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プロフィール
コメント数 1617
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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181.  デモンズ 《ネタバレ》 正にそーいう時代の直中…とゆーか、まずは高度に『死霊のはらわた』ぽいですし、当然ロメロ三部作みも強いですし、で更に(当然の如く)『サスペリア』感も在ったりして、あくまで個人的にはその時点でかなりポイント自体は高くなりますよね。しかし、今作に出てくる「デモンズ」とやらは、極めてゾンビ(ロメロ・ゾンビ)に酷似した設定ながらも本来的には明確なる別物だと思うのです。でも、今作って結局、そーいう連中を擁しての「お話の中身」の方が寧ろより高度にゾンビっぽい…という意味でのゾンビ映画でもあるのですケド(⇒いわゆる閉鎖施設でのアウトブレイク系)、でもまた一方で根本的なホラーとしての質感・雰囲気自体は結構高度な「不条理系」なのですよね(⇒物理法則が通用しない系統)。だから結果として、そーいうフワっとした空気感の中で(前述どおり)中盤にはいつものゾンビ・サバイバルがおっ始まるのが、個人的にはどーにもチグハグに感じられてシンプルに面白く観れなかったのですね(⇒完全なる「無駄な足掻き」に見えてしまって。。) しかしながら決して、全く見ドコロの無い映画…とゆーのではないと思ってまして、まずは特殊メイクや、あるいは優れた色彩感覚(⇒流石のアルジェントorイタリアンホラーの一流と言うべきモノ)等々、ルックス的な部分には十分に面白みの在る作品だとも思うのですよね。でも重ね重ね・結局のトコロ、最初と最後のハイテンションなショックシーンしか(ほぼほぼ)面白くない…と。あと、個人的には終わり方もちょっと酷すぎるかな…と思いました。最終の結論、暇潰しには今でも使えるかも知れませんが、それ以上にはまァ成らないかな…と。[インターネット(字幕)] 5点(2023-08-12 09:37:30)《改行有》

182.  ヴァチカンのエクソシスト 《ネタバレ》 ホラー的な中身としては超・典型的な悪魔祓い系ですが、出来自体は相当に好い方だと思います。やはり、ストーリーがオーソドックスでも細かいトコロをチャンとつくり込みさえすれば⇒逆に十分に観れるモノには仕上がる…ってコトを再認識できますね(+昨今でも映像技術自体は日進月歩で向上してるのですから)。とは言え、中で今作は娯楽映画の方にごく寄りまくった方のホラーなのでして、最後まで観ても怖い!と言うよりは(高度に)ワクワク楽しい!という方のヤツだとは思いますかね(⇒やや若年層向け…な感じかと)。 しかしその「娯楽的」という意味でも、序盤から比較的かなり驚ろ驚しく派手めだな~思ってたのが⇒終盤は更にデーハーで最早ファンタジック・アクション!みたいな感じになるのも、肝心な主役のラッセル・クロウの役づくりの高いコトも、あとロケ地の修道院がかなりイイ雰囲気なコトとて、んで無駄に長尺にせずテンポ重視でコンパクトに仕上げちゃったコトなんか、も含めて、最終的な完成度ってのはやっぱ高かったな…と思いますね(重ね重ね、娯楽ホラー映画としては)。でもいったん、評価としてはこの位にしておこうと思うのですが(⇒手堅いケド、目新しさみたいなモノは少なかったので)たぶん次回作があるのかと思うのでソッチの方に期待して貯金しておきます。[映画館(字幕)] 6点(2023-08-12 09:21:09)《改行有》

183.  百花 《ネタバレ》 原作未読ですが、ソレでもたぶんかなり「削ぎ落されてる」という感じを受けてまして、内容自体はかなりシンプルな作品だ…という感想になっているトコロですね。結果的に、そのごくシンプルな「親子観」と、その作中での帰結、といった辺りに(コレもシンプルに)納得・共感が出来たという個人的な事情からのこの評価となっては居るのですが、ソレでも、その内容そのモノ以外の部分…とゆーのも、まずまずのクオリティで揃っていたのではねーかなと思ってますね。コレも個人的なコトかも知れませんが、特に原田美枝子さんの過去のパートの諸々=80~90年代の日本の街や一般家庭の情景、だとか、或いは現代のパートでも古びた・でも小綺麗にしている団地の一室の空間とか、あとはごく田舎の花火大会の様子だとか、そーいう色々のノスタルジィに『トロイメライ』が混り合ってくるこの感じには、正直ワタシちょっと「弱い」のかと。 そしてもう一つは何と言っても原田美枝子さんの演技の仕事ですね。重ねて、ごく繊細・曖昧な内容(ともすれば「薄い」と言えるかも知れない)を擁する作品ですが、だからこそ逆に、彼女のこの奥行きのある演技はむしろ効果的だったのではねーかと思いました。個人的に、この人の映画は今後も観る、と決めている方ではありますが、今回もそーして正解だったと思いますね。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-08-12 09:11:16)《改行有》

184.  M3GAN ミーガン 《ネタバレ》 実際に前半半分に関しては殆どホラー的な描写が無いコトも含めて(後半~最終盤はそこそこ派手なアクションホラーになってはゆくものの)全体としては極めてSF的な雰囲気の強いホラー作品だ、とは思うのですよね。その意味では、内容は先の『チャイルド・プレイ』最新作なんかにもかなり似通っているとも思うのですが、ソレでもコッチはまたやっぱ「時流」に乗り捲ったとゆーか、2022末からのChatGPTの隆盛+その技術的なキモである高度な学習機能、なんかにも物語上のキー要素もろもろがズバリと重なってくるが故に、多くの人々が何とな~くそーいうモノに対してそこはかとない不安・恐怖を抱いているコトも含めて、ホラーとしてもSFとしてもごく非常にタイムリーな質感を面白く感じて観てゆけた…という作品だとは思うのです(少なくとも、今今にコレを観たのであれば)。 ただ、個人的には、そのメインディッシュたるSF部分に関しては若干ながら「雑だよな…」と思ってしまったトコロもありまして、ソレは例えば主人公が(大した苦労も工夫も無いのに)ごく唐突にこ~んな突出してハイスペックなAIロボットを完成させてしまって、しかしあろうことか(実世界ではコレだけ皆で「AIの倫理」についても議論に議論を重ねている…という状況にも関わらず)恐らくシンプルにチューンナップが好い加減なロボットを子供に預けた所為で(案の定)悲惨な結果を招く…という、この月並みなプロットにすらも説得力とか納得感がちょっと不足しちゃってると思うのですよね⇒正直、あの主人公ってこんなんつくれるタマのエンジニアじゃねーだろ!と思っちゃうのですよ。どだい、軍事用AIってならともかく子供のオモチャをつくろうとしてて⇒でナンでこんなコトになんねんな!と(アホかと)。コレも正直こんなんならまだ「ブードゥーの秘術」とか「偶然の落雷の所為」とか言われた方が(筋書きとしては)しっくり来る…てなモンなのですよね。あと一つ、コレもごくシンプルにこの主人公って、姪っ子への態度ダケを見てても人として全く共感できないのですよ(頭も好くて美人で金持ちなのかも知れませんケド、ちょっと関わり合いにはなりたくない…というレベルで)。 とは言いつつ、まずはその主人公のキャラといった部分についてはある種の「伏線回収」がラストで為されていたとも思いますし、ホラーとしては比較的マイルドな質感ながら映像の出来なんかも結構気合が入ってたと思うのですよね(⇒そもそも、ホラー的主役のミーガンちゃんは、アレってCGなのか実写なのか中々好く出来た質感の映像でしたよね)。加えてやはり、とにかく時流に乗った話であるが故にホラーとしてもSFとしてもかなり「奥行きの在る」物語になっていたのもまた確かだと思うのです(重ね重ね、今現在にコレを観たならば)。結論、ココは観終わった時点の満足感に素直に従うコトにして、いったんこの評価としておきます(オススメできますね)。[映画館(字幕)] 7点(2023-08-12 09:08:46)(良:1票) 《改行有》

185.  青春神話 《ネタバレ》 台湾の青春映画で、内容は時代的にも・主人公の年齢(=ハタチ前)的にも・また原題+英題的にも、オーソドックスに若さ故の「反逆・暴走」といったモノを描くタイプの作品に思われた。つまり、内容はワリと普遍的な方のヤツだ…とは言っても、この頃の台湾を舞台にしたごくエスニックな「やるせない状況」の不快指数の高さとゆーのは、中々に相当なモノであったのですね(⇒だからこそ、逆に共感も高度に可能だとゆーか)。観てるダケでもゾワゾワと身の毛もよだつ様な籠った熱気や湿気+実に薄汚い諸々なんかも、画ヅラの出来としても生々しいし、やっぱエスニックだし…てのもあって確かにユニークなモノにも感じられるし、シンプルにかなり興味深い映画だったかな~と思いますね。 少しダケ、そーいう心地好くないシーンが極めて淡々と延々と続いてゆく…ので、多少は「外す」シーンがあっても好かったかな…とは思いましたかね。なので、評価は多少は迷ったのですが、同時に観た監督の次作との兼ね合いもあって、この評価としています。[インターネット(字幕)] 7点(2023-08-12 09:03:31)《改行有》

186.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 時を経て最近は、この~「ドラマになってないサスペンス」とゆーのが(何なら)全映画ジャンルの中でもイチバン苦手!なモノになってしまってまして、唯々「事件=人が殺される」為ダケに状況が設定されて登場人物(=被害者&加害者)が出て来て、で殺されて解決して終わる…みたいなヤツが観てても全く面白く感じられないのですね⇒ガキの時分には大好きだったのですケドも。まあ、ゆーてフィクションなんて全部そう…だとも言えるでしょーケド、ソレでも(もはや)どーにも詰まんないんだからしょーが無いジャン!とは言っておきたく。。 で、今作はその意味でゆーと、建付けとしては完璧に「ドラマになってるサスペンス」てか「ドラマ主体のサスペンス」の方ではあるのですよね。がしかし、結論的には逆に「サスペンスとしては(犯人も意外だし)面白かったケドも⇒ドラマとしては…」という感じなのでして、つーかやっぱちょっと納得いかん…!てな感じだと言いますか。ソレでも、ジミーが法の裁きを受けなかったコト自体は、多少は無理矢理にではありますが納得できないコトもねーのですよ⇒残されたセレステと息子の為でもあるのでしょーし、結果的に余りにも理不尽に殺されたケイティのコトも含めての(旧友としての)ショーンの判断でもあるのでしょう、と。 しかし、だとしても、私にはシンプルにデイヴが(また)余りにも救われな過ぎる…とゆーのがモ~辛抱ならなかったのです。そもそも、大前提となる25年前の事件つーのだって、根本的にはコレはほぼデイヴの災難=ほぼデイヴのみに関わるドラマとしてのキモだと思うのですよね。だから、ソレを前提としてる作品としての「大枠」とゆーのを考慮しても、今作は(ドラマとしては)まずは唯デイヴのモノであるべきで、なのにソレがこう終わってしまうのは(ドラマとしてはまた同様に)流石にちょっとお粗末だな…とゆーのが私の支配的な見方ではあるのですね(⇒何なら、本来どーでも好い筈のジミーとショーンのドラマで誤魔化したな貴様ら…とすら思えてしまう)。重ねて、サスペンスとしてはかなり(⇒個人的にも久し振りに存外に)面白かったな…とも思ったのですが、でも正直ムムムム…てな感じでしたすね。[インターネット(字幕)] 6点(2023-08-12 09:00:39)《改行有》

187.  ベティ・ブルー/インテグラル<完全版> 《ネタバレ》 個人的に近年、ロマンポルノをはじめとした古今東西の「ポルノ的」映画作品とゆーのにワリと(否、相当に)慣れ親しんでいる身であるのですが、そーすると今作ってそのジャンルにおいてはかなり高度に「よくあるヤツ」だとゆーか、セックスシーンを効果的に用いて描く映画としては内容的にも質感的にも実に普遍的な作品だ…と思うのですね。最も肝心なるこの二人ってのも率直に、破れかぶれとゆーか無軌道とゆーかもっと端的には「愚か」とゆーか(=理性的な意味での「箍が飛んでる」)、まずは実に直情的で無思考で「本能的」な人間に描かれていると思うのです。そしてそーいった二人をま~た実にごく取り繕わない(=雑然とした小汚い)リアリティしか無い世界の中に放り込んで描くコトに依って、むしろその(彼らの人生の or 映画が描くべきトコロの)「目的」、つまりその愛こそが唯、世界で一つだけの「真実」に見えてくる…とでも言いますかね。その意味では、前述どおりこーいう映画をかなり観てきた私からしても、コレほど迄にその諸々が「映り込む」のを最初から全然気にしていない映画も珍しい…と思うと同時に、だからこそコレは完全版で観なければ=コレにボカシなんか入れた日にゃあ全く以て観る価値が四分五裂してまうな…とも思うのですね(⇒そしたらも~ナニ一つ「真実」ではなくなる、と)。実に(根っこのトコロで)ポルノ的で、そしてソレが120%成功している映画だな…と思わされてしまいましたよね。 ただソレで居て今作はまた同時に、実に文学的でハイソなクオリティをも兼備している…とも思わざるには居られないのですよね(コレはもう、フランス映画だから…とだけ言っておけば足りるモノなのか、或いは「愛」を描くコトこそが最も本質的に文学的なのだ…とでも言い加えた方が好いのか)。ベアトリス・ダルというお方は、後の作品の印象からすると(若い頃は)こんなに可憐だったんだ…とも(やはり)思ってしまったのですが、ルックス的にはこの頃からも少し口元がだらしないとゆーか、ただソレは(好意的に捉えれば)野性味とゆーかまたその描くべき「人間臭さ」の凝り固まった部分にも見えてくるとゆーか、そーいった諸々の「二面性」を含めてとにかくルックス的にもキャラ的にも超・ハマり役だったと思うのですね(重ねて、後に発覚した様に、彼女が実在人物としてもごく「飛んでるヒト」だったとゆーコトも踏まえて)。ジャン=ユーグの出来も相当に出色だったと思いますが、コレは正直「彼女の映画」だ…と言った方が好い様な気もしてますね。[DVD(字幕)] 9点(2023-08-11 23:42:35)《改行有》

188.  ミンナのウタ 《ネタバレ》 毎度のコト、全く事前情報を入れて行かなかったのですが、要はアイドル女優さんでホラー撮ったろう!の男性グループ版!なのですよね。個人的にはまず、男女を問わずそーいうのは一定の需要が有る=喜ぶ人が居るからやってるコトだと思うので、少なくとも「意味」はチャンと在るのだろーからその時点では何も思うコトはありません(あくまでその意味が私には伝わり切らないかも知れない…というダケで)。 で、肝心の内容はとゆーとコレがクラシック・Jホラー・ダイジェストとでもゆーか、誰でもちょっと観ればスグに分かる様な『リング』『呪怨』『着信アリ』なんかのごった煮…的なヤツなのですね(当然、賞味期限的にはかなり微妙…)しかし、中盤~ラス前にかけてはその培ったノウハウを全開にしてるとゆーか、確かに観たコトある描写ではあれどショックシーンがそこそこ怖くなくもない…みたいな感じでまあまあ盛り上がったりもするのです。布団の中とかシャワー中とか、あと少し走ってきて死角に入って⇒でお化けと入れ替わる、とか、古典的ではありますが(だから)いつやっても怖いモンは怖いので。加えて、肝心の男のコ達ってのも(全く経験が無いとかってナメたコトでもないよーで)それなりに演技が観れなくもないかな…とも思いましたですね。個人的な結論としては、この手のとしては寧ろごく出来の好い方かも…と思いましたかね。 ただし、痛恨なる一点が…ラストとゆーかホラー的なクライマックスであるあの家でのシーンは、ココだけはちょっとあまりにも支離滅裂・訳ワカメでしたすね。。基本、全編通してオマージュという名の丸パクリではあるのですが、だとしてもせめてラストぐらいはもう少しアイデアを出せなかったのかね?と流石に少しガッカリしてしまいました。最終結論、かなり悩みに悩んだ末に、低めに寄せたこの評価としておきます。無念…[映画館(邦画)] 4点(2023-08-11 18:06:35)《改行有》

189.  ザ・メニュー 《ネタバレ》 ちょっと低めに付けてしまってますが、理由は明確ですね。 ○思ったよりも+序盤の雰囲気からしても、想定よりずっと「隅々までは明解に種明かしがされずに」終わってゆくタイプのサスペンスなのですよね。そもそも、ソレ自体からして個人的にはかなり高度な違和感になってまして、レイフ・ファインズ演じるこの主人公って(私には)確実に頭に超の付く「完璧主義者」の方だと思われたのですね。にしちゃあ、この企ての全体の顛末からしてまず随分と雑だな…と(こだわりシェフの気まぐれパスタ、みたいなコトになってんなァ…と)。 ○もう一つシンプルに、ジャンル的に=サスペンスとしたって、こーいうごく高度に「モヤっと」したまま終わってゆくヤツが(コレも個人的に)とにかく苦手なのです⇒基本、そーいう作品には今までも高得点は付けていないのですが、今作も私にとってはその範疇の代物でありました。 あとは…メインディッシュ=サスペンス以外のクオリティとして、まずは画づくりや演技等の「見た目」の部分は端的に上質な映画だったと思います(アニャ嬢も美人)。んで、何となく諸々とやはり「風刺的」「寓話的」な意味合いだって感じ取ろうと思えば幾らでも感じ取れる…という質感でもあるのですね。しかし重ね重ね、殊にサスペンスであるならばそんな添え物の質がどーあれ、本筋がコレだと私にとってはほぼ意味が無い、というコトなのです(豚汁と漬物がどんなに美味しくたって、肝心のトンカツが焦げてたならそんな店にはもう行かない、と)。思えばそもそもソレ自体が、見た目の華美なコト+意外性だのなんだのにばっかこだわってるスローヴィクの料理とも、非常に重なる部分があるな…とも。[インターネット(字幕)] 4点(2023-08-07 09:23:31)《改行有》

190.  トランスフォーマー/ビースト覚醒 《ネタバレ》 『ビーストウォーズ』観てましたよ!ソレはさておき、このシリーズってほぼほぼ観た後の感想って一つで⇒「映像はともかくもお話の中身が…」というコトでしかねーのです…ケドも、翻って今作は比較的にもごくシンプルな内容+全体の尺も(昔みたいに)アホみたいに長すぎる…てコトもねーのでフツーにまあまあ観易いですし、加えて肝心の映像(とゆーかロボット・アクション)は相変わらずカッコ好いので娯楽作としては全然気楽に楽しめると思うのですよね。少なくとも、若年層やファミリー向けには全然、持って来いと言って好いかな~とは思います⇒折角夏休みなのでどーせなら映画館でどーぞ。 ただですね…一点どーしても指摘しておきたいのは、先ほどシンプルで好かった…と言ったお話の中身=主筋とゆーのが「2つで1つの鍵」を探す話!というも~「先週観たゾ!」みたいなヤツだったのをはじめとして、結局ビースト陣営=マクシマルよりは(前作までと同様)車に変形する連中=オートボットが圧倒的にメイン…だから観た感じがま~た其処彼処で『ワイルド・スピード』ぽいコトだったり、中盤はアステカの遺跡巡りとかする感じがま~た『インディ・ジョーンズ』ぽいコトだったり、で終盤にはナニやら『アイアンマン』みたいなヤツまで出て来たり…と諸々と極めて「既視感」だらけの作品だったな~というコトなのですよね。。まァ、ハリウッドも超・深刻なる「ネタ切れ」状態なんだとは思うのですが、ソレでも何故にこんなにこの23年夏にそーいう映画ばっか大集結しちゃったのか?はかなり気になるトコロでして…[映画館(字幕)] 6点(2023-08-07 08:45:18)《改行有》

191.  マーラー 《ネタバレ》 マーラーの伝記映画としてのドラマ部分は、演じるロバート・パウエルが(見た目的に)ドンピシャ+かつ非常に高度に神経質そーなルックスであるコトも相まって、ごく適切にシリアスで好い感じに仕上がっている様にも思えるのです⇒とは言え、少し説明不足なきらいがあるとゆーか、そもそもマーラーの生涯の前提知識が入ってない人にはちょっと付いて行けなさそーな感じでもありますが。。 で、個人的により気になったのが「それ以外」の部分とゆーか、題材が題材だけにそのマーラーの音楽(+他、なぜかワーグナーの曲)をバックに抽象的でかなりシュールな映像を流しまくる…という方法で音楽映画としての体裁を付けて居るのですよね。んで、コレがちょっと(部分的に)シュール過ぎて、一部はどーにも全体のシリアスな雰囲気とはマッチしてなかったかな…という風に思われてしまいました、と…(だからそもそも、マーラーの人生のお話って到底笑って語れる様なヤツじゃなくね?と…)個人的にはまた逆に、コジマ・ワーグナーの辺りはも~「笑うしかない」位まで完全に振り切ってたので、ソコは面白く観れましたケドね。映画としてのクオリティは諸々と決して低くないと思いますが、同時にごく高度に「観る人を選ぶ」映画だとも思われまして、あくまで私はあまりピンと来なかった…というコトですね。やや残念です。[インターネット(字幕)] 6点(2023-08-03 13:07:40)《改行有》

192.  MONOS 猿と呼ばれし者たち 《ネタバレ》 既にソコら中で書かれてるコトではありますが、あの『アギーレ/神の怒り』をガキンチョ共でやったった!みたいな映画っすかね。観てるコッチすら気が狂いそうになるホドに恐ろしくジメッと暑苦しい情景…の一方で、どこか背筋は常に薄ら寒い様な極上なる不快指数の高さ…とゆーのがココには存在するのです。ただ確かに、ガキが主人公…だからこそ更に諸々と衝撃的!である一方で、でもゆーてガキ相手だから(実際には)描写のレベル自体はソコまででもないカモ…とちょっと「ヌルさ」に近いモノも感じ取れたりなんかして、個人的には少なくとも『アギーレ』より上ってコトは(たぶん)なかったかな、と思うのですよね。一点、映像は随所でけっこう綺麗&いろいろ工夫が効いてる感じも見て取れるので、人に依っては(『アギーレ』みたいに)かなり高度にハマるコトもあるカモ…と思ったりもするのですね⇒たぶん、人に依って評価がかなり割れる類の映画かな…というコトの方が、個人的にはより強めの印象として感じられて居るトコロです。[DVD(字幕)] 5点(2023-07-31 00:20:29)

193.  あなたがここにいてほしい 《ネタバレ》 原題は、意味的にはまんま「私たちは(=あなたと私は)一緒に居たい」という意味らしいですが、劇中一箇所、実際に言葉として出てくる場面では、字幕として「付き合ってください」と当てられていたのですよね。そのシーンに於けるニュアンス=意訳なのかとも思われますが、この句が実際にそーいう(ある種の)定型句として使われるモノなのかは、ちょっと調べたダケでは分かりませんでした。中国では、この様に言いたい時には、彼らは実際には何と言ってるのでありましょーかね。 中国本土の映画ですが、内容は相当にコテコテでメロメロ、かつ(前半の一部は)キラキラキラ…な青春恋愛ものなのですね。もう、日本でゆーたらひと昔(いやふた昔)は古っちい様な質感だ…と。若くして出会って、そして暫く青春のひと時を共有しつつ先をも見据えるけれど、突如社会の不条理が二人の仲を分つ…みたいな。でも、本質的に極めてオーソドックスな内容だ…とは言え(+個々の構成&演出の要素として音楽・画づくりとかも含めて、確かに日本のそーいう映画にもま~ソックリだ…とは言え)ソレでも随所に「彼の国らしさ」とでも言える様な諸々も垣間見るコトは可能だった、とも思うのです。重ねて、見た目とかもかなり「いつもの感じ」のソレに近いのですケド、やっぱ空気感とゆーか映像の「色遣い」みたいなモノも少し風変わりに見えたりもしますし、人物の具体的なキャラクターや抱く価値観なんかもそーだとは感じますよね。あと終盤は新疆の奥地が舞台になって軽く「別の星」みたいな情景の中で物語が展開してゆくのも、流石は中国…と思わされてしまいましたです(昔のドラマですが、少し『大地の子』を彷彿とさせられました)。その一方で、内容的&映像的にも意外なマデにごく「プラトニック」とゆーか、肌の露出する様なそーいうシーンはほぼ皆無だったのも(ある意味)特徴的なコトかな…とも思ったり=今どきのこのジャンルとしては。 もう一つ、恋愛映画としては、主役の二人にどれだけ入り込めるか=諸々の魅力をどれだけ感じ取れるか、というトコロは個人的には重視しているのです。が、まず男の子の方は(コレも)全体的にちょっと古風とゆーか、ごく一本気・かつ(最近の日本の軟弱な若者だったらばもはや珍しいマデに)「甲斐性」に溢れているトコロなんかは、個人的には結構好きになれる方のヤツだったな…と思いますね。んで、女の子の方は…とゆーと、コッチは実に単純にルックスがメッチャ好みだったのですよね。結論、私としては(私としても)全然まったく悪くない恋愛映画だな~と思いつつ観終わるコトが出来ました。プラス、ラストなんかについても、私はも~個々で好きに解釈すれば好いかな…とも思いますかね。[DVD(字幕)] 6点(2023-07-31 00:19:13)《改行有》

194.  DANCING MARY ダンシング・マリー 《ネタバレ》 まァ~~実に支離滅裂な映画だなァ……と思って観終わったのですが、よ~く考えたら監督の前作『砕け散るところを見せてあげる』だって(ある意味)相当に奇抜で奇妙な作品だった…とスグに思い直しました⇒しかし、アッチは見事に成功してますが、コッチは…とゆーのが結局シンプルな私の結論でもありますね(ソレに気付いた以上は他に言うコトは無いってレベル)。こーいうのは完全に「メソッド」とかじゃない⇒「考えるな、感じろ」の世界!だと思うので、まァしゃーないかな…と。。(+二匹目の泥鰌なのかも知れませんが、やっぱ狙ってやるモンではねーかな…と。。)ソレでも、私は監督の次回作にはまだ大いに期待してます⇒こーいうヤツをまた撮るってなら、必ず観させて頂きますね。[DVD(字幕)] 4点(2023-07-31 00:15:29)

195.  ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 《ネタバレ》 このシリーズって、監督がこの人になってからは見事に「右肩上り」を遂げていると思ってましたが、今作もまた確実に向上が見て取れたかな…とゆーのは最初に申し上げておきたいトコロですね。でも一方で、テーマ(=ナニをどーするコトで世界を救うのかって部分)からすると意外なマデに「アナログ」な質感のアクションが揃ってた印象も在るのですが、コッチはトム・クルーズ自身の「ポリシー」てなコトでして、私自身もコッチの方が好みなのでソレもまた好かったです。でまた、今風で時流的な「ラスボス」を配しているコトに比してもメインのミッションはコレも実にアナログに「(物理的な意味での)鍵の奪い合い」という内容的にはもはや古典的なアクション・スリラーだったとも思いますが、いちおう、映画として今作が超・長尺なコトに対しては⇒比較的にも敵味方がかなり複雑に入り乱れて⇒誰がナニを企んでいるかの部分に多少「仕掛け」みたいなモノが在るという構造なので⇒アクションが高品質なコトも踏まえると十分に楽しく最後まで観切れるクオリティではあったかな~と思います。PART1ではありますが、しっかり盛り上がって+しっかり区切りがついて(+次ナニをやればいいのかもしっかり明示した上で)終わっているので、その意味でも観切った感は十分に在って好かったかな、とも。個人的にもう一つ、女優さん連中がかなりゴージャス・ハイクオリティだったのもまたシンプルに高ポイントですね。結論、全然オススメ出来る作品です(映画館で是非)。[映画館(字幕)] 7点(2023-07-30 21:33:21)

196.  ヒミズ 《ネタバレ》 偽物とゆーか、嘘とゆーか、端的には世の「欺瞞」をまずは暴き切りたかった映画…という風に見受けられました。美しいモノ・ポジティブな言葉だとか、そーいったモノはとにかく大仰で「嘘臭く」見える様に撮られている、と(特に前半の二階堂ふみの諸々などが)。だから一方で当然、その対極に在る人の世のネガティブなモノとゆーのは、コッチはごく真なる感情の籠もった「殺気を帯びた」所作・言葉として観る我々に突き刺さる…ハズなのですケドも、個人的にはど~も、前半は少なからずそーいう感覚も有ったのですケド、後半は正直そーでもなかったかな…とゆーのが正直なトコロで、コレも端的にはこんな映画なのにあまり「観ていて辛くなかった」のですよね。。。演出のアイデアとしては率直に(前述のソレは)かなり優れたモノにも感じられたのですが(未読なのですが、コレは原作準拠なのでしょーか?)偉そーな言い方を許して頂けるのであれば今一歩、完全なる成功には至らなかったのかな、と=真なるモノに為るハズのソレも、また虚構になってしまっている、と。 しかしまた一方で、とある個々の場面における俳優陣の演技のクオリティとゆーのは、中々に凄まじいモノだったと思いますね。主演2人の(しかも10代の)仕事も実に素晴らしかったと思いますが、また脇役の「悪い」人達のソレがモ~凄まじかったな…と。個人的には、中でもでんでん氏ですよね(マジで、人間離れした寒々しさを感じ取ったのですね)。その意味でも、一見の価値は確実に在る映画だな…とは思うトコロです⇒ココはやはり、一点足しておきます。[インターネット(邦画)] 7点(2023-07-27 00:25:50)《改行有》

197.  この子は邪悪 《ネタバレ》 ホラーと言うには(全編通しても)そーいう描写が少なすぎるコトも含めて、ソッチのジャンルだとしてもかなりミステリ寄りのホラーorスリラーかと当初から見えてはいるのですが⇒催眠術という実際的なキーワードを考慮するとどっちかと言えばスリラーかな…とも、最後まで観ると結果的にはその辺を通り越してモ~「魔法使い」系と言って好い様なダーク・ファンタジーみたいなお話なのですよね。しかしその意味では、なんか最初の方から随分と陰鬱・かつ随所で「ゴシック」な風を大いに醸してる雰囲気づくり(⇒メリー・ゴー・ラウンドというモチーフをはじめ、音楽とかセット・小物の感じとかも)とは、その辺が実は好く整合してたのだな…とも少し感心しましたし、ミステリの側面の「トリック・仕掛け」の純粋な質もそんなに悪くはなかったかな…とも。オーラスのタイトル回収も、個人的には特に嫌いではないのです(そのトリックのキレ味のみに限れば)。 ただ……そーは言ってもクライマックスのその「ドンデン返し」の部分の展開には、率直に違和感や納得いかない感の方が相当に強く感じられた、とも言わざるを得ないのですよね。正直なハナシこの部分はツッコミどころの乱れ打ち!てな惨状だったかと思いますが、一つだけ、個人的にどーにも納得がいかなかったのがラスボスの玉木宏のキャラ設定とか諸々なのですよ。あんな人間離れした「術」を擁して、かつ目的の為・家族の為なら一切の躊躇無くソレを使って何十人という人間を手に掛けて来た…てのは、重ねてもはや「人成らざる」と言って好いレベルの悪魔的存在だと思うのです。結局、ごく善なる主人公がそんな恐るべき怪物と実の親子であるコト自体に加え、彼を最後に倒すのもまた実の娘だ、といった辺りに係る主人公側の葛藤が何一つ描かれないのは流石にちょっと違和感が在り過ぎると思ったのがまず一つ。もう一つとしても、またそんな恐るべき玉木宏とて、本作では(児童虐待のお話を脇に置けば)ひたすら家族の為にその能力を行使している…とゆーのも、ココまで「振り切った悪」の行動としては少し違和感が強いと思いました(ココにもやはり躊躇や葛藤が少しも絡んで来ない…が故に)。 結論、アイデアやコンセプトは比較的しっかりしている作品にも思えましたが、肝心なトコロが全体的にちょっと「雑」ですかね(ある種、ちょっと「チープ」だとも言えます)。先ほどゴシックな雰囲気が好みだった…とも言いましたが、結局ラストがこんな安っぽい感じなんだったら最初からもっとフツーにドンドロドロドロなホラーにしちゃえば好かったかもな…とすら思います。やや残念な感じの方が強い作品ですかね。[映画館(邦画)] 5点(2023-07-25 11:29:26)(良:1票) 《改行有》

198.  ふるえて眠れ 《ネタバレ》 クルーゾーがモノした『悪魔のような女』に、ヒッチコックが嫉妬して出来たのが『サイコ』であって、その発展形としての『何がジェーンに起ったか』をアルドリッチが(二番煎じなのに)あまりにも見事に大衆的な傑作に仕上げてしまった…が為に、その締め括りとしてまた今作を撮るハメになってしまった=撮らざるを得なかった、とでも言いましょーかね。。 根本的には今作(随所でミョ~にホラーっぽいきらいはあるものの)確実にサスペンスとしても純粋に一級品だ…とは思います。率直に、アルドリッチらしく実にまた手堅い…と。しかし、そのサスペンスとしての構成要素のコアな部分の幾つかは、確実に旧作からの「流用」というべきモノでもあって、じゃあその既視感を打ち破って無きモノにするだけの超・ハイクオリティまでがソコに在ったかと言われると、個人的にはうーん…というトコロでもあるのですよね⇒私自身はシンプルに、前述した『悪魔のような女』か『何がジェーンに起ったか』の方が好きなのでして、未見の皆さまにはソッチの2作品から先に観て欲しい…とも(心から)思うトコロなのです。 そして、そーなったトコロの理由の最大のモノと言えば取り分け、やっぱこの構成だったらデイヴィスの相手はクロフォードしか居なかったな…というコトなのでして、そもそも諸々の点で120%のそーいう企画だった(+最初はチャンとクロフォードをキャスティングしてた、ケド…)というコトなのですよね⇒ソコは、また率直に非常に惜しいです。でも、じゃあ代役のハヴィランドがイマイチだった…なんて言う積りも毛頭無くて、演技もワリと手堅かったですし、シンプルに前述の大女優ふたりに比べると多少年齢が若いので⇒40代の美熟女としてのクオリティ…なんかも十分に感じられてソコは凄く好かったとも思うのですよね。そもそも、デイヴィス・クロフォード+ムーアヘッドの揃い踏み!となったら、演出とか関係なく完全なるホラーにしかならんだろ…とも思ったりなんかして(特にたぶん、撮影現場そのモノが…)。[DVD(字幕)] 7点(2023-07-22 18:38:09)《改行有》

199.  上海ルージュ 《ネタバレ》 映像は綺麗なんです、がしかし… 特に前半は非常に華やか・鮮やかな映像が見事でして、少し靄のかかった様な感じも含めてちょっと幻想的でもあるとゆーか、ただ演出のその辺+実際の話の内容・テーマも含めて、ある種実に「虚ろな」美しさでもありますのよね。その意味では、個人的には映像的にも後半の⇒同じく虚ろな美しさでありつつも華やかさを脱ぎ去って寧ろ寂しさを纏ったかの様なソレ、の方が、私としては心に響くモノがあったかな…と思いましたかね。 でも、前述どおりお話としても「空虚な=登場人物の抱える空虚さを描く」作品だとは言え、まず最後まで観ると根本的に相当なバッド・エンドとして終わってゆくにも関わらず⇒ソレでも大して(コッチに関しては)私の心が痛まないのは、やはり前半で全く主役の2人(歌姫ちゃんとガキ)に感情移入するに至らなかったから…なのですよね。後半は、多少その意味で筋が「撚れて」ゆくモノの(=少なくとも歌姫ちゃんの描き方とゆーのは明確に変わってゆくし)ソレでも尚、感情移入の方向が反転するには至らなかった…というコトもありまして、個人的にはどーにもお話としては中途半端…だと感じられてしまいました。重ねて、映像は綺麗だった(女優さんも美しかった)のですケドね。[インターネット(字幕)] 6点(2023-07-22 07:44:21)《改行有》

200.  Pearl パール 《ネタバレ》 個人的に前作は、なんとな~く『サイコ』っぽいな…とも思ったのですケド、コッチはナンと『何がジェーンに起ったか?』の方でしたですね(笑)。 でも、あの作品のベティ・デイヴィスって実際、実物としても完全にバケモノじみた糞ババアだったじゃねーですか(色々な意味で)。今作、似た様なコトを現時点のミア・ゴス…な~んてピッチピチに若くてカワイイ女の子に演らせてるモンだから、ラスト付近までは正直(比べちゃうと)その狂気の「説得力」という部分に少し弱さが在るかもな…と思って観てたのですよね⇒中盤以降は既に全然躊躇も無くって、でソレってもはや取り返しのつかない地点まで到達しちゃったキ○ガイだと思っとけば好い…のかも知れないのですケド、私には逆に単なる演出のミスじゃネ?(描写が軽すぎるダケなんじゃネ?)とも思えてしまってまして… しかし、クライマックスの例の(圧巻の)一人語りに因りまして、そんな疑念は粉微塵に吹き飛んでしまいました。そっから先はも~エンドロールまでを含めて、唯々ミア・ゴス凄いな…という感情しか湧かなかったです。このホラー三部作は、完全に彼女を活かす為ダケにつくられた、というコトで好いでしょう!(前作では、ゆーてソコまでだったかな…?とも思ってたのですケド、今作を以て完全に理解・納得したトコロです) まとめますと、今作は(描写の物理的なレベル、等々踏まえると)ホラーと言うよりはサイコ・スリラーの範疇に在る作品だと思いますし、お話の大筋自体はワリとオーソドックス、かつごく一本道であるとも思われます。が重ね重ねミア・ゴスの素晴らしき熱演・怪演に因って立派にワンランク上の作品に仕上がっていた…てのが私の結論です。次回作+彼女の今後も含めて、楽しみが尽きませんね。[映画館(字幕)] 7点(2023-07-20 22:58:15)《改行有》

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