまりは、観客としてのターゲットはこの歴史的事実を知らない人たちなのでは?と思えたわけです。 歴史ドラマの作り方は様々あると思います。徹底的に史実に忠実に作るも良し、制作者の主観と解釈を思う存分に詰め込んで作るも良し、史実を歪めて(もちろん「この物語はフィクションです。」の断り書き付き)描くも良し、等々。この作品は、極めて無難に、いわば初心者向きに作られたエンターテインメント作品と受け止めて7点献上です。[DVD(字幕)] 7点(2010-09-25 11:20:11)《改行有》 15. ワイルド・スピード/MAX シリーズ他作を真面目に観てないので思い入れはないです。だから、その分楽しめなかったかも。 とは言え、ありえねーアクション満載のエンターテインメント性は否定出来ないところ。十分に楽しめました。 それと、ストレートながらストーリー性も強まっているみたいで、そのあたりも前作までを観ていなくても楽しめた理由かも。 ただ、これからもシリーズは作られるかもしれませんけれど、もう観ないかな?私の場合。[DVD(字幕)] 6点(2010-09-23 10:07:03)《改行有》 16. ワン・ミス・コール 《ネタバレ》 ん~、怖くない。元ネタもそうだったけれど、どうにも感情移入できない。発想は面白いのだから、もう少し頑張って欲しいなぁ…。 それにしても、目が口の女やら、小憎らしくってデカイ赤ん坊やら、そのあたりのアイテムが笑えてしまう。笑えてしまうホラーの悲しきこと…。[DVD(字幕)] 4点(2009-09-22 19:39:31)《改行有》 17. ワイルド・パートナー<TVM> いかにもテレビ映画。なんて言うと、テレビ映画の制作者に失礼かもしれませんけど、どうにも感情移入できない登場人物や、あまりにお約束どおりの展開は、決して長くない本作品へ入り込むことを拒んでくれます。ドイツのアクションものらしくド派手なカーチェイスや爆破シーンを期待しましたが、そのあたりもイマイチかな? まぁ、とは言えやっぱりドイツ映画。アクションシーンは満載だし、典型的なコンビモノのお話はつまらないと切って捨てるほどではありません。さらっと観てみるのも一興かと。[DVD(字幕)] 3点(2008-09-24 06:29:40)《改行有》 18. 私の中に誰かがいる 《ネタバレ》 バービィー・スー主演のアジアン・ホラーということで、喜び勇んで観賞! でも、一体全体これは何? 香港映画にまで進出してきたのか例のオチ?! まぁ、嫌いじゃないんですよ。ただ、あからさまな仕掛けには興醒めです。突っ込みどころ満載なので、いろいろ楽しめますけどね。 唯一、観賞後も残る謎は、ニーニーがあの時ホントに落とされたのか?一人称はニーニーで始まるし、エンディングも同様。じゃ、あの時の騒ぎもリンの○○?[DVD(字幕)] 3点(2007-10-17 01:09:32)《改行有》 19. 私の頭の中の消しゴム 微妙です。自宅で独りでDVD鑑賞したのですが、正直かなり涙腺の弱い私ながら、一度も泣けなかった。何故だろう?涙の感動作じゃなくっても、ちょっとしたきっかけで涙してしまう私なのに。ツボにハマらなかったと言ってしまえばそれまで。でも違う気がする。あまりに平板なストーリーのせい?性急過ぎる展開のせい?これでもかと泣かせようとする演出のせい?いろいろ理由はあると思うけれども、ひとことで言えば「軽すぎる」からなんだろうな。本当にアルツハイマーに苦しむ人たちに、失礼な感じがしてしまった。ただ、それだけ不満を感じながらも主演の二人の後半の演技には文句なし。いい俳優さんたちですね。もしかして、映画館で観ていたら周囲につられて号泣していたかも。[DVD(字幕)] 6点(2006-05-07 14:51:43) 20. 1.0【ワン・ポイント・オー】 シンプルなストーリーながら、良く考えられた展開と独創的な表現で、観るものを惹き込みますね。好き嫌いはあるかも知れませんが、近未来SFの秀作と言えます。まぁ、突っ込みどころは多々ありますけれど、近年のB級作品群に比べれば出色の出来栄え。強いて言うなら、あまりエンディングを謎めかさない方が良かったのでは?それにしても、近未来を描いた作品は、妙に不潔感があるものが多いと思いませんか?[DVD(字幕)] 7点(2006-02-21 21:08:52)
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS