みんなのシネマレビュー |
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181. プルーフ・オブ・マイ・ライフ ようやくここまで辿り着いていきなり終了かよ!ってな置いてきぼり映画。キャサリンが父親を看取るまでの5年間の重みが断片しか伝わって来ないのが残念だった。この役者二人の演技が素晴らしかっただけにもったいない。姉は自分のことしか考えていないし、ハルもどこか信頼しきれない軽さがあって、どこへ希望を持ったらいいのやら最後まで曖昧で、スッキリしないし疲労感の残る作品だった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-07-13 13:55:04) 182. ライフ・イズ・ミラクル 序盤から、ほのぼの系映画のフリしていきなりグロ死体とかあいかわらずやってくれる。もっと支離滅裂かと思いきや案外筋が通っていて、長いけど退屈せずに観られた。登場シーンはわずかだがロバ好きにはたまらない映画。ミリチャに助演男優賞を。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-13 11:28:07) 183. 最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 フリーマンのナレーションで始まる冒頭10数分で残りの展開が見えてしまうタイプの作品。本当に想像通りに話が進んで意外性が全然無かったのだが、最後の最後になって意外な人物の活躍でおおっと身を乗り出した。そのラストも含め、結局は最高の人生は金と地位次第、という短絡的なアメリカンドリームを最大限美化しているとも言えるのだが、究極の美女とのキスシーンと律儀な彼の粋な計らいに免じて7点献上。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-11 00:42:17)《改行有》 184. ウィッカーマン(2006) 《ネタバレ》 メルヘンな仮装で巨大人型どんど焼き。ここまできてそんなオチ?!あまりのしょうもなさに悲惨なシーンなのに笑ってしまったではないか。えーと、小さい頃読んだ「悪魔の花嫁」という少女マンガを思い出した。子供向けの漫画の方が断然粋にまとまってたぞ。評価高いオリジナル版が気になる・・。[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-07-11 00:25:24) 185. 桜桃の味 《ネタバレ》 荒れ地に伸びる未舗装の道路を進む車。ほとんど同じような情景しか出てこない映画なので、人によっては死ぬほど退屈な作品だろうと思う。でも、どこまでも乾ききった風景と主人公の心がシンクロするような演出に私は何故か冒頭からはまってしまって、最後まで目が離せず一気に見た。おお、なかなか面白かったぞ、と腑に落ちたところであえて不要と思わせるシーンを入れているのは、「はいはい、これは映画ですよー」という宗教的なエクスキューズなのだろうか。最後の最後でノンフィクション的に異文化を思い知るという一粒で二度美味しい(?)作品。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-11 00:12:32)(良:1票) 186. 私がクマにキレた理由 《ネタバレ》 退屈な原題と比べてイカした邦題にまず5点。キャラ設定といいストーリーといい、少女マンガっぽさ全開でティーンエイジャーにお勧めの一作。ラストは崩壊しかけた家庭はいっそぶっ壊れるがよろし、というアメリカ的鬼ポジティブな家庭観がやや大味な印象。ガキも結局成長しとらんし、それで良いんか?!と思うが、これは自分大好き病のアメリカ映画、主人公さえハッピーなら万々歳、という割り切りが必要。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-11 00:03:25) 187. 木村家の人びと 《ネタバレ》 バブル期に観たら、この守銭奴家族のみみっちさを笑えたのかも知れないが、こう景気の悪い時代に観ると、どうも笑うに笑えない痛々しさが…。掃きだめの鶴のような無垢な太郎と伯父さんの交流エピソードが可愛いやらおかしいやら。今思えば恥ずかしげもない「それでも家族の絆が一番」というメッセージがまだ通用しただけ、あの時代の社会風潮の方が人間的だったのかもしれない。今時の家族ならあっという間に崩壊していく様が描かれるのだろう。[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-06-28 13:36:11) 188. イタリア的、恋愛マニュアル オムニバスは1本目で評価しない、その鉄則を知る。後半へ行くほど味わい深い小粋な話となり、冒頭の軽さからは想像の付かない懐の深い後味が感じられた。これが本当に「イタリア的」なのだとしたら、確かに日本の恋愛事情よりよほど充実していて羨ましい限り。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-06-28 13:24:05) 189. 昼下りの情事 《ネタバレ》 あれは治らない病気だぞ。お父さん、満足げに笑ってる場合じゃないだろー!オードリーは激可愛いけれど、正直、ジジイが少女をたぶらかす映画にしか見えなかった。それでもその後の少女の成長を伺わせるラストなら良かったのに、あれはないー!全体に漂う上品な雰囲気にはうっとりしたものの、(サブリナでも思ったが)ロリコン趣味が演出次第でいくらでも高い評価を得られることを再認識。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-27 13:53:25) 190. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 原作で一番好きな巻の映画化なので期待半分&期待ハズレ覚悟半分で観た。結果、原作との比較を抜きにすれば、こちらはこちらで映画化作品の中で一番好き。シリウスをG.オールドマンが演じると聞いただけでもうワクワク。ディズニー映画のような明るい夢と魔法の世界とはかけ離れた重厚なイギリス児童文学の雰囲気が醸し出されていた。かと言って原作未読だとエピソードぶつ切り感が辛かったかもと予想。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-22 01:36:25) 191. 少年メリケンサック 一言で言うと「バカ痛い映画」。そしてこの痛さがパンクそのもの。大人になったパンクは痛いだけでなく哀しい。25年前だったらゲラゲラ笑って絶賛していただろうが、もはやそうできない自分の大人っぷりがちょっと切ない。「篤姫」と撮影時期がかぶっていたと聞いて宮崎あおいの女優根性を見直したが、篤姫であおいファンになった我が家の小学生達にはまだちょっと見せられない内容(笑)[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-05-21 17:12:40) 192. ヘアスプレー(2007) これぞデ○の生きる道。ああもうなんて可愛いの!ダイエットに汲々として食べたいものも我慢する女子は多いが、どう見てもこっちの方が幸せそう。人が何と言おうと、自分賛歌を高らかに歌えたなら、その人生は大成功なのだ。思い切った配役が話題だが、役者達がそれぞれの役を嬉々として心底楽しそうに演じているので、見ているこっちも楽しくて仕方がない。個人的にはクイーン・ラティファの堂に入ったBig Fat Mamaっぷりが最高![CS・衛星(字幕)] 9点(2010-05-21 16:58:00) 193. 息子(1991) 90年代制作なのにものすごく昭和の香り。父・息子・ヒロインそれぞれの演技が素晴らしい。永瀬正敏の良さに開眼した作品。東京で生まれ育ったので地方出身者ならではの感情移入が出来なかったのだが、逆に方言の持つ豊かな表現力に感動した。父と息子のぎこちない交流も、標準語でさらっと演じてはここまでの味は出せなかったと思う。[CS・衛星(邦画)] 8点(2010-05-21 16:41:29) 194. Sweet Rain 死神の精度 原作未読。私はいつも金城武の声聞きたさに主演作品の鑑賞に臨むのだが、中国語+字幕では言い回しのニュアンスが伝わらないし、かといって日本語だと棒読みバレバレに聞こえて若干興醒めし作品に入り込めない。いっそ犬にしゃべらせて死神の台詞を字幕にしてくれた方が良かったかも(笑)[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-21 16:29:26) 195. フィアレス そりゃ、薹が立ったイザベラよりロージーの方が可愛いさ。でもやっぱり立場的に一番近いであろう主人公の妻に感情移入してしまって、どうにもこうにも見ていて辛かった。事故に遭って一番辛いのは本人で、奇行の数々を無碍に責めることはできない。かと言って、支える側にも感情はあるわけで・・作品の主題とは若干ずれるのだろうが、事故が被害者だけでなくその家族の生活にも非業な影響を及ぼすことが痛いほど伝わった。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-05-21 16:18:30) 196. ウォーリー 《ネタバレ》 オートメーションの恩恵にどっぶり浸かり、自力では歩行すら覚束ないという情けない未来の人類の姿は、昔読んだ「銀河鉄道999」の某エピを思い起こさせました。でも、そんな画一的な描かれ方をしている人間とは逆に、ロボット達はそれぞれに個性も愛嬌もあるキャラが光っていて、さすが夢と魔法の国らしい演出だと感心。ウォーリーの起動音もツボでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-02 15:33:05) 197. メゾン・ド・ヒミコ 昔、何かの映画で若かりしデビッド・ボウイが老け役をやっていて、美しい男は年取っても美しいもんなんだなーと感心した覚えが。田中泯は老いたゲイという一歩間違えたらかなりきつい絵になるであろう役を品良く演じていて良かった。「ホテルビーナス」での市村正親の役とも若干かぶるけれど、美しくありたいという意志がおそらく通常の女性よりも強いであろうゲイの皆さんにとっては、老いてなお誇り高い彼らの姿は永遠の憧れなのではあるまいか。彼(女)の最後のセリフは良かった。あと、オダギリジョーは本当に美しく撮れてる。キスシーンも上手すぎてヤバイ(笑)腐女子の皆さんの「萌え」がちょっとだけ分かったような。[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-03-12 16:34:10) 198. バニラ・スカイ オリジナルを観ていないので、私も途中からトータル・リコールを思い浮かべました。トム・クルーズが私の嫌いな彼のイメージそのままの役で楽しそう。とりあえず「オープン・ユア・アイズ」を観てからもう一度観ないと、なんとも。サントラは個人的にツボでした。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-08 09:32:56) 199. ピアノ・レッスン 《ネタバレ》 音楽は確かに素晴らしく、色彩も好み。一つ一つのシーンを切り取って「絵」として鑑賞するには文句のない作品。でも特異な境遇とはいえヒロインの行動が同じ女としてどうにも受け入れがたく、話が進むにつれかなりイライラしてしまった。どーしてそこで無理矢理子どもを巻き込むんだよー!!しかもなんでいつの間にか綺麗に収まってるんだよー!ハッピーエンドに無性に腹が立つという映画も珍しい。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-07 22:06:29) 200. コレラの時代の愛 《ネタバレ》 純情エロオヤジのための究極のおとぎ話。「君のために純潔を守り抜いた」って、どの口が言うか~!と思いっきり画面にツッコミを入れたのは私だけではないはず。でも、老い先短い二人であろうし、フェルミーナが彼を信じて余生を幸せに過ごせるならそれでいいか、と思えてしまった私はもう若くない。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-07 21:45:39)
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