みんなのシネマレビュー |
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2. スペースウォーカー ソ連版「ライトスタッフ」のような感じかなと思って見ていたら、中盤からソ連版「アポロ13」になり、終盤はソ連版「キャストアウェイ」になりました。史実をまったく知らなかった分、3倍楽しめたかなと。いずれの米映画より地味な印象ではありますが、ブレジネフ時代のソ連の冷徹さと緩さが感じられます。 米国もソ連も目指しているものは同じ。ならば協力したほうが開発も早そうな気がしますが、仮にそうなってもうまく行かないんでしょうねぇ。国威をかけた熾烈な競争があればこそ、より高度な到達点に至るということで。合理的なのか不合理なのかわかりませんが。[インターネット(字幕)] 7点(2025-07-14 01:19:51)《改行有》 3. 首都消失 たしかにこれはひどい。わけのわからない子供騙しな災害をでっち上げ、大勢の有名な役者が右往左往しているだけ。せめて、もう少しマシな災害を想定できなかったのかと。 ただ唯一面白かったのは、財津一郎+山下真司のテレビ屋チーム。災害報道のいかにもなイヤらしさが、けっこうリアルでした。しかしこの作品、考えてみれば2つの大震災よりも普賢岳噴火よりも前なので、その時点でここまで露悪的に描けたのは慧眼かなと。まあ実際の災害報道はもっとひどかったわけですが。[CS・衛星(邦画)] 2点(2025-07-11 01:32:08)《改行有》 4. ワース 命の値段 《ネタバレ》 911にはこういう後日談もあったのかと。それを映画というエンタメに昇華できると判断したことがすごい。 まず、集団訴訟を起こされたら経済活動に支障をきたす、というドライな政治判断が面白い。さすがアメりカですね。 それに主人公のキャラクターも実にいい感じ。けっして私利私欲や名声のためではなく、ひとえに職業的使命感と愛国心から、しかも無償で重職を引き受けたわけで、まさに尊敬すべき人物だと思います。 ところが合理性を武器に自信満々で臨みながら、早々に打ち砕かれるところがまた面白い。いったいなぜ、じゃあどうすれば、となるわけですが、しかし問題はここから。 中盤以降は急速につまらなくなります。個人的な事情がいくつか語られますが、それによって査定方法を具体的にどう変えたのかは描かれません。妙に情緒的な話になって、解決策はウヤムヤにされた感じ。そこが知りたかったのに。[インターネット(字幕)] 6点(2025-07-01 03:20:54)《改行有》 5. クワイエット・プレイス 他の方も指摘しているとおり、全体として知性がちょっと足りていない印象。音に反応するから無音で生活するって、ものすごくバカっぽい。しかし悪く言えばツッコミどころ満載ですが、裏を返せば「こうしたらどうなるんだ?」と見る側の想像力をかき立てるということでもあります。まして人類存亡の危機とあらば、つい義侠心から真剣に打開策を考えたくもなります。この作品は公開時にたいそうヒットしたらしいですが、そのあたりが要因かもしれません。 例えば滝や花火の音でごまかせるなら、むしろ騒音まみれにしたほうが安全でしょう。田舎の空き家でヘヴィメタでもガンガン流してかき集め、内壁に粘着剤でも塗っておけば「怪物ホイホイ」の出来上がり。そこに米軍ご自慢のバンカー・バスターでも叩き落せば、事態はやがて収束に向かうはず。人類にもこれぐらいの知恵はあると思うんですが。[インターネット(字幕)] 5点(2025-06-25 02:36:44)《改行有》 6. 故郷(1972) 約50年も昔の映画でありながら、けっこう今日の社会環境と似ているなと。まずインフレが進行中とのこと、それから大資本が登場して合理的に事業を展開しているとのこと。いずれも昔ながらの零細事業には大打撃で、廃業・転職に追い込まれるのもやむなしかなと。これって今のインフレやAIだのDXだのと同じでしょう。それからサラリーマンでも転勤で転居なんてのは茶飯事。つまらないことを言えば、個々人の小さな別れや悲しみの集合体として、社会の大きな進歩があるということで。 しかし個人の感情として、そう合理的に割り切れないのも事実。起伏の少ない作品ではありますが、最終版に岸辺でひっそり廃船が燃やされているシーンはけっこうショッキングでした。それを遠くから見つめる主人公夫妻の心中たるや、察するにあまりあります。 ついでながら面白かった点が2つ。おそらく地元住民がエキストラ等で多数参加しているようでしたが、そういう人に混じると、いかにも田舎の肉体労働者風の井川比佐志でさえ都会のひよっ子に見えてしまう不思議。顔に刻まれたシワの数が違うというか、土着パワーのようなものを感じました。 それからもう1つ、当時は「寅さん」全盛期だったはず。その主要メンバーが役割や関係性を変えてごっそり出演していることに、観客は違和感を覚えなったんだろうか。まあ劇団が演目を変えたようなもの、と思えばいいのかな。[CS・衛星(邦画)] 7点(2025-06-20 03:09:49)《改行有》 7. 終わらない週末 《ネタバレ》 タンカーが接近する予告編に興味を持って見始めたら、異様に面白かった。タンカーをはじめ、鹿とか飛行機とかスペイン語まくしたておばさんとかビラとかテスラミサイルとかフラミンゴとか大雨とか、わけのわからない事態が次々と発生します。そのすべてについて、結局何だったのかは最後まで明確にされません。伏線的な意味づけも謎解きもないし、解決もしません。 では見ている側としてストレスが溜まるかといえば、さにあらず。それは、あくまでもパニックに直面した登場人物たちの言動に焦点を当てているから。不気味に登場したアリ父娘と、警戒感を滲ませるジュリア・ロバーツのやりとりが実に見事。よく知らない者同士、普通の言葉が無神経に聞こえたりイヤミに聞こえたり。妙なアングルや不穏な音とも相まって、繊細な言い回しが微妙な距離感や緊張感を醸し出しています。この時点で、まさに内憂外患状態。 で、しだいに相互理解が進むと、今度は助け合うようになります。それもたまたま知り合っただけなのに、お互いに命がけ。特に最終版、アリとケヴィン・ベーコンとイーサン・ホークが対峙する場面は感動的ですらあります。 その後、登場人物たちがどうなったかは描かれません。状況から考えれば生存は難しいしょう。しかし最後に人間の尊厳や善意のようなものを信じることができて、案外幸せだったんじゃないかという気がします。それを象徴するのが、「フレンズ」を見る少女の笑顔かなと。[インターネット(字幕)] 9点(2025-06-15 04:06:03)《改行有》 8. 355 もう若さや美貌を売りものにできなくなった妙齢の女優5人を束ねてバルクセールで売ってみました、という感じ。しかし無造作に皿に盛られた5個のリンゴより、大切に箱に納められた1個のリンゴのほうが見映えするという厳しい現実がありまして。 それならそうと「家政婦は見た」みたいに笑わせてくれるとか、頭脳戦で勝負するとか、何か「ならでは」を見せてくれればよかったんですが、なぜかバリバリのステイサム路線+インポッシブル風味ですからねぇ。すっかり見飽きたアクションシーンに、もうええて、と思わずにはいられません。 「ゼロ・ダーク・サーティ」のころのジェシカ・チャスティンはけっこう好きだったんですけど、どうも最近はアクションにご執心なようで。そろそろ戻ってきてほしいと、切に願うばかりです。[インターネット(字幕)] 3点(2025-06-10 03:26:25)《改行有》 9. 心の指紋 《ネタバレ》 少数民族とか被差別とかが絡むと、「いい映画」と言わなきゃいけないような雰囲気を纏います。それを差し引いてもそこそこ「いい映画」だったと思いますが。 しかし見終わってしばらくモヤモヤしたのは、医師にとって兄貴の一件とナバホ君の問題はどう関連するのか。で、無理やり解釈してみました。ともに余命いくばくもないことは間違いなく、兄貴は自ら逝くことを望んだわけですが、ナバホ君もまた、西洋医学的には自殺行為に走っているようにしか見えません。ではパラレルな存在かといえばそうではなく、両者の間には死生観の違いがありました。「健全な肉体に健全な精神が宿る」の医師&兄貴に対し、「肉体は死すとも魂は死せず」のナバホ君。兄貴に対するトラウマを抱え、だからこそガチガチ西洋医学信者になってなおトラウマの消えない医師は、ナバホ君のそんな思想に一縷の救済を見出したのかなと。後生大事にしていた指輪をナバホ君に託したのも、出世の道を外れたのも、そう考えれば理解できます。まあ勝手な解釈ですが。 それはそうと、この邦題はひどくないですか? テキトーに思わせぶりな単語を2つ並べただけで、漂うのは空虚感ばかり。30年前のタイトルにケチをつけるのも野暮ですが。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-06-06 04:52:16)《改行有》 10. ビーキーパー 《ネタバレ》 久々に、一点の曇りもないジェイソン・ステイサム節炸裂という感じ。どれほど多勢に囲まれても、文字通り向かうところ敵なし。いったいどういう特殊な訓練を受けたらここまで強くなれるのか、ぜひメソッドを教えてほしいところです。 それに、色恋とか友情とか余計なストーリーもいっさいなし。猪突猛進、危なげなく戦い続けて悪玉を追い込んでいくのみ。その潔さに好感が持てます。 しかしこの調子で社会の悪を根こそぎ駆逐していくとすると、アメリカの政治空白にも人口減少にも、ひいては世界の人口爆発の抑制にも貢献しそうですね。[インターネット(字幕)] 7点(2025-06-03 02:44:19)(笑:1票) 《改行有》 11. 関心領域 噂には聞いていましたが、なんとも風変わりな作品でした。地獄そのものを描くのではなく、地獄と壁一枚隔てた天国を描くことで天国の住人の認識を問うという構図。 その構図は今日も当たり前のように存在します。隣家から聞こえる夫婦喧嘩の怒声もそう、テレビやネットから日常的に流れる破壊された街の光景もそう。その意味では、この映画は歴史ものや戦争ものというより、見ている者全員に「お前はどうなんだ?」と問いかけてくる問題提起ものという感じ。 で、たいていの人は「怖いね、と言いながらディナーを続ける」(とある戦争映画の外国人記者の名セリフです)のが関の山ではないでしょうか。地獄の存在に気づいてはいても、自分の天国を脱してまで救済に向かおうとは思わないし、そんな力もない。政治が、警察が、軍隊が対処すればいいだけの話。人間とはそんなものと開き直って、むしろ無関心を装うぐらいしかできません。実際、世の中はそんな無関心の集合体で成り立っている気がします。 そう気づかせてくれたという点において、ある種の啓蒙映画と言えるかもしれません。もっとも、いくら啓蒙されても相変わらずディナーを続けるだけですが。 まったく余談ながら、当時のナチスにはもう一人、別の「ルドルフ・ヘス」がいました(綴りは違うらしいが)。こちらはヒトラーの最側近でありながら、第二次大戦が始まった直後ぐらいに戦闘機を盗んでイギリスに亡命した変わり者。歴史的にはこちらのヘスのほうが有名かと。[インターネット(字幕)] 7点(2025-05-31 23:49:41)《改行有》 12. 日本の仁義 ずいぶん大仰なタイトルですが、それほどのスケール感はありません。 それより何よりキャストがすごい。鶴田浩二+菅原文太+千葉真一+フランキー堺vs.佐藤慶+成田三樹夫+(小松方正)という構図だけでワクワクします。が、やってることの大半は末端の感情に任せたドンパチだけ。もっと組織崩壊の悲哀を感じるような〝仁義なき戦い〟を見たかったかなと。もしこの場に酒井藍ねえさんがいたら、「生きてるうちにアタマ使お」とツッコミを入れるところでしょう。野坂昭如編集長は面白かったけれど、何を言っているのかよくわかりません。[CS・衛星(邦画)] 4点(2025-05-28 23:30:34)《改行有》 13. 渇水 意図がよくわからない作品でした。「太陽と空気と水はタダ」なんて、水道局の人間に語らせちゃダメだろうと。もしかするとこの制作者は、雨水が勝手に水道水になり、下水が勝手に浄化されて海に還るとでも思っているんだろうか。 育児放棄された姉妹の健気さを描くのも、あざとい上に見飽きた感じ。水不足と水道料金滞納を関連づけるのもおかしい。有名な役者がいろいろ出ているから期待したのに、学生映画みたいな印象だけが残りました。[インターネット(邦画)] 3点(2025-05-23 03:03:24)《改行有》 14. ストレイト・ストーリー その昔、ビデオ屋でこのタイトルを見て「単純話」と勝手に意訳し、「そんなもん誰が見るか」と敬遠していた覚えがあります。 で、それがまったくの誤解だと気づいて今さら初見。なんとものんびりした、誰一人イヤな奴がいない、いいお話でした。「単純話」もあながち間違いではなかったけれど。 それはともかく、興味深かったのは何度も映し出されるアメリカど真ん中の広大な穀倉地帯。アメリカはやはり農業大国なんだなと実感させられます。日本はここから穀物を大量に輸入して、ついでにコメも輸入して、代わりに自動車の輸出関税とか引き下げてもらえませんかね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-05-21 01:19:37)《改行有》 15. 大統領の理髪師 かなり荒唐無稽な舞台設定で、終始「そんなアホな」の繰り返し。まあそれが韓流映画のいいところでもあるので、要は軍事政権下の庶民がいかに抑圧されていたか、理不尽な扱いを受けていたかに注目すればいいのかなと。もちろんデフォルメはあるでしょうが、あの重たい空気感はさすが。実際にこんな感じたったんだろうと思います。悲惨ですねぇ。 翻って隣国の日本。敗戦国でありながら、よくぞ共産主義国にも軍事政権にもならず、それなりの民主主義国家として揺るぎなく歩んできたものです。いろいろ文句のつけどころもあるでしょうが、とりあえず先人の叡智と努力に感謝すべきかなと。また今後も共産主義にも軍事政権にも傾かぬよう現世の我々が注意しなきゃいけないなと、ソン・ガンホの苦渋の表情を見てあらためて思いました。まるで優等生の読書感想文みたいですが。[インターネット(字幕)] 6点(2025-05-18 20:04:14)《改行有》 16. 吉原炎上 今さらながら初見。「吉原炎上」という事実に基づいたラストだけは決まっていて、さあそこに至るまでにどう辻褄を合わせるかが勝負、という感じ。「不幸な家庭はそれぞれに不幸」ならぬ「不幸な花魁はそれぞれに不幸」を映像化したようで、いろいろ不孝を背負いつつ身を持ち崩し、悲惨な末路を迎える姿は正視できないほど。それでもそれぞれにプライドがあり、意地があり、儚い夢にすがろうとする姿を見せられると、なかなか辛いものがあります。救いはなぜか端役で出てくる緒形拳ぐらい。[CS・衛星(邦画)] 5点(2025-05-15 02:24:18) 17. パニック・ルーム 《ネタバレ》 今さらながら初見。まず、元夫への腹いせとはいえ、いくらなんでもあの家は母子2人だけで住むには広すぎるだろうと。掃除とかどうするんだと、後先考えないのかと、ウサギ小屋の住人としては嫉妬交じりに思います。 それから肝心のパニックも、序盤の侵入者と母子が遭遇するあたりまでは緊張感があったのですが、ルームに籠った後あたりから緩んできます。だいたい善人顔で善人役の多いフォレスト・ウィテカーが犯人ってどうよと。そのイメージをぶち壊して冷酷無比な一面を見せてくれたら面白かったのですが、やっぱり早々に善人であることが明かされるわけで。 そうなると、もう母子がひどい目に遭うことはなかろうという予測が立って、だとすれば要するに鬼ごっこ+かくれんぼに過ぎないわけで、いったい自分は何を見させられているんだろうという気分になります。[インターネット(字幕)] 5点(2025-05-09 04:09:37)《改行有》 18. グレイマン まず「グレイマン」というタイトルがいい。世の中の大多数の人間は、社会にとって「グレイ」な存在ですから、この時点でなんとなく共感できます。映画の中での動きはひたすら派手ですが。 で、汚職現場を捉えたらしいチップの行方が一つのカギになるわけですが、あれだけ他国の街中で、しかも白昼に市民を巻き込みつつ派手な銃撃戦を繰り広げれば、さすがにCIAのナンチャラも監督責任を免れないはず。もうチップなんてどうでもいいだろうという壮大な本末転倒感が魅力です。 しかし、最大の魅力はやはりアナ・デ・アルマス。めっぽう強くて頼りがいがありながら、けっして出しゃばらない。たいそうな美人でありながら、けっして〝女〟を武器にしない。世の男性が思い描く理想的な女性像じゃないでしょうか。チップよりはるかに希少な存在だと思います。[インターネット(字幕)] 7点(2025-05-08 01:26:20)《改行有》 19. 王になろうとした男 《ネタバレ》 どういう視点で見ればいいのか悩みます。一攫千金を夢見る男の無邪気な冒険譚なのか、それとも西欧のアジアに対する植民地主義への皮肉なのか。アジアの片隅に住む者としては後者として捉えたいところですが、作品からは前者の雰囲気が漂います。文明人が武力と舌先三寸で未開人の王になるのは「善」であると。偉大な白人様が無知なアジア人どもにいろいろ教えてやっているんだと。そして最後は無差別に銃撃ですからねぇ。なかなか鼻持ちならない作品でした。[CS・衛星(字幕)] 4点(2025-05-05 01:15:49) 20. 侍タイムスリッパー 《ネタバレ》 評判どおり、けっこう楽しませてもらいました。たしかに時代劇はめっきり減りましたが、それはある意味で自業自得な部分もあるんじゃやないかと。古めかしい時代劇はそれこそ時代を感じさせてくれますが、今風の時代劇は現代劇をチョンマゲ姿で演じているだけという感じ。だったら現代劇でいいじゃないかと。 それはともかく、面白かったのは2点。1つは、主人公が最後まで素性を明かさなかったところ。割とすんなり現代に溶け込んでいたし、周囲の人も、いきなり現れて真剣を振り回す主人公について詮索せず、あっさり受け入れるのが面白い。ギャラの振り込みとかどうしたんだろうと妙に心配になりました。なんとなく、「ウルトラセブン」の最終回みたいなシーンがあるのかなと期待していたのですが。 それからもう1つは、主人公がショートケーキを食べながら「日本はこんなに豊かになったのか」とむせび泣くところ。一緒にもらい泣きしてしまいました。我々が歴史を学ぶ意味は、まさにここにあります。先人たちの苦難の末に今日があることを、我々は忘れちゃいかんだろうと。だけど今風の時代劇は、その教材にはならんのですわ。[インターネット(邦画)] 7点(2025-05-02 03:26:23)《改行有》
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