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1.  空軍大戦略 一般人が見れば胸のすく爽快な空中戦にため息。イギリス人が見れば自国の苦難と栄光の歴史を思い出して感涙。ヒコーキ野郎が見ればクラシックな伝説の機体の実物が惜しげも無く飛び交う様子に狂喜。歴史マニアが見れば「イギリスの戦い」の経緯がそつなく描かれている様に脱帽。軍事オタクが見ればドイツ軍が偏見無く人間的に描かれていることに大満足。今、このレベルの映像を撮るとしたらCGに頼らなくてはならない事(しかもそれだってどこまで行っても実物には敵わない)を考えると、さらに重みが増す。娯楽映画としてだけでなく、歴史的な史料価値までついてしまっている稀有な作品である。これで邦題がもっと格調高ければ、認知度も高まっていただろうに…[DVD(字幕)] 10点(2005-09-20 13:13:28)(良:1票)

2.  バリー・リンドン 感想のためにいろいろと考えたり、書いたりしてみたのだけれど、そのつど「バリー・リンドン」が持つ、凡人が評するのもおこがましいくらいの完成度で打ちのめされてしまい、けっきょく何を書いても陳腐な文章になってしまう。だからもう、「バリー・リンドン」と聞かれたら「大傑作」と答えるしかない。もうね、映画の星からやって来た完璧(パーフェクト)超人だったんじゃないですかね、キューブリックは。超人パワー1億くらいの。 10点(2003-10-15 22:43:37)

3.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 《ネタバレ》 これは愛の映画シリーズである。…前作と同じく、監督の原作に対する溢れんばかりの愛情、映画に対する理解と自信が強く感じられる。それを端的に表わしているのが、燃えるエント族がダムの水で自分を消火するシーンだ。実はアイゼンガルドの反撃で火がついてしまうエントというのは、原作にも描かれているシーンで、こちらのエントはそのまま絶命してしまう。これが他のエント族を激怒させ、さらに激しい攻撃を招くことになるのだが、原作を読んでいる多くの人間が、このエントの死には少なからず心を痛める。それをピーター・ジャクソンは映画で救ってしまった! 快哉を叫ばずにはいられない。原作どおり、エントを焼死させるのはたやすいだろうが、あえて原作を越えて、観客が見たいと思うシーンを創造してみせたピーター・ジャクソンの、原作ならびに映画への理解、自信のほどがうかがえる。また、ゴラム(ゴクリ)の二重人格性や、フロドに騙されたことにより更正しかけた性格が再び根暗に戻ってしまう演出は、映画でより強調された点だ。このように、ただ盲目的に原作を映像化するに留まらず、積極的に筆を加え、それがことごとく成功しているというのは、もはやピーター・ジャクソンに霊感が降りているとしか思えない。ひとえに彼の愛のなせる技だろう。それゆえこの三部作は、大いなる愛の映画シリーズなのである。10点(2003-10-14 12:25:48)

4.  遠い空の向こうに 夢多き年頃の少年に見せたい映画だし、そろそろ夢について何かに気づいた大人に見せるには残酷な映画。私は「ロケット」「ノスタルジー」「鉱山町」の大三元を直撃で取られ涙をボロボロ吸い取られてしまった。原作を読むと、ロケットボーイズは4人でなくて6人だったとか、父親とは最後まで和解できなかったとか、映画化に際しての変更点は多々あるのだが、それらがうまく組み合わさってキラキラと輝く宝物のような映画に仕上がっている。マーク・アイシャムのテーマ曲は今だに涙腺のスイッチ。10点(2003-10-13 23:56:17)

5.  チャップリンの独裁者 人類が核戦争で滅びたあと、地球にまた生命が生まれたときのために、人類の文化を伝えるべくタイムカプセルを作るとしたら、真っ先に詰め込みたい一本。10点(2003-10-13 23:50:49)

6.  マトリックス リローデッド 《ネタバレ》 前作に引き続き、見るものを突き放した「気づき」の映画。果たして脱落者は何人いるのか。見かけが娯楽アクション映画なので、脱落者に入ると本気でムカつき、こんなのはくだらない映画だ、酸っぱいブドウだとこきおろしたくなる、良くも悪くもそんな映画。今回は難解なストーリーがヒートアップし、システム開発の手法まで登場させてくる。そこまで突き放してしまって良いのか、別の意味で心配だ。しかも最後には入れ子構造のメタフィクションを匂わせるシーンまで出してきた。大丈夫か。大丈夫なのか。もうここまで来たらどこまでも突っ走れ、ウォシャウスキー兄弟。10点(2003-10-13 23:49:50)

7.  マトリックス 《ネタバレ》 先々行オールナイトで見てやられ、先行オールナイトでもう一度見に行き、職場の同僚に金は払うから見ろと言って見せたりで、なんだかんだで6回は見に行った映画。派手なアクションに目を奪われがちだが、じつは高度な「気づき」の謎かけ映画である。予言者がネオは救世主ではないと告げる→あるいは後世でなら(今の人生では救世主になれない)→ネオ、スミスに射殺される→復活→つまり後世で救世主として目覚める…こういった説明のされていないカラクリが随所にちりばめられているので、派手なアクションに目を奪われて陳腐だと感じてしまった人や、そういうオタクっぽい映画探索に魅力を感じない人は見ないでいいかもしれない、言ってしまえば判らない人には判らなくていい。ゆえに評価の高い人と低い人の感じ方には、あきらかに一線を画しているように思えるのだ。私はと言えば、もちろん一線の向こう側に踏み込んでしまった人間である。 10点(2003-10-13 23:42:49)(良:1票)

8.  戦艦ポチョムキン 「ド級」「超ド級」という言葉は戦艦ドレッドノートに由来するという。ドレッドノートは軍艦の歴史において革命的な戦艦だったのだ。エイゼンシュテインの『戦艦ポチョムキン』もまた、映画を革命的に変えた作品である。ゆえに我々は、『戦艦ポチョムキン』に匹敵する映画作品を「ポ級」「超ポ級」と呼ばねばならぬ。9点(2004-01-05 22:57:01)(笑:9票)

9.  キル・ビル Vol.1(日本版) 花嫁、サド、銃弾、復讐、×××、シリアル、ナイフ、拳銃、フライパン、博士、肉切り包丁、黒装束、結婚式、4人、グラサン、テキサス、息子、暗殺団、眼帯、看護婦、4年間、ファック、車椅子、親指、アニメ、米軍基地、中国系、ハーフ、ヤクザ、ロリコン、刺客、将軍、レースクイーン、親指、日本刀、沖縄、日本語、どうも、寿司、アガリ、熱燗、服部半蔵、刀鍛冶、東京、風俗、姐さん、あいのこ、田中、残酷、バイク、携帯電話、日仏混血、マスク、大回転、串刺し、手足切断、唐竹割り、目えぐり、血しぶき、大乱闘、女子高生、ガンダムハンマー、釘、目から血、大立ち回り、お尻ペンペン、雪化粧、侍、ししおどし、脳、演歌、ぶった切り、拷問、情報、恨み節、娘、続く9点(2003-12-05 23:24:11)

10.  二百三高地 《ネタバレ》 日本の戦争映画の最高峰。明治の戦いの主題歌にさだまさしというのはどうか、と最初は思ったが、聞いてみるとこれが巧い具合にマッチしていて驚く。製作された80年代という時代を考えると、安易な反戦ものに堕さなかったのは幸運としか言いようがない。同じ日露戦争ものである「日本海大海戦」と見比べると大変興味深い。ほとんど被害を出さずに大勝した日本海海戦と、多大な犠牲を払ってようやく勝利をもぎ取った二百三高地。前者のラストシーンは東郷が靖国神社を一歩一歩しっかりと踏みしめて歩くのに対し、後者のそれは明治天皇の前で奏上文を読み上げながら泣き崩れる乃木で終わっている。二つの大きな戦いを比べていろいろと考えさせてくれる。9点(2003-10-15 12:54:24)(良:1票)

11.  未来世紀ブラジル 徹底的に人間性の排除された物語。はっきり言って主人公もロクな奴じゃない。職権を濫用して他人の女性のプライバシーを覗こうと躍起になっているのだから。人を人とも思わない社会の中で、それぞれどうしようもない奴らがうごめく、この上もなくブラックな映画なのだ。過去とも未来とも、どこにあるとも知れない架空の国の、ハイテクとローテクが入り混じった(どちらかというとローテクの比率が多い)世界観は、スチームパンクにも通じた異様さを誇っている(その意味では未来世紀という邦題は成功したとは言いがたい)。テリー・ギリアム監督独特の、観客のケツを蹴っ飛ばしてやろうという映像がふんだんに使われており、ファンにはたまらない映画だ。モンティ・パイソン調のブラックユーモアに隠れがちだが、独特の異彩を放つ画面など、いくらでも掘り下げることのできる名画。個人的に配管工タトルのモデルは任天堂のマリオではないかと考えているのだが…。9点(2003-10-14 12:42:20)

12.  アマデウス 音楽の都ウィーンを舞台にオーストリア人たちが英語でしゃべる映画。そんなことはどうでもいい。豪華なセット、華麗なる衣装、圧倒的な音楽、非の打ちどころのないシナリオ、完成された演技、こまやかな演出…。直球勝負の正拳突きで、柱どころか建物まで打ち砕いてしまいました、みたいな作品。18世紀の欧州を描いたものとしては「バリー・リンドン」という傑作もあるが、あちらがいわば絵画のような静謐を保っているのに対し、こちらはあくまで映画として脈動し、観客を突き動かそうとする。画面をぼんやりと眺めているだけでも、この映画を作るために注がれた労力のほどが感じられる。「アマデウス」のような作品を、またこの目で見られるのはいつだろうかと考えると、ただ嘆息するしかない。 9点(2003-10-14 12:36:53)(良:1票)

13.  U・ボート 丁寧なつくりと演出が光る戦争映画の傑作。生活感あふれる潜水艦の内部描写、戦闘の熱気と騒擾、潜水艦特有の閉塞感、戦いの虚しさ等が、恐ろしいほどリアルに描き出されている。時代背景の考証もほぼ完璧レベル。この作品を越える潜水艦映画は今だかつて出現していないし、おそらくこれからも当分、出てこないだろう。もともとテレビシリーズとして製作された作品を、劇場公開用に編集したものであるため、その尺の長さによって版がいろいろと分かれているようだが、その魅力を味わうならばレンタルビデオ店で手軽に借りられる版でも充分なので、ぜひ一見をお勧めしたい。9点(2003-10-14 12:28:45)

14.  ガタカ 《ネタバレ》 SFの題材をスタイリッシュにまとめあげた傑作。手抜きかとも思えるほど抽象的なロケットの描写も、SFのガチャガチャしさを排除するための演出だと理解できる。おそらく、もしエレベータ付きの自宅や、半重力で浮かぶ車椅子などを出したりしたら、ここまで秀逸な雰囲気は出なかっただろう。その代わり、ガタカの社屋にライトの建築を使用したり、一見クラシックな外観の車が充電スロットを使った電気自動車だったりと、心をくすぐる意匠が随所に見られる。惜しむらくは、弟アントンの描写が弱いこと。違うバージョンの脚本には、兄弟間の屈折した思いや、アントンの内面描写などのエピソードが載っていたと言うが…。物議をかもしているラストシーンについて少し。ユージーンは何でも完璧にこなしてしまう自分に嫌気がさして、自殺しようとした過去を持っている。だから、不完全ながらも努力するヴィンセントに遺伝子を貸すことによって、自分を託していたのである。その分身ともいえるヴィンセントが目標を成し遂げた時、本物のジェロームはヴィンセントであり、自分は不必要となった。自分を滅ぼすことが、アイデンティティを完成させる最後の1ピースだったのだ。炎に溶けつつ銀メダルが金色に輝く…。なんとも悲しい物語だ。 9点(2003-10-13 23:52:15)(良:3票)

15.  バック・トゥ・ザ・フューチャー ストーリーよし、セリフよし、小ネタよし、キャラクターよし、お手本のような娯楽映画。一歩間違えればややこしくなったり、陳腐になりかねないタイムトラベルもののSFをここまで見事に面白くしたゼメキスはすごい。9点(2003-10-13 23:49:20)

16.  ロード・オブ・ザ・リング 原作に親しんだ人間としては、想像した以上に想像どおりな(?)ホビット庄、モリアの坑道などの描写にため息と涙が出るようだ。ピーター・ジャクソン監督の原作と映画に対する愛の注ぎ方と割り切り方は絶妙で、奇跡のような出来栄えになっている。なんといっても三部作、腰をすえて見るつもりで身構えて鑑賞しないと、疎外感を味わって挫折してしまうので、要注意。小うるさい補足になって申し訳ないが、なぜあんなよわよわしい主人公が指輪を捨てに行かなければならないか? あの指輪は、強大なものが所有すれば所有するほど恐ろしい力を発揮する魔性の指輪なのである。ゆえに、魔王が所有すれば世界を滅ぼし、力のある魔法使いやエルフの奥方が所有すれば第二の魔王を生んでしまう。だから、非力なホビットが指輪を捨てに行くしかないのである。なんの力もない小人が、恐ろしい指輪を携えて、恐ろしい旅に出る決意をする。そこが泣き所なのだ。点数は文句なしに10点といきたいところだが、残念ながら日本人には万人向けとはいえない映画であること、ほんのわずか一部に稚拙な演出が見られたこと、珍妙な邦題と劣悪な戸田奈津子(呪われろ!)の字幕にマイナス1点。ビデオを借りるときは、字幕ではなく吹き替え版を選択しないと、ストーリーが正確に把握できない恐れがある。9点(2003-10-13 23:45:46)

17.  ショーシャンクの空に S.キングの原作を美しく映画化した奇跡的な例。画面運びは静かだが、確実に感動を呼び起こしてくれる。ラストシーンは原作にはなかった追加部分だが、蛇足などということはなく、まさしく画竜点睛と言った風である。万人に薦められる映画だが、画面に派手なアクションや息詰まる攻防などを求める人には向かない、と思う。9点(2003-10-13 23:38:28)

18.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 希代の悪女ストーリー。NYを代表する魔性の女・メアリージェーンは、付き合う相手すべてを不幸のどん底に突き落としつつ、転々と男を乗り換える恐ろしい存在である。まず最初の犠牲者はハイスクールのマッチョ。スパゲッティをひっかけられたり、衆人環視の中いじめっ子に逆襲されてノックアウトされる不運に見舞われた。彼女に想いを寄せるオタク青年は、車を買って彼女の気を引こうとしたことが原因で親代わりの叔父を亡くすという事態も起きている。次に大企業の社長の息子がその毒牙にかかった。パパの社長は解任されるわ殺されるわで呪いの力を十全に発揮。常に固定のパートナーがいながら街のヒーロー・スパイダーマンに発情したりと節操の無さも忘れない。そして今度はエリート軍人の宇宙飛行士。おそらく彼本人のパワーが強かったのだろう、魔女MJは不幸に突き落とすことができず自ら退却。しかし結婚式の真っ最中に全てを放り投げて男の顔に泥を塗ってやった。そして、嗚呼何たることか!世紀の毒婦MJは、我らがヒーロー・スパイダーマンの正体を知ってしまったのである。早速たらしこむMJ。能天気にもヒャッホーと叫びながら摩天楼のビルを飛び移っていくスパイダーマンの後姿を、MJは「搾り取られるとも知らないで、無邪気な人」と言わんばかりの表情で見送るのであった。………………こういうひねくれた見方は極端だが、ヒーローに対して犬のように忠実なわけではなく、自分なりの人格を持って俗人らしく幸せを追求しようとするMJはリアルだし今までのヒーローものには出てこなかったタイプでもある。「ヒーローと現実のギャップ」というテーマは面白いし、それでもヒーローは必要なのだという叔母の言葉は心に染み透るものがある。第3作以降でも路線を堅持して欲しい。(間違ってもデトロイトのロボット刑事のようにジェットパックを背負って人々の声援を受けながら空を飛んだりしないように!)[DVD(吹替)] 8点(2005-09-20 11:48:39)(笑:3票) (良:1票)

19.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 今まさに死なんとする勝元の眼前に広がる、散りゆく桜。あのようなビジュアルが登場したことに驚いた。日本人という客層を最初から想定していたためだろうか、あるいはまた、ハリウッドは、われわれ日本人が日本人のみにしか共有し得ないと思っていたさまざまな価値観や感覚は、もはやアメリカ人にも理解できるものとなっており、そのような作品を撮っても充分にペイできると判断したのだろうか。もちろん、この映画にはディティール的におかしい点が数多くあり、日本についてアメリカ人が見たいと思う面しか描いていないので、手放しで褒めたくなるような作品ではない。だが、リチャード・チェンバレンの『将軍』のように、「薄ら笑いを浮かべて本心の見えない、わかりあえない連中」と勝手に定義付けられていた時代から比べると、何かとても重要な一線を越えてくれたような気がする。すなわち、それぞれの文明の違いを理解した上で、お互いの美徳を学ぼうという姿勢である。『ダンス・ウィズ・ウルブス』でネイティブ・アメリカンにその光が当てられて13年。太平洋の向こうに、ようやくその波が届いた。(もちろん、この好意的な映画は最近の良好な日米関係を反映しただけにすぎず、ふたたび貿易摩擦が起これば、また『ライジング・サン』のようなものが作られてしまうのかもしれないけれど。) 8点(2004-01-03 23:59:16)(良:1票)

20.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 アメリカ戦争映画の層の厚さを思い知らされる秀作。並みの国では、戦争映画は「反戦」か「好戦」かでしか捉えられないため、ブラックホークダウンような作品が生み出されることがない。この作品には、悪の親玉は登場しない。主人公も定かではない。最後まで観ても救いがあるわけではない。しかし、無秩序のソマリアを支配する何かを感じとることができる。すなわち、民主主義の正義の刃も、平和主義の対話路線も、まったく通用しない世界があるということである。「兵士たちは何のために死んだのか?」という理由を問うことすら無意味な、すさまじき境地を描くことが出来るのは、やはりこの現代においては、アメリカだけなのだろう。8点(2003-12-03 12:35:08)(良:2票)

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