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181.  黄昏に燃えて 《ネタバレ》 なんだか…ジャック・ニコルソンとメリル・ストリープの演技派対決!みたいな映画ね。 純粋すぎるがゆえに人間社会でうまく立ち回れなくて浮浪者になってしまったフランシスとヘレンを二人とも見事に演じてて、ほんと甲乙つけがたい感じね。 その辺の路上にいるホームレスの人たちも、アタシなんかには計り知れない過去を持ってるのかも…なんて考えさせられちゃったわ。 もちろんだからって路上生活万歳!ってわけじゃないし、いかなる理由があろうと家族を捨てて姿を消した父親はやっぱり許しがたいんだけど、なんだか人間って切ないなあって思っちゃったわ。 フランシスはこのあと家族のもとに帰ったのか…アタシはやっぱりほかの人たちと同じように、決して癒すことのできない心の傷をかかえたまま路上で野垂れ死にしたんじゃないかと思うの。 普通の生活に戻るには真面目で繊細すぎるのよ。 …なんだかほんと切ないわね。[DVD(字幕)] 7点(2004-04-03 13:29:26)(良:1票)

182.  コントラクト・キラー 《ネタバレ》 よかったわー。 展開は誰でも予測できるようなわかりやすさだし、BGMもほとんどなく淡々と進むのに、いつの間にか映画の中の世界にしっかり引き込まれちゃってたわ。最初は死にたがってたくせに途中で気が変わっちゃう主人公と、殺し屋なのに病気で自分の命のほうが危ないコントラクト・キラー…人生を達観しまくったような、この絶妙な雰囲気がたまらないわ。 主人公の男も最初はうっとうしいオッサンってだけだったのに、女ができて生きる希望を持ちはじめると、だんだん魅力的になってくるのが不思議ね。 それにしても、金かけなくってもCG駆使しなくても二時間観客をひきつけることは十分可能だっていう、なんか見本みたいな映画だったわ。[地上波(字幕)] 7点(2004-04-01 17:18:31)

183.  carmen.カルメン 《ネタバレ》 情熱的だったわ。 何度もオペラや舞台の題材になってるとっても有名なこの話、実はアタシきちんとした内容を知らなかったのよね。 この映画でやっと通してわかったわ。 アタシはずっと、カルメンってもっとこう悪女な感じかと思ってたんだけど、どっちかっていうと動物的な、本能のままに行動する感じの人だったのね。 頭がいい感じでもないし、直感だけで生きてるっていうか。 でもタロットでピタリと言い当ててくとこなんか、やっぱり悪魔的な力がありそうで魅力よね。 ホセも、もっと男らしいゴツい感じの印象があったんだけど、けっこうヤサ男だったわね。 真面目で世間知らずだからこそ、カルメンみたいな危険な女にのめりこんで破滅しちゃうのかしら。 そんな全然違うタイプの二人が出会ってしまったのは、幸か不幸か…でもホセが最後に、もう一度やり直せるとしたらカルメンなしの平穏な生活を選ぶか、と聞かれて、やっぱりカルメンとの人生を選ぶ、と答えるあたり、恋愛って一筋縄じゃいかないのねーってしみじみ思っちゃったわ。 それにしてもカルメン役の女優さん、ものすんごく裸がキレイねー。 見とれちゃったわ。 ホホ。[映画館(字幕)] 7点(2004-03-28 00:16:44)

184.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード 《ネタバレ》 アタシ、はじめてクレヨンしんちゃんの映画見たんだけど、けっこうおもしろいのね。 意外にもかなり笑えたわ。 アタシのツボだったのは、みさえがバタフライで海から登場するとことか、ヒッチハイクのひろし&みさえとか…。 けっこうピンポイントかしら? 噂に聞く感動的な前作も見てみたいけど、こういうおバカなのもまたいいわね。 それにしても冒頭に出てくるパックのお肉、おいしそうだったわー。 焼肉食べたくなっちゃったわ。 ホホ。[地上波(邦画)] 7点(2004-03-27 21:03:35)

185.  Love Letter(1995) 《ネタバレ》 意外に(って言っちゃ失礼だけど)よかったわ。 中学時代のいろんなエピソードは、ほんとに懐かしいっていうか微笑ましいっていうか、なんだかこの監督さんって「そうそう、こんなことあったわよねー」みたいなネタがたくさんある人なのね。 大人になるとそういうのってたいてい忘れちゃうもんだけど…この監督さんって人一倍感受性が強い方なのかしら? でもアタシは見終わったあと、なんだかちょっと複雑だったわ。 だってあの図書カードの裏の似顔絵で、藤井樹(男)が渡辺博子に初対面で付き合ってくれって言ったのは藤井樹(女)に似てたから、って可能性が強くなったわけでしょ? 博子は樹(男)が死んでからもずっとふっきれないでいるってのに、彼は博子が初恋の人に似てたから付き合ってたなんて…もちろんそれだけの理由とは限らないんだけど、穿った見方をすればそうとれなくもないから…なんだかやるせないわね。 今を生きつつ過去を振り返って懐かしんでるだけの樹(女)にしてみれば、そりゃ甘酸っぱい初恋の思い出でいいかもしれないけど、いまだに過去から抜け出せない博子にとっては…。 ってことで「懐かしくって温かい映画だったわー」では終われなかったわ、アタシは。 …博子が早く樹(男)のことをふっきれるよう祈りましょ。 ホホ。[地上波(邦画)] 7点(2004-03-17 20:10:40)(良:2票)

186.  髪結いの亭主 《ネタバレ》 …彼女はなぜ自ら命を絶ったのか? …家族のいないマチルドは、幼い頃から誰かに無条件に愛してほしかったんじゃないかしら。 愛情に飢えてたのよ、きっと。 だから自分にホレまくってるオッサンとあんなに簡単に結婚したのよ。 「この人なら一生私を大切にしてくれる」って信じて。 実際にアントワーヌは彼女を大切にしてくれたわけだけど、いったん幸せを手に入れたら今度はそれを手放すのが恐ろしくなって…。 それにマチルドは彼が彼女自身を、ではなく「髪結いとしての彼女」を愛してるってことを、うすうす感じ取ってたんじゃないかしら? もちろんアントワーヌに悪気があったとは思わないし、彼自身はそんなこと気づいてもいなかっただろうけど。 …これ以上の幸せを望めないなら、いっそ今幸せの絶頂で死にたい…自分勝手なのはもちろんなんだけど、アタシは逆にこの行動に「あー、マチルドは今までずーっと淋しさと孤独に耐えてきたのね」って切なくなっちゃったわ。 親からの無条件の愛を受けてないと、愛情に貪欲になるっていうか…こういう人、アタシはけっこういると思うわ。 幼い頃に愛情を受けてないと、どうやって愛情を与えればいいのかもわからないから、自分が自殺したらアントワーヌが…なんて考える余裕もないのよ、きっと。 というわけで、あの奇妙なダンスも毛糸の水着(サクランボ付き)もとってもかわいかったんだけど、一抹の切なさが残るの。 いや、ちがうな、あのダンスと水着がいたたまれなくなりすぎるのを和らげてるのかしら。 とにかくなんだか切ない雰囲気の映画だったわ。[地上波(字幕)] 7点(2004-03-09 19:48:20)

187.  永遠のマリア・カラス 《ネタバレ》 確かにオープニングはアタシもちょっとのけぞっちゃったわ。 これってマリア・カラスの映画だったわよね!?みたいな。 アタシはマリア・カラスが死んだ頃に生まれてるらしいので、もちろんリアルタイムでは彼女を知らないんだけど、あの有名な三角関係といくつかの写真は知ってたの。 でもどんな人だったのかは全然知らなかったんだけど、この映画を見てなんとなく彼女の人物像がわかったような気がするわ。 アタシが思うに、マリア・カラスってきっと世間が思ってるような美貌と完璧な歌声に恵まれた「天才」じゃなくて、コンプレックスと異常なまでの完璧主義に悩まされ続けた「秀才」タイプだったんでしょうね。 実際誰よりも練習熱心だったっていうし、サナダ虫ダイエットは有名だし。 もちろんあまりに仕事にストイックだったために周りから誤解されることも多かったようだけど。 まあ要するに不器用な人だったってことかしら。 でも、その他人には理解できないほどの歌に対する熱心な態度が、死んで30年近くたってもこうして映画ができたり、いまだに彼女を超えるオペラ歌手はいないって言われたりすることにつながってるんでしょうね。 やっぱり常人とは違うのよ、感覚が。 ってことでモロ常人のアタシには感情移入はできなかったけど、やっぱり歴史に名を残すような人は違うなあ、とアタシは素直に感心しちゃったわ。 …マリア・カラスのオペラ、実際この目で見てみたかったわー。[試写会(字幕)] 7点(2004-03-09 00:22:04)

188.  ロミオ&ジュリエット 《ネタバレ》 アタシはけっこう好きよ。 悪趣味スレスレ(もちろんいい意味よ)の衣裳やセットの色使いと、ほとんど原作からいじらず使ってるセリフのギャップがステキ。 put up thy sword(汝の剣をおさめよ)なんて言いつつ、手に持ってるのは拳銃ってのが斬新!っていうか怖いもの知らず。 ホホ。 (よく見ると拳銃の名前として「SWORD」って刻印が入ってたりするんだけど。) アタシは逆に、セリフを現代語に変えてたら余計にトンチンカンな映画になってたんじゃ…って思うわ。 それにアタシは舞台を現代に持ってきたところも、いろいろ工夫があっておもしろかったと思うわ。 舞台劇の導入部だったセリフをニュースにしたとこから「そう来るかー」って感心しっぱなしだったし。 古典劇のままのほうがいいって人が多いみたいだけど…古典劇に新しい解釈や演出を加えるってことは、実はすごく大切なことなんじゃないかしら? そうやってシェイクスピアの作品は今まで生き残ってきたんだろうし。 もちろん伝統は重んじつつも、新しい試みにも扉を閉ざさないでおくってのが理想的な姿勢じゃないかしら?なーんて思ったりして。 ところでアタシ、もうあの郵便屋が憎ったらしくて憎ったらしくて。 ちゃんと手紙渡しなさいよっ!!!って感じ。 最後の展開がとってもじれったいの。 でもそう感じるってことはシェイクスピアの術中にまんまとはまってるってことよね。 現代でもこうして映画化されるぐらいに、長い間ずーっと人々をインスパイアし続けてるシェイクスピアは、やっぱりすごい人なんでしょうね。[ビデオ(字幕)] 7点(2004-02-24 21:38:37)(良:2票)

189.  歴史は夜作られる 《ネタバレ》 タイトルからは想像もつかない内容なのね。 楽しんだけど。 それにしても、あの独占欲の強い憎ったらしいダンナも最後は自分の罪を告白して、案外いい人だったわねえ。 これはちょっと安易すぎじゃ…って最初は思ったけど、やっぱキリスト教徒は死ぬ間際に懺悔しないと天国に行けないって思っちゃうのかしら? というわけで文化の違いってことで納得してみたわ。 でも自殺したら天国には召されないはずじゃ…なんてことを考え出したらややこしくなるのでやめとくわ。 ホホ。 フランス人シャルル・ボワイエがアメリカ的ラブロマンスに出演ってのがけっこう新鮮だったわ。 シェフはイタリア人だし、ほんの少しだけど日本人も登場して、なにげに国際的な映画ね。 いい時代だわ。 ところでアタシは名脇役ココが気に入っちゃったわ。 腹話術って便利ね。 アタシも練習しようかしら? アタシがやってもロマンスは生まれないだろうけど。 ホホ。[地上波(字幕)] 7点(2004-02-22 19:39:34)

190.  ワルプルギスの夜 《ネタバレ》 とにかく、イングリッド・バーグマン綺麗だわー。 若い頃からすでにあの気品に満ち溢れた美しさは備わってたのね。 まだ初々しい感じではあるけど、すでに大女優の片鱗が見え隠れしてたわ。 すごいわねえ。 …実はアタシ、デビュー当時のイングリッド・バーグマンが見たいってだけで、映画の内容自体には特に期待してなかったんだけど、けっこうよかったわよ。 よくまとまってて、1935年の映画なのに現代のアタシたちにも共感できるところがあって、それでいて古き良き時代の雰囲気も醸しだしてて。 ぜひ皆さんにも見ていただきたいわ。 ホホ。[地上波(字幕)] 7点(2004-02-10 15:41:04)

191.  俺たちは天使じゃない(1989) 《ネタバレ》 アタシは素直に楽しんだわよ。 適度にドキドキさせてくれて、ちょっと感動もあって、見終わったあと優しい気持ちになれるような、よくまとまった映画だと思うわ。 まあ「それって都合よすぎなんじゃ…」みたいなとこもいろいろあるけど、それには目をつむって素直に楽しんだほうがきっとお得よ、こういう映画は。 それにしてもショーン・ペンかわいいわー。 あの説教にはアタシも感動しちゃったわ。 5ドルで寝る女デミ・ムーアもそりゃあ改心するわよ、みたいな。 でもあの耳の聞こえない女の子、助けてもらっといて口がきけるようになったと思ったらいきなり告げ口って…母親に似て性格ひねくれてるわね。 ホホ。 でも幸いみんな convicted を converted に聞き違えてくれて一件落着ってわけね。 こういう映画、アタシ好きよ。 和やかな感じで。[地上波(字幕)] 7点(2004-02-06 21:37:36)

192.  キリマンジャロの雪(1952) 《ネタバレ》 なんだか恋愛について考えさせられちゃったわ。 男って勝手よねえ。 自分の夢は捨てられない、自分の世界は持ち続けていたいって…少しはふりまわされる女のことも考えてほしいわ。 (ハリーはそこまでひどいとは思わなかったけどさ。) リズはどうでもいいとしても、シンシアとヘレンは見てて切なくなったわ。 自分勝手なハリー(あえてこう言わせていただくわ)に負担をかけたくないがために、妊娠したことも伝えられず、仕事の邪魔をしないようにと自ら身を引くシンシアなんて…不憫すぎるわ。 ヘレンはそもそもシンシアの身代わりみたいなもんだし。 でも言わせてもらえば、やっぱりこういう男にはヘレンみたいなしっかりした女がくっついたほうがいいのよね。 しょせん子供なのよ、ハリーは。 っていうか男は。 でも女も男がふとした時に見せる少年ぽさに惹かれちゃったりするんだから、結局女もバカなのね。 でもこういうのって、本能的に狩りをするものである男と、家庭を守るものである女が一緒になる場合には、避けて通れない普遍的な問題なのかも。 程度の差こそあれ、似たようなことは誰でも身に覚えのあることだろうし。 男の浮気も結局同じことでしょ? ってことは一夫多妻制ってけっこう合理的だったのかしら?なーんて考えてみたりして。 ところで、この映画は配役がすごく豪華よね。 やっぱりみんなスバラシイ演技なんで、ついつい本気で感情移入しちゃって恋愛を力説しちまったわよ。 でもこんなに有名な人ばっかりなのに、なんでアタシ以外にレビュー書いてる人がいないのかしら? 一番最初に書くのって、なんだか不安ね。 ホホ。[地上波(字幕)] 7点(2004-01-14 00:13:44)

193.  ハムレット(1948) 《ネタバレ》 アタシ、恥ずかしながら今の今まで「ハムレット」がどんな話なのか知らなかったのよね…。 悲劇だったのね。 ホホ。 でもホントすばらしかったわ。 役者なら誰でも一度は演じてみたいというこの役、きっと何百回とこの役をやったであろうローレンス・オリビエは、やっぱり見事にカチッとはまってました。 さすがサーの称号を与えられた俳優さんね。 シェイクスピア原作のお芝居って、一つ一つのセリフがこれでもかってくらいに飾り立てられてるし表現も古いから、よほど上手な役者さんじゃないと、きっとセリフ回しだけで精一杯だと思うの。 それがこの映画はどの役者さんもとっても自然に見えて、すんなり話に入り込んでいけました。 ホントよかったわ。 何度も映画化されてるお話だもの、他のバージョンもぜひ見てみたい!と思ったわ。[地上波(字幕)] 7点(2004-01-12 17:51:49)(良:1票)

194.  帰ってきたドラえもん ひさびさに見たんだけど…大泣きしちゃったわ。 ほんとにこの映画を見ると、あの有名なシーン、のび太が自分の力だけでジャイアンに勝つシーンに泣かされると同時に、ドラえもんとのび太の真の友情がうらやましくなったりもするのよね。 ほんとにいいお話だわ。 でもアタシはやっぱり漫画バージョンが一番好き。 ってことでちょっと辛いようだけど7点よ。[地上波(字幕)] 7点(2003-12-31 20:53:48)

195.  ウィッチ・ハント/魔女の血族<TVM> 《ネタバレ》 ぜんぜん期待せずに見たせいかもしれないけど、すごくよかったわ。 前半は「あらあら、結婚して相手の家族と一緒に暮らすとありがちよねえ、こういういざこざ。」なーんて、みのもんたの昼の番組見てる主婦みたいになってたけど、どんどん引き込まれてっちゃったわ。 最初きっと誰もがアヤシイと思って見てたに違いないデイビッドから徐々に、最初あれだけ被害者っぽくて同情すらしちゃってたバーバラに疑いが移っていって…ていう過程が、この映画つくった人の狙いどおりに進んでいって見事だったわ。 見てる側も謎解きをしてる刑事と同調してのめりこんでいっちゃって、第三者でいられないのよね。 それにしてもジャクリーン・ビセット…いいわ。 最初のほうで、まだ観客がバーバラに同情してた段階でも、ほんのすこーしアヤシイ表情とかしてて、それがうまく後半へとつながっていくあたり…テクニシャンね。 いい感じでした。 でも…ジャクリーン・ビセットももうおばあちゃん役をするような年なのね。 月日がたつのは早いわ…。[地上波(字幕)] 7点(2003-12-25 08:15:04)

196.  狩人の夜 《ネタバレ》 よくできてると思うわ。 でもアタシけっこうイライラしちゃったわ。 映画の出来に、ではなく登場人物に。 偽伝道師はもちろん憎ったらしいことこの上ないんだけど、パールもルビーもスプーンおばさんもバーニーおじさんもほんっとにムカついたんだけど。 だってルビーなんて偽伝道師のことを「彼は本当はいい人なのよ!」なんて言ってんのよ!? でもクーパーさん見て反省しちゃった。 だってあんなおバカなルビーを温かく包んであげられるなんて…やっぱりキリスト教徒だから無私の慈悲深い愛情ってのが備わってるのかしら? でも精神異常っぽい偽伝道師も、アタシをイライラさせた単純でおバカな登場人物たちも、物語風にデフォルメされてはいるけど改めて考えてみると、アタシたち実際の人間をうまく風刺してるのかも、って思ったりして。 とにかく、なんだかんだ言って最後までひきつけられたし、やっぱり映画としてはおもしろいと思うわ。 それにしても、偽伝道師はなぜあそこまで女を嫌ってたのかしらね?[地上波(字幕)] 7点(2003-12-20 17:36:56)

197.  理由なき反抗 《ネタバレ》 やはり名作ってのはなんか理由があって後世まで残ってるのね、とアタシはこの映画を見て思ったわ。 映画の最初のほうはアタシも登場人物の自分勝手な子供っぽい反抗にイライラしてたけど、考えてみればこの子たち高校生なのよね。 あまりに老けた外見につい忘れがちだけど。 ホホ。 思春期ってのはわけもなくイキってみたくなったり、甘えてみたくなったり、大変な時期よね。 みんなが程度の差こそあれ通過する時期、この時期を過ぎればホントどうってことないことばっかなんだけど、きっと当事者にとっては大問題なのよ。 アタシもはるか昔に経験した気がするわ。 でも大人たちは、もう大人になったんだから、こういう時期を経験済みなんだから、こういう子たちをもっともっと大きな心で優しく受け止めてあげなきゃいけないのかもね。 ってことで、アタシみたいに「なにを子供っぽいこと言ってんのよ!」なーんて腹立ててちゃダメね。 ホホ。 はるか昔に忘れた思春期のバカバカしい、でもピュアな心を、ほんのちょっぴりだけど思い出すことができたわ。 あとアタシは1955年の映画に、家庭の問題から精神的にヤバくなっちゃう子供が描かれてるってことにビックリしたわ。 これってまさに最近のわけのわからない凶悪事件起こしちゃう未成年たちを予言してるみたいで、なんかゾクッとしちゃった。 ああいう子たちも一人一人接してみるとプレイトーのようにかわいそうな子たちなのかもなあ、とふと思ったりして。 ってな具合にいろいろ考えさせられるってところが名作といわれる作品の名作たる所以なのかしら、と思いました。 あ、ジェームズ・ディーンの母性本能をくすぐるかっこよさは言わずもがな、よ。[地上波(字幕)] 7点(2003-12-12 16:08:30)(良:1票)

198.  恋のマノン 《ネタバレ》 冷静に考えるとスゴイ話だわ。 一人の男じゃ満足できない女マノン、貧乏は耐えられない女マノン。 銀座で働かせたらいいような女ね。 その兄も妹を使って美人局(ツツモタセ)とは…。 この二人、ものすごい貧乏な家に育ったのかしら? でも「愛してるから結婚しないわ。」とか一度でいいから言ってみたいわー。 ホホ。 「何人の男と寝たかなんてどうでもいいことよ。肝心なのは愛した男の数よ。」なんてもはや名言ね。 こんな女が世の中にたくさんいたら困るけど、少しならいてもいいと思うわ。 それにしてもカトリーヌ・ドヌーヴって、すーっごくかわいい!んだけど、若いころからオバサン顔だったのねって感じ。 でも彼女の着てる服もステキだし、フランス流オシャレ生活を雰囲気的に味わうには最高の映画かも。 というわけでけっこう高得点なの。[地上波(字幕)] 7点(2003-12-09 21:18:18)

199.  流転の王妃・最後の皇弟<TVM> 《ネタバレ》 泣いたわ。 世の中には立派な人もいるのねえ。 あまりに立派すぎて感情移入はできなかったけど、それでもアタシは十分感動しました。 なんだか、ホント当たり前の感想だけど、戦争って怖いわね。 平和な時代に生まれてホントに良かったわ。 こんな世界に生きてたらアタシなんてきっとすぐに悪い人々に染まっちゃうわ。 この二人のようによっぽどしっかりした人じゃない限り、こんな状況に陥ると本性が出るっていうか、人間の汚い部分が頭を出すっていうか…人間って弱いわね。 だからこそ戦争なんて起こさないように努力しなきゃいけないのね、って改めて思っちゃったわ。 ところでタイトルの「流転の王妃」って、おかしくない? 流転はしまくってたけど、ヒロさんって王妃でもなんでもないわよね? それだけは最後まで気になったの、アタシ。[地上波(邦画)] 7点(2003-12-07 21:17:02)(笑:1票)

200.  クレオパトラ(1963) 《ネタバレ》 なんてステキな世界! アタシはエジプトが大好きなもんで、最高に楽しんだわ。 舞台美術と衣装デザインは、だけど。 映画としてはみんなが言ってるように、ひたすら長いし…内容も可もなく不可もなくって感じ。 なぜかしら?と考えてみたんだけど、それはこの映画には感情移入できる登場人物が一人もいないという事実のせいだとアタシは思うの。 クレオパトラも悪女になるならそれに徹してくれればカッコイイのに、なんか中途半端だし、アントニーなんてどこまでも煮え切らない、どこがいいのか全然わからない男だし…。 でもね、考えてみればアタシに古代エジプトの女王や古代ローマの武将の気持ちがわかるはずがないのよ。 というわけで無理矢理納得することにするわ。 ホホ。 でも登場人物の心理がもっとわかりやすく表現されてたら、もっとよかったかもしれないわね。 この点数はすばらしい舞台美術と衣装デザイン、そしてエリザベス・テイラーのあの古めかしい美しさ(特に鼻のラインがとってもキレイなの!)に献上よ。[ビデオ(字幕)] 7点(2003-12-07 20:28:14)

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