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プロフィール
コメント数 2105
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  ストーリー・オブ・ラブ 《ネタバレ》 いやー、洋の東西問わず夫婦って似たようなカタチをたどるものなんだねえ。 愛情って形を変えてゆくモノですから。ましてや恋心など一時期脳から出るアドレナリンの作用ですから有効期限は人生と比べると短い短い。 ミシェルとウィリスのカップルもほんとよくケンカする些細なことで。まあそこは脚本ありきで口論のための会話に感じる展開も多々あるけど。現実も火種は実に小さいことだったりするから「夫婦あるある」として大いにわかるわかる、となりますね。 酸いも甘いもひっくるめて一緒に過ごしてきた時間を丸ごと大きな優しい目線で捉えるロブ・ライナーはさすがだし、涙でぐしゃぐしゃになりながらのラストシーンのミシェルにはついついもらい泣きです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-06-02 11:56:15)★《新規》★《改行有》

2.  推定無罪 《ネタバレ》 殺された美人検事補事件の謎解きと、彼女と不倫関係にあった同僚検事の冤罪を主張する法廷ドラマと、ストーリーの骨格は二本立て。良く出来てる脚本と思います。 冤罪と書いたけれど、や、実のところH・フォードは真犯人なのか?との疑念を抱きながらの鑑賞となり、週刊誌的な下世話な興味を大いに掻き立てられる内容でした。面白かったですが。 なるほど観終わってみれば勝者ハリソン検事の失ったものってなんと多いことか。家庭は言うに及ばず、不倫相手は死んでしまうし信頼を寄せてた上司のまさかの裏切りにも遭うし。息子のためにこの先も怨念妻と暮らさなくてはならないとは新たな地獄の幕開け。不倫ていいことないよ、という教訓話ですかね。違うか。 軽いノリの娯楽作ではあるけど、どんな感情なのか今ひとつ伝わらないH・フォードの能面演技とラストの女房の長口上によるネタ明かしは洗練されてなくて頂けない。[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-05-29 11:27:00)
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3.  奇跡の海 《ネタバレ》 わたしはキリスト教徒ではないので作品の解釈にあたって欧米の人たちとは温度差があるのかもしれない。なんたってカンヌでグランプリ獲ってるんだから。 なんとなくは分かりますよ。ベスのしたことはキリスト教の神が求める「自己犠牲」ってやつでしょ?キアヌ・リーヴスが出てた「コンスタンティン」でやってた。 ベスは神の求めに応じて殉教したのに、現世の教会幹部らはまったくその意を汲まないあたり、痛烈な教会批判にも感じるけれど。 でもこの監督の作品を観てもこちらは救われた気持ちにならないんですよ。深い愛って素晴らしいな、ヤン良かったねえ、と手放しで喜べるはずもない。 なんでこんな物語をこしらえるのですかと監督に聞きたい。なぜいつも女がいたぶられる筋書きにするのですか。神への奉仕として自己犠牲を行うのは男性神父でも良いのではないですか。デンマーク映画にありましたよマッツ・ミケルセン主演の。 身を犠牲にしたのはベスが自ら望んだこと。であるならせめて報われた思いを得るのが監督としての優しさではないですか。なぜ「全部間違ってたわ」とベスに言わせるのですか。絶望しながら死なせたのはなぜですか。彼女に鐘の音は聞こえないじゃないですか。 「奇跡の音」を聞いたのは油田の労働者たちでなく。教会のクソ爺たちであるべきだとも思う。1カットでいいからその画が欲しかった。 こんな鬼畜な監督の要求に応えたエミリー・ワトソンが凄まじい。点数は全部彼女に。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-05-27 23:27:07)
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4.  教皇選挙 《ネタバレ》 ひゃー、(一見)高潔な宗教者らの権力闘争はこちらの期待どおりのえげつなさと生臭さでありました。一人の枢機卿の台詞にあったように「我々は神に仕えているが生身の人間だ」なんですよね。 野心を隠そうともしない者、水面下で地ならししていた者、発言だけは謙虚な者。クセ強なキャラクターが勢ぞろい。 選挙を左右しそうな真偽不明な噂だとか謎の報告書だとか、世俗の選挙と変わりないサスペンスフルな脚本でわくわくしました。 また画ヅラが素晴らしいですもん。格調高い法衣と歴史の重みに圧倒される礼拝堂での投票。投票箱(?)まで銀器(名称はわからない)なのかあ。 主人公の首席枢機卿が一度だけ名誉への色気を抱いたその瞬間に天窓が破壊され天井画と目が合う。「神の怒り」とローレンス氏が感じるように設えた描写は印象的でした。わたしは彼に教皇になってほしかったですが。 なにしろ世界一の格式と重厚感で満ち満ちた舞台。そんな空気に押し負けしないベテラン名優らの演技には圧倒されます。レイフ・ファインズ扮するローレンス枢機卿は作品中99%苦悩してる。亡き法王の部屋で一人男泣きするほどに。そのしんどさは枢機卿といえど中間管理職となんら変わりなく見えて、俗世間の我々としても大いに同情してしまいます。 候補者のスキャンダルや聖職汚職やらをやっとこ片づけて新教皇選出までこぎつけたというのに、今度は前代未聞の事態が出来するとは。 おそらく人脈乏しい新教皇はローレンス氏を今後も近くに置いて頼ることになるのでは。 ああ、ローレンス枢機卿の心の平穏はいつになるやら。私はカソリックじゃないけれど、彼のために祈りたくなりました。[映画館(字幕)] 8点(2025-05-24 15:55:06)《改行有》

5.  スイング・ステート 《ネタバレ》 現代アメリカの選挙狂騒っぷりを真正面からぶった切ってて面白かった。 民主党VS共和党という構図だけじゃなく、中央にいいように利用されて小馬鹿にされてきた地方の逆襲という筋書きもナイス。 お金なんですねえ、とにもかくにもこの民主主義社会は。 お金様が独り勝ち、というラストが直球すぎグロテスクすぎ。 S・カレルとローズ・バーンがやり過ぎなくらいにはっちゃけた怪演を見せてます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-05-12 23:44:00)《改行有》

6.  殿、利息でござる! 《ネタバレ》 18世紀の庶民の暮らしのリアルなところは歴史のメインとしては語られることが少ないですもんね。磯田氏が古文書を読み漁って発掘してくれたおかげで本作の歴史背景を知ることができてちょっと感銘を受けます。 宿場町に課せられた責務や支払いなど、理不尽にも思える決まり事があったとは。なんとなくお気楽さを感じるタイトルとはかなりかけ離れたシビアな生活なのだと冒頭から明かされます。 お話は興味深いし、役者陣も手堅い。(農民にしてはちょっと小奇麗すぎるけど時代劇ってまあそんなもんか)けど、映画作品に仕立てるために盛った家族ドラマの部分はややクサイ。 笑わせどころも泣かせどころもどっちもパンチ不足なのでコメディと言っていいのか戸惑う。 タイトルも本筋と違う印象を与えてしまうよね。わたしは困窮する藩の財政立て直しがテーマのコメディかと思ってました。[CS・衛星(邦画)] 6点(2025-05-11 23:19:17)《改行有》

7.  タイム・アフター・タイム 《ネタバレ》 H・G・ウェルズと切り裂きジャックは同時代の人物なのですね。タイムマシンで逃げた殺人鬼を追うって筋は興味深かったけど、20世紀に来てからは半ば強引に恋愛話になっちゃったのが好みではなかったな。展開のキレも今から見るともっさりしてるし。 19世紀の世界でスタートした冒頭の雰囲気は素敵でした。こっちに来る前の方が面白かった、という意見にわたしも同意。[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-04-30 23:41:09)《改行有》

8.  ロストボーイ うん、つまんないな。でも画ヅラやフィルムの色味とか空気がザ・80's!という懐かしさでいっぱい。なんかこう締まりのない明るさで景気の良かった時の米国って感じがします。 音楽もだっさいなー。ロック系のを挿入曲に使う映画ってたまにあるけど、作品のテイストを一気に格下げする効果になってるやつしか見たこと無い。 それなりの脚本だけど時代も良かったし予算もついたのでしょう。わりと映像はしっかりしてます。制作陣がやりたいことはちゃんとできたんじゃないのかな。勢いはある。[CS・衛星(字幕)] 5点(2025-04-28 23:11:04)《改行有》

9.  ボルベール/帰郷 《ネタバレ》 三世代の女同士のつながりで展開されるスペインの「カムカムエブリバディ」。でも日本の朝ドラと違って言葉はキツイし遵法精神は危ういし警察とかちゃんと機能してんのかいな、とツッコミどころ満載のメチャクチャぶりである。 だけどパワフル。力技すぎるきらいもあるけど、落としどころが愛だという意外性あふれるラストが鮮やか。 スペインぽく派手で強い。ストーリーも色彩も。女が4人集まると服の色が4種の原色で画面を彩る。そしてその色味の強さに押し負けしないペネロペの美貌の強烈なこと。昭和の百貨店で店頭を飾っていたマネキンみたいだと思った。八頭身で頭部が小さくて目鼻くっきり、本当にああいう作ったみたいな人種っているんだなあ。 その大きい瞳に涙をためて母だったり娘だったりの表情を演じ分けたペネロペ。彼女の演技に初めて見入りました。 このお話の続きを考えると心配なのは14歳の娘に出生の真実を話すのかな、ということ。明かすにはキツイ事実だけれど、彼女らの生命力の強さがあれば乗り越えられる気もするな。[CS・衛星(字幕)] 8点(2025-04-26 23:22:37)《改行有》

10.  ダイナー(1982) 《ネタバレ》 誰にでも青春の終わりは来る。その時期を延長したくて「責任ある大人」になり切れず、だらだらとつるんでいるのよねこの5人組は。気の置けない生暖かな友人関係がうらやましい。 それぞれ抱える悩みはあるのだけど、あまり深刻にならないのは米国がイケイケだった年代背景だからか、あるいはチャラ男M・ロークのフットワークの軽さのせいか。 個性的な役者を集めてキャラ立ちさせて、描写するペアを変えながら話に化学変化を起こさせる監督の映画作りの巧さ。過剰なノスタルジーを避けてからりとしてるのも好印象でした。 男同士のノリに女は同化できない、という普遍の事実。しみじみと首肯する次第です。嫁になる相手に自分の趣味問題をテストするなんて、エディの結婚生活のこれからには不安しかないけどな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-04-17 23:14:59)《改行有》

11.  ニトラム/NITRAM 《ネタバレ》 実際に起きた事件で、実在の犯人の名MARTINを逆さ読みしたのがタイトルなんだとか。 こんな話を聞くと出口がなくてやりきれなくなる。 ニトラムの犯した罪は裁かれるべきだけど、知能レベルの低い彼をこの行いに追い込んだと思われる原因が見当たらないんですよね。 両親は精一杯やっていたように見受けられるし、篤志家の存在などは普通に願っても得られないレベルの僥倖でしょう。ヘレンはさすがにフィクションかと思ったけれど、彼女もちゃんと実在したらしいです。 ヘレンの死や事件の犠牲者を出さないためには何ができたのかしら。ニトラムの母を演じたジュディ・デイビスの疲れた顔。中盤以降は息子に対して遠慮がちになっているその辛さがぐさぐさと刺さって切なかった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-04-12 23:35:45)《改行有》

12.  ビフォア・サンセット 《ネタバレ》 まさかの9年経ってからの「半年後」の答え合わせとは。いやあ・・、そうだったんだ。 9年分の熟成効果と言いますか、前作よりも渋みが増して良い仕上がり。もう「知らないカップル」ではないからかもしれない。 時を経てジェシーは“倦怠期気味の家庭持ち”になってるしセリーヌは独身をこじらせ気味。二人とも実年齢どおりに顔に年齢が刻まれているのが説得力半端なかった。 前作は一日あった二人の時間が今回はなんと1時間もない。そんな短尺を一本の映画にするにはイベントが少なすぎるのでは、という心配はもちろん無い。今作も会話のみだから。そして聞き入ってしまった彼と彼女の物語に。9年前綺麗だった二人がそのあとの年月をどう過ごしてきたのか。今どう暮らしているのか。気持ちは親戚のおばさん。 9年前に再会できていたらこの二人の関係はどうなっていたでしょうね?映画観た皆に聞いてみたい。 そしてまたもドラマの続きについてボールをパスされちゃった。上手いなあ。[CS・衛星(字幕)] 9点(2025-04-10 23:38:38)《改行有》

13.  恋人までの距離(ディスタンス) 《ネタバレ》 これは凄く攻めた脚本。男女の会話だけで一日分の時間を見せるのだから。あまりに何も起こらずしゃべってばかりの展開にたじろいだ。エリック・ロメールだってもう少し事件は起きた。でも観られた。なんだかんだ引き付けられたのは、E・ホークとJ・デルピー両者の役者の力とウィーンの美麗な街並みのおかげ。 そもそも知らんカップルのデートの様子など大方の人間が興味ないでしょう。個人的に恋愛モノで刺さる作品少ないし。でもイーサン演じるジェシーのアメリカンな熱の上げっぷりがリアルで微笑ましく、ジュリー・デルピーがもうとても綺麗で。立ち姿からきらっと輝く彼女は眼福でしたので、とりあえずこの二人に付き合うか、という気持ちにさせられました。 二人とも中途半端に大人な年齢なのですね。十代のように頭に熱がバーッと上がって恋愛まっしぐらにもなれないし、人生の苦い展開をちょっとずつ経験してもいるので今この時の感情に今後を委ねるふんぎりもつかない。 二人揃って相手の気持ちを量りつつ時間は過ぎて、さあどうするのとなった時にはお話は終幕。“その後”を観客に引き渡した粋なエンディングでした。観る者が100人いれば100通りのその後がありそう。 映像が大変キレイです。二人がたどったコースをもう一度振り返る数ショットも余韻があってハイセンスなのですが、そんな場面にあっても「公園に空き瓶とグラスを残していくなや」と思っちゃったワタシはやっぱり恋愛映画に向いてないのかも。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-04-06 18:47:27)《改行有》

14.  ブラック・フォン 《ネタバレ》 安いホラーかなと根拠なく値踏みしての鑑賞だったけど、これがなかなか良く出来たジュヴナイル作品でした。 主人公のメイソン君がちょっと陰のある魅力的な15歳(くらい?)で、その妹がまた健気で肝っ玉座ってて大変好ましい。 誘拐された先でも、観る側の嫌悪感を掻き立てるような悪趣味な怖がらせをしない演出が好印象。友人や、街の不良先輩らの手助けを得てギリギリの環境下で心の成長を遂げる主人公が瑞々しくて、まさにジュヴナイルの世界線。 冷凍庫を裏からぶち抜いてもねえ表の扉がかんぬきではねえ。まったく不良ってバカなんだからもっと有用なアドバイスをしてちょうだいよ、とあの場面ではワタシも主人公と一緒に泣いてしまったがまさかラストに効いてくるとは。舌を巻いてしまいました。 友情と勇気で成長するお話ということで、そう少年ジャンプみたいです。もっとずっと暗めでえげつないですけど。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-04-05 23:19:46)《改行有》

15.  プライベート・ベンジャミン 《ネタバレ》 全編アーミーコメディ路線で行ってほしかった。この映画は二等兵スタイルの、目の大きなゴールディの仏頂面写真がそれはそれは印象的で。観る側はその路線を期待するし、中盤まではゴールディ・ホーンもベンジャミン二等兵として大いに活き活きしているのだけど。 女が自我を確立し表明するのに結婚という装置が必要という発想が、もう古い映画なんだな。 ゴールディ・ホーンだから客を呼べた。もっといい脚本だったら時代を代表するコメディになれたのに。[CS・衛星(字幕)] 5点(2025-03-27 23:19:06)《改行有》

16.  ザ・レポート 真面目な作品。やや(かなり)退屈。 でもダンのような人間がいることに米国の人材の豊富なことを感じる。それはもう感動的なまでに。 近頃はまるで今までと違う国を見ているようなアメリカをまだ信じたい気持ちがあるのは、あの国にはたくさんのダンがいるのだから、ということが大きい。 アダム・ドライバーがハマリ役です。彼の好演がなければこの平板な脚本に付き合うのはかなりキツかっただろう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-03-26 23:02:52)《改行有》

17.  セイフ ヘイヴン 《ネタバレ》 この監督らしい、心の通い合い描写の丹念なこと。丹念ではあるけど、どうも合わなかった。訳アリそうな女と子持ちのシングルファーザーの恋バナだけどまあ陳腐。 主演二人はキレイな顔だけど今ひとつハリウッド俳優としてのオーラが乏しくて引き込まれず「どこかの知らないカップル」どまりに感じ、なんかこの二人の行く末はどうでもいいやと思っちゃった。 そもそも恋愛話よりはサスペンス部分の方に興味を持って観始めたので、こちらサイドの雑なつくりにはがっかりです。あるわけないじゃないか現役警官があんなムチャクチャ。それに人同士の心理描写に注力するはずの監督が、この暴力夫とヒロインのいきさつについてはほとんど台詞説明で済ますてのもずいぶん手抜きではないですか。 すっかり冷めちゃったのでラストの種明かしのところもいやあ、盛ってきたなあ・・としか。合わないなあこの監督とは。良い人なんだろうけど。[CS・衛星(字幕)] 4点(2025-03-18 23:21:05)《改行有》

18.  フーズ・ザット・ガール 当時大ブレイク中のマドンナに当て書きしたようなキャラクターと、よくある筋書き。あんまり面白くない。 マドンナは人気絶頂にあるスターの輝きを放ってはいるけれど、やはり女優ではないという感じ。 ヘアスタイルとかファッションとか濃い目のメイクとか、マドンナ単体を売り出す演出で手一杯で話はスカスカだし、マドンナも役を演じているというよりは彼女そのもの。ただのアイドル映画。[CS・衛星(字幕)] 4点(2025-03-17 23:19:16)《改行有》

19.  ドント・ウォーリー・ダーリン 《ネタバレ》 この世界線が崩れそうになった時、アリスの夫が主張するんですよ「ここだったら僕らは完璧だ」って。50年代の、アメリカがグレイトだった時代を模した妙にペカペカした世界が。君にとっても理想の生活だろう?と。 びっくりしちゃうな。たとえ激務でへとへとのドクター職であろうと、アリスは自分の人生を生きていたんだよ。 自己決定力を取り上げられてもその安寧に甘んじられる人間とそうでない者といて、前者はアリスの夫でアリスは後者だった。なんでこの二人がカップルでいられたのかと不思議に思うくらいだわ。アリスの懐が深かったからだろうな ヒモ男を養うくらいには。「ドンウォーリー・ダーリン」て言ってくれて。 見ていた世界の皮がべろんとめくれて裏返ったら、仲の良い夫婦に見えていたのはエゴ全開の無能男とその犠牲になった女だった。なかなか衝撃で胸の悪くなる仕掛けでありました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-03-13 23:28:23)《改行有》

20.  クロスロード(1986) 《ネタバレ》 中盤まではすごく素敵なロードムービー。口八丁なブルースマンじいちゃんのキャラも良いし、ラルフ・マッチオの青臭い一生懸命さで理想を追い求める姿も良い。女の子との別れは大切で必要な経験値。 しみじみと滋味あふれるブルースの調べも心地よく、日銭を演奏で稼ぎながら過去を辿る二人の歩みには没入できるものがありました。 この映画の評価が割れるのは、やはり後半の突然のファンタジー描写がそれまでの空気感と全然違っちゃってるからでしょうね。 出発点の「悪魔との取引」がそもそもリアル味の薄い話しではあるのですが。制作陣もこれでイケるのか半信半疑だったりして。 劇中曲がブルース一本で来てたのに、対決シーンはロックだったりクラシックだったりしてんのにも「これでいいの?合ってる?」と思ったなあ。やっぱりちょっと他の展開はなかったのかしら。[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-03-11 23:11:49)《改行有》

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