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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 49
性別 男性
年齢 37歳
自己紹介  得点の付け方は他の人より甘いと思う。厳しい目で観るのもいいと思うが、プラスプラスで、いいなぁと思えるシーンを探しながら観る方が楽しいので、そういう風に観ている。

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評価順123
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1.  パッション(2004) 《ネタバレ》 グロテスクさはそのまま群集(無実の人間を殺せといった人々)の醜さが表れているのだと思った。娯楽性もなく、一般の受難劇のような小奇麗さもなく、ひたすら続く拷問は、人間ここまで酷くなれるのだ、と見せつけられているよう。一方で必死にイエスを愛するマリア。その姿を見て一瞬気の毒そうにする兵士。無理しているようにしか見えない十字架上の祈りや、最後の最後で神を恨むような発言(エリ、エリ、ラマ・アザブタニというやつ)をするキリストも含めて、人間臭い人間が描かれていた。ただハリウッド風な嘘臭い演出にはちょっとげんなり。8点(2004-05-01 18:25:26)

2.  ドッグヴィル 《ネタバレ》 ラース・フォン・トリアー初体験だった。これは、すごい、濃い濃い。ただ、ナレーションが若干饒舌にすぎ、ぐるぐる動き回るカメラには最後まで違和感残った。このドッグヴィルは学校のクラスに似ているんじゃないだろうか。うわべだけ、気に入られようとして、お互い仲のいいように振る舞う。その関係にわずかな傲慢さ(犬の心というか)が入ると、友達は奴隷と使用人の関係にどんどん傾いていく。一人をのけ者にしてそれを排除しようとする。第9章で「雲がきれ、月の明かりが街を照らす……」のナレーションが入った場面があのセットを必然にする。最後の復讐、グレースは自分の中の犬の心が牙をむいた姿を直視する。「人間は力を持っただけの犬か?」そういう風なことが頭に浮かんだ。  余談。トムとグレースは一度は愛し合ったのだろう。しかしグレースがトムの心の中を見透かしたがために、トムの中の犬の心もまた牙をむいたのだと思う。9点(2004-04-01 19:07:51)(良:1票) 《改行有》

3.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード 《ネタバレ》 悪くない。前半から中盤にかけてはかなり笑えたが、後半だれたのがいたかった。エンディングロールは良かった。やり方は違えど、クレしん映画の根底にあるものは変わらないなぁと観ながら思った。でももっとギャグに走っても良かったかな。6点(2004-03-27 21:00:27)

4.  HANA-BI 《ネタバレ》 邪魔なものを全て振り払って妻への愛に突き進む西刑事。妻子に逃げられ、感情のはけ口をひたすら絵に求め描き続ける堀部刑事。この二人の感情の流れが映像からばしばし伝わってくる、すごい映画。一方で愛する者(西夫妻の場合の子供、堀部刑事の場合の妻子)を失った悲しみが主調低音として流れる。そしてところどころに挿入される笑いの優しさ。驚くほど純粋な感情の映画。久石譲のメロディも、見事にマッチしている。エンディング曲はさながら二人へのレクイエムか。10点(2004-03-25 06:14:54)(良:1票)

5.  ツバル 《ネタバレ》 どの登場人物も、とても愛らしく、個性的。役者、と言うよりは、本当にキャラクターと言う感じ。全編通して意外なほどコミカルで、なかなか笑えるシーンも多い。映像も、万華鏡を覗いているようにくるくる色調が変わって面白かった。ただ、この作品が一筋縄で行かないのは、盲目のおじいさんの存在。グレゴールに種明かしをされて、笑いながらテープを回したり止めたりして、亡くなってしまう。あそこからエンディングに続く流れ、新しいスタートに向かうときの希望だけではない、何とも言えない不安な気持ちになる。船から上がる黒い煙、夕日にも見える最後のショット。それでも、アントンとエヴァは双眼鏡を二人で覗き、船の心臓部にはおじいさんの象徴インペリアルの機械。3月といういい時期に観られてよかった、若さの讃歌。9点(2004-03-20 10:12:00)

6.  天国と地獄 《ネタバレ》 ものすごいテンポの良さ。3時間近い長さをまったく感じさせない。グイグイ引き込まれて、本当に楽しめる。作品にみなぎる緊迫感、映像の持つ温度感も凄まじい。犯人の動機をもう少し細かく描いてほしい気もしたが、面会シーンに圧倒されてしまった。後味が悪い。しかし素晴らしい映画。9点(2004-03-13 14:36:27)

7.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 最近の邦画の中では、実写を含めてもかなりレベルの高い作品。込められたさわやかなメッセージがいい。ひろしの回想シーンのあとのやりとりがいい。あのしんのすけを抱きしめるシーンは「たかがアニメ」と言って終われるものではなかった。「家族のいる幸せをわけてやりたい」の台詞など、ひろしが隠れた主役、という感じ。ひろしファンには嬉しい。エンディングは小林幸子じゃなくて拓郎だったらもっと良かった。 追記:皆さんのレビューを見ていて泣けてきてしまう不思議。1回見ると涙腺を開けるスイッチみたいになる作品(笑)9点(2004-03-12 20:53:35)

8.  担え銃 《ネタバレ》 愛すべき木の変装のシーンもさることながら、別の兵士に届いた手紙を一緒に読んで、笑ったり驚いたりするシーン、何ともいえない切ない気持ちにさせられた。見ていたときは気が付かなかったが、全体的にかなり破天荒な展開なのは、オチがああだからかな、と思った。8点(2004-03-12 20:42:12)

9.  犬の生活 《ネタバレ》 何と言っても絶品なのが二人袴。抱腹絶倒必至のおかしさ。犬とのコンビやホットドッグやとのやり取りなど、笑える場面が多い。軽い気持ちで観られる一本。9点(2004-03-12 20:32:51)

10.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ 《ネタバレ》 全体に漂う作為の匂い、作り物感には最後まで馴染めなかったが、その他は悪くなかった。構成も面白かった。ただ、ジャッキーの最後の台詞は、チェロ弾きの端くれとしてチェロを奪われたことの悲惨さのほうが感じられてしまって、あまり救いを感じられなかった。全編を取り巻く感情の描き方は見事。天才の孤独と、愛を求める気持ちが痛々しい。8点(2004-03-12 20:15:53)

11.  時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース! 《ネタバレ》 「ベルリン・天使の詩」の続編。「ベルリン~」同様、モノクロとカラーの入り交じる不思議な映像が魅力だが、壁のなくなったベルリンはより明るく、また全体的に「普通の映画」度が強くなったように思う。それでも、前作にあった詩的な雰囲気が全て失われたわけではない(薄くなったのは確かだが)。まわりの人間や時の流れの速さに圧倒され、図らずも悪と接近してしまうカシエルの葛藤が伝わってくるよう。最後に、ダミエルとマリオンを乗せたサーカスの船が霧のかかった川(独語でFluss)を下っていく。これは前作のダミエルの台詞にあった歴史の「流れ」(同じくFluss)、霧深いけれど、モノクロのこのシーン、天使は優しく見守っている。ちょっと長さを感じたけれど、「ベルリン~」を観た人だったら、観て損はないのでは。7点(2004-03-12 19:51:28)

12.  東京物語 《ネタバレ》  人間の汚さ、ずるさ、優しさを深く描き出した作品。淡々と進むが、ものすごい奥行きを持っていると感じた。そして、あまりに現実的で冷たさを感じるシーンと、優しくてあたたかなシーンの対比が鮮やか。最後の「日が長うなりまして」と笠智衆さんのいうシーン、空間の空き過ぎた部屋の構図が心にしみる。10点(2004-02-22 10:54:51)

13.  アマデウス 《ネタバレ》  この話がまったくのフィクションということを考慮しても、文句なく素晴らしい作品。モーツァルト、サリエリ、神父の三人の対照がいっそう話を引き立てている。音楽を選ぶセンスも見事。レクイエム作曲のシーンはものすごい迫力。モーツァルト殺しの話を終えたときのサリエリの鼻笑い、そして「凡庸なるもののチャンピオン」という台詞が、哀しい。10点(2004-02-22 10:45:56)

14.  一人息子 《ネタバレ》  この映画に華やかな東京はほとんど描かれていない。煙りのあがる焼却場であったり、辺鄙なクラブであったり。東京での生活の厳しさを、母親と一緒に見る人もだんだんと感じ取っていく。後半、母親は息子が妻の着物を売って手に入れたお金を、隣家の子どものけがの治療費にやってしまうのを見る。「在郷への一番のお土産」や、信州へ帰った後の「息子も偉くなって……」という台詞に、母親の息子を誇らしく思う気持ちが現れる一方、最後の表情には本音ものぞく。さっぱりとして、奥の深い映画だった。8点(2004-02-22 10:35:57)

15.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》  最後の演説が圧巻なのは今さら言うまでもないこと。痛烈な独裁者批判も見事。演説の中でくり返される下品な言葉(ドイツ語風な英語が所々聞こえる)、「フランスもフィンランドもロシアも俺のものだ」と言わんばかりの部分もある。ガ-ビッチに持ち上げられて本当に舞い上がってしまう有名な地球儀の踊り。品のない笑い。独裁者の幼稚な狂気を巧妙すぎるほどに描き出している。そして、ヒンケルと間違えられた床屋。彼は何もしていない、ただおどおどしているだけ。それで独裁者が勤まってしまうのだ。世界を我が手におさめんとする人間の卑小さが、ひたすら伝わってきた。10点(2004-02-08 12:47:46)

16.  街の灯(1931) 《ネタバレ》  もう、放浪者と花売りが出会うシーンだけで切なくなってしまう。このシーンのカメラの見事さにも驚く。冒頭の、スピーチ~像のお披露目シーン、それからボクシングのシーンは、チャップリンのコントの中でも一、二を争うおかしさ。そしてラスト近く、花を差し出す少女とためらいがちに手を差し伸べるチャーリー、あまりに離れてしまった二人を暗示するようで、悲しい。珠玉の笑いと見事な脚本が組合わさった、最高の映画。「10点」でも足りない、「★★!10点!★★」くらいの映画。10点(2004-02-01 18:48:20)(良:2票)

17.  サーカス(1928) 《ネタバレ》  人形に扮するパントマイムや綱渡りなど、見どころシーン満載の映画。最初に流れる歌「Swing Little Girl」もいい。ラストシーンの美しさもさることながら、些細なことだが5ドルで奪い取ったピエロの指輪、この喜劇のアイテムが綱渡りのレックスに渡す時点で切ない小道具に変わるところが白眉。それから、「サーカス」と言う作り物の(偽物の)笑いに対する乾いた視点が興味深い。9点(2004-02-01 18:15:47)(良:1票)

18.  ミュージック・オブ・ハート 《ネタバレ》  一緒に練習した仲間が死んだり、家庭の事情でやめなければならなくなったり、それから、旦那のことだったり、そういうものをラストの成功で全部放り出してしまっているのは、なかなかリアルだと思う。のだけれど、そこに至るまで、軌道に乗り始めたら希望一色で塗りつぶされてしまっていて、実話なのにご都合主義の匂いがしたのは否めない。メリル・ストリープ演じる先生のキャラクターにそれほど感情移入できなかったからかもしれないが。それと、編集の荒さが少し目立った。ただ、全員ちゃんと楽器を演奏していたのがいい。演奏は当てレコかもしれないが、手と音が合っているから、見ていて気持が良かった。6点(2004-01-31 06:54:48)(良:1票)

19.  クレイマー、クレイマー 《ネタバレ》  法廷のシーンの殺伐とした感じが印象的だった。そしてエレベーター。閉まって、下がっていってしまえば追い掛けていくことなどできない、そういう非情さが夫婦のすれ違いや法というものにも共通すると思った。この映画、ハッピーエンドなのだろうか。ハッピーと言うにはあまりにも切ないエンドロールの曲。そして、父からも母からも愛されてはいるが、その狭間で引き裂かれそうになる子どもにとっては、どうしようもない悲劇のように思える。所々の長回しやラストの、沈んでいくようなフェードアウトも心に残った。9点(2004-01-31 06:39:43)

20.  巴里の女性 《ネタバレ》  映像の雰囲気からして、他のチャップリン作品と違うのに驚いた。パーティの場面でさえ陰がある。映像の見事さは他の方が指摘されているので割愛するが、ナイフでえぐり出すような心理描写がすごい。ジャンが母親に「結婚しない」と言うのを立ち聞きしたマリーの後ろ姿にしびれた。台詞も色も、表情さえ見えなくてもこんな表現ができる、と言うのに衝撃を受けた。STING大好きさんの言われる通り、後期作品群への布石たる作品。それにしても、ここまでのものとは思わなかった。チャップリン最後の作品となった音楽も素晴らしい。  追記:劇場公開されたものを観た。レンタルのVHSの映像はかなりひどかったが、今回のものは映像がだいぶきれいになった。表情の演技が堪能できる。そして改めて思うのは、エドナ・パーヴィアンスをはじめとした俳優陣の名演。10点(2004-01-26 21:28:49)(良:1票)

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