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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. カサブランカ 最高です。文句の付けようがありません。バーグマンは究極の美しさで、ボギーを骨抜きにしてしまう。ボギーはひたすら格好良く、振られた女との日々を思い出し、ベロンベロンに酔ってしまったときでさえも、男の渋みを醸し出しています。ブルガリアの新婚夫婦のエピソードが盛り込まれていたり、C・レインズとの会話は捻りを利かせたブラックジョークなどで楽しませてくれます。通行証が誰の手に渡るのか、最後までハラハラドキドキし、最後の最後までロマンティックで、粋な台詞を聞かせてくれます。初めて見てから20年近く経ちますが、何度見返しても面白い。[映画館(字幕)] 10点(2006-10-08 18:59:55) 2. 素晴らしき哉、人生!(1946) あるアメリカのTVドラマで、この映画のことを「人生の素晴らしさが詰まっている」と表現していました。その言葉どおりで、人が生きていく上で大切なことを再確認しました。人との繋がり、信念、自己犠牲の精神など、数え上げたらキリがありません。まさにワンダフルな物語です。評判の良い映画なので、以前から見ようと思っていたのに、そのうち見ればいいや、と後回しにしていましたが、こんなに素晴らしい映画なら、もっと早く見るんだった。[DVD(字幕)] 10点(2006-10-01 00:38:19) 3. 汚名 《ネタバレ》 お互いの気持ちを隠そうとする主人公の2人。グラントは黙ったままで、バーグマンは嘘をついて。正直になれないまま事件へ巻き込まれていき、最後には行動で示すかのようにバーグマンを助けにいくグラント。遠回しな台詞がすごくお洒落で楽しめました。この時のバーグマンが一番きれいに見えました。[映画館(字幕)] 10点(2003-12-11 21:39:42) 4. チャップリンの独裁者 見て面白いというだけでなく、映画史的な価値や、チャップリン映画という枠組みの中で重要な意味のある映画です。有名な演説シーン以外は、チャップリンお得意のサイレント映画にしても面白かっただろうと思わせる、絶妙なコメディであり、社会風刺が効いています。物語がしっかり出来上がっているので、笑いで茶化しているとは思わせず、優しさと力強さを感じます。[映画館(字幕)] 9点(2011-10-15 00:35:13) 5. 三十四丁目の奇蹟(1947) 私にとってのクリスマス映画は、この映画なのです。なんと言っても暖かみがあります。いつの時代でも、サンタを信じない子供はいるものです。頭ごなしに存在を押しつけるのでなく、サンタを信じて欲しいと願っているところが、とても好きです。[DVD(字幕)] 9点(2008-12-08 21:27:16) 6. フィラデルフィア物語 この映画、面白いですねぇ。最初のシーンなんか、最高です。歴史に残るような大女優にあんなことするなんて、信じられません。でも、そんなところが面白さの要因になってます。残念ながら英語がわからないので、字幕を読むだけなのですが、それでもテンポの良さや、独特な言い回し、ブラックジョークなど、面白さてんこ盛りです。もし英語が理解できたなら、腹を抱えて大笑いしていることでしょう。主役の3人は、当時すでに大スターだったと思います。そんな3人を揃えられたこともすごいことですし、3人が出演してくれたことにも感謝したいくらいです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-16 17:30:47) 7. レベッカ(1940) なんといっても、レベッカの陰におびえるジョーン・フォンテインと、彼女を追い詰めるダンヴァース役のジュディス・アンダーソンです。この2人の存在と演技が、この映画を支えています。この2人を見るだけでも価値があります。[映画館(字幕)] 8点(2012-09-21 23:35:30) 8. ピノキオ(1940) 絵がすごくきれいなのと、何枚もの背景を重ねて奥行きを表現するその方法とに驚かされました。戦前にこんなアニメーションがあったなんて、信じられません。ストーリーもしっかりしていて、個々のキャラクターがとても活きていました。ディズニーアニメを代表する映画の1つでした。[DVD(字幕)] 8点(2008-03-22 23:55:30) 9. 我等の生涯の最良の年 ベトナム戦争映画でも取り上げられている、帰還兵の辛さが、陸海空軍出身の3人を通して、巧みに語られていました。"アメリカの良心"を描くW・ワイラーの手腕は、高揚と安心をもたらしてくれます。とても力強い映画でした。[DVD(字幕)] 8点(2007-11-11 18:19:41) 10. 海外特派員 私が見たことのあるヒッチコック作品では、ミステリー度はこの映画が1番です。不可解な出来事から謎を生み出す、このストーリーにのめり込みました。ラストシーンの台詞がとても印象的でした。[映画館(字幕)] 8点(2007-09-17 00:56:40) 11. 哀愁 ロマンティックなラブストーリーでありますが、戦時下における一般市民の暮らしぶりも、少しですが、伺うことが出来ます。悲恋の代名詞のような映画でした。V・リーを見たのは「風と…」よりもこちらが先でした。きれいで、うまい女優だと思いました。[地上波(吹替)] 8点(2007-03-25 19:04:08) 12. 断崖 《ネタバレ》 何を考えているのかわからない男にケイリー・グラント、何かに怯える女をジョーン・フォンテイン。まったく見事な配役です。徐々に深まっていく疑惑を、徐々に盛り上げていくのがうまいですね、監督。有名なグラスの牛乳が際立っていました。今回が2度目の鑑賞なんですが、初めて見たときは、やられた!って思いました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-03-06 17:52:50) 13. 紳士協定 意義深い映画でした。タイトルの意味は、かなり自虐的ですね。第二次大戦のすぐ後に、このような映画を作る、アメリカの懐の大きさに脱帽です。グレゴリー・ペックの「正義の味方」的イメージは、この映画から作られたのでしょうか?単一民族の日本人には、なかなか理解しがたい話題でもあります。[DVD(字幕)] 7点(2010-07-03 23:18:26) 14. 女相続人 いろんな要素がたくさん詰まった、上質の映画でした。ロマンスであり、ミステリーであり、とてもシンプルな物語なのに、これほど話の先が気になる映画には、なかなかめぐり逢えません。O・デ・ハヴィランドは渾身の演技でした。ただ、少々年をとってしまってますね。「風と~」の頃にこの役をやっていたら、もっと栄えていたと思えました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-01 18:59:47) 15. ガス燈(1944) 《ネタバレ》 ボワイエとバーグマンの演技を目玉にした映画ですね。どちらかといえば、ボワイエの方が良かったと思いますが、バーグマンはこれでオスカーをもらってます。夫が妻を嘘で精神的に追いつめますが、メイド達もグルだったんじゃないかと、見るたびに思います。[映画館(字幕)] 7点(2006-09-23 23:37:39) 16. 白い恐怖(1945) 面白いんですけど、1度しか楽しめなさそうです。特別に気に入る様な展開や場面が、パッと思い浮かばないところが残念です。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-03 22:54:43) 17. 赤い靴(1948) レンタルのDVDだったため、画質が悪く、バレエダンサーが皆日本人体型に見えてしまい、イマイチでした。見所のバレエシーンでは、映像に手が加えられ、かなり派手な演出になってますが、私としては、舞台そのものを見たかったので、残念に思いました。前半がバレエで、後半がドラマになってます。後半の方が見応えありましたよ。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-24 17:47:43) 18. 第三の男 かなり前にTVで見ました。記憶が大分薄れてしまっていますので、再見いたしました。初めて見たときの衝撃は、かなり薄らいでしまったように思えます。ミステリーでありながら、テーマ音楽に表されるように、少しほのぼのとした雰囲気を持つこの映画は、ヒッチコックと比べても異彩です。一応事件は解決してますが、全てが明らかにはなっていないので、奥歯に物が挟まった感があります。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-28 09:15:00) 19. 靴みがき ストーリーは完全に暗い話なのに、音楽は明るめでした。監督が、この映画を見て悲観的にならないように、という考えからこうしたのでしょうか。すること全て裏目に出てしまい、救いようのない結末になってしまいます。この物語から明るい未来を想像することは出来ません。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-27 21:15:05) 20. 失われた週末 なかなかの力作でした。依存症の恐怖が、いくらかは見る側に伝わったかと思います。ただ、映画の面白味としてはどうでしょうか。患者本人を描いているものの、周りの人のケアが大切だということを、もっと強調して欲しかった。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-23 18:46:13)
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