|
1. 藁の楯
私刑を禁じた「民主的法治国家」が抱える古いが本質的な
問題を扱っている映画はたくさん作られている。
そういう意味でストーリもテーマも取り立ててみるべき点は
ない映画だった。
唯一、犯人の理解し難さ加減を必要以上にキャラクターっぽく
物語化することなく、また妙な予定調和におわらせることなく
最後まで淡々と「何かが抜けおちている奴」で徹底させている
ところがいいとおもう(救いがないが)。
その点では藤原達也の「うまい演技」も余計なものかもしれない。
精神鑑定の結果、無罪になるという更に救われない現実があるが
そういう意味ではまだこれでも現実の救われなさのほんの少し
しか描かれてはいないのでしょう。[地上波(邦画)] 6点(2014-06-08 11:48:10)《改行有》
0 | 1 | 3.85% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 1 | 3.85% |
|
3 | 1 | 3.85% |
|
4 | 2 | 7.69% |
|
5 | 1 | 3.85% |
|
6 | 2 | 7.69% |
|
7 | 1 | 3.85% |
|
8 | 3 | 11.54% |
|
9 | 10 | 38.46% |
|
10 | 4 | 15.38% |
|
|
|