みんなのシネマレビュー
wunderlichさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 284
性別 男性
ホームページ http://ameblo.jp/wunderlich/
年齢 42歳
自己紹介 気になった映画をつまみ食い的に見ています。
うだうだと考えるのが趣味です。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順123456789101112131415
投稿日付順123456789101112131415
変更日付順123456789101112131415

181.  鬼が来た! 《ネタバレ》 前半はちと悠長な展開だけど、後半の凄惨な場面の連続には完全にやられた。この映画は、日本人としての自分、人間としての自分、現代に生きている自分、映画を観ている自分といった様々な自分の立場のうち、どれを意識するかによって本当にいろんな角度から鑑賞できる。僕自身は、「日本人は酷い」とか「史実の確認」といった事よりも、「鬼とは何か」というテーマを持ってこの映画を観終わった。僕の率直な感想では、鬼は日本兵だとか、殺戮を眺めていた人だとかではなく、「権力」なのではないかと思う。人を鬼にしてしまう「権力」という力をこの映画はみているのではないか。終戦によって日本軍の権力は中国軍に移った。そのために、主人公の復讐は、中国政府の法権力のもとで日本人による死刑を科せられることになってしまう。復讐することによってある種の「鬼」になった主人公は、法権力というみえない「鬼」によってつぶされたのではないか。そんなことを考えた。ラスト、似非名剣士のじいさん、船上で主人公が燃えさかる自分の町を見るシーンが印象に残った。7点(2004-08-23 10:44:07)

182.  ラスト サムライ いままで、どんなどんな合戦のシーンを観ても、何でこいつら殺し合ってるんだろう? 家族のため? 君主のため? 自分のため? あほくさいなと思っていた。たたかうなよ、なかよくしよーぜと思ってた。この映画のサムライも人を殺す。互いに尊敬しあっていても殺す。しかも、殺される。殺し合っているという事実においては、これまでのハリウッド映画と全く同じである。でも、この映画のサムライをあほくさいとは言えないと思った。なんでそういえないのかははっきりと言葉にして説明できない。でも、その言葉にできない辺りに「武士道」がありそうだという気はする。渡辺謙の「perfect」、このせりふを言わせた外国人の監督の感覚を、侍の血を受け継いでるかもしれない一人の日本人として、しっかりと考えていこうと思った。この映画を作り上げた人たちの、真摯に日本精神を理解しようとする熱意に負けないように。武士道についてもっとよく分かるようになったら多分10点だけど、まだ不勉強な自分を恥じて8点。早く10点つけられるようにしたい。[DVD(字幕)] 7点(2004-07-24 20:42:53)

183.  男と女(1966) 《ネタバレ》 とても面白かった。人間の行為が、かなりあやふやな要素の連続で成り立っていることが良く分かる。ラストシーンはそんな人間の気持ちの柔軟性(あやふやさ)をうまくすくいとっている。『春の日は過ぎ行く』の韓国人青年は、この映画を観ていなかったにちがいない。子持ちのフランス男性、あなどれない。だだ、レーサーに付きまとう事故による死別という不安を、スタントマンの夫を事故で亡くしたアヌーク・エーメがどう乗り越えたのか、ちゃんと描かれていないので少し減点。レーサーの男の、自殺した妻にたいする思いがイマイチ伝わってこないのも少しマイナス。ただし、レストランでの子供の扱いかた、表情の追い方、最後の20分ぐらいのテンションはすごい。7点(2004-07-01 20:55:37)

184.  美しい夏キリシマ 監督の実体験がもとになっているというこの映画のテーマは、そのまま「鎮魂」である。自分が助けなかったことによって死んだ級友を、どうやって弔ったらいいのかという、本当にストレートで重い問いかけだ。死んだ級友は決して戻ってこないし、恨み言を言ったりもしない。だからといって級友のことを忘れることもできない。自分を責めつづけ、級友への負い目を感じながらこれからの毎日を過ごさなくてはならない。この負い目は米兵に殺されるという、級友と同じ死に方によってしか解消されない。しかし、終戦を迎え、少年の願いはかなわないまま。結局この映画では、級友の弔い方について何の解決もなされていない。しかし、答えの出ていない問いに対しては、その問いを叫ぶ(問いつづける)という態度で臨んでいくしかないのだ。この至極単純な人類の経験則が見事に描出されている。7点(2004-06-24 20:51:25)

185.  バタアシ金魚 今ではすっかり「お宝映画」になっている感があるが、映画そのものもとっても面白い。なんといっても、行動の脈絡のなさ(正常な感覚に比べてってこと)、ぶっ飛び度がいい。快感だ。これぞ漫画の醍醐味。とくに、筒井道隆やばい。声変わってねぇ。この人演技してないんじゃないかと思うぐらいはまってる。おまけに、歩く時ちょっと右側に傾いてるし。大勢で見てもおもろいし、一人でこっそり見るのもいいとおもう。7点(2004-06-23 14:26:08)

186.  恋愛準決勝戦 アステア52歳って…。すごいのひとこと。お部屋回転ダンスで、アンの写真がどうして落ちないのかが分かりませんでした。どうしてるんだろう?7点(2004-06-23 13:43:17)

187.  艦隊を追って ロジャーズのソロでタップするシーンが観れて良かった。衣装がかなりセクシーで、ちょっとビビれます。アステアと海兵さんのダンスシーンもさすがの迫力。アステアがピアノを弾くシーンも珍しくてお得。「トップハット」や「踊らん哉」にくらべて有名な曲が少ないのが残念だけど、アステア&ロジャーズfanの僕としては大満足でした。7点(2004-06-23 13:36:24)

188.  日本の夜と霧 面白い映画ではない。でも大切な映画だと思う。学生運動に関わった人の中には、そりゃただのマルクスかぶれやら、意味もわからずにただ面白そうだから参加していた奴とかもいただろうが、真剣に社会や権力について考えていたやつもいたはずだ。そういうスタンスがいいとは言わないが、彼らみたいな真剣さが、真剣じゃない奴らに利用されていく姿を見るには、この映画は役立つ。あっぱれ、大島渚。7点(2004-06-07 09:02:30)(良:1票)

189.  沙羅双樹 この監督、若い恋愛の描き方が不思議。ほとんど台詞がない割りにちゃんと伝わってくる。全体的に、走る人や自動車を追いかけつづける動のカメラが印象的だが、個人的には、ラストの上昇していくカメラのほうがスキ。生瀬さんのおとぼけぶりもおもしろい。ものすごく雰囲気のある映画なので、一度味わってみて損はないと思う。[ビデオ(邦画)] 7点(2004-06-05 23:32:04)

190.  ココニイルコト 外国人の最終兵器="So what?(だからなにさ!)"。これからの日本人の最終兵器="ま、ええんとちゃいますか?"。おなじ開き直りでも、日本人ほど「暖かく」開き直れるは人々はいないと思う。「あったかい、ニヒリズム」(なんだそりゃ)みたいなかんじかな。この映画、ユーモアも効いてるし、ラブストーリーとしても面白いので、サラっと見れる。でも、実は結構いろいろと考えさせてくれる映画として観るのもありではないか? CM製作のシーンが妙にウソっぽいので少しマイナス。でもコリャひろいものです。 7点(2004-06-05 22:05:45)(良:1票)

191.  遥かなる山の呼び声 よく考えるまでもなく、「幸せの黄色いハンカチ」とストーリーだけが違う映画。出ている俳優陣がほとんど一緒。2作をまとめてみるとニヤリ。高倉健もいいが、倍賞千恵子の美しさを支持する僕にとっては、「遥かなる…」のほうがいい。ラストの列車のシーンに、じんわりと涙。7点(2004-06-04 23:18:02)

192.  世界の中心で、愛をさけぶ 「世界の中心で愛を叫ぶ」を正確に言うなら、「世界の中心でしか愛は叫べない」となるはず。だから世界の中心はエアーズロックでもいいけど、別にどこだっていいのだ。さらに言えば場所じゃなくてもいい。誰かを愛している人、その人にとっての愛する人こそが世界の中心になるんだろう。それこそが愛の定義だろう。この映画の素晴らしい所は、あえて成長した朔太郎を描いたところ。自分の愛する人を世界の中心としていた生き方(世界)が、愛する人の死によって終わったとき、人はもう一度自分自身を世界の中心にして生きていかなくてはならない。この意味で、この映画は現実の愛についての映画でもあるけれど、それ以上に、どうやって死んだ愛を弔うのかについての映画でもある。そして、もっとも大事な点は「世界の中心」についての映画であること。7点(2004-06-04 22:41:29)

193.  スクール・オブ・ロック こんな映画くそくらえ! といってやるのがこの映画に対する最大の賛辞かもしれない。面白かった。ロックのもつ「否定」の力、存分に見せてもらいました。こういう分かりやすくて、ギャグがよく効いてる映画、たまに見るといいもんですな。英語が分かるとさらにウケル。7点(2004-06-04 22:29:34)

194.  SP 野望篇 《ネタバレ》 岡田君の超絶技巧だけがクローズアップされていて、ひとつひとつのアクションは楽しめる。しかし、敵とのかけひきみたいな部分がないので、娯楽作としては消化不良。話が展開するだろう次回作に期待したい。[映画館(邦画)] 6点(2011-02-01 23:18:22)

195.  カフーを待ちわびて 設定は非常によくできていて、雰囲気も俳優陣も良い感じであるにもかかわらず、あともう少しなんか足りない気にさせる一作。鑑賞後の後味はいいのだけれど。[DVD(邦画)] 6点(2010-06-22 21:48:02)

196.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 日本のドラマ『TRICK』の主人公をホームズにしたような映画。一見摩訶不思議な魔術にみえたものが、実は科学技術によって実現されていたという謎解きパターンなので、「なるほど、そうだったのかー」という鑑賞後のすっきり感を期待すると肩透かしをくらいそうだ。主人公のホームズとワトソン、アイリーン・アドラーはそれなりに魅力的だけれど、『TRICK』のキャラクターの濃さやギャグに比べるとインパクトが弱い。結果的にあまり他の人には勧められないレベルの作品になっている。個人的にはワトソンの婚約者メアリーを演じた目つきの怪しい女優さんが『スパニッシュ・アパートメント』や『ロシアン・ドールズ』に出ていたことを思い出して、意外に楽しめた。[映画館(字幕)] 6点(2010-03-31 15:08:08)

197.  空中庭園 《ネタバレ》 ソニンという女優の演技かどうか定かではないポイントのずれっぷりに驚嘆するための映画といってもいいかもしれない。全編通して重苦しく、見るのがつらい作品ではあるが、唯一の救いは、永作博美が演じる変な浮気相手が、あやしいユーモアを見せつけてくれるシーンにある。ビバ!永作博美!![DVD(邦画)] 6点(2009-12-28 23:22:17)

198.  明日、君がいない 《ネタバレ》 映画の手法としてはよく練られていて面白いと思ったが、内容が重すぎる。もし、こういう学校が現実にごろごろあるならば、そんな国ではそもそも生きていたくない。この映画で唯一の自殺者は、無関心にさらされたことで命を絶ったようにも思える。私が生きていてもいなくても同じだと考えたのだろうか。しかし、むしろ周りの生徒の苦しみをみて、こんな世界に生きていたくないと思った可能性もあるのではないか。そのほうがより深い絶望のような気がする。いずれにしろ僕は思春期を男子校で過ごしたので、この映画のような事態には直面しなかった。もし子供がうまれたら男子校か女子校に通わせようと思います。[DVD(字幕)] 6点(2008-12-16 15:14:21)

199.  事件 いつのころからか、この映画に描かれれているような日本の情感はなくなってしまっているのではないかと思う。このような愛憎の図式にリアリティーを感じられなくなっているのが現代の日本的な感覚だと思う。それはなぜか。それは、この映画に描かれている事件が、「社会的な構造が生んだ悲劇」と表現されており、そのレッテルを当事者自身が自覚して、自らを悲劇として生きているからではないか。そのような自己理解をする日本人は現代にどれだけいるのだろうか?この映画には、過去の日本がたどった精神性を逆照射させてくれるものがあるとは思うが、あまりにも現在と違うという点で面白さがすこし削られてしまっている。[DVD(邦画)] 6点(2008-07-27 18:57:29)

200.  陸軍中野学校 この映画はスパイ映画的ではあるが、主眼は諜報戦によるサスペンスではない。人を欺くことを生業とするスパイが、そのうちに必然的にはらむ狂気を描いた作品ではないか。市川雷蔵のもつ陰影が、内に秘めた狂気にマッチしていて雰囲気のある作品になっている。したがって、痛快なスパイ映画を期待すると肩透かしを食らう。市川雷蔵演じるは、大佐の人格に魅せられ、その心意気にうたれたがために、自らの社会的人生を捨てて冷酷なスパイになることを決心する若者。日本が戦争をしていたころに、どれだけたくさんの「立派な人格」が、迷える若者を戦争に駆り立てたのだろうか。考えさせられる作品である。[DVD(邦画)] 6点(2008-07-27 18:51:41)(良:1票)

000.00%
120.70%
200.00%
300.00%
482.82%
5279.51%
65419.01%
78028.17%
86422.54%
94014.08%
1093.17%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS