みんなのシネマレビュー
虚学図書之介さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 146
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 はじめまして、虚学図書之介です。
なんと読んでもらってもかまわないのですが、
一応「きょがくずしょのすけ」と読みます。
単純な感想が半分と、物書きを目指しているので
作品の簡単な分析のメモが半分といった感じです。
ちなみに哲学専攻で、ニーチェの研究などしておりました。
最近は推理小説ばかり読んでいたりします。
よろしくお願いします。
好きな俳優:アル・パチーノ、ダスティン・ホフマン
好きな作家:ドストエフスキー、夏目漱石、村上春樹

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順12345678
投稿日付順12345678
変更日付順12345678

1.  ラスト サムライ 映画館で見ながらボロボロ泣いた。初めての体験でした。私の涙をメランコリーの一言で片付けることはたやすいでしょう。しかしそれで片付けてしまって良いものでしょうか。明治維新は必ずしも「悪」ではなかった。かつてのインドや中国のように帝国主義の被害をこうむり、自国経済をズタズタにされた国もある。日本がそうならないためには、西欧列強に準ずる必要があった。近代のシステムと科学技術を導入することは急務であった。しかし漱石も指摘したようにそれは皮相のものでしかなかった。ラストサムライは、西欧近代と日本の中世封建的社会との世界観・価値観の対立を、西欧の側から同調的に見た作品でありましょう。言わずもがなでありますが、われわれ今日の日本人の視点は西欧人のものに近い。それでもなお、日本人は桜を愛す。だからこそ、わずか100年ほど前には存在し、今もその残光と余韻が輝く、かつて日本人が抱いていた「侍」という理想は心地よく、胸を打ちます。世界に誇るべき、そして本来は我々日本人こそが見直していかねばならない『菊と刀』の世界です。失われた心性は戻ってはこないかもしれない。が、志すことによって再び宿るかもしれない。光栄が昔日のものとなるか、今後未来に継がれるものとなるか。メランコリーに終わるか否かは、我々の一挙手一投足にこそかかっているのでしょう。文句なしです。素晴らしかった!10点(2004-03-15 01:41:51)(良:2票)

2.  スティング 軽妙にして洒脱。パーフェクト!!10点(2004-03-09 21:30:16)

3.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 相変わらずの緻密なシナリオ展開、第1作を踏まえた上での洒落た会話、言葉遊び。ラストシーンの「次回に続く」さえもネタにするようなショーマンシップ。やっていることは同じようだけど、「2作目である」ということを活かしきっており、個人的には細かいところで前作を凌駕していると思います。9点(2004-08-23 19:27:15)

4.  ライムライト 何本か見て、チャップリンのコメディは肌に合わないと思っています。が、コメディではなく「コメディを題材にした」本作品は芸能者の喜びと悲哀とがこれでもかとばかりににじみ出ており、それを演じるのが他ならぬ老年に差しかかったコメディアン・チャップリンその人ということで大変な説得力があります。およそ芸で身を立てようという人は、見ておくべきでしょう。そして脚本から音楽、振り付けにいたるまで全て自分でこなした彼の驚嘆すべき才能に+1点献上いたします。9点(2004-07-13 13:24:02)

5.  12人の怒れる男/評決の行方(1997)<TVM> ほとんど場面の切り替えがないにもかかわらず、台詞回しだけで事件の全貌、登場人物のキャラクター、そして主題が鮮やかに浮き彫りにされているシナリオ展開の巧さに脱帽。さりげなく空調を効かなくしてるところなんかも芸が細かい。こういうのが書けるようになりたいものです。9点(2004-07-12 01:23:41)

6.  ゴッドファーザー んー、これが単純にマフィアの構想を描いたのではなく、それを通じてのマイケルの成長過程がテーマだとしたら、シシリーから帰還した後半はかなり急ぎすぎな感じがします。あのラストの妻との微妙な距離感は、ゴッドファーザーになったことで、マイケルは「血の通っていない」人間になったと言いたかったんでしょうか。ただ、あの象徴的な教会のシーンはいいですね。ちょっとあざといですけど。9点(2004-05-24 17:29:32)

7.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 ガツンとやられた、というのが正直な感想でしょうか。アメリカ=銃社会、という既成概念を持っていた私には、カナダも同様の銃社会であるという事実は衝撃的なものでした。それでも銃による犯罪は件数はアメリカに比べてずっとずっと少ない。劇中ではアメリカとカナダとの違いは社会的弱者に対する政府等の公的組織の対応の仕方であり、貧富の差に原因があるのではないかというしさにとどめられています。決してRNAが諸悪の根源というわけではないらしい。(かといって、良いものとも思えませんが……)翻って、我らが日本も銃犯罪の少ない国としてサンプルとして挙げられていました。では、日本では社会的弱者に対するケアがカナダほど行き届いているかといえば、そんなことはない。また、アメリカ同様政治と企業との癒着なんてみんなが気づいている。パワーエリートはこの国にも確実に存在する。では、答えはどこにあるのか?それはおそらく公害のようにわれわれを取り囲んでいるのに目には見えず、いまだ顕在化していないものなのでしょう。すなわち、本作でそういったものを浮き彫りにしていったM・ムーア自身も言っているよう不透明な関連性にとどまっており、結局はコロンバインのボーリングなのだろう。など、いろいろ考えさせられます。私自身は情けないことに嫌米(恐らく、これもメディアによって作り出されたイメージでしかないでしょう)ですが、こういった作品を作れるかの国の懐の深さは素晴らしい。そして非常に面白かった。9点(2004-03-10 02:49:26)

8.  風の谷のナウシカ 原作まで踏まえると、宮崎駿監督作品の中で最高峰。『ラピュタ』などエンターテイメント色の強いものを除けば、彼はいまだにこれを超えるものは作れていないと思う。映画を見て興味を持った人はぜひ原作も。9点(2004-03-09 20:03:41)

9.  食神 「ミスター味っ子」を彷彿とさせる荒唐無稽な演出と筋運び、楽しすぎる。狙っているのかわからないチープな演出も、またよし。さらに、この人監督主演なんですねえ。素晴らしいエンターテイナーだ。ということでプラス1点献上。8点(2004-10-18 01:24:39)

10.  少林寺 いろいろ考えさせられる映画も面白いですが、これぐらい馬鹿みたところがあるほうがいい。何回か見たけど、これの主人公リー・リンチェイじゃなくて、先生だ。自分もあんな先生がほしい。8点(2004-10-14 21:53:28)

11.  野獣死すべし(1980/日本) 何と言うか、すごい。普段は幽霊のように振舞う松田勇作が夜の別荘では鬼気迫る演技で殺人の快楽を説き、無人の電車の中でリップ・ヴァン・ウィンクルの寓話を話す。あの口調と表情。犯罪を計画・実行するときの青ざめた理性と、随所で爆発する押さえつけられた本性のギャップ。一度見たら忘れない、すごい映画だ。いや、むしろすごい松田勇作か?8点(2004-08-28 13:54:47)

12.  バック・トゥ・ザ・フューチャー まずタイムマシンが時間移動するとき、轍に火柱が立つのがかっこいい。なかなかこういう演出って思いつかない。さらに既出の<現在>のシーンと<過去>でのシーンの巧妙な掛け合わせ、言葉遊びのセンスなど、遊び心あふれる真の意味での娯楽作。プロットもうまい!8点(2004-08-23 19:21:53)

13.  アダプテーション 《ネタバレ》 今まさに書かれつつある脚本について語られるメタレベルでの語り口が新鮮で面白かったです。それだけでなく、『地下室の手記』に似た主人公(あれほど絶望的ではないにせよ)が、ドッペルゲンガーともいえる兄弟の死を通じて救済、他社→自己ではなく、自己→他者への変換を提示しているのも興味深いところです。また、映画の随所に挿入される作劇論なども、物書き見習としては身につまされるところもあります。8点(2004-08-12 01:02:42)

14.  地獄の黙示録 特別完全版 入り口はベトナム戦争。帝国主義の後始末である列強対植民地の戦い。戦場は酸鼻を極め、人々は誰もが狂気じみた振る舞いを見せる。けど、きっとこれはただの反戦映画ではないのだと思います。穿った見方をすればそれは仮装であって、近現代批判こそが主題であったように見えます。最終的には、西洋近代が夢見た「理性」の欺瞞と対比される形で、理性化されていない(前近代的な)現地住民が純粋であるとカーツに説かせる。劇中にある「歴史に類を見ない戦争」は理性信仰、すなわち絶対善は到達しうるものであり、自らがそうであると信じることに端を発しているとも読めるのではないでしょうか。8点(2004-05-17 19:08:51)

15.  パピヨン(1973) 凄いですね。本当に凄い。自伝的小説が原作だというから、なおさら凄いです。そして重い。ただ、なぜ原住民たちから逃げ出したのかがわからない。彼はその後ベネズエラに行ったらしいから、本国に戻りたかったというのも当たりではないでしょうし…。当時はまだ差別的な視線が残っていたからでしょうか?8点(2004-05-09 16:25:55)

16.  太陽がいっぱい フィリップが胸糞悪い人物として描かれているので、すんなりトムに感情移入できたのが良かったのでしょうか。いつ追い詰められるのかと、どきどきしながら見ることが出来ました。ラストシーンも如才ない彼ならうまく切り抜けられるのではないか、などと思ったりします。ただ、ひとつ疑問なのは、トムはあれだけの偽装工作をこなせるのに、なぜさっさとイタリア国外に出ることを考えなかったのか?フィリップのすべてを奪い取るためにしても、いささかマルシュにこだわりすぎな気が…。一般に現場からはすぐにでも逃げ出したいのが犯罪者の心理だと思うんですが。どんなものでしょう。アラン・ドロンははじめてみましたが、ものすごく端整な顔立ちですね。あとタイトルも秀逸。8点(2004-04-19 01:15:42)

17.  犬神家の一族(1976) 原作未読でしたが、十分に楽しめました。陰惨な犬神家の人間関係と、随所に織り込まれる小さな笑い。2時間半の長丁場を飽きさせず、さらに意表をも突いてくる展開。そして純日本的な匂い漂う、いまやノスタルジーの対象となった感のある風景・舞台設定等々。映像的な古さがあるとはいえ、十二分に鑑賞に堪えます。それにしても、映画の良さの脚本に負うところ大なるをあらためて認識させられました。 メインテーマも雰囲気によくあっています。8点(2004-04-03 02:56:37)

18.  クレイマー、クレイマー けして派手さはないけれど、心にはしっとりと残る作品。最初仕事の鬼だったクレイマーが離婚と息子との2人きりの生活を通じて人間的な父親へと成長していく。クレイマーのように己の態度に無自覚で、そのゆえにどこかで誰かを傷つけるような人間、彼の妻のように醜い人間(土壇場で回避されますが)にはなってはいけないと感じます。子は親の背中を見て育つ。まだ子はありませんが「子供に見られても恥ずかしくない大人」になりたいものです。テーマソングは耳に残りますね。8点(2004-03-10 03:25:28)

19.  天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 さらわれたお姫様を助けに行くという王道中の王道のストーリーですが、飛行石、盗賊、巨木に食われつつある天空の城、滅びた文明とその末裔…等々子供心をくすぐるギミックが満載でお姫様が魅力的とくれば言うことはないでしょう。エンターテイメントとしてはジブリ作品の中で№1かと思います。ノスタルジックな音楽もいい。いつもながら作画も丁寧。見せ場もたっぷり。ああ、飛行石がほしい。8点(2004-03-10 03:11:09)

20.  ドラゴンへの道/最後のブルース・リー 《ネタバレ》 ストーリーは、マフィア(?)に狙われた店の用心棒、という何の変哲もないもの。が、それはどこまでいっても添え物に過ぎない。言葉は要らない。ただ肉体という言葉のみがある。最後のコロッセオ内での決闘シーンでのブルース・リーの研ぎすまされた刃のような肉体と截拳道の神技。男なら誰もが一度は憧れるであろう最強の男がそこにいる。はっきり言って、しびれます。8点(2004-03-09 21:45:19)(良:1票)

021.37%
142.74%
2106.85%
31913.01%
42215.07%
52919.86%
61812.33%
72013.70%
8149.59%
964.11%
1021.37%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS