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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 肉弾(1968) 《ネタバレ》 ○反戦をここまでコミカルに描いた作品もそう巡りあうことはない。○画面のほとんどを寺田農が占めていたが、目が離せないほどの熱演だった。○軍国主義を否定していた主人公だったが、彼もそれに教育された人間だった。結局彼にとって戦争は最終的に仲間のためだったのだから。○ドラム缶の中で知らぬ間に終戦を迎え、そのままそこで最期を迎えるなんて。○寿命の話から本題に入るオープニングは見事だった。[CS・衛星(邦画)] 8点(2017-09-03 15:51:12) 2. 妻は告白する 《ネタバレ》 ○作品の中で自分勝手な人物が夫→妻→幸田の順に見事なまでにスムーズに移行していく。○最後の幸田には同情する一方、見る目がなかったし、行動が軽率だった。[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-09-03 15:36:38) 3. 奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 ○午前十時の映画祭にて鑑賞。○前知識なしで観たが、名前と目耳の障害で誰の話か容易に想像がつく。○サリヴァン先生がヘレンをしつける場面は割と長回しで見せ、迫力があり引き込まれる。○またサリヴァン先生はヘレンだけでなく、彼女の家族にも諦めずに立ち向かう。○粘り強く諦めない姿勢は観ている者の胸に強烈に刻まれる。[映画館(字幕)] 8点(2017-02-18 22:19:34) 4. ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生 《ネタバレ》 ○誰よりも活躍し、行動的な黒人主人公がゾンビから唯一生き残るが、最後には白人の手によって銃殺されるという皮肉。時代的にもどこかニューシネマっぽく、静止画で音声のみが流れるラストの空虚さといえば。○助かるためにいくつかの手段を講じる中、ガソリンを入れるシーンで松明の火を引火されるミスはさすがにお粗末。あの家に登場人物を閉じ込めるためとはいえ。せめてゾンビに邪魔されるくらいで良かったのでは。○いわゆるゾンビ映画の走りらしいが、それなりのことはやっているなという印象。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-05 21:24:35) 5. 宇宙からの脱出 《ネタバレ》 ○宇宙での緊急事態なのに、大きく事が進むまではかなり地味。3人の男たちは酸素消費を抑えるために寝とけ、動くな、喋るなと…。。○結局、ラスト30分くらいでことが大きく進み、ソ連の登場など割と楽しませてくれる。この頃のSFにして割とやることやってるなという印象。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-04 23:48:09) 6. 荒鷲の要塞 《ネタバレ》 ○一番の見せ場は中盤のハッタリの場面。英国スパイ映画らしい。○それまでというもの割と地味で、要塞に侵入するまでは割と退屈。○侵入してからはもうやりたい放題。ロープウェイへの飛び移りや仕掛け放題の爆弾。ドイツ軍が間抜けで主人公たちがあまりにもスーパーすぎる。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-04 23:30:21) 7. 大怪獣ガメラ 《ネタバレ》 ○歴史あるシリーズの1作目はこんなもんだったのかというのが感想。○79分と短く、都合よく話が進んでいく。○どうも少年が邪魔で仕方ない。[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-10-29 23:17:23) 8. リバティ・バランスを射った男 《ネタバレ》 ○形は違えど、時代の正義の象徴であった二人の共演は非常に興味深いものであった。○銃を持たないと言っていた男がその銃でやっつける、と思いきややったのはジョン・ウェインでした、なんて結局ジョン・ウェインがいいとこ持っていくんだな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-29 23:15:49) 9. 兵隊やくざ 《ネタバレ》 ○勝新太郎の代表作の1つ、初鑑賞。○勝新太郎はこの映画においてもそんなに男前って訳でもなく、むしろ男臭い、そんな感じだが、役も演者としても非常に魅力を感じる。一方の田村高廣も良い相棒であった。[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-07-19 20:35:31) 10. マンハッタン無宿 《ネタバレ》 ○田舎から都会へ来たのを西部劇とかけているのだが、妙にうまい邦題を除けば、無茶苦茶やってるだけ。○事件解決へ向けて進みながらマストのように女性を抱くシーンがある。[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-05-29 20:38:18) 11. 秋刀魚の味(1962) 《ネタバレ》 ○午前十時の映画祭にて鑑賞。○小津監督の遺作にして、得意としてきたテーマで傑作ともいえる作品だった。○演者の撮り方にしても、間の撮り方にしても絶妙。各演者の登場するバランス等も素晴らしかった。○周平と川合が堀江を死んだと冗談を言うシーンがいい伏線になっており、好きな男性には女性がおり、縁談もうまくいかないのかとがっかりさせて堀江が周平に仕返しをするところが良い。○にしても当時20歳過ぎの岩下志麻の艶美さ。親に対するぶっきらぼうさと目や表情の色っぽさがアンバランスで良い。[映画館(邦画)] 9点(2016-02-22 22:55:07) 12. シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 ○全編歌というミュージカルは近年もあったが、そちらに比べ本作は短く、そこまで悲観的でもないのが良い。○ラストのガソリンスタンドのシーンは素晴らしかった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-05 00:16:11) 13. 続・荒野の用心棒 《ネタバレ》 ○主題歌も、演者も印象的なのになぜこんなタイトルにしたのか、「ジャンゴ」で良かったのに。○フランコ・ネロとハードボイルドさが見事に共存している。棺桶からの機関銃もインパクト大。○しかしやられ役がいまいち。打たれたら全員死ぬというのがマンネリ化。○ストーリーはもひとつ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-25 20:31:19)(良:1票) 14. 特攻大作戦 《ネタバレ》 ○当時の似たような邦題のタイトルに埋もれた戦争映画の佳作。○犯罪者たちが徐々にリー・マーヴィンと信頼を構築していく過程は秀逸。特に演習のシーンなど。○打って変わって終盤の実践。もう少し緊迫感がほしかったところだが、犠牲者も出るシビアさ。○リー・マーヴィンも犯罪者を演じた脇役もなかなかのキャラ立ちだった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-18 00:05:02) 15. サイコ(1960) 《ネタバレ》 ○2015年1月25日再鑑賞。○バーナード・ハーマンの音楽の素晴らしさを再認識。カット割りの素晴らしさもあるが、一層場面の緊張感が引き立つ。○中盤以降若干中だるみするが、彼の作品では面白い方かなと。○ただ金を盗むにしても、殺人するにしても動機が弱すぎるかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-25 21:29:34) 16. 史上最大の作戦 《ネタバレ》 ○いやぁ長かった。いろんな国からの視点で描くのは良いが、登場人物など多すぎる故、落としどころ含めすんなりいっていない。○アクションシーンはなかなか。特に終盤の長回しは圧巻だった。ただ細かいことを言うと、エキストラが倒れると全員が動かないのがねぇ。某映画のようにやられるやつにもバリエーションがあればよりリアリティが増したと思う。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-01-22 21:35:07) 17. 暴力脱獄 《ネタバレ》 ○ポール・ニューマンのスクリーンに惹きつけさせる魅力。アカデミー賞が絶対というわけではないが、ジョージ・ケネディと共にオスカーをこの作品で取ってほしかったな。○どこか彼の影を落とした彼の雰囲気はアメリカンニューシネマにふさわしい。○無骨な邦題が観客を遠ざけてしまっている印象だが、日本で彼の代表作とまで言われていないのは残念。邦題は「クール・ハンド・ルーク」で良かったんじゃないかな。[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-01-18 23:48:46) 18. アラビアのロレンス 《ネタバレ》 ○いかにも超大作。果てしない砂漠で映像のみで見せる素晴らしさ。○アクションシーンも迫力あり楽しめる。○徐々におかしくなっていくピーター・オトゥールの演技も素晴らしかった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-23 11:16:14) 19. 飢餓海峡 《ネタバレ》 ○タイトルとリンクする場面はあまり感じられなかったが、モノクロ映像も相まってより重厚感溢れる映画になっている。○三国、左、高倉、伴あたりはさすがの存在感。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-23 11:04:48) 20. スパルタカス(1960) 《ネタバレ》 ○いやぁ長い。それなりに面白かったが、これを2時間ちょっとにまとめても内容的にそんなに変わらないのではと思うのが自分だけだろうか。○役者陣は魅力的。どうもロマンス要素が蛇足に感じた。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-08-23 10:30:56)
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