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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
181. 銀座の恋の物語 あの有名な曲から映画が出来たのか、映画から曲が生まれたのか、 よく知らないが、流行歌がらみの企画ものとしては良く出来ていると思います。40年前の銀座松屋デパートとか街頭風景とか、細かい部分をいちいち自分は面白がって観てしまう人なので、ルリ子さんの記憶喪失の回復があまりに唐突とかいう多少の欠点には目をつぶります。 7点(2004-02-26 17:51:25)《改行有》 182. 大脱走 男の永遠の「現状からの脱出願望」を満たしてくれる映画。 今度、銀座東劇で何十年かぶりにニュープリントでリバイバルされるんで、まだ見てない人は大スクリーンで是非![映画館(字幕)] 9点(2004-02-25 23:31:53)(良:3票) 《改行有》 183. スペンサーの山 これは埋もれた秀作です。「リバーランズ・スルーイット」や「モンタナの風に抱かれて」に通じる、古き良きアメリカンスピリットがこの映画には満ち溢れてる。ヘンリー・フォンダの父親ももちろんいいが、モーリン・オハラのお母さんが素晴らしい。アメリカ地方色の風景を捉えるのが巧みなデルマー・デイビスはもっと評価されていい監督だと思う。この映画の前作、「恋愛専科」もすごく楽しい映画でした。9点(2004-02-15 17:53:23) 184. マンハッタン物語 ナタリー・ウッドは一見、すごく小生意気な印象を受ける女優だと思う。「草原の輝き」や「理由なき反抗」ではそれがいじらしく、逆に魅力的に描かれていた。ところがこの作品ではその個性がマイナスに働いてしまっている。特に後半、好きでもない男にお腹の子供ごと自分を引き受けさせてしまうってあたり、腹黒いとしか言いようがない。その弱点を補ってあまりあるのは大ブレイク寸前、マックィーンの好演ぶり。ニューヨークの街角で、バンジョーとプラカードを持って立っている姿のおかしさ!純粋なロマンチックコメディ出演は殆どなかった筈なので、彼のファンなら必見です。60年代初頭のニューヨークの風景もみもの。7点(2004-02-08 17:10:53) 185. 女の中にいる他人 新珠三千代さんは「日本では完全犯罪は駄目なので、ラストは警察が捕まえにくるような形になったのが不満だった」とこの作品について発言されていた。(「君美わしく」川本三郎氏著)ところが驚いた事に自分が観たフイルムでは、ラスト、ヒロインは海辺で子供たちが遊ぶ姿を見つめているだけで警察の影などどこにも見あたらなかったのである。記憶違いなのか、それとも2つのバージョンがあるのか知る由もないが、とにかくこの映画は彼女の演技力、存在感が遺憾なく発揮された作品である。貞淑な妻が愛する夫を殺害するに至るまで、前半は能面のような印象の女が後半は、鬼の面に変わっていく・・・。いやー、怖い怖い。この映画から得た教訓、「自分以外は決して誰も信用するな、たとえ愛する人であっても」名匠成瀬監督、これは晩年の秀作!8点(2004-02-04 20:22:23) 186. 乱れ雲 浅草東宝のオールナイトで観ました。いやー、泣いた泣いた。作品の内容にじゃなく色褪せたフィルムの保存状態の劣悪さに。音声もところどころ途切れて聞き取れないし。これじゃ内容云々を 語るどころじゃない。東宝さん、これ仮にも成瀬監督の遺作っすよ!若大将加山と司葉子の代表作ですよ!「ロレンス」みたく、可能な限り映像や音声の復元作業とか出来ないですか?美しいテクニカラーで、クライマックスの十和田湖での二人の別れのシーンとか絶対観てみたいっす!6点(2004-02-04 19:48:59)(良:1票) 《改行有》 187. あいつと私(1961) 石坂洋次郎の原作(新潮文庫)は中坊時代の自分の愛読書。 映像化するなら登場人物は誰がいいかとあれこれ考えていた。 でも結果は・・・。原作の性についてのきわどい会話とかエピソードはかなり割愛されていて、ひたすら明るい青春映画になっちゃってた。石原裕次郎&石坂洋次郎のタッグなら、まだ「陽のあたる坂道」や「若い人」のが作品としては上。チョイ役の吉永小百合は可愛い。問題は裕ちゃんが歌ってる主題歌。かなりのインパクトで歌詞が全然意味不明。一度聞いたら忘れられない衝撃(笑撃?) 6点(2004-01-29 23:35:43)《改行有》 188. バイ・バイ・バーディー(1963) 「ウエストサイド物語」以後に作られたとは思えないほどノー天気で楽しいミュージカル。しょっぱなから主題歌「バイ・バイ・ バーディ」を歌い踊りまくるアン・マーグレットに圧倒される。 エルビス・プレスリーが兵役に行く時の当時のティーンエイジャーたちの熱狂ぶりを話のネタにしてるが、んなストーリーは二の次って感じ、とにかく勢いで押しまくる。60年代ファッションも見もの。中でも「ワン・ボーイ」は名曲っす!「サイコ」からたった三年なのにジャネット・リーはかなり老けた印象。完全にマーグレットに喰われてしまってます。8点(2004-01-29 23:15:10)《改行有》 189. 冒険者たち(1967) この映画の事を考える時、オレ、一体この映画の何に惹かれてるんだろうって想う事があります。でも理屈じゃないんですよ、タイトルが好き、ストーリーが好き、ふわりと三人を包みこんでる得がたい空気感が好き、クライマックスの要塞島のシーンが好き、レティシアっていうヒロインの名前も好き、コンゴ沖の紺碧の海の色が好き、ふと気が付けば口笛を吹いてるド・ルーべの「レティシアのテーマ」が特に好き、三人並んで微笑みながら歩いているポスターの図柄まで好き、とにかく全部好き。この映画を高く評価されているレビューワーさんたちのコメントも大好きです![地上波(字幕)] 9点(2004-01-25 11:10:19)(良:1票)
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