みんなのシネマレビュー |
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2. 名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN 《ネタバレ》 ボブ・ディランは、結構ワガママで恩知らずの人なんだ、という印象。残念ながら本作で私の心に響くもの、引っかかるものはあまり無かった。 ただ、日本と違い、あちらでは車のバンパーはぶつけてよいもの(ぶつけるためにあるもの)、という価値観を改めて認識した。[映画館(字幕)] 4点(2025-06-22 21:42:04)★《新規》★《改行有》 3. 死体が消えた夜 《ネタバレ》 まさにラストが叙述小説のトリックの世界観。良くできてる。[インターネット(字幕)] 7点(2025-06-22 21:25:40)★《新規》★ 4. プロフェッショナル(2024) 《ネタバレ》 オープニングで山沿いの長い道を走る車の上空から引きの映像は、シャイニングのオープニングを思い出した。 本作品は、「アマチュア」、「ベテラン」と連続して劇場公開される流れに便乗したタイトル詐欺だ。 本作の殺し屋2人はプロフェッショナルのくせに思慮が足りないし、判断ミスも多い。だから、せっかくの反撃のチャンスも逃す。 つまり、彼らはただ人殺しを生業にしている人たちの集まりでしかないのだ。 それにしても、最近のリーアム・ニーソンの映画ははずれが多いなー。[映画館(字幕)] 5点(2025-06-22 19:40:27)★《新規》★《改行有》 5. アマチュア(2024) 《ネタバレ》 本作、予告で散々流れていたビル屋上プールの爆破が見どころの全て。 一見まともに見える着任したてのCIAの女性上司は、国家のため、正義のために部下を告発したのではなく、単純に自分が蔑ろにされたことへの仕返しでしかないところが、部下と同じ穴のむじなである。 だから、任務ではなく私怨であれだけの破壊工作と殺人を起こしたチャーリーを、何のお咎めの無く復職させたのだろう。(彼の殺しのスキルを買ったのだろう) 単身であれだけ暴れて、殺しておいて、誰もチャーリーがアマチュアだとは思わない。(逆にスキルたかっ!) チャーリーもしれっと何事も無かったかのように復職しちゃっているけど、少なくともビル屋上のプール爆破だけでも、絶対その下で一般人の被害者が出ていると思うのだが、罪の意識は無いのか?彼も同じ穴のむじなだな。 それにしても、妻の殺害にかかわっていたやつらは殺しておいて、一番悪い主犯だけを殺さなかったのは、なんかモヤモヤする。[映画館(字幕)] 6点(2025-06-22 19:31:58)★《新規》★《改行有》 6. 異端者の家 《ネタバレ》 カラクリ屋敷からの脱出劇!と思いきや、そこは地下室だった。。。(ここでワクワク感が一気に消滅) ヒュー・グラントが何気に爽やか?すぎるのがマイナス効果となり、サイコパスからの圧迫感も恐怖も、手に汗握るような緊迫した展開もなく無く、サイコスリラー映画かと思いきや、宗教的なお話が根底にあり、ある意味、宗教映画と言っても過言ではない…かも。[映画館(字幕)] 5点(2025-06-22 19:00:47)★《新規》★《改行有》 7. 28年後... 《ネタバレ》 最後がいきなり戦隊ヒーローものになってしまったのには笑った。アクロバティックな動きで敵をバッタバッタとなぎ倒すって、なんじゃこりゃ。(勧誘されたスパイクは何色になるのだろう?) また、元医者の男が、まだ生きている母親を殺して(安楽死?)、骨にするまでの早いことにも驚いた。 おまけにこの元医者は、強くてデカい感染者を2回も麻酔で眠らせたタイミングがあったのに、何故か止めを刺さない(母親は簡単に殺したのに…)から、追いかけまわされることになるだよな~。バカじゃない。脅威は取り除かないと。 自己中のスパイク少年は小屋に火を放って島を抜け出したが、一つ間違えば島民が感染者の襲撃で壊滅した可能性がある。また、感染者から生まれた赤ちゃんが本当に安全か分からないのに島民に預けたが、ここでも感染が広がる危険性がある。母親を守れないのに連れ出す行為も含め、多くのスパイクの間違った行動が、ここでは全て許されるみたいな形で話が終わっているのが納得できない。極限の生死をかけたサバイバルの世界にあって甘すぎないか。。。 後で知ったが、どうやら本作は新3部作となっているらしい。だからあの中途半端なエンディングだったのか。(納得) これまでの〇部作とかのパターンとしては、1作目がそこそこおもしろくて、2作目がなんか微妙な感じとなり、3作目はもはや義務でしかなくなる…ということが多いが(たまに例外もある)、今回のこの1作目がこの程度出来では、2作目以降に何を期待しろというのだろうか。 おまけに2作目タイトルが「ザ・ボーン・テンプル」というらしいが、ということは、あの医者がメメントモリと言いながら人骨で作ったあれか、あの場所が話の中心にくるのだろうか・・・。うーん、考えただけでも面白くなさそうだ。[映画館(字幕)] 5点(2025-06-22 18:53:51)★《新規》★《改行有》 8. フロントライン 《ネタバレ》 久し振りに熱い映画だった。小栗旬、松坂桃李、そして久しぶりの窪塚洋介の演技に圧倒されて見入ってしまった。(良かった) 結城と仙道の鋼の信頼関係、結城と立松の友情はカッコいいの一言に尽きる。 未知のウイルス発生による死の恐怖、不安、混乱がうずまく恐ろしい状況下で、その意志を貫く強さも素晴らしいが、過剰演出ではなく、それが自然と伝わる演技がまた素晴らしい。 ちなみにあの対策室でみんなが座っていたイス(立松の席のやつ)は、昔のパイプ椅子よりはいいけど、長時間座っていると腰が痛くなるんだよね。そういう点も、観ていてリアルな空気を感じた。 当時、豪華客船での新型コロナウイルス発生のニュースは衝撃的だった。現場ではその時何が起きていたのか、その真実が少しでも明らかにされたのは素晴らしいことだと思う。 マスコミによる報道は決して公平で正しいものではないが、そのせいで当時いわれなき誹謗中傷や批判、差別、おまけに海外からの根拠のない非難(余計なお世話だっちゅうの!)等を受けたことに対し、当時は無理だったとしても、2025年の今、あの時何が起きていたのか事実を世界に知らしめ、当時受けた批判や、事実誤認を正しておく必要があるというのはその通りだと思う。 これからも事実に基づき、色々な立場や視点からの作品が多く作られれば良いなと思う。[映画館(邦画)] 9点(2025-06-17 01:55:26)(良:1票) 9. リバイバル 妻は二度殺される 《ネタバレ》 よくある過去と未来が交錯するやつ。交錯の仕方も割と上手に作ってあって物語にも入り込める。また、愛する妻のために奔走する旦那の苦労が報われてハッピーエンドなのがいい。[インターネット(字幕)] 6点(2025-06-15 19:25:24) 10. ドールハウス(2025) 《ネタバレ》 妻があの人形が変だと言っているのに、気のせいだと取り合わない夫といい、人形がおぶさってきたり、襲ってきたのに気のせいと語る義母。(そもそも何で嫁に突然お焚き上げを薦めたのか?) 医療関係者は主人公がメンタルの病気だと疑わないし、刑事は主人公の言う事を信じない上、小ばかにして取り合わない。そして、事実を追求する過程で真実に近づくことになり、簡単にやられるので全く頼りにならない。(のだが、今回、安田顕が演じていたので少し期待したけど…やっぱりダメだった。) また、登場する霊能力関係者はいつも中途半端で、最後は主人公夫婦に丸投げ。(釘踏んだかもしれないけど、そこでのリタイヤは早すぎないか?無責任!) これらの「ホラー映画あるある」満載で、ある意味王道を突き進む本作だったが、夫婦で墓を探しに島に渡ったあたりから話がおかしくなる。 ラストの後どんでん返しで明かされる結末は、はっきり言って意味不明。どこでどうしたらそうなるの? ラストも「?」だったのに、結末で「???」となる。せっかく丁寧に破綻なく話が積み上げられていたのに残念。 この結末のイメージだけが先に固まって(決まって)いて、それ以外は後付けだったのか、ラストに向かった怒濤の展開から、この結末は無理やり感が半端ない。あえてもう一回言うと、何でそうなるの? あと、引きで上空から映る島の丘の上のお墓(3つ)は、埋め方が異常に浅すぎるし、目的の墓は地面に蓋を置いただけのもので、チョット手抜き過ぎではないか。しらけるので、こういう点もきちんと作ってほしい。 それから特筆すべきは、お焚き上げのお坊さんたちは、実力不足(専門家でない?)だったため、あのままだったら大惨事になっていたかもしれないので、人形をパクったお坊さん(今野)は、大勢の命を救った影のヒーローかもしれない。[映画館(邦画)] 5点(2025-06-15 01:48:52)(良:1票) 《改行有》 11. 国宝(2025) 《ネタバレ》 原作未読。 歌舞伎の世界を少しだが知る機会が出来てよかった。また、歌舞伎のシーンも素晴らしかった。(大昔にNHKのテレビ放送でみた歌舞伎中継とは大違いだ)でも、上映時間3時間超えはさすがに長すぎる。。。 国宝に選ばれるまでの、ほぼ一代記に近い半生記であり、また歌舞伎のシーンを多くのカットで魅せてあり、そのこともあって時間が長くなるのはわかるが、同じ演目を同じ熱量で何度も見せられるのは、3時間超という時間もあり正直つらい。。。 もう1点。喜久雄と彼を取り巻く女性たちとの描き方が中途半端というか、雑というか、とてもモヤモヤする。 特に、あれほど一途だった春江の心変わりが唐突過ぎてまったく理解できない。さらに、俊介と結婚した後の春江の喜久雄に対する冷たい態度(視線)には、憎しみすら感じさせる雰囲気がある。おそらく原作ではそこが丁寧に描かれていると信じたい。[映画館(邦画)] 7点(2025-06-11 01:19:19)《改行有》 12. 見える子ちゃん 《ネタバレ》 原作未読(でよかった)。 テンポが良く、途中ダレることも無く、実に面白かった。特に最後のネタばらしに関しては、原作既読だと絶対得られない満足感が得られてラッキーだった。 ネタばらしを受けた後、特にお父さん(滝藤賢一)と家族との軽妙なやり取りが楽しくて、切ない。(でも、お父さんが自宅に住み着いた小学生の霊に無頓着なのはいただけない) とはいえ、ちょっと腑に落ちないシーンもある…が、まあ~細かいことは気にせず、粗探しせずに楽しむべき作品だと思うので、ネット配信が始まったら、今度は答え合わせを楽しみながら観るつもりだ。[映画館(邦画)] 7点(2025-06-10 01:25:35)(良:1票) 《改行有》 13. ロングレッグス 《ネタバレ》 オープニングの掴みは良かったと思うのだが、そこだけだったね、といえないことも無い。 宣伝で「羊たちの沈黙」を比較に出していたので、FBI女性捜査官と連続殺人鬼との戦いを大いに期待してたのに、中身はまったくの期待外れ。いやいや、これ「羊たちの沈黙」の名前を出して欲しくないな。 終わってみれば、「羊たちの沈黙」とは方向性も違い、その上、出来の悪いオカルト映画だった。 いいかげん、ニコラス・ケイジもこんな際物役ばかりせずに、もう少しまともな役をやったらどうか。[映画館(字幕)] 5点(2025-05-07 21:24:36)《改行有》 14. 太陽は動かない 《ネタバレ》 WOWOWオリジナルドラマのシリーズがあることを知らずに、当時TVで流れていた映画予告編が面白そうだったので鑑賞。 観てて途中で「?」となることが多く、本作単独の作品ではないな!? とそこで気付き、置いてけぼりをくらった感じになってしまった。 ドラマシリーズを見ていないと楽しめない作品だったが、見ていなくても十分楽しめる作品に仕上げてほしかった。。。 内容自体も今一つだったので、今後おそらくドラマシリーズを見ることは無いだろう。[DVD(邦画)] 4点(2025-05-07 19:14:09)《改行有》 15. 教皇選挙 《ネタバレ》 知っていることは、①皇教選挙はコンクラーベという、②選挙期間中はみんな缶詰め状態で外部との連絡は一切取れない、③皇教が決まったら煙突から白い煙が上がる、という程度。なので、缶詰め状態で繰り返し繰り返し、一人が当選するまで投票が続けられる過酷な選挙戦に興味があり、かつ、ミステリー感のある劇場予告編が流れた時から観に行くと決めていた。 しかし本作、聖職者と聖職者の間の激しい論戦、そこに事件が……のミステリーやらサスペンスを期待していたのだが、中身はこれは日本の派閥選挙じゃないかという展開になる。話の本幹はスキャンダル暴露による足の引っ張り合いによる候補者の潰し合いで、結局は最後に皆を叱り飛ばす演説をかました人が、皆の称賛を浴びて皇教に選ばれるという、まるでひねりの無い結末を迎える。(実際の皇教選挙ではこんな争い事は無いと思うが) 良く分からなかったが、結局選ばれた人は男性+女性の人だったということなのか?なぜ、そういう特殊なパターンを結末にしたのか?きっと奥深いテーマがあるのだろうけど、私にはピンとこなかった。 ただただ、画面が暗い上に映像がクリアでない(人物の顔がぼけてる?)、みんな同じに顔に見える、名前が覚えられない、セリフの意味が良く分からない、期待した内容でない、などの要因で、終始睡魔との戦いであった。[映画館(字幕)] 5点(2025-05-07 18:38:16)《改行有》 16. Smile スマイル(2022) 《ネタバレ》 過度の特殊メイクは不要。目が笑っていない笑顔は怖いし、さらに、口角のあげ方次第で不気味になることを認識させてくれる作品。[インターネット(字幕)] 7点(2025-05-06 01:00:00) 17. ビーキーパー 《ネタバレ》 今度は養蜂家か、と思いきや、やっぱり元秘密組織の最強ウエポン。不安要素は微塵も無く、立ちはだかる敵はどんな権力者であろうとぶっ飛ばす!!今回もスッキリ問題解決。[インターネット(字幕)] 7点(2025-05-06 00:44:56) 18. 六人の嘘つきな大学生 《ネタバレ》 原作未読。 まず、映画タイトルの「嘘」の字を七から六にするのはダメだと思う。こういうのは止めた方が良い。 最後のほうで嶌衣織に反抗的な態度を取る、とても感じの悪い新人女性は何だったのだろうか?彼女が一波乱起こすのかと思ったら、ただの態度の悪い新人というだけで、よくあれでスピラリンクスに入社できたものだ。つまりは、近年の人事担当者の質の低下が社内で問題となっていて、それが嶌衣織の面接官への抜擢につながるのだろう。 あの最終面接(事件)を経て入社した嶌衣織の社会人として成長した姿が、ラストの面接官としての立場での自信の笑顔…なのだろうけど、なんだか物足りない。そこは、笑顔プラスもう一つ何か分かりやすい行動なり、セリフが欲しいところ。 それにしても、犯人の九賀蒼太の中途半端な調査(調査能力はかなり低い)に基づく過去の悪事?の告発に対し、スピラリンクスに入社したい人達の誰一人反論しないことが不思議だ。そこはスピラリンクスの最終面接の場であり、自分に対する誤った情報や言い訳がある者は、「それは正しくない!実際は…だ!!」と真実を自らの言葉で説明すればいいのに。。。 またこの犯人が、尊敬する先輩がスピラリンクスの面接に落とされたことに対する復讐のためにスピラリンクスを受けて、最終面接まで残るほど優秀な人物という設定の無理やり感は置いといて、その茶番をモニター室から見ている人事部員が異常であり、現在は当時の担当者は退社していて、その頃のことや真意は不明という、潔いほどのうやむや感がすごい。[インターネット(邦画)] 6点(2025-05-05 15:55:52)《改行有》 19. アンダーニンジャ 《ネタバレ》 原作の力もあり、山崎賢人の力もあり、作品としては普通に面白かったが、アンダーニンジャという作品の本流の流れを止める福田節がくどすぎてくどすぎて(しつこくリピートし過ぎで)冷める。 こちらは映画の世界に没頭したいのに、おまけにコメディー作品でもないのに、いきなり楽屋裏みたいなノリをそこで入れるかなぁ?[映画館(邦画)] 6点(2025-01-24 19:28:15)(良:1票) 《改行有》 20. はたらく細胞 《ネタバレ》 実写版としてキャスティングが抜群にいい!はまってる。 ストーリーもまとまっていて、原作を見事に昇華させた脚本のうまさを感じる。 画的にも、特に放射線治療の一連の映像表現と説明は分かりやすくてよかった。そして、ラストでちょっと感動の…で、満足の終劇。 総じて、やっぱり、なにより、日本の漫画家は本当に擬人化がうまい、と改めて感じた。 補足:殺されたNK細胞の仲里依紗の耳元で、鼓膜破壊レベルで絶叫するキラーT細胞の山本耕史(仲里依紗に同情)、いつ脱ぐかと思ったが、今回はさすがに自重?されました。[映画館(邦画)] 8点(2024-12-15 16:03:56)《改行有》
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