みんなのシネマレビュー |
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181. 永遠の僕たち 《ネタバレ》 この監督は不思議な人だなぁ…。エレファント、本作しか見たことがないが、あらすじからの予想よりあっさりとした描き方をする印象。両親の死を受け入れたいが為、自らが迎える死について考える為…それぞれの理由で死を身近に感じようとする少年少女と、少年(と観客?)に死を考えさせる存在のヒロシ。 見ている間は色々と考えたが、1回寝て起きるとあまり残っていない…(個人の記憶力の問題か。)この監督の特徴は「観客に、見ながら冷静に考えさせる」ことだと思う。本作を見て、敢えて観客が作品と距離を置けるよう「映画」だと認識し続けるような構成を取っているのではないかと感じた。 純粋に映画の内容だけ見るなら6点台後半、構成を踏まえた監督の狙いを見るなら8点、ということで間をとって7点に。よく知らないが、この監督は優しい人なんじゃないかな。[DVD(字幕)] 7点(2013-02-05 01:17:19)《改行有》 182. 光のほうへ どこかで救いがないというレビューを目にしたが、少なくとも不条理な救いのなさではないと感じた。展開が読め、予想できる範囲での悲劇が起こるので、多くの観客にとって予想できないであろう不条理な悲劇が突き付けられる作品のような「救いの無さ」はない。 内容としては暗いかもしれないが、映画としては良く出来ていると感じた。音の使い方、時系列の見せ方、複数視点など。内容というより構成で唸らされた作品。[DVD(字幕)] 8点(2012-09-09 15:45:02)《改行有》 183. RENT/レント 共感はできないが、それなりによく出来ているな~と思って見ていたが、終盤の奇跡的な展開には少し冷めてしまった。HIV・同性愛・ドラッグなどタブー視されやすいテーマを扱っているのがウリの作品だが、人種差別問題について全く触れないのは如何なものかと… 少し偽善的に感じてしまった。舞台版はどうなのか、また確認してみようと思う。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-13 19:58:21) 184. キツツキと雨 この監督独特の空気感・間合いは合う合わないがあるかもしれないが、自分は好きだ。昔の邦画をちゃんと見ているわけではないが、なぜか「昔の邦画らしさ」を感じる。この作品は異質な者同士が出会って、お互い少し成長するという話。役所広司と小栗旬の組み合わせがまたよかった。南極料理人と同様に、笑える箇所もたくさんあり、軽い気持ちで見られるが、見終わった後には何かを感じることができる、良作である。[DVD(邦画)] 8点(2012-07-17 00:10:09) 185. マイ・フレンド・フォーエバー 途中まではご都合主義すぎないか?と思っていたが(色々と出来事の過程が省略されており、尚かつ主人公たちに都合よく進んでいくので)ラストにやられた。本編の残り5分間辺りが素晴らしく、思わず涙してしまった。過程よりラストを重視する人にオススメ。[DVD(字幕)] 8点(2012-07-16 23:59:07) 186. 恋するトマト 《ネタバレ》 ラストで-2点。そこまではそれなりによかったのに… 2人が結ばれるというラストはご都合主義すぎる!主人公はハゲたおっさんで、過去にはフィリピン人女性にひどいことをしていたのに、美人のフィリピン人女性と結ばれるなんて…ありえない。作り手の願望が表れている気がして嫌悪感を感じてしまった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-04-29 21:13:44)《改行有》 187. 恋におちて 10話ぐらいのドラマで見たら面白いかもしれない。が、100分強という短時間で同じ葛藤が繰り返されるのは、見ていて飽きてくる。揺れ動く主人公とヒロインの気持ちに感情移入できない。まぁ短時間に詰め込んでいるから仕方ないといえるが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-03-20 15:05:06) 188. スティング オチに期待し過ぎていたかも。え?それだけ?という感じだった。ただ、決して短くはない時間をだれることなく見せるのは流石、古き良き名作といった感じ。どんでん返し系に多い、複雑で頭を使う構成も無いので気軽に見られる良作。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-26 10:27:33) 189. 秋のソナタ 高評価なのが理解できない。終始退屈だったのと、母と娘両方の身勝手さにイライラさせられた。他の方が書いていたように、男女で評価が分かれるのかも。母と娘というより、我が儘な女同士がぶつかり合うという感じ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-26 06:48:30) 190. ブラック・スワン 6~7点の間という感じ。迫真の演技はいいが、何をテーマにしたかったのかがいまいち弱い。女の世界の怖さなのか母と娘の関係なのか、狂気なのか… 盛り込みすぎてそれを消化しきれていない気がした。過保護な母と暮らすお嬢様が狂気に取り憑かれて壊れていく様を描いた、と単純に見た方がいいかも。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-11 23:26:25) 191. ミッシング(1982) 重くなりすぎず、政治的メッセージを伝えてくる作品。序盤に人間関係や舞台が明らかにされないのも、先が気になる作りだと感じた。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-31 17:30:50) 192. 白いカラス つっこみどころがありすぎて。散々言われているキャスティングの問題、邦題の問題、あと個人的に一番許容し難かったのは、ニコールキッドマン演じるフォーニア。彼女の行動にいちいち苛々させられた…。主人公とヒロイン、どちらにも感情移入ができなかった珍しい作品。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-01-24 15:15:55) 193. シンプル・プラン 浅はかな一般人が策を巡らせても、専門家には勝てないということか。主人公の兄のキャラが底辺に生きる人をリアリティーをもって表現されていて、本題とは違うところで色々と考えさせられた。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-24 15:09:26) 194. ミルコのひかり 実際の人物を描いた作品というのは先が読めてつまらないものが多いが、これもそうかと思いきや、読める範囲の中でも驚きがある。何より、少年少女たちの煌めきが良い。伝記モノじゃなく1つの作品として楽しめる。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-24 15:06:14) 195. アイス・カチャンは恋の味 癒し系の映画で、テンポもよくて好きな感じ。コメディ要素が強く、何も考えずに楽しめる。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-24 15:01:14) 196. セントラル・ステーション 主人公のおばさんの成長物語…?この主人公がきつくて、慣れるまで苦痛だった。だんだんといい人に近づいていくが、それでも根本的にいやな人だと思うので。少年は勘が良すぎだろうと何度もつっこみたくなった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-09 00:11:32) 197. クリムゾン・タイド 本当の敵は外ではなく中に居たということか。皮肉めいている作品。キャラの描写が上手く頑固な艦長の行動にもリアリティがあって、サスペンス風味の人間ドラマという感じ。閉塞的なだけで終わらないのがエンターテイメントとして秀逸。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-10-08 02:21:41) 198. My Son あふれる想い 音楽、コメディセンスともに自分に合っていたらしく、笑って癒された。どんでん返しもあり、その後の展開にほろっとさせられたり…。笑いと涙と驚きと…色んな要素を1作品に凝縮できる韓国映画は凄いなぁと改めて感じさせられた作品。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-06 03:01:42) 199. モテキ 邦画もまだまだやれるじゃん、と思わせてくれた今作。良くも悪くもドラマ版とは主人公幸世の振る舞い方が変わっており、ドラマの延長線上でありながらも別物として見ることができる。なので、原作を読んでいなくてもドラマを見ていなくても楽しめるまさに万人向け。 主人公の振る舞いや登場人物の行動には共感し辛いが、観客はあくまでも傍観者として完成されたエンターテイメントとして本作を楽しめばよい作り。誰かと一緒に見た場合、鑑賞後に登場人物の行動について語り合うことによって、その相手の恋愛観ひいては人間性まで計れるかもしれない。[映画館(邦画)] 8点(2011-09-26 06:16:35)(良:1票) 《改行有》 200. 愛を読むひと 前半と後半の温度差の違い。ありがちな恋愛モノか…と見ていると、後半の展開で息が詰まる。一つの事実が明らかになったとき、それを理解してからもう一度最初から見たいと思うのだが、これはこの作品のテーマにもなっている「気付いたときには遅い」というのをメタ的に表現しているのではないか。見る側に優しい作りではないが、作品として一つの形を成しているとは思う。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-30 21:55:16)
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