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1.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 まず最初に配給会社にケチをつけます。ゼロ・グラビティじゃないだろ?あん?? そもそもクライマックスの肝はそこに浮かぶ地球が及ぼす重力落下と、そして最後にライアンが二本足立ち上がったときに「肉体の重さ」を感じるところにあるんだからさぁ!、カタカナ英語にするなら単純に「グラビティ」で良いだろうよ?ったくもう…。 と言うことで、なんとまぁゴージャスな映像、映像、そしてまた映像!。尺を90分に留めたことも映像美にくたびれる事無く、エンドロールまでゴージャスな映像は疾走しつづける。 Make Belief なのは判っている、でも90分間、映画館のシートに重力で縛り付けられた観客は、しかし肉体の重さを失い、浮遊感と落下感、そして遠近感を無くした世界に漂い続ける。ストーリーを語っても仕方ない、なんと言っても一直線でしか語れない「重力落下」の物語なのだから…。ライアンが宇宙空間からISSのエアロックにやっとたどり着いた安心感で「胎児の姿勢」を取るのも、母体の中に浮かぶ原初の包まれた記憶と、そして子宮内には重力が存在しないからなのか?  まぁ何でもいい!兎に角この映画は映画館で見ること限定!それも前の方に陣取って思いっきり浮かんで、廻って、そして無機質空間を恐れてこそ…だ。[映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2013-11-05 17:31:07)(良:4票) 《改行有》

2.  チャンス(1979) 《ネタバレ》 Life is a State of Mind と刻まれた「すべてを見る眼」を頂きに抱くピラミッドを模した墓。 巨大な邸宅と合衆国大統領を友人として扱うベンジャミン。 なんだ、そーかいベンはフリーメンソンのグランドマスターかい?ってことは棺を担いだ彼らもフリーメンソンの重鎮? まぁいいです、そこは…。 で、この映画、初出の1979年の暮れからなんと33年ぶりに観た。そして20歳の自分があの時感じたのと同じ感動と笑いと、そして知的興奮を覚えた。 そう、細かいことはいいや…。 この映画素晴らしい、それでいい、なんたって Being thereだ、そのままでいい、そのまま、ありのまま。[映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2012-02-20 16:29:30)(良:1票)

3.  インセプション 《ネタバレ》 イームス(トム・ハーディ)がイイ(^_-)-☆(笑) で…本篇の評価。ええ中1日おいて二回観ましたよ。だって監督の意地悪というかいたずらで、ビジュアルや意味深な台詞回しの迷路に嵌められて、まるで押井守の映画を観ているように観客を置いてきぼりにするが、「ミスター・チャールズ」辺りから一本道で相当に雄弁に現況を語る映画になる。で、気になったのがサイトーを救出するためにカブが海辺で目覚める4層目。導入部のシーンがきっとラストに繋がるだろうとこは初見の時でも薄々想像ができたが、2回目は「えーと?これってどっちの夢?」と…。「そろそろサイトーが落ちてくるはずだ」とカブの台詞から、あぁ、そーかそこってカブの夢?でも違う気がするし。あそこはサイトーのlimbo世界なのか?どちらなのか理解しようとしたがわからんかった。うーむ…。と言うことで良作は観客を「あちら側」に引き込むべしと持論に従い10点。 ちなみに、字幕では虚無としていたが、limboはちょっと違うんでねぇか?ということでご参考まで:《名-1》辺獄,未洗礼の人の死後の地,地獄の辺土,キリスト教において,洗礼を受けていない死者が行く場所,地獄と天国の中間的な場所,【参考】limbo infantum ; limbo patrum,《名-2》拘留所,刑務所,監獄,拘禁,《名-3》忘却,【@】リンボー,【分節】lim・bo[映画館(字幕)] 10点(2010-07-26 06:22:03)

4.  アバター(2009) 半廻り年上の異性の友人と行った。この数ヶ月で何本も一緒に映画を鑑賞した人だ。 普段は文芸作品を好み、ドンパチ物を好まないその人は、アバターの予告編を観て「怖そうだし…」と尻込みしていた、その人を連れて。 当然、3Dで鑑賞した。そして映画が終わったその帰り道、その人は言った。『もう一度、今度はIMAXで観たい』と。と…謂う訳で、こりゃー10点だ(笑) 【追加】で二度目を観た、約束通り、件の友人と川崎まで出かけてIMAXで。 座席の位置により大きなハンデキャップのある出来損ない109シアターの評価は別段に譲るとして・・・。鑑賞後、再びの興奮冷めやらぬ友人が曰く『ねぇ、あの俳優さん達ってどうやってあのナヴィの人たち一緒に演技できるのかしらね?』と。私の友人は再びファンタジーの世界を存分に楽しんだようだ。そう、色々なご意見はあるとおもうが、この映画は「あちら側」に行ける純真さひたむきを持ったお方向け。 そうね、確かにどっかの話に似てるのなんの、君らの蘊蓄を語ればそれもファンタジー(笑)。自分が何時までもファンタジーを楽しめる心の持ち主でありたい願いを込めて変わらず10点献上!❤[映画館(字幕)] 10点(2010-01-03 16:23:06)(良:1票) 《改行有》

5.  スター・トレック(2009) むっちゃくちゃ面白いやん!♪[DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2009-11-22 18:38:23)

6.  大いなる陰謀 この映画の本質を大きく誤解させる邦題をつけた配給会社こそがLamb(愚鈍)である。 いったいこのストーリーのどこに「陰謀」があるのだろう? タイトルが持つ深長な意味をすべてぶち壊し、このシンボリックな劇がもつメッセージを 決して伝えることのない愚かな邦題はあまりにも惜しい。 それはともかく、この物語で誰がライオンで?そして誰が羊か?? それは見るものの視点、知識、理念、そして「感性」に答えがあるのだろう。 2大政党政治、報道リベラリズム、そして政治的(宗教)原理主義者たち これらのタームが皮膚感覚で理解できなければ、面白くはない劇だろう…。 エンディングは「ストン↓」と投げ出される、 未来の獅子、いや、間違いなくすでに若獅子であるタッド(Todd)の心象をつうじて、 観客にストーリーの参加者として考えるべきテーゼを渡されて終わる。  これは対話する映画である、だから僕はこの劇を大きく支持する。[映画館(字幕)] 10点(2008-04-19 16:36:47)(良:4票) 《改行有》

7.  クラッシュ(2004) 少し迷った末に10点。 最近鑑賞した他の2本(スパングリッシュ/ディックアンドジェーン(復讐は最高))にも共通するけれどこれらの映画に共通するベースノートは西海岸アメリカ的神経症(とでもいうのだろうか?)物質世界と精神世界のせめぎ合いに折り合いを付けられずに崩れていく自我を自虐的に、でも快活に笑い飛ばすウイットだと思う。 「これ」を皮膚感覚的に受け入れて、これらの映画を楽しめる為には彼の地で、そこに根っ子を張って数年以上生活している人達にしか出来ないと思う。 人種差別が前面に出ているように見えるかも知れないが、それは東京の「今」を描写する為には殺人的ラッシュ時の電車車内風景をモチーフにしていることと変わらず、彼岸から見れば「ひどく非人間的な光景」も、それはそこに住まう人々にとっては「今、そこにある事実」なだけで、必ずしも唯一無二的に問題視している訳ではない。それよりも、いつも自分の心の中にある不安やせめぎ合いを色々な「自分の心にある以外の理由」に転嫁して生きようとしている自らを、少し笑って、少し反省して、でも何となくながされている日常として描き出し、自分だけではないんだ…すこしホッとする、そんな映画だ。 ちなみにペルシャ人(イラン人と言うことか?}の雑貨屋店主が娘に、自分の天使を見たから救われた、と話したときの笑顔はこの映画でもっとも秀逸な演技。[DVD(字幕)] 10点(2006-07-27 01:55:29)

8.  エクソシスト "The power of Christ compels you !"10点(2004-07-31 15:37:30)

9.  イノセンス 『ネットに繋ぐとき、貴方の傍には私が居る・・・』 この映画は『あっち側』にいける人達御用達。 これを観てつまらなくても、判らなくても、何も問題ない。 しかし・・・。10点(2004-03-08 18:42:08)

10.  スノーデン まだ本邦公開前なのでネタバレ無しで、全体の印象のみで…。 オリバーストーンは良作・不作の振幅が多い映画監督だが、今回は間違いなく“アタリ”。 ポリティカルスリラーとして成立させた脚本は秀逸だし、その演出にブレは全くない。 そしてジョセフ ゴードン・レビットの役造りがとても深い。 公開されたら観賞することを強くお勧めする作品である。[インターネット(字幕)] 9点(2016-11-29 05:39:42)《改行有》

11.  ザ・ウォーク 《ネタバレ》 こんな「怖い」映画はもうこりごり! 高所恐怖症の自分にしてみれば中盤からはずっとホラー映画(笑)。 しかし流石にゼメキス映画、もう無理!と思っても止めるに止められずエンドロールまで観続けてしまった。 この映画の主人公は当然にフィリップである。 しかし影の主人公はWTCツインタワーだろう。1970年代の黎明にアメリカの象徴であり誇りであった建築物に、フランス人青年であるフィリップが頑固かつ愚直に自己実現を試みた物語を、自由の女神のトーチから語らせたのは単なる偶然ではないはずだ。 エンドロール直前に朝日に燦々と輝く二本の銀色の塔を映し続けるのは、ゼメキスがこの映画に込めた精一杯のメッセージだと思う。 WTCツインタワーを(そして数千人の命も)たった数時間で消滅させた、当時の政府が行った「国家の闇」は実に深い…。 とまぁ、そこまで深読みしなくても娯楽映画としても素晴らしい出来だ。 地味なタイトル、すこしレトロな雰囲気だが、観賞をお勧めする。[インターネット(字幕)] 9点(2015-12-29 21:16:56)

12.  LUCY ルーシー 《ネタバレ》 草薙素子 I am everywhere.......[映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2014-10-11 10:26:40)

13.  ボビー 《ネタバレ》 欧州に向かう機内で鑑賞。時代は68年、かくいう評者が小学校に半ズボンを履いて通っていた頃。偉大なアメリカは未だ月に人間を送り込んでおらず、当然、公民権運動は政治の春を夢見る人々にとって宇宙の開拓と同じくらい重要なテーマだったその頃。映画のタイトルとなったボビー(ケネディ)もアンバサダーホテルも、「その時代」を表す符丁でしかない。いや、符丁だからこそ後生になって意味を携える。 実像としての「ボビー」はこの映画に、実は出てこない。 ボビーが描いた理想の国アメリカ。そして、そのアメリカという実験国家がボビーという理想の姿を通じて深層心理では望んでいた方向性である「ケネディー」というベクトルを完全に否定したその一瞬をこの映画は映し出そうとしながら、しかし本質としては40年前も現在も、西海岸的文化価値は揺るぎの無いほどに変化していないという事実。ヘレンハント演じるところの“オールアメリカン・スイートハート”も、見かけだけの靴を履いた痛みに苦しんでいる。 嗚呼、貴方が何者であるかより、貴方が他者にとって何者であるかが全て・・・。アメリカを、そして西海岸を、そして彼らの文化を、彼らのジレンマを、知らなければこの映画はつまらない。 評者と同世代のエミリオ・エステベスが描きたかったのは、「それ」と、かなりあからさまに「グランドホテル」。日本の某喜劇系映画監督(脚本家)の「それ」よりは足下が確りしているが、それでも映画を些か悪のりを散見するので-1点。それにしてもシャロンストーン、良い味の老け役だ・・・。[DVD(字幕)] 9点(2007-06-14 12:17:09)《改行有》

14.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 【最後の抱擁シーンに関して追記】ボブのセリフを何回も何回も、ボリュームを最大にして聞いてみた。聞こえそうで、判りそうで…でも聞こえないし判らない。 心にある寂しさや後悔、偽りや憮然が消えて、二人の表情に忽然と未来が充満してくるあのシーン。ソフィア、教えてくれ!【追記以上】 北米文化で熟成途中の意識(ソフィアのイマジネーション)が、北米文化のしかもメインストリームで無いセクターを意識して製作したフィルムなんだから日本のメインストリームの意識(民度)に迎合しないとしても不思議ではない。 東京は舞台であり、日本や日本文化はその“装置の一部”であると理解できれば、必要以上に「書き割り」がどう描かれているか・・・?は気にならない筈。 なぜなら舞台は観客の視点デフォルメされなければ、それらしく見えないのだから。 それよりもポイントはボブの視点で観るかシャーロットの視点で観るか? 角度が違うことでフィルムの印象が変わる。 東京という今、この瞬間に存在する現実で袖を触れあう、主人公の二人は、共に人生のトランジッションで少しだけ「ロスト」している。 有能なカメラマンと結婚した聡明な美女。ピークは過ぎたと言え、今でも稼げる有名俳優。 隣の芝生から見れば「幸福な人生」に間違いない二人の『今』も、何故自分が「此処」に居るのか? それが納得できない。 此処では無い何処か(「東京で無い何処か=今の自分ではない何か」)を無意下に抱える二人が、淡く、ほのかに惹かれあう。 此処ではない何処かへ再び足を運び出す二人が、その意識を表すのは軽い抱擁とお別れのキス。俺だったら、もっと強く抱きしめる♪ でも、それで良いじゃないですか?渡辺淳一ではなくてメルヘンなんだから(笑) それにしてもボブはシャーロットの耳になんて囁いたのであろう?[インターネット(字幕)] 9点(2005-02-12 05:48:58)《改行有》

15.  天国と地獄 《ネタバレ》 今を遡ること30年、高度経済成長とオイルショックの明暗に時代が軋みをあげている頃、当時でも既にうらぶれていた蒲田の映画館で、公開から約10年ぶりに上映された黒澤映画を観た私は中学生だった。まだ、巷に民生用ビデオは存在せず、色々な情報から上映される映画を調べだして足を向ける『映画を観に行く』という行為そのものが映画への集中力を養っていた時代。そしてこの映画には圧倒された! 目を凝らし、意識を集中して、物語の深部へと入っていった。 そして今は昔・・・。当時の私と同じ年代を少しだけ過ぎた愚息に鑑賞後の印象を尋ねると『完璧!』と一言。 少し、嬉しかった(微笑)。 劇中、非常に重要な意味を持っている、浅間台の高台から見る横浜の景色は今はこの当時の面影を残さないが 「地獄」 は今でもその正体を華奢な栄華に身を包んで押し隠してじっと息を潜めている・・・。 予断だが、ゆうきまさみ(漫画作家・パトレーバー)は特車2課・後藤隊長のキャラクターを本作の戸倉刑事(仲代達也)に求めたのは間違いない!(笑)9点(2004-05-08 08:10:30)《改行有》

16.  フューリー(2014) 東京都心から直線距離で2400キロ弱ほど南下すると、そこには太平洋戦争の激戦地、サイパン島がある。サイパン島の空港は島のほぼ南端に位置しており、そこから南を見ると潮の流れの向こう数キロには隣り合わせるテニアン島がある。 テニアン島の北部高台には比較的大きな平地があり、戦時中にエノラゲイを含む当時の長距離爆撃機が日本の各地にむけて飛び立った滑走路が4本、まさに兵どもの夢の跡として一部を草に覆われてそこに残っている。 東西に延びる不可思議な虚無空間に立つと、ここが南洋の青空の下であるにも関わらずすこし肌寒く感じる。 サイパンほど観光化が進まなかったこの島には、往時の生活を忍ばせる神社跡などに混じって戦時の遺物が徐々に自然に飲み込まれていっている。 ドイツ戦線の話でなく、ティーガー戦車の話ではなく、ブラッドピットを語らずに恐縮だ。 が、しかしもし貴方がこの映画を通じて戦争の狂気を感じたなら、人間性とは如何に不条理なのかを感じたなら、きっと私が荒れ地の滑走路廃墟に立ったときの「あの気持ち」と共感できたのではないかと思う。[インターネット(字幕)] 8点(2014-12-12 08:17:39)

17.  フライト 《ネタバレ》 よくあるパターンだけど、トレーラーの印象でこの映画に期待をするととんでもないしっぺ返しを喰らう。例として「ドライブ」も、その部類だと思う。飛行機が謎の墜落をして(実際するんだが)その謎を解明していくととんでもない事態に(実際、とんでもない事態になるんだが)なっていくプロセスを手に汗握る…っていう「アクション・ミステリー」ではないし「法廷モノ」でもない。 そーいうのとは残念ながらこの映画は違う。 もっともっと「内省的」なのだ。 アメリカの映画界が数年おきに出してくる(今回はゼメキスが)「内省モード映画」のひとつだし、21世紀の幕開けからの個人も国家も躁状態、アメリカ経済も政治も「大嘘つき状態」であった約10年間を内省的に考える気持ちがセットになっているんだとおもう。 作品自体が、そもそもアカデミー賞狙いっていえば表層的にそうだけど、でも、もーちょっと根っこの深い部分で、「なぁ?俺たちの人生ってこんな調子で良いのかよ?」って誰しもが思っている、そーいう気持ちがラストシーンに繋がるのでは? 家族、嘘、虚栄、酒、ドラッグ、そしてアメリカの理想主義と現実主義、イケてる自分とグダグダな自分。 いろーんな「21世紀最初のディケードが終わった今のアメリカ」をぶち込んであるので、たぶん普通の日本人にはあまり面白くない映画…だと思う。でも、誰が観てもその根底にあるメッセージ性を理解出来る極めて良質な映画だとも思う。[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2013-02-25 09:55:16)(良:2票)

18.  4デイズ 《ネタバレ》 どだい三原橋は銀座なのか?半地下に降りるとそこは昭和が息づいている...。妙に食べ物の臭いが漂う館内には中学生の頃に心臓をバクバクさせながら入った日活系映画館の空気が漂っていた気がするのは私だけのunthinkable? さて、そんな事はどうでもよくて肝腎の本篇だが、なにが貴方にとってのunthinkableになるかは本篇への参加意識で異なるだろう。テロに対する恐怖?家族と痛みと信念(宗教)のせめぎ合い?常に2面性を引きずるアメリカの正義?暴力の応酬に対しての恐怖? どこかでこれと似たなにかを観たぞという既視感は、そう「大統領の隠謀」(lion and lumb)を思い出した。本篇の、観る者にその立ち位置を半強制的に意識させる事をもとめる脚本は、もし尺がこれ以上長かったら考える事を放棄したくなるインテンシティー。 そう、それがunthinkableなのかもしれない…。自らの命を差し出した者には、すでに恐怖も絶望も未来や生きる事への枯渇感がないのか?それともそのせめぎ合いに揺れる90分だが、正義とは何か?大儀とは何か?考えろ!その思考不可能を…と追い立てる映画だ。[映画館(字幕)] 8点(2011-09-27 09:25:51)

19.  ザ・ムーン これが本当の「20世紀少年」なんではないでしょうか?(笑) いつものことだけど折角の意味深長な原題をなんで上手に表さないんだろう? 確かコリンズのモノローグにあった一節 "I was in the shadow of the moon..."と つまり地球を遠く離れて、地球を望むこともできない月の裏側を周回する時に、孤独、誇り、栄光、そして死の恐怖など、およそ人間が体験しうるすべての極限感情をもって淡々と人類の歴史にページを刻んだ「彼ら」をぼくは称賛する。[映画館(字幕)] 8点(2009-02-07 11:39:16)《改行有》

20.  スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと もうなんと言ってもパズ・ベガ♪ 彼女を見ているだけで幸せ気分!♪ しかし脚本的にはこの映画の良さは判りにくいだろう?特にこの国に住んでいたら…。 「幸せであることの定義」を常に身を取り囲む物質の量と貨幣的価値や他者からの評価に求めてている自分たち(西海岸生活者&アングロサクソン)を自己批判的に皮肉りながら、でも決してその事実を変節はしない事を踏まえて「笑い飛ばしている」映画なんてそれ以外の文化圏で受ける訳がない…。それにしてもパズ・ベガ♪(笑)[DVD(吹替)] 8点(2006-07-17 19:20:14)《改行有》

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