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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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181.  リトル・ロマンス 《ネタバレ》 二人の子どもたちが、かなりインテリっぽくてヤダ……(なにスカしているんだよぉ〜)って思いながら観ていたんだけれど、フランスとアメリカで離ればなれになる二人が、必至になって「ベニスのため息橋で夕暮れ時にキスをする」ためにイタリアまで行ってしまうところに、子どもっぽい可愛さを感じました。はじめはただの作り話かもしれないけれど、「自分たちが伝説を作ればいいんだ!」と老スリ師が子どもたちに言う場面なんかとても好きですね。ただ、男の子が私的に好みじゃありませんでした。姿形もイマイチだったけれど、列車や自転車レースで爺さんを置いていこうとするあたり、好きになれません。私はね、映画に出てくる素敵なお年寄りを大事にしない奴はどうもイヤなんですよね……。でも、女の子のお陰で爺さんは置いてけぼりにならずにすんだ。良かったなぁ〜って思います。やっぱり私は、老スリ師のローレンス・オリビエが好きさ。どんなに拷問にあっても決して二人の行方を言わない彼に、ホントにじーーーんときましたもの。それから女の子のお父さんにもハートです(笑)。あのお母さんに惚れたのはどうしてぇ〜って感じだけれど、たで食う虫も好き好き、しょうがないのかな。妻といちゃいちゃしている妙な映画監督に対して「お引きとりください」という場面なんか、かっこよかったなぁ〜。でも、一番かっこいいのは……男の子が大事にしているレッドフォードのピンナップよ!!(笑)。やっぱりレッドフォードが一番!! 『明日に向って撃て!』や『スティング』なんかの映像がちょろっと出てくるのが、とっても嬉しかったです。7点(2004-03-15 02:18:34)(良:1票)

182.  茄子 アンダルシアの夏 《ネタバレ》 皆さん、書かれていますが、とっても短い映画なのであっさり終わったなぁって思われると思います。確かに、劇場鑑賞したらコレ1本だけだったら損した気分になっちゃうかもしれませんねぇ。だって、ビデオレンタルだって、ちょっと躊躇しましたもの。新作の値段で借りるの(笑)。じゃあ、どうして借りたのか? それは100円レンタルのものと間違えたから。カウンターに通すとき、何度「戻します」と言おうとしたことか……。でも、気の小さなみかんは、「借りません」の一言が言えず、そのまま帰ったのでした。だから心して観ましたよぉ。結果は、すごく想像力の働くいい映画だったと思います。自転車レースの過酷さは知っているつもりなので、頑張って応援しましたよ。ただ、淡々とストーリーが進んでいくので、自転車レースを全く知らない人が観たら、しんどさや充実感、レースに伴う人々の気持ちなんかを想像できなくて、やけにあっさりした映画だなぁって思ってしまう可能性大。いろいろハプニングがあるはずなのに、それらをあっさり流してしまうので、つるつるしたものに感じてしまうかもしれませんね。もう一度言います(しつこいって 笑)。想像力を働かせてご覧くださいませ(ペコリ)。ただ、写真判定のゴールシーンは迫力がありましたね。あんな長い距離を走っていて、写真判定になるっていうのはよっぽどです。ところでレースに優勝した後、スポンサーの名前を連呼する主人公には、ちょいと食傷してしまいました。そりゃあ、スポンサーが下りるかもしれないという危機状態だったのはわかりますが、それでも、ビールを飲んでいたから優勝できた……なんて、んなアホな……とか思ってしまいます。こんなに単純なもんじゃないだろう、と思いながらも、スポーツマンのまっすぐな、自分の気持ちに正直なところが観られてよかったかなぁとも思ってしまうのも事実。なんでかわからないけれど、この映画に対してちょっと甘いですね。見方が(汗)。ところで、ヒロインの声をした小池栄子ちゃん。「競輪はやらせ隊」でも頑張っていますよねぇ。こういう自転車関連のものに出ている彼女を見ると、「頑張っているなあ」って嬉しくなってしまいます♪ みんな、競輪ともども応援してあげてね。ちなみに、「競輪はやらせ隊」には小池栄子ちゃんに+して、キャイーンの二人もいます。映画に関係のないことで締めちゃってゴメンなさい……。7点(2004-03-11 01:17:28)

183.  ターン/TURN 《ネタバレ》 私も↓【日向夏】さんと同じく、北村薫の“時”三部作が大好きです。その中で一番好きなのは『スキップ/skip』ですけれど、この『ターン/turn』も好きですね。独特の透明感というのでしょうか、そういうのが流れているんですが、牧瀬里穂ちゃん頑張っていたじゃないですか(笑)。↓と同じく、泉さんがちょっとイメージじゃないけれど、それはそれ、映画ではとてもいい青年でしたよ。温かさがにじみでてくるような感じ。私は好きです♪ 誰もいない世界に行ってしまっても、お金をきちんと払ったり、横断歩道の信号をちゃんと守る彼女は、とてもいじましくて、たった一人なのに(誰も見ている人なんていないのに)きちんとした生活を送っている。それが、元の世界の生活をなるべく崩さないようにしている彼女独特のスタイルってところが、倒れてしまいそうなくらい怖い一人っきりの生活を、奥歯をかみしめながら必至にあらがっている様子っていうのでしょうか、本当にいじましくって、はかなげで、応援してあげたくなるのです。できれば“旅人の木”の魔法で、二人になんらかの実態のようなものを感じさせてあげたかったけれど、それでも同じ音楽を聞いて、雪を見て……。時を共有することの素晴らしさを感じます。毎晩8時からの電話デート、あそこで電話線が切れるってわかっていても、切れた瞬間「あああ!!!何するんじゃい!!!」と思ってしまいます。ちょっと不満なのが、ラストのセリフ……。「ただいま」はちょっと……明るすぎやしませんか? 夢の世界から現実になったってことなんでしょうが、ふわふわした気持ちのまま終わらせて欲しかったです。7点(2004-03-08 22:40:02)

184.  ディープ・インパクト(1998) 《ネタバレ》 ノアの方舟なわけですよね。誰かが選ばれて、誰かが犠牲にされる。この考え方にはついていけませんでしたが、パニックものとしては面白く観られました(笑)。深く考えずに観れば、感動できます。ウンウン。勢いに押されて、涙も出てきます。好きな女の子を助けようとする男の子の行動力と、娘だけでも助かってほしいという彼女のご両親の気持ちに心うたれました。ただ、大統領の演説がなんともお粗末……。「神に祈る」ってそれだけでオッケーなのかなぁ。7点(2004-02-29 19:05:58)

185.  猟奇的な彼女 《ネタバレ》 前半部分、ヒロインなのに名前のない“彼女”(『レベッカ』の J・フォンテーンと同じですね)の横暴かつ暴力的な行動でキョヌを痛めつけたり、困らせたりするところを見せつけられたとき、この映画を観てしまった自分を後悔しました……。恥ずかしながら“彼女”の気持ちがまーーーったく解らなかったんですよねぇ。はっきり言って“彼女”の無茶苦茶な行動に付いてくる男性というのは情けないっていう感じで観てしまったんです。また、えらくドタバタドタバタしていましたしね(苦笑)。でも、ホテルのラウンジだったかな、喫茶店あたりでキョヌが“彼女”の婚約者に会ったときに婚約者に話す「彼女とつきあう10箇条」を聞いたときくらいから、なんか涙が出てきましたね。“彼女”は私とは全く違って、理解することなんかはできないけれど、キョヌと“彼女”の関係というのは成り立っていて、お互いに必要な存在なんだというのが感じられたのです。ただやっぱり物語に入り込んでいくことができなくて、あの婚約者キョヌの言ったことを“彼女”に話したら、“彼女”がキョヌを追いかけるってわからなかったのだろうか? バカな男だとかなんとか思いながら観ていましたが……。それ以降のエピソードも、「ああなんてバカなの」と思うことが多々ありましたが、それでも“彼女”とキョヌの二人には通らざるをいけなかった回り道のような気がしてくるから不思議です。やっぱりラストシーンにダマされてしまったのでしょうね(照)。 そうそう、書き忘れるところだったけれど、韓国人の礼儀作法なんか勉強になりました。さすが儒教の国というか年齢を気にする場面とか、目上の人からお酒をいただくと横を向いて飲むとか、ちょっとビックリですね。7点(2004-02-29 18:02:00)(良:1票)

186.  青空に踊る 《ネタバレ》 アステア自身が振り付けをした映画だそうですね。自身がやったからかどうかはわからないけれど、タップのシーンが超楽しいです。まっ、アステアのタップはホントにいつも溜息なんですがね(笑)。今回のアステアは軍人さんの役。第二次大戦中の話で、10日間の休みの後日本へ送られる空軍人なんですが、さすがはアステア!それに伴う悲壮感なんてみじんも感じさせない。休暇中に女性と出逢って恋をするのです。なんせ休みが10日間しかないもんだから、アプローチも電光石火! 彼女をウチに送ったその夜、彼女の隣りの部屋を借りてしまうという素早さなんです。超ネクタイをしたアステアがフライパン片手に卵焼きを作るシーンが、なかなかコミカルです。ただ、軍人さんという設定からか、アステアが恋した女性を他の人とくっつけようとするエピソードもあります。まっ、アステアに恋のキューピッドなんてできるはずもないので、ちゃっかり彼女と恋人になっちゃうわけですね(笑)。こういうノリは大好きです♪ ただ……ラストが……やっぱり戦争に行っちゃうんですよぉ。でもね、アステアだったらピンピンして戻って、「やぁ、会いたかったよ」なんて歌を唄っているような気がするので、これもアリかなぁって軽い気持ちで観られます(笑)。7点(2004-02-20 03:06:58)

187.  プラトーン 《ネタバレ》 戦争ってむごいね。環境最悪で、眠たいのに眠ることができなくって、ドロドロだしよろよろだし、でもいつ命がなくなるかわからなくて……。自分が殺されるのも嫌だけれど、人も殺したくないし。もう訳わからなくなっちゃうよね。あの小さな村での拷問、殺りくだって日常じゃあ考えられないけれど、あの胸くそ悪くなるようなシーンは、戦時下において日常なんだろうね。疑心暗鬼にならないと、立つことはできないんでしょう。辛いなぁ。そんな中、私が共感した人物は……あの自らの足を刺して負傷した人。多分私だったら、自分で怪我して負傷兵になる!もしかしたら醤油をそのまま飲んで熱を出すかもしれない。この作品を観て、痛烈に思ったこと。それは、作戦を考える人は広い目を持って柔軟に考えてもらいたいってこと。指揮官がバカだとついていく兵はたまったもんじゃないです。7点(2004-02-13 23:22:51)

188.  北北西に進路を取れ 《ネタバレ》 ♪じれったーいのよ、ララランラン、じれったーいのよぉ、ララランラン♪ってを唄ってしまいます。ん?どこのシーンかって?それはね、トウモロコシ畑のバス停のところよ。あと30秒遅かったら、確実に寝てる! 超有名なシーンだけれど、あそこは苦手です。だって……じれったいんですもの。それからね、またまた有名なラシュモア山のチェイスシーンだってね、笑っちゃうの。何度観てもプププッってね。だって人々の動作が妙に劇的なんだもの。芝居がかっているのかな、大袈裟なのかな(笑)。ごめんね。観方間違っているよね。主人公のケイリー・グラントと一緒に、「なんで追われなくっちゃいけないんだろう? 何が起こったの? えっ?この部屋は彼のものなの?」とか考えちゃって、なんだか胡散臭いケイリー・グラントと一心同体になれたような気分になるんだもの。ヒッチコックお得意なのかもしれないけれど、私まで煙に巻かれたような気持ちになっちゃうの。なんかごまかされているよーな気がするんだよなぁ~。ヒッチコックを信用しちゃいけないぞって、どこかで何かの声がする。でも、何度観ても騙されちゃっているから、それはそれでいいのかな。7点(2004-02-13 21:03:47)

189.  メリーに首ったけ 《ネタバレ》 高校生時代のテッド(ベン・スティラー)のマヌケ面が……。歯に矯正ブリッジをしていたり髪型やプロムの衣装がヤバかったりと、完全にイケてない男がはまっている……って、褒めてないか、ゴメン。それでもメリーのハートを射止めたんだからスゴイ。たで食う虫も好き好きとはよく言ったもので、そんな言葉がピッタリくるくらいヤバかった。弟を邪険にしなかった、ほとんど唯一の人だったってことなんでしょう。してみると、メリーは極度のブラコンということになる。将を射止んば馬を〜ってのが正解なんでしょうね。エセ建築家になってみるとか、男共はあの手この手でメリーに近づこうとするけれど、弟に近づくのが一番だったんですね。納得……。妙な男性陣の中でのお気に入りはヒーリー(マット・ディロン)です。ヒーリーの職業が単純な探偵じゃないところに、インチキ臭さが倍増。保険調査員なのに、保険に関係ない人物の身辺調査までやるのか。きっと小遣い稼ぎのアルバイト感覚なんでしょう。しかも依頼人にウソっぱちの情報を流しているし。プロ根性まるでナシ!というのがすばらしい。また、メリーに建築家だと思わせるために、製図ケースを車から取り出すなんてベタなことを堂々とやってのける、そんな厚顔無恥なヒーリーが私は好き。実際に身近にいたらイヤだけど(笑)。印象に残っているシーンはたくさんあるんですが、たいていどれも下品なので、文章で紹介するのはためらわれます。その中でも下品じゃない場面を挙げるとすれば、犬のパフィーの全身ギブス&包帯姿でしょうか?車のルーフにのっけるかぁ〜とつっこめる場面です。でも真面目に観たら、きっと腹立つだろうなぁ〜。7点(2004-02-12 21:35:50)

190.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《ネタバレ》 映画を観終えた第一声。「ズルイ!」それから「なんてオイシイんだ!」という言葉が。確かに5年刑務所にいた。フランスの刑務所では酷い目にあったようだ。だけど400万ドルの代償が5年の刑期+金融犯罪の予防だなんて!! しかも過去の経験をふまえて“偽造されない小切手”の特許をとってお金が入り、自伝を書いてはお金が入り、映画になってお金が入り……。う〜ん、こんなにうまくいっていいんだろうか? 世の中おいしい話は落ちてないと言うけれど、ここにあるじゃん。ふぅ〜(溜)。とまぁ、主人公が羨ましいみかんでございます(だって、子供の頃のあたしの将来の夢は“天くだり”だったんだもの 爆)。ストーリーについては、オープニングからもう楽しませてもらいました。ああいうアニメーションのオープニングって60年代に多いですよね。色使いとか、けっこうツボなんですよね♪ テンポはいいし、レオちゃんのお父さん、お母さんへの想い、トム・ハンクスとのやりとりなんかとても楽しめました。これってなにげにクリスマス映画なんですねぇ〜。だってレオちゃんがハンクスとコンタクトを取るのは必ずクリスマスですものね。こういうのってレオちゃんの孤独を感じちゃって、ちょっとしんみりしちゃいます。でもでも、結果的にはウハウハ(っぽい 笑)なので、いいなぁ〜とやっぱり、羨ましく思っちゃうのでした。マルッ。7点(2004-02-12 21:14:28)(良:1票)

191.  第三の男 はじめて観たときは、なんとなく辛気くさい感じがして、面白くないなぁ〜って思っていました。でも、音楽だけは耳について離れません。たまに(よく?)♪タラリ〜ラリラリ、タラリ〜ラリラリ……♪を口ずさんでいました。あれから何度か観ましたが、観れば観るほど、人物の登場シーンでクスリと笑ってしまいます。コメディーじゃないんだけれどなぁ。それでもクスリという感じで外される。どこかとぼけているんですよね。この間が、昔はわからなかった。けれど、な〜んかはまるんですよ。戦争の傷跡が激しく残っているウィーンで、4か国による分割統治がなされている微妙な空気のハズなのに、ちゃんとそういうところ映してくれているのに、何なんだろうなぁ〜。私としては、こういう外し方がツボなんですが、見方が違っていますでしょうか? きっと違っているんだろうなぁ〜(とほほ)。んで、アリタ・ヴァリの毅然とした表情がかっこよかったなぁ〜。7点(2004-02-12 20:12:50)(良:1票)

192.  あの頃ペニー・レインと ツアーバスの中、みんなで合唱した「Tiny Dancer」のシーンは、楽しげなんだけれど、どこか儚げで……。すごく印象に残るシーンですね。監督自身の思い出を回想しているだけあって、美しい感じがしますね。ペニー・レインって、不思議と透明感のある女性です。現実味がないっていうのかな。手を伸ばしたらスルリと抜けてしまいそうな軽やかさがあって、つかみどころがない。あんな女性って、ちょっと憧れてしまいます。 あんなお姉さんを身近に感じた少年は、もう……たまったもんじゃないでしょうね。ドキドキしっぱなしでしょう(笑)。 現在、青春真っ直中という人より、青春時代を懐かしく思っている人向きの映画かもしれませんねぇ〜。7点(2004-02-12 14:22:43)(良:1票)

193.  アマデウス サリエリとモーツアルトは表裏一体です。神の音楽を理解する者と、作り上げる者として、そのどちらかが欠けても珠玉の音楽はこの世に誕生し、生き続けることはできなかったのではないでしょうか。そんな天才たちのおかげで、一般人の私も芸術に触れることができるんだなぁ〜と、シミジミしてしまいました。モーツアルトはすばらしい。人間の精神に何かの影響を与えてくれる旋律。マイナスイオンじゃないけれど、癒し効果抜群だと思います。ある意味、神が人間にプレゼントしてくれた良薬なのかも。って言いながら、神の存在なんて私にはよくわかりませんが……。とにもかくにも、モーツアルトは天才でしょう。あんな少年期から作曲を行えるというのは、先天性の才能としかいいようがないですよね。対するサリエリは努力の人って感じがします。いえ、モーツアルトが努力してないわけではないのですよ。彼だって、相当の努力をしているだろうし、道化(っぽく描かれている)顔のウラには、自分自身がバランスをとるためにいろんな葛藤があると想うのです。でもきっと、サリエリの方が既存の音楽を研究し、発展させていくという地道な仕事をしていたと思うんです。そういったコツコツと積み上げていく力と、音楽を理解する耳を持っていたという点で、サリエリもまた凡人ではなかったと思います。無学な私はサリエリという人物が実際に存在したのかどうかはわかりません。実存したとしてもサリエリ作曲の音楽として、そのメロディを耳にすることはありません。でも、サリエリのような人がどの世界にも、どの世にもいたんだってことを認識することができる。こういうのってすばらしいじゃありませんか。ただ私はサリエリのような力はいりません。モーツアルトのような天才になりたいとも思いません。しんどそうだし(笑)。素晴らしい作品に嫉妬することなく、凡人として映画なり音楽なり本なり美術品なりを楽しんでいきたいと思います。う〜ん、ついつい、熱くなってしまいましたね(恥)。えっと、この映画で一番印象に残ったのは……なんといっても、モーツアルトの笑い声でした(笑)。7点(2004-02-12 13:26:53)(良:2票)

194.  アバウト・ア・ボーイ 《ネタバレ》 マーカス母子のテーマソング“killing me softly”はコワイ曲だ。ひたすらリピートしてしまい、ウィルじゃないけれど「永遠に歌い終わりそうに思えない」と感じてしまいます。頭の中をぐるぐる回ってしまう後遺症あり。マーカスが母親の自殺を止めるための苦肉の策が、この歌を校内コンサートで歌うこと。ウィルはこの行為を“社会的自殺”と称しています。ちなみにマーカスが授業中につい口ずさんでしまうカーペンターズの“rainy days and monday”もひらすら暗い曲です。私もつい自転車に乗りながら歌ってしまうことがタマにありますが……(笑)。えっと、話を戻しましょう。どうもレビューが散漫になってしまう……。で、“killing me softly”の続き。そしてマーカスの学内コンサートにギターを持ち込んで、アカペラの恥ずかしい歌に伴奏をつけてあげるところなんて、もう感動ものです。今までが自己中男だっただけに、感激もひとしお。さらに恥を忍んで歌を唄いつづけるところは、マーカスに対する父親とも兄とも友達ともいえる愛情を感じます。これが結局、レイチェルとうまくいくためのきっかけになるんですから、世の中つながってますね。“情けは人のためならず”といったところでしょうか(笑)。正直、ウィルがマーカスと関わりを持ちはじめるまでは結構つまらなかったのです。でも、マーカスが学校でいじめられていると知った時のウィルの行動には、すごく共感するところがありました。何をするって? マーカスは学校に乗り込むのかと思ったようですが、実際はかっこいいスニーカーをプレゼントするんですね。ダサイ格好(と妙な歌)がイジメの大きな原因だったから。80ポンド(もしかして60ポンドだったかも?あやふやでスミマセン)で親切ができたと、自己満足をするウィルに微笑しました。それにしても、いつもいつもレイチェル・ワイズの存在感には圧倒させられます。後半チラッと出てきただけなのに、全部もってっちゃったね(爆)。彼女にはホントやられてしまっちゃいます(あはは)。7点(2004-02-12 13:04:53)

195.  ミラノの奇蹟 《ネタバレ》 キャベツ畑でお婆さんに拾われたトト。↓【オオカミ】さんの仰るように、本当にコウノトリが運んできて、一番愛されそうな人に拾われるよう、天の采配があったような設定ですね。トトは心根が優しく、お婆さんに託された幸運の白い鳩を使って、バラック住まいの人の願いをどんどん叶えていく。みんなバラック住まいでお金がないのはわかるけれど、立ち退きの危機に瀕しているというのに、個人個人の欲のための要求をする姿を見ているのは、とても辛かったですね。トト自体は、一人ひとりの願いをかなえてあげたくて、喜んでもらいたくて、ただひたすら願いを叶えてあげている。バラックの家に入らない、どでかい衣装タンスやシャンデリアをもらい、貴族もビックリというくらいのドレスを身にまとう……そういう一つひとつの物質が、彼ら個人にとっての“幸せの象徴”だったのかもしれませんが、ちょっと哀しくなってしまうのです。また、黒人男性と白人女性のカップルはそれぞれ、黒人→白人、白人→黒人へと変えてもらいます。トトが想いを寄せる少女は、やっと気持ちがほぐれて靴をねだりますが、片方しかもらえません。なんか、ちょっとチグハグなんですね。虚しいというか。そうそう、話は前後しますが、バラックの街が作られたばかりの頃、トトが少女に水をかけられて彼女が怒られるシーンがありましたよね。そこでトトが自分から水をかぶり「水をかぶるのが好きなんです」と言います。そこで感動したのですが、その後少女が感謝の気持ちに、もう一度トトに水をかけるのです。水は遠い水くみ場まで行かなくては手に入らない貴重品なのに、それをかけることは最大の感謝の現れなんでしょう。しかし、トトは水をかぶるのが好きなんじゃなくって、彼女が怒られないようにしてあげたかっただけ。あああ、チグハグなんですよぉーー。なんだかやりきれなくなってしまいますね。最後、結局バラックは追われてしまいますが、どこか幸せな場所に移動できると信じたいのですが……どうも、そう簡単に幸せにはさせてくれないような……そんな気がしてしょうがないのです。7点(2004-02-12 12:03:09)(良:2票)

196.  赤と黒(1993)<TVM> 聖職者を志すといいながら、欲望いっぱいのユアンが……うん、ユアンだから許す(笑)。大工の息子でありながら完璧なラテン語を身につけたユアンは、貴族の家に家庭教師や秘書として雇われるんだけれど、そこんちの奥さんやお嬢さんと……いい仲になっちゃうんですねぇ〜。女たちを惑わす何かがあるんでしょうね。そりゃああたしだってメロメロですもの。ユアンには。それにしても、ユアンにしてもレイチェルにしても、脱ぎっぷりがスゴイ! 私のイメージでは、イギリス人俳優っつーのはホント、脱ぎっぷりがいいねぇ〜。だって、レイフ・ファインズだってすごいじゃない?(笑)。けっこう重たい内容なんだろうけれど、あたしはユアンのお尻、レイチェルのお尻が印象に残ってしまいました。こんな見方で良かったのかなぁ〜。甚だ疑問……。 ところで、相変わらずレイチェルの存在感はすごいですねぇ。『アバウト・ア・ボーイ』でもそうでしたが、後半に出てきてもってっちゃう(前半出てきた女性の印象がなくなってしまう 汗)は見事です。7点(2004-02-10 19:28:58)

197.  男たちの挽歌 兄弟の絆、男の友情、裏社会……任侠ものとしてベタベタの設定がいいですね。警官になろうとしている弟のために裏社会から抜けることを決心したホー(ティ・ロン)。なのに最後の仕事で仲間からの裏切りに合い、服役。出所後、まっとうに生活するためタクシー会社に就職するが、組織の人間がワラワラと現れて……「ああ、ほっといてあげようよ。なんでそんなに執拗なのよぉ〜」と胸が痛くなります。マーク(チョウ・ユンファ)の落ちぶれ具合も辛いし、何よりキット(レスリー・チャン)の壊れそうなくらいの痛々しさが突き刺さりました。ベタベタな展開ではありますが、こういう映画って大好きですね。心に残るシーンはたくさんあるんですが、やっぱりマークが植木鉢に銃を隠しながら廊下を進み、敵地に乗り込むところがすごかったです。7点(2004-02-10 19:14:56)

198.  喝采(1954) 《ネタバレ》 とにかくセリフがオシャレです。↓【STING大好き】さんが、しびれたお言葉、ええ、私も使ってみとうございます。かっこいいですよね。この映画の原題がただの『カントリーガール』というのも凄いですね。田舎娘ですよ、田舎娘。ぐれぇす・けりぃ様を捕まえて田舎娘とはなんつーーと思ったものですが、この素朴感がすごぶるいいですね。彼女の登場シーン、古ぼけたアパートで掃除機を手にした、神経質そうな女がででーんと出てきたとき、正直言ってど肝を抜かれましたよ。なんて、もったいないーー!!と。それがずーっと続くのです。ところが、過去の回想シーンでの彼女の美しかったこと。また、最後のシーン、夫であるクロスビーの返り咲き舞台のN.Y.公演の初日の黒いドレス姿は、本当に美しい。ギャップがというんじゃないんです。目がキラキラ光っていて、下唇がちょっとだけ厚ぼったくて、可愛くて美しい。この姿を見たとき、夫の復帰第一歩を本当に喜んでいるんだと思いました。だから、朝刊の舞台評を待つパーティでのシーンは……びっくりでした。えええ、ホールデンとぉーーー、そんなの話が違うじゃん!と怒りというより哀しくなってきたのですが……ラストは、本当に良かったです。舞台の評価なんて見ず、クロスビーを追っていく彼女の姿。確かにクロスビーの虚言には辟易していたし、なんつーダメ男なんだと呆れてもいました。だけれど、あの二人はずっと一緒にいなくっちゃダメなんです。だから、ホールデンが途中でちゃちゃ入れてきたときは、なんというダメな男だ!と、思ったものです。ダメさ加減ではクロスビーもホールデンも両方ともダメダメちゃんなんですがね。そんな男性に好かれるグレース・ケリーも難儀な女性ですね。押しつぶされそうになりながら、健気に、懸命に夫を支えようとする彼女にこそ拍手喝采を贈りたいと思います。ところで、フレアのドレスをふわぁ〜と広げてイスに座るグレース・ケリーは本っ当に秀麗ですね。7点(2004-02-09 15:21:10)(良:1票)

199.  モンタナの風に抱かれて ただただ、レッドフォード……レッドフォードに尽きる。これはまさしく、「レッドフォードのレッドフォードによる、レッドフォードのための」映画!! この映画で何が残ったか……荒馬を馴らすレッドフォードのたくましさ、人妻をとっちゃうレッドフォードのハンサムぶり……。ああ、なんてキレイなんでしょう。この年(失礼)で、ラブロマンスの主役張れて、しかも納得できてしまう(って、納得できていな方も多々いらっしゃるようですが 汗)、もうやられまくりです。はじめは、高慢チキで嫌な女だった彼女もだんだんと瞳がやさしくなってくるんですね。レッドフォードと馬と触れあうことで。私だったら、はじめっからレッドフォードにしびれまくって、何でもホイホイ言うこときいて、頼りきっちゃうだろうなぁ。(さて、問題です。この短い文の中で、レッドフォードという言葉、何回出てきたでしょう? 笑)7点(2004-02-08 20:15:25)

200.  ハリウッドにくちづけ 《ネタバレ》 パーティでのシャーリー・マクレーンに目がくぎづけ(笑)。真っ赤なドレスでピアノの上に脚を組んで座って歌う姿を観たとき、とっても嬉しくなってしまいますよ。ああ、彼女は元気なんだなぁーーって(笑)。『カンカン』(1960年)にも、若きシャーリー・マクレーンが自分の婚約パーティでピアノの上に座っているシーンがありましたが、こちらの方がインパクトは数段上をいっています。やっぱり年を取っても、娘のためのパーティなのに主役を奪っても、シャーリー・マクレーンならしょうがないかって思っちゃうんです。でまぁ、ああいう母親を持った娘は……ああなっちゃうってコトなんですかね(汗)。麻薬事件以降、娘のメリルも頑張っていましたよね。警官姿でサボテンにくくわえつけられている姿にいじらしさを感じましたよ。ビルから落っこちそうになる場面とか……とっても可愛らしい(笑)。一生懸命なんだなぁーーってぎゅーって抱きしめてあげたくなります。とかいいながらも、メリルのほうが私よりも大柄なんでしょうがね……。7点(2004-02-05 05:02:35)

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